●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.191.1:1 ~ W-pI.191.11:8

Lesson 191



I am the holy Son of God Himself. 
  • holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
❖ "I am the holy ~ "「私は、神自身の神聖な子である」。あなたは、神が創造した神の子であって、神同様に神聖である。あなたは、自分が神の子であるというアイデンティティをここで宣言する。



1. Here is your declaration of release from bondage of the world. And here as well is all the world released.
  • declaration [dèkləréiʃən] : 「公表、宣言」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
  • bondage [bάndidʒ] : 「緊縛、隷属性、束縛」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、その上」
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
❖ "Here is your ~ "「これが、この世界の呪縛からあなたが解放されたという宣言だ」。"And here as ~ "「そしてここで、世界のすべてが解放される」。あなたが、エゴの子ではなく、神が創造した神の子であると宣言することは、幻想の子ではなく実相の子だと宣言することだ。それは幻想からの目覚めの宣言であり、幻想の呪縛からの解放である。あなたの解放は、同時に、世界に散らばる同胞達の解放へとつながる。



You do not see what you have done by giving to the world the role of jailer to the Son of God.
  • role [róul] : 「役、役柄、役割、役目」
  • jailer [dʒéilər] : 「看守」
❖ "You do not ~ "「この世界に神の子の看守役を与えることで、あなたはあなたが何をしてきたか、何も分からずにいる」。この幻想世界を牢獄に喩えている。あなたは牢獄に閉じ込められ、常に監視されている。幻想からの脱獄を警戒されているわけだ。しかし、同時にあなたは、自分が牢獄に閉じ込められていることに気付いていない。自らその牢獄に入ったことも、そもそもその牢獄を自ら作ったことも、何も分かっていない。



What could it be but vicious and afraid, fearful of shadows, punitive and wild, lacking all reason, blind, insane with hate?
  • vicious [víʃəs] : 「悪意のある、卑劣な」
  • afraid [əfréid] : 「恐れて、心配して、怖がって」
  • fearful [fíərfəl] : 「恐ろしい、おびえている」
  • shadow [ʃǽdou] : 「影」
  • punitive [pjúːnətiv] : 「懲罰的な、苛酷な」
  • wild [wáild] : 「狂気じみた、荒れ狂った」
  • lacking [lǽkiŋ] : 「不足している、欠けている」
  • reason [ríːzn] : 「理性、理知」
  • blind [bláind] : 「目の見えない、盲目の」
  • insane [inséin] : 「愚かな、正気でない、狂った」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
❖ "What could it ~ "意訳する、「この世界は悪意と恐れに満ち、影に怯え、懲罰的で狂気じみており、理性のかけらもなく、盲目的で、憎悪を抱いて狂っている、と言う以外に何と言えよう」。これが、牢獄の幻想世界の有様(ありさま)だ。



2. What have you done that this should be your world? What have you done that this is what you see?
  • that : 「so that、〜であるように、〜となるように」
❖ "What have you ~ "「この世界をあなたの世界とするために、あなたは何をやってしまったのか」。"What have you ~ "「この世界があなたの目にする世界とするために、あなたは何をしてしまったのか」。あなたはエゴに心を売って、醜悪なこの世界を夢の中で描いていしまった。



Deny your own Identity, and this is what remains. You look on chaos and proclaim it is yourself. There is no sight that fails to witness this to you.
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒絶する」
  • identity [aidéntəti] : 「正体、アイデンティティー」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
  • look on : 「〜を見る」
  • chaos [kéiɑs] : 「混沌、大混乱、カオス」
  • proclaim [proukléim] : 「〜を明白に示す、宣言する」
  • sight [sáit] : 「視野、視界、眺め」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • witness [wítnəs] : 「証言する、証明する」
❖ "Deny your own ~ "「あなたが自分のアイデンティティを否定すれば、残るのはこんな世界だ」。あなたが神聖な神の子であるというアイデンティティを否定すれば、つまり、実在する真実を否定すれば、残るのは嘘だらけの幻想だけだ。醜悪な世界だけが残る。"You look on ~ "「あなたは混沌を目にして、それはあなたのものだと宣言する」。混沌の世界があなたの世界だと宣言する。"There is no ~ "「あなたに対して、これを証明し損なう光景などない」。この世界のどの光景を見ても、世界が醜悪であることがはっきり分かる。



