●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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W-pI 195.1-1 ~ W-pI.195.10-6

Lesson 195 



Love is the way I walk in gratitude. 
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
❖ "Love is the ~ "「愛は、感謝の気持ちを抱きながら私が歩む道である」。あなたは神に愛されている神の子であることに感謝しつつ、同時にあなたも神を愛し、神の子として同胞である他者を愛する。それがあなたの生きる道だ。



1. Gratitude is a lesson hard to learn for those who look upon the world amiss. The most that they can do is see themselves as better off than others. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • amiss [əmís] : 「間違って、不適当に」
  • better off : 「暮らし向きがより良い」
❖ "Gratitude is a ~ "「感謝は、世界を誤って見ている者にとっては難しいレッスンである」。自分と他者が分離した存在だと信じ込み、自他一如であることを否定する者にとっては、実相的な感謝は理解しがたい。"The most that ~ "「彼らが出来ることはせいぜい、自分の暮らし向きが他人よりもましだと思うことぐらいだ」。他者と比較して自分の方がまだましだと思い、かろうじて安心しているだけだ。



And they try to be content because another seems to suffer more than they. How pitiful and deprecating are such thoughts! 
  • content [kəntént] : 「〜に満足している」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • pitiful [pítifəl] : 「哀れな、惨めな」
  • deprecate [déprikèit] : 「軽視する、見下す」
❖ "And they try ~ "「他者が自分より苦しんでいるように見えるから、そのことに満足しようとしている」。"How pitiful and ~ "「そんな考えの、なんと惨めで他者を軽視したものであることか」。



For who has cause for thanks while others have less cause? And who could suffer less because he sees another suffer more? 
  • cause [kɔ́ːz] : 「原因、要因」
❖ "For who has ~ "「というのも、感謝すべきものを他者が自分より少ししかもっていないというのに、いったい誰が感謝すべき要因を(沢山)もっていると言えるだろうか」。感謝すべきものや自分の幸せは、他者のそれと比較して、多い少ないと評価されるべきものではない。"And who could ~ "「他者が自分より苦しんでいるからといって、いったい誰が自分は少ししか苦しんでいないと言えるだろうか」。他者の苦しみや不幸と比較して自分の方がまだましだと思い、そこに安心を得ようとしてはいけない。



Your gratitude is due to Him alone Who made all cause of sorrow disappear throughout the world. 
  • due [djúː] to : 「〜に当然与えられるべき」
  • sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
  • throughout [θruːáut] : 「〜の至るところに」
❖ "Your gratitude ~ "「あなたの感謝は、世界中の悲しみのあらゆる原因を消滅させる唯一の存在に向けられるべきだ」。他者と比較して安心感や幸福感を得ようとするのではなく、愛という真実に目覚める道を教えてくれるホーリー・スピリットに対してこそ、つまり、神に対してこそ、感謝の念を捧げるべきだ。



2. It is insane to offer thanks because of suffering. But it is equally insane to fail in gratitude to One Who offers you the certain means whereby all pain is healed, and suffering replaced with laughter and with happiness. 
  • insane [inséin] : 「愚かな、正気でない」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
  • because of : 「〜のために、〜のせいで」
  • equally [íːkwəli] : 「同じように、同様に」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
  • certain [sə́ːrtn] : 「確実な、信頼できる」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • whereby [hweərbáɪ] : 「それによって〜するところの」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、置き換える」
❖ "It is insane ~ "「苦しみゆえに感謝を捧げるなどということは狂っている」。"But it is equally ~ "「しかし同様に、あらゆる痛みを癒やし、苦しみを笑いと幸せに置き換えてくれる確かな方法をあなたに差し出してくれるホーリー・スピリットに対して感謝し損なうことも愚かである」。



