●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.193.1:1 ~ W-pI.193.13:7

Lesson 193



All things are lessons God would have me learn.
  • have [həv] : 「〜に〜させる」
❖ "All things are ~ "「あらゆることは、神が私に学ばせようとするレッスンである」。夢の中にあって、夢から目覚めるためのチャンスを見逃さないようにしなくてはならない。すべては神があなたに与えた学びのレッスンだ。



1. God does not know of learning. Yet His Will extends to what He does not understand, in that He wills the happiness His Son inherited of Him be undisturbed; eternal and forever gaining scope, eternally expanding in the joy of full creation, and eternally open and wholly limitless in Him. 
  • know of : 「〜について知っている」
  • extend [iksténd] : 「広げる、拡張する、拡大する」
  • inherit [inhérət] : 「〜を引き継ぐ、継承する」
  • undisturbed [ʌ̀ndistə́ːrbd] : 「邪魔されない」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
  • scope [skóup] : 「範囲、領域」
  • eternally [itə́ːrnli] : 「永久に、永遠に」
  • expand [ikspǽnd] : 「拡大する、拡張する、展開する」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物、作品」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体的に」
  • limitless [límitlis] : 「制限のない、無限の」
❖ "God does not ~ "「神は学びということを知らない」。なぜなら、真実の総体である叡智を備えた神は学ぶ必要がないからだ。"Yet His Will ~ "「しかし神の意志は、神が理解しないことへと拡張する」。実相世界に住む神の思いは、神が理解し得ない幻想世界へと広がる。神の子への愛がそうさせる。具体的にはホーリー・スピリットを通して神の意志は伝えられる。"in that He ~ "「そうする中で、神の子が神から継承した幸せが邪魔されないことを神は意志する」。愛や幸せや平和という真実は、神の子が神から継承した神の属性である。夢の中で幻想世界を生きる神の子が幻想の苦や痛みによって邪魔されることなく幸せであるようにと、神は願っている。"eternal and ~ "「その幸せがいつまでも続き、永遠にその範囲を広げ、十全な創造の喜びの中に永遠に拡張するようにと、また、神の内にあって永遠に開け放され完全に無制限であるようにと神は意志する」。詩的表現を重ねている箇所なので、理屈を追うよりは、声に出して読んでみるといい。



That is His Will. And thus His Will provides the means to guarantee that it is done.
  • provide [prəváid] : 「供給する、与える」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • guarantee [gæ̀rəntíː] : 「保証する、請け合う」
❖ "That is ~ "「それが神の意志だ」。"And thus ~ "「こうして、神の意志はそれが果たされることを保証する手段を与える」。神の子が眠りから目覚めて実相的な幸せを得ることが出来るように、学びのチャンス(手段)を神の子に与える。神の意志を代弁するホーリー・スピリットによって、神の子は真実に導かれる。



2. God sees no contradictions. Yet His Son believes he sees them. 
  • contradiction [kὰntrədíkʃən] : 「矛盾、不両立」
❖ "God sees no ~ "「神は矛盾し合うものを見ることはない」。神は真実を目にするが、虚偽には目もくれない。神は実相を目撃するが、幻想を見ることはない。"Yet His Son ~ "「しかし、神の子は矛盾し合うものを見てしまう」。神の子は真実も虚偽も、実相も幻想も知覚してしまう。



Thus he has a need for One Who can correct his erring sight, and give him vision that will lead him back to where perception ceases. 
  • correct [kərékt] : 「〜を修正する、正す」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
  • cease [síːs] : 「終わる、やむ、止まる」
❖ "Thus he has ~ "意訳する、「そこで、神の子は、誤った視覚を修正し、知覚が役割を終える所まで彼を導いてくれるヴィジョンを与えることが出来るホーリー・スピリットを必要としている」。肉体的な知覚は夢に見ている対象を現実に実在するものだと信じ込ませる。その誤りを修正してくれるのがホーリー・スピリットであり、修正された知覚は役割を終え、実相化されてヴィジョンとなる。真実を見ることが出来る心の目である。



