●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.197.1:1 ~ W-pI.197.9:8

Lesson 197



It can be but my gratitude I earn. 
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
  • earn [ə́ːrn] : 「得る、獲得する」
❖ "It can be ~ "「私が得るものは、ただ私の感謝である」。他者から感謝を受けることを目的とするのではなく、あなたの心に感謝の気持ちが生まれることを目標とすべきだ。実相的に与えることと得ることは等しいので、あなたが他者に感謝を与えることは他者から感謝を受け取ることと等しい。



1. Here is the second step we take to free your mind from the belief in outside force pitted against your own.
  • outside [áutsáid] : 「外部の、部外の」
  • force [fɔ́ːrs] : 「力、エネルギー、強さ」
  • pit [pít] : 「〜を戦わせる、対抗させる」
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
❖ "Here is the ~ "「あなた自身の力に対抗する外的な力があると信じることからあなたの心を解放するために、私達がとるべき第二のステップがここにある」。あなたの外側に存在している他者があなたを攻撃する可能性があると信じるところから心を解放させる必要がある。この世ではあなたと他者は別々の存在であるかのように見えるが、実相的には単一の神の子である。幻想のこの世にあってのみ、分裂した断片の一つ一つに見えているに過ぎない。言い換えれば、外部に存在する他者はあなたの心が外部に投影したあなた自身の姿である。



You make attempts at kindness and forgiveness. Yet you turn them to attack again, unless you find external gratitude and lavish thanks.
  • attempt at : 「〜への試み」
  • kindness [káindnis] : 「親切、思いやり」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し」
  • unless [ənlés] : 「〜でない限り」
  • external [ikstə́ːrnl] : 「外の、外側の、外部の」
  • lavish [lǽviʃ] : 「豊富な、過分な」
❖ "You make ~ "「あなたは優しくあろうとし、赦しを与えようとする」。"Yet you turn ~ "「しかし、あなたが外からの感謝やあり余る感謝を見出すことがない限り、あなたは優しさや赦しを再び攻撃に変えてしまう」。見返りがないとき、あなたはそれを放棄するだけでなく、攻撃に転じさえする。



Your gifts must be received with honor, lest they be withdrawn.
  • receive [risíːv] : 「受け取る」
  • honor [άnər] : 「敬意、誠実、正直さ」
  • lest [lést] : 「〜しないように」
  • withdrawn [wiðdrɔ́ːn] : 「withdrawの過去分詞形」
  • withdraw [wiðdrɔ́ː] : 「取りやめる、引っ込める」
❖ "Your gifts must ~ "「あなたの贈り物は敬意をもって受け取ってもらわねばならない」。"lest they be ~ "「さもなければ、贈り物は引っ込められてしまう」。感謝されなければ何も与えないというスタンスをとってしまう。



And so you think God's gifts are loans at best; at worst, deceptions which would cheat you of defenses, to ensure that when He strikes He will not fail to kill.
  • loan [lóun] : 「貸し付け、ローン」
  • at best : 「よくても、せいぜい」
  • at worst : 「最悪の場合でも」
  • deception [disépʃən] : 「騙すこと、策略」
  • cheat [tʃíːt] : 「だます、ごまかす」
  • cheat someone of : 「〜をだまして〜を奪い取る」
  • defense [diféns] : 「防衛、防御」
  • ensure [inʃúər] : 「〜を確実にする、保証する」
  • strike [stráik] : 「攻撃を開始する、襲う」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
❖ "And so you ~ "「そこであなたは、神からの贈り物はせいぜいローンのようなものだと思っている」。"at worst ~ "「最悪なら、神が攻撃するとき、殺し損ねないために、あなたから防衛力を騙しとってしまおうとする策略だと思っている」。神の子は神のもつ力を贈り物として与えられたが、それさえも、ローンで買った力のようなもので、力を維持するには負担が大きいと思っている。あるいは、神は力を神の子に与えておいて、いざ神の子を罰しようと思うときは、与えた力を奪い取って神に反抗できないようにしようとする騙しのようなものだと感じている。