Nor could the even partly sane refuse to take the steps which He directs, and follow in the way He sets before them, to escape a prison that they thought contained no door to the deliverance they now perceive. 
  • partly [pɑ́ːrtli] : 「部分的に、一部は」
  • sane [séin] : 「正気の、分別ある」
  • refuse [rifjúːz] : 「断る、拒絶する」
  • direct [dirékt] : 「指示命令する、定める」
  • follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う」
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • prison [prízn] : 「監獄、監禁」
  • contain [kəntéin] : 「含む、包含する」
  • deliverance [dilívərəns] : 「救出、解放」
❖ "Nor could the ~ "意訳する、「一部に正気を保っている者ならなおさら、ホーリー・スピリットが指示するステップをとり、ホーリー・スピリットが彼らの目の前に示してくれた道に従って、脱出するためのドアさえないと思い込んでいたそのドアを今や見ることが可能となって、その幽閉状態から逃れることを拒絶するなど不可能だ」。苦と痛みの幻想世界から脱出するために、ホーリー・スピリットの導きに従うべきだ。



3. Your brother is your "enemy" because you see in him the rival for your peace; a plunderer who takes his joy from you, and leaves you nothing but a black despair so bitter and relentless that there is no hope remaining. 
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
  • rival [ráivəl] : 「競争相手、敵」
  • plunderer [plʌ́ndərə] : 「略奪者」
  • leave [líːv] : 「〜を残す」
  • black [blǽk] : 「悲観的な、不吉な」
  • despair [dispέər] : 「絶望、失望」
  • bitter [bítər] : 「苦々しい、悲惨な」
  • relentless [riléntlis] : 「無慈悲な、容赦ない」
  • remain [riméin] : 「残る、残存する」
❖ "Your brother ~ "「あなたは同胞を、あなたの平和にとっての競争相手と見ているので、彼はあなたの『敵』となる」。"a plunderer who ~ "「あなたから喜びを奪って自分のものとする略奪者であり、不吉な絶望だけをあなたに残し、それがあまりにも苦く無慈悲なので、希望は一切残っていない」。奪われる前に奪え、殺される前に殺せ、というエゴの思考システムそのものである。同胞がそのように見えるのは、あなたもそうだからだ。



Now is vengeance all there is to wish for. Now can you but try to bring him down to lie in death with you, as useless as yourself; as little left within his grasping fingers as in yours. 
  • vengeance [véndʒəns] : 「復讐、仕返し、報復」
  • wish for : 「〜を望む、〜を願う」
  • bring down : 「破壊する、打ちのめす」
  • lie [lái] : 「横たわる、寝る」
  • useless [júːslis] : 「役に立たない、無用な」
  • grasp [ɡrǽsp] : 「〜を握る、つかむ」
❖ "Now is vengeance ~ "「今や復讐したいという思いだけが残される」。"Now can you ~ "「今や、同胞を打ちのめしてあなたとともに死の床につかせようとすることしか出来ない」。"as little left ~ "「同胞はあなたと同様に無用な者となり、あなたがそうであるように彼の手の中には何も残されていない」。これが、あなたの望む復讐だ。



4. You do not offer God your gratitude because your brother is more slave than you, nor could you sanely be enraged if he seems freer. Love makes no comparisons. 
  • slave [sléiv] : 「奴隷の」
  • sanely [séinli] : 「健全に、正気で」
  • enraged [inréidʒid] : 「激怒した、立腹した」
  • comparison [kəmpǽrisn] : 「比較、比べること」
❖ "You do not ~ "「あなたの同胞があなたよりも奴隷的だとして、あなたは神に感謝することはないし、」"nor could you ~ "「同胞がより自由に見えても、あなたは正気のままで激怒することもない」。"Love makes ~ "「愛は比較しない」。心に愛があれば、他者と比較して自分の幸不幸を判断することはない。



And gratitude can only be sincere if it be joined to love. We offer thanks to God our Father that in us all things will find their freedom. 
  • sincere [sinsíər] : 「誠実な、心の底からの」
  • join [dʒɔ́in] : 「参加する、交わる、一緒になる」
❖ "And gratitude ~ "「感謝の気持ちが愛と結びついたときだけ、感謝は心からのものになり得る」。"We offer thanks ~ "「私達の中にあって、あらゆるものがその自由を見出すことを、私達は父なる神に感謝する」。私達神の子の中の、すべての同胞が幻想という束縛から解放されて自由になる日が来ることを神に祈り、感謝する。