God does not perceive at all. Yet it is He Who gives the means by which perception is made true and beautiful enough to let the light of Heaven shine upon it. 
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を把握する」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
❖ "God does not ~ "「神は知覚することはまったくない」。神はもちろん肉体的な知覚をもたず、叡智をもってすべてを把握する。神のヴィジョンである。"Yet it is He ~ "「しかし、知覚を美しいまでに正し、天の王国の光を知覚したものの上に輝かせてくれる方法を与えてくれるのは神である」。知覚をヴィジョンへと修正してくれるのはホーリー・スピリット(神)である。正しい実相的な知覚によってとらえられてヴィジョンは、天の王国の光で満ちている。真実が放つ光である。



It is He Who answers what His Son would contradict, and keeps his sinlessness forever safe.
  • answer [ǽnsər] : 「答える、返事する」
  • contradict [kɑ̀ntrədíkt] : 「〜と矛盾する、〜を否定する」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • safe [séif] : 「安全に、無事に」
❖ "It is He ~ "「神の子が否定しようとすることに答え、神の子の無辜性(むこせい)を永遠に守ってくれるのは神である」。神の子は自分を、神を裏切った罪ある者だと思っているが、神はそれに答えて、夢を見ているだけだと答える。神の子は神が創造したままに永遠に無辜であることを神は保証する。



3. These are the lessons God would have you learn. His Will reflects them all, and they reflect His loving kindness to the Son He loves. 
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、示す、反映する」
❖ "These are the ~ "「これらは、神があなたに学ばせたいと思っているレッスンだ」。神の子が知覚を修正し、真実を見ることが出来るようになることを神は願っている。"His Will reflects ~ "「神の意志はそのすべてに反映しており、」"and they reflect ~ "「それらは、神の愛する神の子への愛のこもった優しさを表している」。真実を見ることが出来ないために幻想世界の苦と痛みを経験している神の子を案じて、神は神の子が真実に目覚める方法を学ぶことを願っている。



Each lesson has a central thought, the same in all of them. The form alone is changed, with different circumstances and events; with different characters and different themes, apparent but not real. 
  • central [séntrəl] : 「中心の、中心となる」
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ」
  • different [dífərənt] : 「違っている、異なる」
  • circumstance [sə́ːrkəmstæ̀ns] : 「状況、周囲の事情」
  • event [ivént] : 「出来事、事象、成り行き」
  • character [kǽriktər] : 「性格、個性、人柄」
  • theme [θíːm] : 「話題、論題、テーマ、主題」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
❖ "Each lesson ~ "「各レッスンには中心となる考え方があるが、そのすべては同じものだ」。"The form alone ~ "「形だけが変わる」。レッスンの表われ方は時と場所によって違うが、根本となる考え方はみな同じだ。"with different ~ "「状況や出来事によって形は異なり、性格の異なった人々や違うテーマを伴っており、明白に見えるが現実ではない」。幻想世界にあっては現象としての出来事は様々に異なるが、どんなにリアルに見えようともそれは幻想であって実相的な現実ではない。しかし、その裏に隠されたレッスンを学ぶ必要があるので、表面に表れる形に惑わされてはいけない。



They are the same in fundamental content. It is this:

        Forgive, and you will see this differently.
  • fundamental [fʌ̀ndəméntl] : 「基礎の、基本的な」
  • content [kɑ́ntent] : 「内容、中身」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
  • differently [dífərəntli] : 「異なって、違って」
❖ "They are the ~ "「根本となる内容においては、それらは同じだ」。"It is ~ "「それは次の様に言える」。"Forgive, and ~ "「赦しなさい、そうすれば違うように見ることが出来る」。目に見える現象は幻想に過ぎないと悟ってそれを赦せば、幻想は消滅する。消滅した後には真実が見えて来る。以前とはまったく異なった光景が展開する。心の目がとらえるヴィジョンだ。



4. Certain it is that all distress does not appear to be but unforgiveness. Yet that is the content underneath the form. 
  • certain [sə́ːrtn] : 「確実な、確かな」
  • distress [distrés] : 「苦悩、苦痛、悩み」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • unforgiveness [ʌ̀nfərɡívnis] : 「赦さないこと」
  • underneath [ʌ̀ndərníːθ] : 「下に、下部に」
❖ "Certain it is ~ "「確かに、あらゆる苦悩が、赦さないことに由来するようには見えないかもしれない」。この世の苦と痛みには種々雑多な原因があるように見える。健康問題であったり経済的なものであったり、人間関係の苦悩もあるだろう。"Yet that is ~ "意訳する、「しかし、それは形態があるという範疇下における内容だ」。それは形あるこの世における種々雑多な表れであって、この世の苦と痛みは、形という一皮を剥けば、幻想を認識して赦すことを拒否したことに起因したものであることがわかる。