There is no sound that does not speak of frailty within you and without; no breath you draw that does not seem to bring you nearer death; no hope you hold but will dissolve in tears.
  • sound [sáund] : 「音、響き、声」
  • speak of : 「〜を口にする、〜のことを話す」
  • frailty [fréilti] : 「弱さ、もろさ、弱点」
  • within [wiðín] : 「〜の中の、〜の内側の」
  • without [wiðáut] : 「〜の外の、〜の外側の」
  • breath [bréθ] : 「息、一呼吸」
  • draw [drɔ́ː] : 「くみ上げる、吸い込む」
  • near [níər] : 「近い場所へ、近くへ、近くに」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
  • dissolve [dizάlv] : 「消失する、消滅する」
  • in tears : 「泣いて、涙ながらに」
❖ "There is no ~ "「あなたの内面も外面も脆(もろ)いのだと語らない響きはない」。耳を澄ましてみれば、あなたの心の内と外の脆弱性を思い知らされることばかりが聞こえて来る。"no breath you ~ "「息を吸うたびに、あなたがどんどん死に近づいていることを思わせる」。"no hope you ~ "「あなたが抱く希望は、涙とともに消えていく」。絶望に打ちひしがれるばかりだ。



3. Deny your own Identity, and you will not escape the madness which induced this weird, unnatural and ghostly thought that mocks creation and that laughs at God.
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • madness [mǽdnis] : 「狂気、熱狂」
  • induce [indjúːs] : 「〜を生じさせる、引き起こす」
  • weird [wíərd] : 「奇妙な、風変わりな、変な」
  • unnatural [ʌnnǽtʃərəl] : 「不自然な、自然に反する」
  • ghostly [ɡóustli] : 「幽霊のような、影のような」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • mock [mɑ́k] : 「〜を嘲る、〜をばかにする」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物」
  • laugh [lǽf] at : 「〜を笑う」
❖ "Deny your own ~ "「あなたが自分のアイデンティティを否定すれば、創造をあざ笑い神を嘲笑するこの奇妙で不自然で幽霊じみた考えを生み出した狂気から、あなたは逃れられなくなるだろう」。前段落からの続き。神の子であるというアイデンティティを否定するということはホーリー・スピリットの思考システムを否定することでもあり、エゴの思考システムを選択することを意味する。結果、神とその創造をあざ笑うことになる。



Deny your own Identity, and you assail the universe alone, without a friend, a tiny particle of dust against the legions of your enemies.
  • assail [əséil] : 「〜を激しく攻撃する」
  • universe [júːnəvə̀ːrs] : 「宇宙、銀河、全世界」
  • alone [əlóun] : 「独りで、独力で、単独で」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな」
  • particle [pάːrtikl] : 「粒子、小片」
  • dust [dʌ́st] : 「ちり、ほこり」
  • legion [líːdʒən] : 「大群、軍団」
❖ "Deny your own ~ "「あなたが自分のアイデンティティを否定すれば、あなたはたった一人で、友もなく、敵の大軍団に立ち向かうちっぽけな芥子粒(けしつぶ)となって、この世界を攻撃することになる」。夢の中の幻想世界という名のモンスターと戦っても勝ち目はない。