It will never be that some are loosed while others still are bound. For who can bargain in the name of love? 
  • loose [lúːs] : 「解き放す」
  • bound : 「bind の過去・過去分詞形」
  • bind [báind] : 「〜を束縛する、拘束する」
  • bargain [bάːrɡən] : 「取引する」
❖ "It will never ~ "「他者がまだ束縛されているというのに、誰かが解放されたなどということはない」。すべての神の子がエゴから解放されない限り、実相的な自由はあり得ない。神の子は単一の存在だから、その一部が自由になっただけでは意味がないのだ。"For who can ~ "「なぜなら、いったい誰が愛の名の下(もと)に取り引きなど出来るだろう」。神の子の単一性に気付かせてくれるのは他者に向けられるあなたの愛であり、憎しみという対立概念をもたない純粋な愛だ。愛と憎しみを取り引きの材料に使って、束縛からの自由を獲得することは出来ない。それは幻想世界の取り引きであって、そんな愛も自由も偽物に過ぎない。



5. Therefore give thanks, but in sincerity. And let your gratitude make room for all who will escape with you; the sick, the weak, the needy and afraid, and those who mourn a seeming loss or feel apparent pain, who suffer cold or hunger, or who walk the way of hatred and the path of death. 
  • sincerity [sinsérəti] : 「誠実、真実、誠意」
  • make room for : 「〜のための場所をあける」
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な、元気のない」
  • needy [níːdi] : 「貧しい、困窮している」
  • afraid [əfréid] : 「恐れて、怖がって」
  • mourn [mɔ́ːrn] : 「嘆き悲しむ」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、うわべの」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失 [] : 「」」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • hunger [hʌ́ŋɡər] : 「飢え、空腹」
  • hatred [héitrid] : 「憎悪、嫌悪」
❖ "Therefore give ~ "「したがって、誠実さをもって感謝しなさい」。"And let your ~ "「そして、あなたと一緒に逃れる人達すべてのために、感謝の場所を空けておきなさい」。神やホーリー・スピリットに誠実さをもって感謝するのはもちろんだが、解放を望んであなたと共に歩む同胞に対しても感謝しなさい。"the sick, the ~ "「彼らは病んでいる者であったり、弱い者、貧しい者、恐れを抱いている者かもしれないし、」"and those who ~ "意訳する、「何かを失ったかもしれないと思ったり、明らかに痛みを感じると言って嘆いている者、」実相的には何一つ失うことはないのだが、何かを、あるいは誰かを失ってしまったと思って嘆いている者や、肉体的な痛みや精神的な痛みが明らかに存在すると言って嘆いている者、"who suffer cold ~ "「寒さや飢えに苦しむ者、憎しみの道や死への道を歩む者、そういう者達かもしれない」。幻想世界の苦と痛みに苛まれた同胞達であるが、あなたは解放の道を選択し、彼らと共にその道を歩む。学びのチャンスを与えてくれた同胞に感謝の場所を与えておくべきだ。



All these go with you. Let us not compare ourselves with them, for thus we split them off from our awareness of the unity we share with them, as they must share with us. 
  • compare [kəmpéər] A with B : 「AをBと比較する」
  • split off : 「分離する、裂く」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、意識性」
  • unity [júːnəti] : 「単一性、一つである状態」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "All these go ~ "「こういった同胞すべてが、あなたと共に歩む」。"Let us not ~ "「私達自身と彼らを比較したりすまい」。他者と比較して自分の幸不幸を計ってはいけない。"for thus we ~ "「なぜなら、そんなことをしたら、私達が彼らと分かち合っている一体感、あるいは彼らが私達と分かち合わなければならない一体感から、彼らの意識を剥ぎ取ってしまうからだ」。神の子は単一の存在であり(自他一如)、私達と他の同胞は元々一体である。その一体感を感じながら解放への道を共に歩まねばならないのに、他者と比較して優劣を競うようなまねをしてはいけない。



6. We thank our Father for one thing alone; that we are separate from no living thing, and therefore one with Him. 
  • alone [əlóun] : 「独りで、単独で」
  • separate [sépərət] : 「分離した、別々になった」
❖ "We thank our ~ "「私達は父なる神に、ただ一つ感謝する」。それは、"that we are ~ "「私達は生きとし生けるものと一切分離しておらず、したがって、神とも分離していない」ということだ。命は分離して散在するものではなく、単一の存在だ。純粋一元論である。