It is this sameness which makes learning sure, because the lesson is so simple that it cannot be rejected in the end. 
  • sameness [séimnis] : 「同一性、類似」
  • reject [ridʒékt] : 「拒否する、拒む」
  • in the end : 「結局、ついに」
❖ "It is this ~ "「学びを確実にしているものは、この同一性だ」。この世の種々雑多な苦と痛みは、その幻想性を認識せずに赦すことをしないという同一の原因から派生している。だから、この世の幻想性を知り、赦すことを学べば、あらゆる苦と痛みは消滅する。単純な学びで確実に事足るのだ。"because the lesson ~ "「なぜなら、レッスンはあまりにもシンプルなので、ついには拒否できなものだからだ」。闇の中に生きていても、ついには光の世界に出て来ることになる。それは実に簡単なことだ。



No one can hide forever from a truth so very obvious that it appears in countless forms, and yet is recognized as easily in all of them, if one but wants to see the simple lesson there.
  • hide [háid] : 「隠れる、潜伏する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない」
  • countless [káuntlis] : 「数え切れないほどの」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
  • easily [íːzili] : 「気楽に、安易に、簡単に」
❖ "No one can ~ "「誰も真実から永遠に目を逸らし続けることは出来ない」。"so very obvious ~ "意訳する、「真実はあまりにも明白なので、それが無数の形をとっているように見えようとも、もしそこにシンプルなレッスンを見つけようと思うなら、あらゆる形の中に容易に真実は認識できるものなのだ」。苦と痛みは色々な形をとって表れるが、そこに隠された真実を見極めようと思うなら、実に容易に、苦と痛みの幻想性を認識することが出来る。苦と痛みは闇の中でうごめく悪夢に過ぎない。その闇に、ほんの小さな光を投げかけてやれば、闇は容易に消え悪夢は退散してしまう。



5.        Forgive, and you will see this differently.

These are the words the Holy Spirit speaks in all your tribulations, all your pain, all suffering regardless of its form. 
  • tribulation [trìbjuléiʃən] : 「苦痛、苦難、試練」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、悩み」
  • regardless [riɡάːrdlis] of : 「〜にかかわらず」
❖ "Forgive, and ~ "「赦しなさい、そうすればこれ(世界)を違うように見るようになるだろう」。"These are the ~ "意訳する、「この言葉は、表れる形が苦難であれ、痛みであれ、苦しみであれ、あなたがそれを経験しているとき、ホーリー・スピリットが語りかける言葉である」。神は決して試練を与えることはない。神は幻想の一切と関わりを持たないからだ。あなたが苦難を感じているなら、それは夢を見ているだけだ。あなたが現実だと思っている苦と痛みの世界に対する見方を変えるだけで、世界はまったく異なった様相を呈することになる。幻想世界を赦して消滅させれば、実相世界が立ち現れ、あなたはそれを目撃する。



These are the words with which temptation ends, and guilt, abandoned, is revered no more. 
  • temptation [temptéiʃən] : 「誘惑、衝動」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • abandon [əbǽndən] : 「捨て去る、断念する」
  • revere [rivíər] : 「崇敬する、あがめる」
❖ "These are the ~ "「この言葉は、誘惑を終わらせることが出来る言葉である」。エゴがあなたを幻想世界に止めておこうとする誘惑も消滅する。"and guilt ~ "「そして罪の意識は捨てられ、二度と崇められることはなくなる」。エゴは、あなたは神を裏切った罪深い裏切り者だと言うが、それは嘘だと知る。罪と罰の恐れは消滅し、神の愛があなたの心の中に蘇る。



These are the words which end the dream of sin, and rid the mind of fear. These are the words by which salvation comes to all the world.
  • rid [ríd] : 「取り除く、取り出す」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "These are the ~ "「この言葉は、罪の夢を終わらせ、恐れを心から取り除く言葉である」。"These are the ~ "「この言葉は、救いが世界の隅々まで届けられるようにする言葉である」。悪夢から目覚めさせる言葉であり、幻想世界からあなたを救ってくれる言葉だ。