2. How easily are God and guilt confused by those who know not what their thoughts can do.
  • easily [íːzili] : 「安易に、簡単に」
  • guilt [ɡílt] : 「あやまち、罪」
  • confuse [kənfjúːz] : 「混同する、混乱させる」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
❖ "How easily ~ "「思いに何が出来るのか知らない者によって、神と罪とは何と簡単に混同されてしまうことか」。神を裏切って神から分離してしまったという罪の思いが、神はその罪を罰するに違いないという恐れを生み出した。神の子の勝手な思いが被害妄想的な恐れを生み出し、神と罪とを関連づけて心の混乱状態を招いた。



Deny your strength, and weakness must become salvation to you. See yourself as bound, and bars become your home.
  • deny [dinái] : 「否定する、認めない」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、脆弱性」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救済、救い」
  • bound : 「bind の過去・過去分詞形」
  • bind [báind] : 「〜を束縛する、拘束する」
  • bar [bάːr] : 「柵、鉄格子」
❖ "Deny your ~ "「あなたの力を否定すれば、あなたにとって弱さが救いとなるに違いない」。真実を真っ正面から見ようとする強さを回避し、幻想の中に止(とど)まってまどろみながら生きて行く弱さを選択してしまう。神と直接対峙することを恐れ、それを回避することが罪からの救いだと思い込んでしまう。"See yourself ~ "「あなた自身は縛られていると思ってしまえば、鉄格子があなたの家になる」。自由を恐れ、束縛されている方が安全だと考えてしまう。エゴによる束縛と支配に救いを求めてしまうのだ。



Nor will you leave the prison house, or claim your strength, until guilt and salvation are not seen as one, and freedom and salvation are perceived as joined, with strength beside them, to be sought and claimed, and found and fully recognized.
  • leave [líːv] : 「〜から離れる、〜から撤退する」
  • prison [prízn] : 「監獄、監禁」
  • prison house : 「獄舎」
  • claim [kléim] : 「主張する、要求する」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、自主」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を理解する」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する」
  • beside [bisáid] : 「〜のそばに、〜の傍らに」
  • sought [sɔ́ːt] : 「seek の過去・過去分詞形」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
  • find [fáind] : 「発見する、見いだす、気付く」
  • fully [fúlli] : 「十分に、完全に」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
❖ "Nor will you ~ "「〜するまでは、あなたは獄舎を去ろうとせず、あなたの強さを主張することもしない」。"until guilt and ~ "「罪と救いが一つだと見ることをせずに、自由と救いこそが結びついているのだと知覚され、自由と救いの傍らに力が寄り添い、自由と救いが求められて、自分のものだと主張され、ついに見出されて完全に受け入れられるまでは、」あなたは獄舎を去ろうとせず、あなたの強さを主張することもしない。これが、真実を回避する弱さに依存した生き方だ。罪の意識を温存し、エゴの支配を受け入れて幻想世界という獄舎の中でかろうじて生きて行く。



3. The world must thank you when you offer it release from your illusions.
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "The world ~ "「あなたが幻想から解放されたことを世界に示すとき、世界はあなたに感謝するに違いない」。あなたと世界は分離してはいない。あなたが幻想から解放されるとき、世界も幻想から解放される。世界はあなたに感謝することになる。



Yet your thanks belong to you as well, for its release can only mirror yours.
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する、〜の所有である」
  • as well : 「同じに、おまけに、その上」
  • mirror [mírər] : 「〜を映す、〜を正確に映し出す」
❖ "Yet your thanks ~ "「しかし、あなたが受ける感謝は、同時にあなたが抱く感謝でもある」。実相世界では、与えることと得ることは同一である。世界があなたに感謝し、あなたがその感謝を受け取ることは、同時にあなたが世界に感謝を与えていることになる。"for its release ~ "「なぜなら、世界の解放は単にあなたの解放を鏡に映しただけのものなのだから」。あなたの心の思いが外部に映し出されたものがこの世界である。感謝と同様に、あなたの解放が世界の解放につながり、世界の解放はあなたの解放になる。