And we rejoice that no exceptions ever can be made which would reduce our wholeness, nor impair or change our function to complete the One Who is Himself completion. 
  • rejoice [ridʒɔ́is] : 「うれしがる、喜ぶ」
  • exception [iksépʃən] : 「例外、特例」
  • reduce [ridjúːs] : 「減らす、減じる」
  • wholeness [hóulnis] : 「完全であること」
  • impair [impέər] : 「損なう、害する」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、働き、役割」
  • complete [kəmplíːt] : 「〜を完了する、完成する」
  • completion [kəmplíːʃən] : 「完成、完了、完全さ」
❖ "And we rejoice ~ "「私達の完全性を減ずるような例外が作られた例(ため)しは一切なく、神自体は完全ではあるが、それを完成させるという私達の役割を損なったり変えたりする例外もまったくないということを、また私達は嬉しく思う」。神はそれ自体完全ではあるが、天の王国において、神と神の子とホーリー・スピリットの三位が一体となって初めて、神の完全性は完成する。その役割を担っているのが私達神の子である。



We give thanks for every living thing, for otherwise we offer thanks for nothing, and we fail to recognize the gifts of God to us. 
  • otherwise [ʌ́ðərwàiz] : 「さもなければ」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める」
❖ "We give thanks ~ "「私達は、生きとし生けるものすべてに感謝を捧げる」。命あるものはすべて単一存在であり、すべてはつながっている。"for otherwise ~ "「なぜなら、さもなければ、私達は無なるものに感謝を捧げ、神が私達に与えてくれた贈り物を認識し損なうことになるからだ」。神からの贈り物とは、ここでは命と考えていいだろう。実在性である。その価値に気付かずに、存在することない幻想に感謝を捧げることは命の軽視である。



7. Then let our brothers lean their tired heads against our shoulders as they rest a while. 
  • lean [líːn] : 「〜に寄り掛かる」
  • tired [táiərd] : 「疲れた」
  • shoulder [ʃóuldər] : 「肩」
  • rest [rést] : 「休息する、休む」
❖ "Then let our ~ "「そこで、私達の同胞に、彼らの疲れ切った頭を私達の肩にもたれさせ、しばらくの間休んでもらうとしよう」。



We offer thanks for them. For if we can direct them to the peace that we would find, the way is opening at last to us. 
  • direct [dirékt] : 「〜に道案内させる」
❖ "We offer thanks ~ "「私達は彼らに感謝する」。"For if we can ~ "「なぜなら、私達が見出したい平和へと彼らが道案内してくれるなら、その道はついに私達に開かれるからだ」。神の子が神から分離し、自らをちりぢりに分裂させたことが、この世で道に迷った最大の原因である。自他一如であるはずの同胞と共に、歩んで来た道を逆に辿って天の王国に回帰することが必要だ。もちろんその時、ホーリー・スピリットが同伴してくれる。



An ancient door is swinging free again; a long forgotten Word re-echoes in our memory, and gathers clarity as we are willing once again to hear. 
  • ancient [éinʃənt] : 「古い、古びた」
  • swing [swíŋ] : 「揺れる」
  • forgotten [fərɡάtn] : 「forgetの過去分詞形」
  • echo [ékou] : 「こだまする、反響する」
  • gather [ɡǽðər] : 「集める」
  • clarity [klǽrəti] : 「明瞭さ」
  • be willing to : 「進んで〜する」
❖ "An ancient door ~ "「古い扉は再び自由に開閉する」。錆び付いていた扉は再び開閉するようになる。その扉をくぐって、解放への道を歩み出すことが出来る。"a long forgotten ~ "「長いこと忘れていた言葉は私達の記憶の中で再び響き出し、私達が耳を澄まそうとすれば、言葉はますますはっきりしてくる」。神の声であり、神を代弁するホーリー・スピリットの声である。耳を澄ませば聞こえてくる。