6. Shall we not learn to say these words when we are tempted to believe that pain is real, and death becomes our choice instead of life? 
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
❖ "Shall we not ~ "「痛みは実在すると信じたい誘惑に駆られたり、命の代わりに死を選択したくなった時、この言葉を唱えることを学ばずにおられようか」。実在しない幻想に引きずり込まれそうになったら、『赦しなさい、そうすればこれ(世界)を違うように見るようになるだろう』と唱えなさい。



Shall we not learn to say these words when we have understood their power to release all minds from bondage? 
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
  • bondage [bάndidʒ] : 「緊縛、束縛」
❖ "Shall we not ~ "「私達が、その言葉はすべての心を束縛から解放するパワーがあると理解した時、この言葉を唱えることを学ばずにおられようか」。



These are words which give you power over all events that seem to have been given power over you. 
  • event [ivént] : 「出来事、事件、事象」
❖ "These are words ~ "「これは、あなたを支配するパワーを与えられたかに見える出来事のすべてを凌駕するパワーをあなたに与える言葉である」。あなたを支配する幻想のパワーを払拭する実相的なパワーをこの言葉はもっている。



You see them rightly when you hold these words in full awareness, and do not forget these words apply to everything you see or any brother looks upon amiss.
  • rightly [ráitli] : 「公正に、正しく」
  • awareness [əwéərnəs] : 「気付いていること、意識性」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる」
  • apply [əplái] : 「適用する、当てはめる」
  • amiss [əmís] : 「間違って、不適当に」
❖ "You see them ~ "「あなたがこの言葉を完全にはっきりした意識を抱いて理解し、この言葉が、あなたが目にするすべてのこと、またある同胞が誤って見ているすべてのことに当てはまることを忘れずにいれば、あなたはこの言葉を正しく理解していることになる」。あなたが幻想世界のあらゆる現象を目にするとき、たとえ同胞がその現象が実在する現実だと誤って理解していたとしても、『赦しなさい、そうすれば違うように見ることが出来る』と意識的に唱えることで、幻想は赦されて消滅し、目にする現実がまったく異なって見えて来る。



7. How can you tell when you are seeing wrong, or someone else is failing to perceive the lesson he should learn? 
  • tell [tél] : 「〜を見分ける、分かる」
  • wrong [rɔ́ːŋ] : 「誤って、不正に」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を把握する」
❖ "How can you ~ "「どんな時あなたは誤って見てしまうのか、あるいはどんな時他者は学ぶべきレッスンを知覚損ねるのか、それを見分けるにはどうすればいいだろう」。どんな時に幻想に翻弄されていると知覚することが出来るだろうか。



Does pain seem real in the perception? If it does, be sure the lesson is not learned. 
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
❖ "Does pain seem ~ "「痛みが実在しているかのように知覚されるだろうか」。"If it does ~ "「もしそうなら、まだレッスンが学ばれていないのは確実だ」。幻想に過ぎない痛みが現実に存在しているように感じるなら、このレッスンはまだ完了していない。



And there remains an unforgiveness hiding in the mind that sees the pain through eyes the mind directs.
  • remain [riméin] : 「残る、残存する」
  • unforgiveness [ʌ̀nfərɡívnis] : 「赦さないこと」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する」
  • direct [dirékt] : 「指示命令する」
❖ "And there remains ~ "「心が命ずる目を通して痛みを目にする心の中に、赦そうとしない気持ちが隠されて残っている」。あなたの心が見たいと思うものをあなたは視覚を通して見ている。あなたが痛みを感じているなら、あなたの心は痛みを赦して消滅させまいとする気持ちをまだ隠し持っている。赦しのレッスンは完了していない。



8. God would not have you suffer thus. He would help you forgive yourself. His Son does not remember who he is. 
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
❖ "God would not ~ "「神はあなたをこのように苦しませようとは思ってもいない」。"He would help ~ "「神はあなたがあなた自身を赦すことを手助けしようと思っている」。あなたが自身の幻想性をあなたが赦して、幻想を消滅させることが出来るように、神はホーリー・スピリットをあなたに遣わしてあなたの手助けをするように意図している。"His Son does ~ "「神の子は、自分が何者なのか覚えていないのだ」。あなたは自分が神の子であることを忘れている。夢の中で自分を見失っているのだ。