Your gratitude is all your gifts require, that they be a lasting offering of a thankful heart, released from hell forever.
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
  • require [rikwáiər] : 「〜を求める、〜に要求する」
  • lasting [lǽstiŋ] : 「永続する、続く」
  • offering [ɔ́ːfəriŋ] : 「贈り物、ささげ物」
  • thankful [θǽŋkfəl] : 「感謝の」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "Your gratitude ~ "「あなたの感謝こそ、あなたの贈り物が求めるすべてだ」。あなたが世界に与える解放という贈り物は、世界からの感謝のみならず、あなた自身の世界への感謝をもたらす。つまり、解放と感謝を、あなたと世界は分かち合うのだ。"that they be ~ "「こうしてあなたの贈り物は、永遠に地獄から解放されたことを感謝する心がいつまでも捧げ続ける贈り物となる」。分かち合いによって、感謝と解放は永遠に拡張増大していく。



Is it this you would undo by taking back your gifts, because they were not honored?
  • undo [ʌndú] : 「元どおりにする、取り消す」
  • take back : 「取り戻す」
  • honor [άnər] : 「〜に敬意を払う、尊敬する」
❖ "Is it this ~ "「これは、あなたの贈り物が敬われていないという理由によって、あなたの贈り物を取り戻して取り消しにしたいと思うことだろうか」。世界が解放というあなたの贈り物に対して冷淡であるとき、あなたはそれを理由に世界から解放を取り戻したいと思っていいものだろうか。



It is you who honor them and give them fitting thanks, for it is you who have received the gifts.
  • fitting [fítiŋ] : 「適切な、似合いの」
  • receive [risíːv] : 「受け取る」
❖ "It is you ~ "「贈り物を敬い、それに相応する感謝を捧げるのはあなたである」。世界にそれを求めるべきではない。"for it is ~ "「なぜなら、贈り物を受け取ったのはあなたなのだから」。世界に与えた贈り物を受け取ったのは世界であり、同時にあなた自身である。だから、世界に敬意と感謝を求める前に、あなたは自分自身に敬意と感謝を求めるべきだ。



4. It does not matter if another thinks your gifts unworthy. In his mind there is a part that joins with yours in thanking you.
  • matter [mǽtər] : 「重要である、問題である」
  • unworthy [ʌnwə́ːrði] : 「値しない、価値のない」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する」
❖ "It does not ~ "「もし他者が、あなたの贈り物には価値がないと思ったとしても、それは問題ではない」。なぜなら、それは他者の心を支配するエゴの判断に過ぎないから。"In his mind ~ "「他者の心には、あなたに感謝しながらあなたの心とつながっている部分がある」。もちろん、それはホーリー・スピリットの住まう部分。



It does not matter if your gifts seem lost and ineffectual. They are received where they are given.
  • lost [lɔ́st] : 「loseの過去・過去分詞形」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、なくす」
  • ineffectual [ìniféktʃuəl] : 「無駄な、無力な」
❖ "It does not ~ "「あなたの贈り物が失われたり無駄にされたように見えても、それは問題ではない」。"They are received ~ "「あなたの贈り物は、与えられる所で受け取られる」。時が来れば、あなたの贈り物は他者に受け入れられる。時と場所を調整してくれるのはホーリー・スピリット(イエス)だ。



In your gratitude are they accepted universally, and thankfully acknowledged by the Heart of God Himself.
  • accept [æksépt] : 「認める、受け入れる」
  • universally [jùːnəvə́ːrsəli] : 「普遍的に、広く」
  • thankfully [θǽŋkfəli] : 「有り難いことに、感謝して」
  • acknowledge [æknάlidʒ] : 「承認する、受け入れる」
❖ "In your gratitude ~ "「あなたが感謝するなかで、あなたの贈り物は広く受け入れられ、神自身の胸にも感謝されながら受け入れられる」。



And would you take them back, when He has gratefully accepted them?
  • gratefully [ɡréitfəli] : 「感謝して、喜んで」
❖ "And would ~ "「神があなたの贈り物を感謝して受け入れているときに、あなたはあなたの贈り物を取り戻してしまいたいと思うだろうか」。せっかく差し出した贈り物を引っ込めてしまうには及ばない。なにしろ、神も喜んでいるのだから。