Deny your own Identity, and look on evil, sin and death, and watch despair snatch from your fingers every scrap of hope, leaving you nothing but the wish to die.
  • evil [íːvəl] : 「邪悪さ、不正」
  • despair [dispέər] : 「絶望、失望、落胆」
  • snatch [snǽtʃ] : 「取り去る、ひったくる」
  • scrap [skrǽp] : 「かけら、小片」
  • die [dái] : 「死ぬ、死亡する」
❖ "Deny your own ~ "「あなたが自分のアイデンティティを否定すれば、邪悪さと罪と死を目にすることになり、絶望があなたの指先からあらゆる希望のかけらを引ったくるのを目撃し、死を望む以外に何も残されない」。



4. Yet what is it except a game you play in which Identity can be denied?
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
❖ "Yet what is ~ "「あなたがやっているゲーム以外に、アイデンティティを否定できるゲームは、(あるとしたら)何だろうか」。言い換えるなら、自分が神の子であるというアイデンティティを否定するような愚かなゲーム(幻想)に耽溺しているのはいったい誰だ。



You are as God created you. All else but this one thing is folly to believe.
  • folly [fάli] : 「愚かなこと、愚かさ」
❖ "You are as God ~ "「あなたは、神が創造したままのあなたである」。あなたは紛れもなく、神が創造した神の子である。"All else but ~ "「これを除いてそれ以外のすべては、信じるにも愚かなことだ」。



In this one thought is everyone set free. In this one truth are all illusions gone.
  • be set free : 「自由の身となる、釈放される」
❖ "In this one ~ "「このたった一つの思いの中で、あらゆる人々が解放される」。神の子であるという認識が出来れば、誰でも幻想(悪夢)から解放される。"In this one ~ "「このたった一つの思いの中で、すべての幻想は消滅する」。



In this one fact is sinlessness proclaimed to be forever part of everything, the central core of its existence and its guarantee of immortality.
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • proclaim [proukléim] : 「〜を明白に示す、宣言する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • central core [séntrəl kɔ́ːr] : 「中核」
  • existence [igzístns] : 「存在、実存、実在」
  • guarantee [gæ̀rəntíː] : 「保証、保証人 」
  • immortality [ìmɔːrtǽləti] : 「不死性、不滅」
❖ "In this one ~ "意訳する、「このたった一つの事実の中に、あらゆるものが無辜(むこ)性をその一部として永遠に備えているのだと宣言される」。誰もが生まれながらにして罪がなく純粋で神聖だと宣言できる。なぜなら、神が創造した神の子だから。"the central core ~ "「その無辜性は存在の核心であり、不死性の保証でもある」。無辜性に目覚めるとき、初めて実相的存在として生きることが可能となり、幻想に過ぎない死を超越して不死性を獲得する。



5. But let today's idea find a place among your thoughts and you have risen far above the world, and all the worldly thoughts that hold it prisoner.
  • find [fáind] : 「気付く、発見する、見いだす」
  • risen [rízn] : 「riseの過去分詞」
  • rise [ráiz] : 「立ち上がる、昇る」
  • above [əbʌ́v] : 「上に、上へ」
  • worldly [wə́ːrldli] : 「この世の、現世の」
  • prisoner [prízənər] : 「囚人、捕虜」
❖ "But let today's ~ "「しかし、あなたの思いの中に今日の考え方の居場所を与えてやれば、」"and you have ~ "「あなたはこの世界と、その世界を囚人として拘束しているあらゆる世俗的な考え方から遙かに上方へと昇ることが出来る」。世界を拘束している虚偽の考え方から目覚めて、真実が展開する実相へと昇ることが出来る。



And from this place of safety and escape you will return and set it free. For he who can accept his true Identity is truly saved.
  • safety [séifti] : 「安全、無事」
  • escape [iskéip] : 「逃亡、脱出、逃避」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • truly [trúːli] : 「全く、本当に、真に」
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "And from this ~ "「そして、あなたはこの安全な避難場所から戻って来て、世界を解放する」。実相に目覚めたあなたは、再び幻想の世界に立ち戻って、この世界と同胞達を幻想から解放する。"For he who ~ "「なぜなら、本当のアイデンティティを受け入れることが出来た者は本当に救われているからだ」。自分が神の創造した神の子であると受け入れることが出来た者は真実の実相に目覚めた者であるから、この世の苦と痛みから救われた者である。その体験を活かして、今度は同胞を苦と痛みから救うのである。実相への目覚めを手伝うのだ。