And God would have him not forget His Love, and all the gifts His Love brings with it. Would you now renounce your own salvation? 
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • renounce [rináuns] : 「放棄する、捨てる」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "And God would ~ "「神は、神の子が神の愛を忘れないように、また神の愛が愛と共にもたらした贈り物のすべてを忘れないようにと思っている」。神の愛や、神の子が継承した神の属性のすべてを思い出してほしいと神は願っている。"Would you now ~ "「今あなたは、自分の救いを放棄しようとするだろうか」。放棄してはならない。



Would you fail to learn the simple lessons Heaven's Teacher sets before you, that all pain may disappear and God may be remembered by His Son?
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
❖ "Would you fail ~ "「あなたは、天の王国の師(であるホーリー・スピリット)があなたの目の前に差し出した簡単なレッスンを学び損ねてしまおうと思うだろうか」。学びを回避してはならない。



9. All things are lessons God would have you learn. He would not leave an unforgiving thought without correction, nor one thorn or nail to hurt His holy Son in any way. 
  • leave [líːv] : 「〜を残す、ある状態のままにしておく」
  • correction [kərékʃən] : 「訂正、修正、是正」
  • thorn [θɔ́ːrn] : 「とげ、針」
  • nail [néil] : 「くぎ、びょう」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • in any way : 「多少なりとも、形はどうあれ」
❖ "All things are ~ "「あらゆることは、神があなたに学んでほしいと思っているレッスンだ」。"He would not ~ "「神は赦しを伴わない考え方を修正せずに放っておこうとは思っていないし、どんな形であれ神聖な神の子を傷つけかねない一本の棘も釘も取り残すことがないようにと思っている」。



He would ensure his holy rest remain untroubled and serene, without a care, in an eternal home which cares for him. 
  • ensure [inʃúər] : 「〜を確かにする、確実にする」
  • rest [rést] : 「休息、休養」
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • untroubled [ʌ̀ntrʌ́bld] : 「安らかな、静かな」
  • serene [səríːn] : 「静かな、穏やかな」
  • care [kέər] : 「心配、苦労」
  • care for : 「〜を大事に思う、〜の世話をする」
❖ "He would ensure ~ "「神の子の世話をしてくれる永遠の住み家にあって、神の子の神聖な安らぎが邪魔されることなく穏やかであり、また何の心配もいらないことを神は確実にしてくれる」。神の子の生まれ故郷である実相世界では、神の子は愛と喜びと平和に包まれて幸せに暮らす。神はそれを保証している。



And He would have all tears be wiped away, with none remaining yet unshed, and none but waiting their appointed time to fall. 
  • tear [tíər] : 「涙、悲しみ、悲嘆」
  • wipe [wáip] : 「〜を拭く、ぬぐう」
  • wipe away : 「〜を拭き取る、〜を取り除く」
  • unshed [ʌ̀nʃéd] : 「流し出されていない」
  • wait [wéit] : 「待つ」
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
  • fall [fɔ́ːl] : 「落ちる、落下する」
❖ "And He would ~ "「そして神は神の子すべての涙をぬぐい取りたいと思っている」。"with none ~ "意訳する、「まだ流されずに残っている涙を消し、流れ落ちると決められた時間を待つこともなくしてくれる」。



For God has willed that laughter should replace each one, and that His Son be free again.
  • laughter [lǽftər] : 「笑い声」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を置き換える」
❖ "For God has ~ "「なぜなら神は、笑い声が涙と入れ替わり、神の子が再び自由になることを意図してきたからだ」。神の子が苦と痛みの幻想に翻弄されて涙する代わりに、そんな夢から目覚めて笑いながら歓喜できるようにしてあげたいと神は思い続けている。



10. We will attempt today to overcome a thousand seeming obstacles to peace in just one day. 
  • attempt [ətémpt] : 「〜を試してみる、〜を企てる」
  • overcome [òuvərkʌ́m] : 「克服する、乗り越える」
  • thousand [θáuzənd] : 「1000の、1000個の」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、見せ掛けの」
  • obstacle [άbstəkl] : 「障害物、妨害物」
❖ "We will attempt ~ "「今日私たちは、平和の妨げになっているように見える多くのものをたった一日で乗り越えてしまおうと思う」。