5. God blesses every gift you give to Him, and every gift is given Him, because it can be given only to yourself. And what belongs to God must be His Own.
  • bless [blés] : 「〜を祝福する、〜を賛美する」
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する、〜の所有である」
❖ "God blesses ~ "「あなたが神に差し出す贈り物のすべてを、神は祝福してくれる」。"and every ~ "「そして、贈り物のすべては神に与えられる」。神はあなたの贈り物を祝福し、感謝しながら受け取ってくれる。"because it can ~ "「なぜなら、その贈り物はただあなた自身にのみ与え得るものだからだ」。幻想から実相への解放、真実への目覚めが、あなたが差し出す贈り物だ。実際に解放されて目覚めるのはあなた自身なので、あなたの贈り物はあなた自身にのみ与えられることになる。しかし同時に、あなたは神の子として目覚め、神の下(もと)へ回帰したのだ。あなた自身が神への贈り物となる。神の属性を取り戻した姿を見て、神はあなたを祝福することになる。"And what belongs ~ "「神に属するものは、神自身のものである」。神に属していた神の属性が、神の子に与えたままに今、神に返される。それは神のものであり、したがって神の子もまた神に属している証拠である。神の属性が神に返されたからといって、神の子が神の属性を失うわけではない。神と神の子の間で分かち合われ、拡張増大していくことになる。



Yet you will never realize His gifts are sure, eternal, changeless, limitless, forever giving out, extending love and adding to your never-ending joy while you forgive but to attack again.
  • realize [ríːəlàiz] : 「自覚する、実感する」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
  • changeless [tʃéindʒlis] : 「変化のない、不変の」
  • limitless [límitlis] : 「制限のない、無限の」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • give out : 「放出する、分配する」
  • extend [iksténd] : 「広げる、拡張する、拡大する」
  • add [ǽd] : 「加える、付け足す」
  • never-ending : 「果てしなく続く」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
❖ "Yet you will ~ "「神の贈り物は確かなものであり、永遠に変化することも制限されることもなく、永遠に与え続けられ、愛を拡張し、決して終わることのないあなたの喜びに付け加えられることを、あなたが誰かを赦したのにもかかわらず、再び攻撃してしまううちは、あなたは決して実感することはないだろう」。だから、他者の誤りを赦したなら、再び攻撃に転ずるようなことをしてはいけない。誤りの幻想性を赦し、幻想を消滅させてしまわなくはいけない。



6. Withdraw the gifts you give, and you will think that what is given you has been withdrawn.
  • withdraw [wiðdrɔ́ː] : 「取りやめる、引っ込める」
❖ "Withdraw the ~ "「あなたが与えた贈り物を引っ込めてみなさい」。"and you will ~ "「そうすれば、あなたは、あなたに与えられた贈り物が引っ込められたと思うだろう」。実相的には、与えることと得ることは同じだ。言い換えれば、あなたが与えたものを引っ込めることと、あなたから与えられたものが引っ込められることは同じことになる。あなたは、鏡の中の自分に与えたものを引っ込めることで、自分から贈り物を奪ったことになる。自他一如の理にかなっているわけだ。



But learn to let forgiveness take away the sins you think you see outside yourself, and you can never think the gifts of God are lent but for a little while, before He snatches them away again in death. For death will have no meaning for you then.
  • take away : 「奪い去る、持ち去る」
  • lent [lént] : 「lendの過去・過去分詞形」
  • lend [lénd] : 「 〜を貸す、貸し出す 」
  • for a little while : 「ほんのしばらくの間」
  • snatch [snǽtʃ] : 「つかむ、さらう」
  • snatch away : 「ひったくる、もぎ取る、さらう」
  • have no meaning : 「無意味である」
❖ "But learn to ~ "「しかし、あなた自身の外にあるとあなたが思っている罪を赦しによって取り去ってしまえば、」本当はあなた自身の心の中に罪の意識があるのだが、それを外部に投影した結果、罪が外にあるかのようにあなたの目には映る。しかし、そんな罪も含めてすべてを赦してしまえば、"and you can ~ "「神の贈り物はほんのしばらく借りただけで、死ぬときになれば、神はそれを取り上げてしまうなどと考えることは不可能になる」。神が神の子に与えた神の属性のすべては、永遠にあなたのものだ。もし神がそれをあなたから取り上げたなら、神は自分自身から神の属性のすべてを取り上げてしまったことと同じになってしまう。そんな愚かなことを神が実行するはずはない。