And his salvation is the gift he gives to everyone, in gratitude to Him Who pointed out the way to happiness that changed his whole perspective of the world.
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
  • in gratitude : 「感謝して、感謝の念から」
  • point out : 「〜を指摘する」
  • perspective [pərspéktiv] : 「見方、視点、眺め」
❖ "And his salvation  ~ "「そして、世界に対する見方を完全に変える幸せへの道を教えてくれた人に対する感謝の気持ちで満たされる中、彼の救いは彼がみんなに与える贈り物となる」。この世界が幻想に過ぎないと教えてくれて実相世界の幸せに導いてくれたホーリー・スピリットに感謝しながら、今度はあなたが他の同胞達に救いという贈り物を贈ることになる。



6. One holy thought like this and you are free: You are the holy Son of God Himself.
  • holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
  • free [fríː] : 「自由な、捕われていない」
❖ "One holy thought ~ "「次の様な神聖な思いを抱くことで、あなたは自由になれる」。"You are the ~ "「あなたは、神自身の神聖な子である」。正しいアイデンティティを受け入れることは真実に目覚めた印である。目覚めは、すなわちこの世の虚偽からの解放だ。



And with this holy thought you learn as well that you have freed the world.
  • learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
  • as well : 「同じに、その上」
  • free [fríː] : 「〜を自由にする、解放する」
❖ "And with this ~ "「そして、この神聖な思いを抱くことによって、あなたは世界を解放するのだということを同様に学ぶ」。あなたが神聖な神の子なら、同胞もまた神聖な神の子であると受け入れることが出来る。他者は鏡に映ったあなた自身だから、同胞もまた自分が神聖な神の子であると気付く。こうして、自他一如である神の子全体が真実に目覚め、世界は幻想から解放される。



You have no need to use it cruelly, and then perceive this savage need in it. You set it free of your imprisonment.
  • need [níːd] : 「必要、必要性」
  • cruelly [krúːəli] : 「残酷に、むごく」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
  • savage [sǽvidʒ] : 「凶暴な、残酷な、野蛮な」
  • imprisonment [impríznmənt] : 「投獄、拘禁」
❖ "You have no ~ "「あなたはこの世界を過酷に扱う必要はないし、また、世界には残酷さが必要だと感じる必要もない」。エゴの言いなりになって、この世に対して、あるいは他者に対して攻撃的に振る舞う必要はないし、この世界はそもそも残酷な特徴を持っているのだと決めつける必要もない。夢の中の残酷さなのだから、見て見ぬ振りをして通せばいい。つまり、夢だと認めて赦すのだ。そうすれば、"You set it ~ "「あなたが投獄されていたこの世界をあなたが解放する」。赦しによって夢から覚めれば、残酷な投獄生活は夢に過ぎなかったと知る。同時に投獄と化していた世界の呪縛が解けて、世界を幻想から解放することになる。