Let mercy come to you more quickly. Do not try to hold it off another day, another minute or another instant. 
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け」
  • quickly [kwíkli] : 「速く、すぐに」
  • hold off : 「遅らせる」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
❖ "Let mercy come ~ "「慈悲がもっとすみやかにあなたの下(もと)にやって来るようにしよう」。神の慈悲をホーリー・スピリットが届けてくれるように祈ろう。"Do not try ~ "「一日、一分、一瞬たりとも、遅らせようとしてはいけない」。ぐずぐずせず、今すぐホーリー・スピリットの助けを得て、平和の邪魔をしている悪夢から目覚めるべきだ。



Time was made for this. Use it today for what its purpose is. 
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
❖ "Time was made ~ "「時間はそのために作られた」。時間は学びのための補助装置。"Use it today ~ "「時間のもつ目的のために、時間を使いなさい」。時間軸の今という瞬間に立って、学びのために今を生き、夢から目覚めて幻想の時間を消滅させてしまう。



Morning and night, devote what time you can to serve its proper aim, and do not let the time be less than meets your deepest need.
  • devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる」
  • serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、〜に仕える」
  • proper [prάpər] : 「適した、適切な」
  • aim [éim] : 「目標、目的」
  • less than : 「決して〜でない」
  • meet [míːt] : 「満足させる、かなえる、満たす」
  • deep [díːp] : 「深い、深さがある」
❖ "Morning and night ~ "意訳する、「朝な夕な、時間を適切な目的のために用いるように努め、あなたが最も必要とする目的に合致しないような時間の使い方をしてはいけない」。この世の雑事に追われるだけの生活を送るのではなく、せめて朝夕は時間を学びのために使いなさい。幻想から実相へと目覚めるという深い目的のために時間を利用しなさい。



11. Give all you can, and give a little more. For now we would arise in haste and go unto our Father's house. 
  • arise [əráiz] : 「起きる、立ち上がる」
  • in haste [héist] : 「急いで、慌てて」
❖ "Give all you ~ "「出来る限りのものをすべて、さらにもう少し多くのものを与えなさい」。"For now we ~ "「なぜなら、私達は今急いで起き上がり、父なる神の家に向かって行くのだから」。幻想世界で得たものは幻想世界に置いていけばいい。



We have been gone too long, and we would linger here no more. And as we practice, let us think about all things we saved to settle by ourselves, and kept apart from healing. 
  • linger [líŋɡər] : 「長居する、居残る」
  • practice [prǽktis] : 「〜を実行する、実践する」
  • save [séiv] : 「取っておく、残しておく」
  • settle [sétl] : 「解決する、処理する」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
❖ "We have been ~ "「長いこと離れていたので、これ以上ここに居残る必要はない」。長い間家を離れて夢を見続けてきたので、そろそろ目を覚まして神の下(もと)へ帰るべきだ。"And as we ~ "「そして実践しながら、自分で解決しようと、ヒーリングせずにとっておいたあらゆることについて考えよう」。真実に目覚めることを避け続け、幻想の中だけで解決しようとしてきたことを考え直してみる。



Let us give them all to Him Who knows the way to look upon them so that they will disappear. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
❖ "Let us give ~ "意訳する、「そのような問題を正しく見ることが出来るホーリー・スピリットにすべて委ねてしまえば、それらは消えてなくなってしまう」。自分一人で解決しようとせずに、真実を正しく見極めることが出来るホーリー・スピリットに問題を任せてしまえばいい。



Truth is His message; truth His teaching is. His are the lessons God would have us learn.
  • message [mésidʒ] : 「伝達、メッセージ」
❖ "Truth is His ~ "「ホーリー・スピリットのメッセージは真実であり、ホーリー・スピリットの教えも真実だ」。"His are the ~ "「ホーリー・スピリットの教えは、神が私達に学んで欲しいと願っているレッスンである」。



12. Each hour, spend a little time today, and in the days to come, in practicing the lesson in forgiveness in the form established for the day. 
  • spend [spénd] : 「使う、費やす」
  • in the days to come : 「今後」
  • establish [istǽbliʃ] : 「確立する、成立させる」
❖ "Each hour ~ "「今日から、そしてそれに続く毎日、一時間ごとに少しの時間をさいて、その日のために用意された形で赦しのレッスンを実践していきなさい」。毎日の生活の中で、赦しを必要とする場面が与えられる。そのつど一時間ごとに、これは赦しのレッスンなのだと自覚して赦しを実践する。