7. And with the end of this belief is fear forever over. Thank your Self for this, for He is grateful only unto God, and He gives thanks for you unto Himself.
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • over [óuvər] : 「終わって、おしまいになって」
  • grateful [ɡréitfəl] : 「感謝する、感謝している」
❖ "And with the ~ "「そして、こんなことを信じる気持ちを終わらせることで、恐れは永遠に終焉する」。"Thank your Self ~ "「本当のあなた自身にこのことを感謝しなさい」。実相に目覚めた本当のあなた自身、つまり、ホーリー・スピリットと一体となったあなた自身を褒めて、素直に喜べばいい。"for He is ~ "「なぜなら、ホーリー・スピリットは神にのみ感謝し、神自身に対してあなたのことを感謝するからだ」。ここの"He"をホーリー・スピリットとして解釈してみた。"Himself"は神自身。あなたの心の中に住まうホーリー・スピリットは、あなたが永遠に恐れから解放されたことを喜び、そのことに感謝する。ホーリー・スピリットが感謝の念を伝える相手は神である。蛇足になるが、ここでの感謝はほぼ喜びを意味しているように思える。喜びを神に伝え、祝い、感謝する光景を想像してみればいい。



To everyone who lives will Christ yet come, for everyone must live and move in Him.
  • yet [jét] : 「これから、いつか、やがて」
❖ "To everyone ~ "「生きている者達一人一人に、キリストがやがてやって来る」。幻想から目覚めて真実に生きる者達すべてがホーリー・スピリットと一体化し、今も悪夢に恐れを抱く者達を幻想から救うキリストとして活動し始める。"for everyone ~ "「なぜなら、みんなが生きて、キリストの中で活動しなくてはならないからだ」。分裂した神の子が全員、救われなくては意味がない。神は単一の神の子を創造したのだから。



His Being in His Father is secure, because Their Will is One. Their gratitude to all They have created has no end, for gratitude remains a part of love.
  • being [bíːiŋ] : 「存在、実在、生命」
  • secure [sikjúər] : 「不安のない、安全な」
  • remain [riméin] : 「〜のままである」
❖ "His Being in ~ "「父なる神の中に存在していることは、まったく安全だ」。あなたがホーリー・スピリットと一体化しキリストとして生きて活動することは、神の中に生きることを意味し、完全に安全だ。"because Their ~ "「なぜなら、彼らの意志は一つだからだ」。キリストの意志と神の意志は同一である。"Their gratitude ~ "「彼らが創造したすべてのものに対して彼らの感謝が終わることはない」。"for gratitude ~ "「なぜなら、感謝は愛の一部として存在し続けるからだ」。喜び、感謝、愛、等々が渾然と一体化し、目覚めの世界を満たしていく。



8. Thanks be to you, the holy Son of God. For as you were created, you contain all things within your Self.
  • contain [kəntéin] : 「含む、包含する」
❖ "Thanks be ~ "「神聖な神の子よ、あなたに感謝する」。"For as you ~ "「なぜなら、あなたは創造されたままに、本当のあなた自身の中にすべてのものを持っているからだ」。神が神の子を創造したとき、神の子は神の属性のすべてを継承した。あなたは心の奥底にそのすべてを永遠に保持している。



And you are still as God created you. Nor can you dim the light of your perfection.
  • dim [dím] : 「薄暗くする」
  • perfection [pərfékʃən] : 「完全、完璧、完成」
❖ "And you are ~ "「そしてあなたは、今も神が創造したままのあなただ」。"Nor can you ~ "「あなたの完全性を示す灯りを、あなたは薄暗くすることは出来ない」。神の属性を備えた完全な神の子であることを、あなたは隠すことは出来ない。



In your heart the Heart of God is laid. He holds you dear, because you are Himself.
  • laid [léid] : 「layの過去・過去分詞形」
  • lay [léi] : 「置く、横たえる」
  • dear [díər] : 「親愛な、いとしい」
  • hold someone dear : 「〜をいとしいと思う」
❖ "In your heart ~ "「あなたの心の中に、神の心が置かれている」。あなたの心の中に、神の意志を継いだホーリー・スピリットが住まっている。"He holds ~ "「神はあなたをいとおしいと思っている」。"because you ~ "「なぜなら、あなたは神自身なのだから」。あなたと神は分離され得るものではなく、一体の存在だ。