You will not see a devastating image of yourself walking the world in terror, with the world twisting in agony because your fears have laid the mark of death upon its heart.
  • devastating [dévəstèitiŋ] : 「破壊的な、壊滅的な」
  • terror [térər] : 「恐怖、テロ」
  • twist [twíst] : 「ゆがむ、身をよじる」
  • agony [ǽɡəni] : 「激しい苦痛、苦しみ」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、不安」
  • laid [léid] : 「layの過去・過去分詞形」
  • lay [léi] : 「置く、横たえる、用意する」
  • mark [mάːrk] : 「跡、印」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
  • heart [hάːrt] : 「心、胸の内」
❖ "You will not ~ "「あなたの恐れが世界の中心に死という印を刻んだために世界が苦しみで身をよじっている中、あなたが恐怖の世界の中を歩んでいるという破滅的なイメージを見ることはなくなる」。残酷な世界も恐怖の世界も夢だと知り、自分も同胞も苦しみを抱きながら身をよじるようにして生きて来たが、それすら夢だと知る。そんな夢を見る原因となったのはあなたの恐れであり、あなた自身が死を世界の中心テーマに掲げたからだ。
 神から分離した後、神への罪の意識と神の罰に対する恐れが神の子を乖離させてエゴを生み出し、現実から目を逸らせるために夢の中に逃げ込んだ。その夢が、エゴが支配する残酷な恐怖のこの世界であった。しかし、恐ろしい夢から覚めた瞬間、そんな世界は消滅してしまう。あなた自身の破滅的なイメージを二度と見ることはない(You will not see a devastating image of yourself)。



7. Be glad today how very easily is hell undone. You need but tell yourself:

        I am the holy Son of God Himself.
        I cannot suffer, cannot be in pain;
        I cannot suffer loss, nor fail to do all
        that salvation asks.
  • glad [ɡlǽd] : 「満足して、喜ばしい」
  • easily [íːzili] : 「安易に、簡単に、楽に」
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄」
  • undone [ʌndʌ́n] : 「undoの過去分詞形」
  • undo [ʌndú] : 「元どおりにする、取り消す」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失、紛失」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "Be glad today ~ "「いかに地獄が容易に取り消されるか、今日、それを目にして喜びなさい」。ここの地獄(hell)は、もちろん、幻想のこの世のこと。"You need but ~ "「あなた自身に次のように言うことだけが必要とされる」。"I am the holy ~ "「私は、神自身の神聖な子である」。"I cannot suffer ~ "「私は苦しむことはなく、痛みの中に存在することさえ不可能だ」。"I cannot suffer ~ "「喪失の苦しみを味わうこともなく、救いが要求するあらゆる事をし損なう可能性もない」。



And in that thought is everything you look on wholly changed.
  • look on : 「〜を見る」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体として」
❖ "And in that ~ "「そして、こういう思いを抱くことで、あなたが目にするすべてが完全に変化する」。実相に目覚めたあなたの目に映る光景はもはや幻想ではない。夢は真実に置き換わる。



8. A miracle has lighted up all dark and ancient caverns, where the rites of death echoed since time began. For time has lost its hold upon the world.
  • lighten [láitn] : 「〜を明るくする」
  • ancient [éinʃənt] : 「古代の、古くからの、古い」
  • cavern [kǽvərn] : 「大洞窟」
  • rite [ráit] : 「儀式、典礼」
  • echo [ékou] : 「こだまする、そのまま繰り返す」
  • lost [lɔ́st] : 「loseの過去・過去分詞形」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、喪失する、なくす」
  • hold [hóuld] : 「支配、支配力」
❖ "A miracle has ~ "「奇跡が、昔からある暗い洞窟のすべてを明るく照らした」。真実の光がこの世の闇を払拭する。"where the rites ~ "「その洞窟では、時間が始まって以来ずっと、死という儀式が繰り返し執り行われてきた」。この世界は幻想であるがゆえに変化流動し、必然的に死と崩壊へ向かす。



The Son of God has come in glory to redeem the lost, to save the helpless, and to give the world the gift of his forgiveness.
  • glory [ɡlɔ́ːri] : 「栄光、荘厳、誇り」
  • redeem [ridíːm] : 「〜を救い出す、取り返す」
  • lost [lɔ́st] : 「道に迷った、失われた」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦」
❖ "The Son of God ~ "「神の子は、迷える者に道を教えるため、希望を失った者を救うため、また、赦しという贈り物を世界に与えるために、誇りをもってやって来た」。"to redeem the lost"は、イエスを念頭に置いて「死者を復活させるため」と深読みしてもいいだろうし、「失われた真実を回復するため」と解釈してもいいだろう。ただ、ここでの神の子はあなた自身であるから、単純に、道に迷った同胞を救うためと読んでいいだろう。また、神の子の赦しが世界への贈り物であるとは、あなたがこの世の幻想性を認識し、それは夢に過ぎない達観して赦してしまえば、この世の幻想は消滅し、結果的にこの世界を悪夢から救うことになる、ということ。