8. Walk, then, in gratitude the way of love. For hatred is forgotten when we lay comparisons aside. What more remains as obstacles to peace? 
  • in gratitude :「感謝して」
  • hatred [héitrid] : 「憎しみ、憎悪」
  • forgotten [fərɡάtn] : 「forgetの過去分詞形」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる」
  • comparison [kəmpǽrisn] : 「比べること、比較」
  • lay aside : 「捨てる、放棄する」
  • remain [riméin] : 「残る、残存する」
  • obstacle [άbstəkl] : 「障害物、邪魔」
❖ "Walk, then ~ "「では、感謝しながら愛の道を歩みなさい」。"For hatred is ~ "「なぜなら、比較することを放棄したとき、憎しみは忘れられるのだから」。他人と比較して自分の幸不幸を判断することを放棄し、一緒に愛の道を歩み始めたのだから、感謝し合って旅をすべきだ。"What more ~ "「それ以外にいったい何が、平和の障害物として残っているだろうか」。他者と比較することが分離を加速し、あなたが求める平和の邪魔をして来たのだ。そんなものは放棄するに限る。



The fear of God is now undone at last, and we forgive without comparing. Thus we cannot choose to overlook some things, and yet retain some other things still locked away as "sins." 
  • undone [ʌndʌ́n] : 「undoの過去分詞形」
  • undo [ʌndú] : 「元どおりにする、取り消す」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
  • comparing [kəmpέər] : 「比較、比較すること」
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • overlook [òuvərlúk] : 「見て見ぬふりをする」
  • retain [ritéin] : 「〜を保つ、持ち続ける」
  • lock away : 「しまい込む」
❖ "The fear of ~ "「神への恐れは今やついに取り消され、私達は比較することをせずに赦し合う」。分離は幻想だと認めてその誤りを赦し、自分と他者は同一(自他一如)なのだと認識できるようになる。"Thus we cannot ~ "「こうして私達は、何かを大目に見て見過ごしておきながら、他のものを『罪』だと決めつけてしまい込むなどという選択は出来ない」。自分と他者とを比較して、自分には誤りがないと大目に見ておきながら、他者にその誤りがあって罪深いなどと評価することは今や不可能だ。



When your forgiveness is complete you will have total gratitude, for you will see that everything has earned the right to love by being loving, even as your Self. 
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、容赦」
  • complete [kəmplíːt] : 「完全な、全部の」
  • total [tóutl] : 「完全な、全部の」
  • earn [ə́ːrn] : 「得る、獲得する」
❖ "When your ~ "「あなたの赦しが完結するとき、あなたは完全に感謝することが出来るようになる」。"for you will ~ "「なぜなら、あらゆるものは愛することによって愛の権利を得ているのであって、本当のあなた自身もそうだと理解できるようになるからだ」。実相的な存在は、愛することによって愛され得るのであって、実相に目覚めた本当のあなたもまた他者を愛し、他者に感謝を捧げる実相的な存在になる。



9. Today we learn to think of gratitude in place of anger, malice and revenge. We have been given everything. 
  • in place of : 「〜の代わりに」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • malice [mǽlis] : 「悪意、恨み」
  • revenge [rivéndʒ] : 「復讐心、報復」
❖ "Today we ~ "「今日私達は、怒りや恨み、復讐心に代えて、感謝の気持ちをもつことを学ぶ」。"We have ~ "「私達はすべてを与えられている」。真実のすべてが与えられている。すべての真実を見抜くヴィジョンも与えられている。そのヴィジョンをもって、何が存在し何が存在しないかを見抜かなくてはいけない。