All gratitude belongs to you, because of what you are.
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する」
❖ "All gratitude ~ "「あらゆる感謝はあなたのものだ」。神への感謝は、神と一体であるあなた自身への感謝となる。"because of ~ "「あなたは本来そういう存在だからだ」。ここの"what you are"は「あなたであるところのもの」、つまり、神が創造した完璧な神の子であり、神の属性のすべてを継承した存在だ、ということ。



9. Give thanks as you receive it. Be you free of all ingratitude to anyone who makes your Self complete.
  • be free of : 「免除されている」
  • ingratitude [inɡrǽtətjùːd] : 「感謝の気持ちがないこと」
❖ "Give thanks ~ "「感謝を受けたら、感謝を与えなさい」。感謝されたら、感謝を返す。"Be you free ~ "「本当のあなた自身を完全にしてくれるどんな人に対しても、感謝せずに済ませてはいけない」。あなたがホーリー・スピリットと一体になって、完全な神の子として生まれ変わる手助けをしてくれる者に対して、感謝し忘れないように。あなたに赦しの機会を与えてくれた他者に対して感謝するべきだ。



And from this Self is no one left outside. Give thanks for all the countless channels which extend this Self.
  • left [léft] : 「leaveの過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜を残す、置き忘れる」
  • outside [áutsáid] : 「外側に、外部に」
  • countless [káuntlis] : 「数え切れないほどの」
  • channel [tʃǽnl] : 「(伝達)経路、チャネル」
  • extend [iksténd] : 「伸ばす、広げる」
❖ "And from this ~ "「そして、この本当の自分自身から誰一人として外に取り残されることはない」。自分だけが幻想から目覚めるだけではいけない。あなたが本当の自分自身になったなら、キリストとして他者を救う役割を担わなくてはいけない。誰一人、外にはじき出してはいけない。"Give thanks ~ "「この本当の自分自身を拡張する数多くのチャンネルに感謝しなさい」。神の子として目覚め、自己を完成するための経路(チャンネル)は数多くある。たとえば赦しであり、贖罪だ。あなたが他者を赦すとき、あなたはその他者に感謝すべきだ。その他者は、あなたの成長を促してくれたのだから。



All that you do is given unto Him. All that you think can only be His Thoughts, sharing with Him the holy Thoughts of God.
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "All that you ~ "「あなたが行うことはすべて、本当のあなた自身に与えられる」。あなたが真実を行えば、本当のあなた自身であるホーリー・スピリットはあなたに感謝するだろうし、あなたが誤りを犯せば、それを赦しの材料としてホーリー・スピリットはあなたの目覚めに利用するだろう。"All that you ~ "「あなたが思うことはすべて、ただホーリー・スピリットの思いになり得る」。あなたの思いが同調するのはホーリー・スピリットの思いだけだ。ホーリー・スピリットの思いは、もちろん神の思いである。したがって、"sharing with ~ "「あなたは神の神聖な思いをホーリー・スピリットと分かち合っている」。



Earn now the gratitude you have denied yourself when you forgot the function God has given you.
  • earn [ə́ːrn] : 「得る、獲得する」
  • deny [dinái] oneself : 「自分に〜を禁じる」
  • forgot [fərɡάt] : 「forgetの過去・過去分詞形」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、役割」
❖ "Earn now the ~ "「神があなたに与えた役割をあなたが忘れたとき、あなた自身に禁じてきた感謝の気持ちを、今や自分のものとしなさい」。愛と喜びに溢れた感謝の気持ちを取り戻しなさい。



But never think that He has ever ceased to offer thanks to you.
  • cease [síːs] : 「〜をやめる、中止する」
❖ "But never ~ "「しかし、あなたに感謝の気持ちを差し出すことを神が止めたことがあるなどと決して思ってはけない」。あなたは感謝の気持ちを忘れていたかもしれないが、神は決してあなたへの愛と感謝の気持ちを忘れることはなかった。






W-pI.196.1:1 ~ W-pI.196.12:6

Lesson 196



It can be but myself I crucify. 
  • crucify [krúːsifài] : 「〜を十字架に張り付けにする」
❖ "It can be ~ "「私を十字架に架けているのは、他でもない私である」。"crucify"には「責め苦しめる」という意味もある。あなたは、自分が十字架に架けられたかのような責め苦を感じているかもしれないが、その苦しみを与えている者はあなたが憎む他者ではなくあなた自身だ。