And try to give it application to the happenings the hour brought, so that the next one is free of the one before. The chains of time are easily unloosened in this way. 
  • application [æ̀pləkéiʃən] : 「適用、応用、利用」
  • happening [hǽpniŋ] : 「出来事」
  • brought [brɔ́ːt] : 「bringの過去・過去分詞形」
  • unloosen [ʌ̀nlúːsn] : 「緩める、解く」
  • in this way : 「このようにして、こんなふうに」
❖ "And try to ~ "「その一時間がもたらした出来事に対して、赦しを適用するように努めなさい」。"so that the ~ "「そうすれば、次の一時間は前の一時間から自由になれる」。赦すことで、時間の幻想性がだんだん消えていく。"The chains of ~ "「時間の鎖はこのようにして簡単にほどけて行く」。



Let no one hour cast its shadow on the one that follows, and when that one goes, let everything that happened in its course go with it. 
  • cast [kǽst] : 「〜を投げる、投じる」
  • shadow [ʃǽdou] : 「影」
  • follow [fάlou] : 「次に起きる、続いて起こる」
  • course [kɔ́ːrs] : 「成り行き、進行、経過」
❖ "Let no one ~ "「どの一時間も、それに続く一時間に影を落とさないようにしなさい」。"and when that ~ "「そして、その一時間が過ぎたら、一時間のコースで起きたことのすべてをその一時間とともに去らせなさい」。こうして、一時間ごとに出来事を赦していく。



Thus will you remain unbound, in peace eternal in the world of time.
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • unbound [ʌ̀nbáund] : 「解放された、縛られていない」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
❖ "Thus will you ~ "「このようにして、時間の存在する世界にいながら、永遠の平和の中であなたは束縛されないままでいることが出来る」。



13. This is the lesson God would have you learn: There is a way to look on everything that lets it be to you another step to Him, and to salvation of the world. 
  • look on : 「〜を見る」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救済、救い」
❖ "This is the ~ "「これは、神があなたに学んで欲しいと思っているレッスンだ」。"There is a ~ "「それは、すべてはあなたを神や世界の救いへと向かわせるまた別のスッテプになり得るという見方があるということだ」。すべては学びのためのチャンスとなり得る。苦と痛みの幻想から世界を救い、天の王国へ回帰するための学びのチャンスである。



To all that speaks of terror, answer thus:

        I will forgive, and this will disappear.
  • speak of : 「〜を口にする」
  • terror [térər] : 「恐怖」
  • answer [ǽnsər] : 「答える、返事する」
❖ "To all that ~ "「恐れを口にするすべてものに対して次の様に答えなさい」。"I will forgive ~ "「私は赦すのだから、この恐れは消滅する」。



To every apprehension, every care and every form of suffering, repeat these selfsame words. 
  • apprehension [æ̀prihénʃən] : 「不安、心配」
  • care [kέər] : 「心配、苦労」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、悩み」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返して言う」
  • selfsame [sélfseim] : 「sameの強調形」
❖ "To every apprehension ~ "「不安や心配、様々な苦痛を感じるたびに、これと同じ言葉を繰り返しなさい」。苦と痛みを幻想と認識し、悪夢を赦してしまうのだ。



And then you hold the key that opens Heaven's gate, and brings the Love of God the Father down to earth at last, to raise it up to Heaven. 
  • at last : 「ついに、とうとう」
  • raise [réiz] : 「上げる、上昇させる」
❖ "And then you ~ "「そうすれば、あなたは天の王国の門を開ける鍵を手にすることになり、ついには父なる神の愛を地上にもたらし、地上を天の王国へと持ち上げることが出来る」。



God will take this final step Himself. Do not deny the little steps He asks you take to Him.
  • final [fáinl] : 「最後の、最終の」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒絶する」
❖ "God will take ~ "「この最後のステップは神自らがとる」。天の王国の扉を開けてあなたを迎え入れるのは神自らだ。"Do not deny ~ "「神に向かって進んで欲しいと神が求めている一歩を拒んではいけない」。実相世界への回帰の旅を拒んではいけない。









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