Who could see the world as dark and sinful, when God's Son has come again at last to set it free?
  • sinful [sínfəl] : 「罪深い、邪悪な」
  • at last : 「最後に、ついに、とうとう」
❖ "Who could see ~ "「神の子がこの世界を解放するためについに再びやって来た時、いったい誰が、この世界を暗く罪深いものだと見ることが出来るだろうか」。



9. You who perceive yourself as weak and frail, with futile hopes and devastated dreams, born but to die, to weep and suffer pain, hear this: All power is given unto you in earth and Heaven.
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な」
  • frail [fréil] : 「弱い、虚弱な」
  • futile [fjúːtl] : 「役に立たない、無益な」
  • devastate [dévəstèit] : 「壊滅させる、荒廃させる」
  • weep [wíːp] : 「嘆く、泣く、涙を流す」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
❖ "You who perceive ~ "「自分自身を無力で弱々しいと思い、無益な希望と荒廃した夢を抱きながら、生まれては泣いたり痛みに苦しんだり、そして死に行くものだと思っているあなたよ、次の言葉に耳を傾けなさい」。"All power is ~ "「この地上においても天の王国においても、あらゆるパワーはあなたに与えられている」。神から継承した実相的なパワーは、たとえ神から分離した後でも、ちゃんとあなたに備わっている。あなたは脆弱ではなく、決して傷つくことはない。苦と痛みは幻想である。



There is nothing that you cannot do. You play the game of death, of being helpless, pitifully tied to dissolution in a world which shows no mercy to you.
  • pitifully [pítifəl] : 「悲しいほどに、哀れにも」
  • tie [tái] : 「〜を結ぶ、結合する」
  • dissolution [dìsəlúːʃən] : 「分解、崩壊」
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け」
❖ "There is nothing ~ "「あなたに出来ないことなど何もない」。"You play the ~ "「あなたは死のゲームや、あなたに情けを示すことのないこの世界で無慈悲にも崩壊に縛られている希望のないゲームをやっている」。あなたは無慈悲な悪夢に苦しんでいる。悪夢は幻想であり、単なるゲームに過ぎない。現実ではない。



Yet when you accord it mercy, will its mercy shine on you.
  • accord [əkɔ́ːrd] : 「与える、認める」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
❖ "Yet when you ~ "「しかし、あなたがこの世界に慈悲を与えてやれば、この世界の慈悲はあなたの上で輝き出すだろう」。あなたが悪夢から目覚めて真実の光を世界に与えることが出来れば、世界も悪夢から目覚めて、あなたに真実の光を投げかけてくれるだろう。



10. Then let the Son of God awaken from his sleep, and opening his holy eyes, return again to bless the world he made.
  • awaken [əwéikən] : 「目を覚まさせる、呼び起こす」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • bless [blés] : 「〜を祝福する、清める」
❖ "Then let the ~ "「そして、神の子を眠りから目覚めさせ、神聖な目を開き、神の子がでっち上げた世界を祝福するために、再び戻って来させなさい」。神の子を三人称で書いているが、あなたとあなたの同胞のことだ。この世界を祝福するとは、この幻想世界を愛(め)でることではない。むしろ、"bless"は『清める』という意味合いだととらえた方がいいだろう。この世界の幻想性を認めて赦し、清める、ということ。