If we refuse to recognize it, we are not entitled therefore to our bitterness, and to a self-perception which regards us in a place of merciless pursuit, where we are badgered ceaselessly, and pushed about without a thought or care for us or for our future. 
  • refuse [rifjúːz] : 「拒否する、拒絶する」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「認める、受け入れる」
  • entitle [entáitl] : 「〜に資格を与える」
  • bitterness [bítərnis] : 「苦しみ、敵意、恨み」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
  • self-perception : 「自己認識」
  • regard [riɡάːrd] : 「見なす、思う、考える」
  • merciless [mə́ːrsilis] : 「無慈悲な、無情な」
  • pursuit [pərsúːt] : 「追い求め、追求」
  • badger [bǽdʒər] : 「〜を困らせる、悩ます」
  • ceaselessly [síːslisli] : 「絶え間なく」
  • push about : 「振り回す、こき使う」
  • care [kέər] : 「世話、介護、配慮」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来、将来、今後」
❖ "If we refuse ~ "「もしそれを認識することを拒むなら、」自分には真実が与えられていないし、真実を知りたいとも思わないと言うなら、"we are not ~ "意訳する、「それ故に私達には、苦しみを口にする資格がない」。真実を拒否し、正しい見方が出来ないのだから、自分が苦しんでいると自己評価する資格はない。自分の苦しみは実在すると宣言する資格はない。"and to a ~ "「また、無情なまでに追い求めなくてはならない立場にあると見なす自己認識をする資格もない」。金が欲しい、名誉が欲しい、地位が欲しいと無情なまでに物欲に追われ、幸せや愛や平和を他者に求めてばかりいるが、そういう自己認識もまた、真実を拒否している限り、正しい認識だと宣言する資格はない。"where we are ~ "「そんな立場にあって、私達は、私達や自分の未来に対する思いやりの気持ちを奪われて、引っ切りなしに悩まされ振り回されている」。



Gratitude becomes the single thought we substitute for these insane perceptions. God has cared for us, and calls us Son. Can there be more than this? 
  • single [síŋɡl] : 「ただ一つの」
  • substitute [sʌ́bstətjùːt] : 「代用する、置き換える」
  • insane [inséin] : 「ばかげた、正気でない」
  • care for : 「〜を大事に思う、〜の世話をする」
❖ "Gratitude becomes ~ "「感謝は、このような狂った認識と置き換えることが出来る唯一の思いだ」。真実に目覚め、幻想に振り回されることから解放されるには、愛をもって他者に感謝することに限る。狂気から正気に戻る唯一の道は愛と感謝の道である。"God has cared ~ "「神は私達を大切に思い、私達を神の子と呼ぶ」。"Can there ~ "「これ以上のことがあろうか」。



10. Our gratitude will pave the way to Him, and shorten our learning time by more than you could ever dream of. 
  • pave [péiv] : 「〜を舗装する、敷く」
  • pave the way : 「道を開く」
  • shorten [ʃɔ́ːrtn] : 「短縮する、縮める」
❖ "Our gratitude ~ "「私達の感謝は神への道を開く」。"and shorten ~ "「そして、あなたが夢に見ることが出来る以上に学びのための時間を短くしてくれる」。感謝は、あなたが実相に目覚めるための学びの時間を、夢にも思わぬほど短縮してくれる。



Gratitude goes hand in hand with love, and where one is the other must be found. 
  • hand in hand : 「手をとり合って」
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
❖ "Gratitude goes ~ "「感謝は、愛と手に手を取って進み、その一方があるところに他方が見出せるに違いない」。感謝あるところに愛があり、愛があるところに感謝がある。



For gratitude is but an aspect of the Love which is the Source of all creation. 
  • aspect [ǽspekt] : 「局面、側面、特徴」
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作物、作品」
❖ "For gratitude is ~ "「なぜなら感謝は、あらゆる創造物の源であるところの愛の一側面に過ぎないからだ」。



God gives thanks to you, His Son, for being what you are; His Own completion and the Source of love, along with Him. 
  • give thanks to : 「〜感謝をささげる」
  • completion [kəmplíːʃən] : 「完成、完了」
❖ "God gives thanks ~ "「神は、本当のあなた自身であるところの神の子としてのあなたに感謝する」。"His Own completion ~ "意訳する、「あなたは神自身を完成させる神の子であり、愛の源となる神の子、神とともに歩む神の子である」。神はあなたとともに歩むことで自己を完成させ、神の子とともに愛を成就する。



Your gratitude to Him is one with His to you. For love can walk no road except the way of gratitude, and thus we go who walk the way to God. 
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
❖ "Your gratitude ~ "「神への感謝は、神があなたに与える感謝と一つだ」。"For love can ~ "「なぜなら、感謝の道を除いて愛が歩める道はないからだ」。"and thus we ~ "「こうして私達は神への道を歩んで行く」。愛と感謝を携えて、あるいは愛と感謝に導かれて、実相世界への回帰の旅を行く。






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