In error it began, but it will end in the reflection of his holiness. And he will sleep no more and dream of death.
  • error [érər] : 「誤り、間違い」
  • reflection [riflékʃən] : 「反射、影、反映」
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
  • no more : 「それ以上〜ない」
❖ "In error it ~ "「この世界は誤りのうちに始まり、神の子の神聖さを反映して終わることになる」。神の子が深い眠りに陥って、眠りの中で誤った夢を見たことからこの世界は始まった。夢から目覚めた神の子は夢の中でこの世界をでっち上げたことを知り、同時に、自分は神聖な神の子であることを確認する。世界は赦されて消滅し、神聖な神と神の子が実相世界に並んで立つ。"And he will ~ "「そして、神の子は二度と再び眠りに陥ることはなく、死の夢を見ることもない」。



Then join with me today. Your glory is the light that saves the world.
  • join [dʒɔ́in] : 「参加する、一緒になる」
  • glory [ɡlɔ́ːri] : 「栄光、荘厳、誇り」
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "Then join with ~ "「今日、私(イエス)とともに救いの道を歩み出しなさい」。"Your glory is ~ "「あなたの栄光は世界を救う光なのだ」。神の子の栄光はこの世界の幻想性をかき消す実相の光だ。



Do not withhold salvation longer. Look about the world, and see the suffering there.
  • withhold [wiðhóuld] : 「〜を抑える、差し控える」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • no longer : 「もはや〜でない」
  • look about : 「〜を見回す、目を配る」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、悩み」
❖ "Do not withhold ~ "「もはや、救いを躊躇してはいけない」。"Look about ~ "「世界を見渡し、そこに救いを見つけなさい」。救いを求めている同胞の手助けをしなさい。



Is not your heart willing to bring your weary brothers rest?
  • be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • weary [wíəri] : 「疲れた、うんざりした」
  • rest [rést] : 「休息、休養」
❖ "Is not your ~ "「あなたの心は、疲れ果てた同胞に安らぎもたらしてあげたいと思わないでいられるだろうか」。



11. They must await your own release. They stay in chains till you are free.
  • await [əwéit] : 「〜を待ち受ける、待望する」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
  • in chains : 「獄舎につながれて、鎖で縛られて」
❖ "They must await ~ "「同胞達はあなた自身の解放を待ち望んでいる」。"They stay in ~ "「彼らは、あなたが自由になるまで鎖に繋がれている」。これ以降の文章も、あなたが先行し、同胞がその後を追うという記述になっているが、あなたと同胞は自他一如なので、あなたが率先して行動に出れば、それは同胞が動き出す切っ掛けを作ることになる。同胞が動き出せば、あなたの行動は加速される。いわば、あなたと同胞は幻想からの目覚めを分かち合うのだ。



They cannot see the mercy of the world until you find it in yourself. They suffer pain until you have denied its hold on you.
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け」
  • suffer [sʌ́fər] : 「経験する、耐える」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒絶する」
  • hold [hóuld] : 「支配、支配力」
❖ "They cannot see ~ "「あなたがあなた自身の中に慈悲を見つけるまで、彼らは世界の中に慈悲を見出すことは出来ない」。"They suffer pain ~ "「痛みがあなたを支配していることをあなたが否定するまで、彼らは痛みに苦しむ」。



They die till you accept your own eternal life. You are the holy Son of God Himself.
  • die [dái] : 「死ぬ、死亡する」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、永久の」
❖ "They die till ~ "「あなたが永遠の命を受け入れるまで、彼らは死を味わう」。



Remember this, and all the world is free. Remember this, and earth and Heaven are one.
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • earth [ə́ːrθ] : 「地球、地上、現世、この世」
❖ "Remember this ~ "「そういうことを忘れないでいなさい」。"and all the ~ "「そうすれば、全世界は自由になる」。"Remember this ~ "「そういうことを忘れないでいなさい」。"and earth and ~ "「そうすれば、この地上と天の王国は一つになる」。この地上に生きながら幻想は消滅し、あなたの心の中の天の王国があなたの眼前に展開する。






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❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

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