1. When this is firmly understood and kept in full awareness, you will not attempt to harm yourself, nor make your body slave to vengeance. 
  • firmly [fə́ːrmli] : 「しっかりと、きっぱりと」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、意識性」
  • attempt [ətémpt] : 「〜を試してみる、〜を企てる」
  • harm [hάːrm] : 「害する、〜に危害を加える」
  • slave [sléiv] : 「奴隷」
  • vengeance [véndʒəns] : 「復讐、報復」
❖ "When this is ~ "「このことがしっかり理解され、十分に意識の中に保たれているなら、あなたは自分自身を傷つけたり、あなたの肉体を復讐の奴隷としようなどと試みることはない」。復讐は自分自身に跳ね返ってきて、自分を傷つけてしまうからだ。人は自他一如であるから、他者を攻撃することは自分を攻撃することに等しい。



You will not attack yourself, and you will realize that to attack another is but to attack yourself. 
  • attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る」
❖ "You will not ~ "「あなたはあなた自身を攻撃しようなどと思うことはなく、他者を攻撃することは単にあなた自身を攻撃することだと気付くだろう」。



You will be free of the insane belief that to attack a brother saves yourself. 
  • insane [inséin] : 「ばかげた、正気でない」
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "You will be ~ "「同胞を攻撃することはあなた自身を守ることだという狂った信念からあなたは解放される」。あなたに苦を強いているのは他者であると決めつけ、その他者を憎んで攻撃することであなたの苦と痛みはますます増していく。その狂った信念から解放されなければいけない。



And you will understand his safety is your own, and in his healing you are healed. 
  • safety [séifti] : 「安全、無事」
❖ "And you will ~ "「そして、同胞の安全があなた自身の安全であり、同胞がヒーリングされる中であなたがヒーリングされる」。同胞への攻撃を止め、同胞の安全を保証することであなたの安全が確保できる。自他一如だから当然だ。そして、同胞が苦と痛みの幻想から解放されて癒やされるとき、あなた自身も苦と痛みの幻想から解放される。幻想から真実へ目覚めることが実相的なヒーリングである。



2. Perhaps at first you will not understand how mercy, limitless and with all things held in its sure protection, can be found in the idea we practice for today. 
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • at first : 「最初は、初めは」
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け」
  • limitless [límitlis] : 「制限のない、無限の」
  • held [héld] : 「holdの過去形・過去分詞形」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な」
  • protection [prətékʃən] : 「保護、擁護、防御」
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
  • practice [prǽktis] : 「練習する、実践する」
❖ "Perhaps at ~ "「制限されることない慈悲は確実にすべてのものを守っているのだが、その慈悲が、今日私達が練習する考え方の中に見出せるということは、もしかすると最初は理解できないかもしれない」。今日のレッスンの中心テーマの一つは慈悲なのだが、最初はなぜそうなのか理解できないかもしれない。



It may, in fact, appear to be a sign that punishment can never be escaped because the ego, under what it sees as threat, is quick to cite the truth to save its lies. 
  • in fact : 「実は、実のところ」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • sign [sáin] : 「象徴、しるし、証拠」
  • punishment [pʌ́niʃmənt] : 「罰すること、罰」
  • escape [iskéip] : 「避ける」
  • threat [θrét] : 「脅迫、脅し、脅威」
  • be quick to : 「すぐに〜する」
  • cite [sáit] : 「〜を引用する」
  • lie [lái] : 「嘘、虚言」
❖ "It may, in ~ "「実際、慈悲はthat以下を表す印に見えるかもしれない」。"that punishment ~ "「エゴは、脅威にさらされていると見なした時、その嘘を守るためにすばやく真実を引用するので、罰は決して避けられない」ということを表す印に見えるかもしれない。たとえば、あなたが罪を犯したと思った時、その罪が幻想に過ぎないとあなたが見破ることをエゴは恐れて、罪の意識から解放されるには罰せられるだけでいいのだとつぶやく。あなたを罪から解放できるのは罰だけだというのが真実であって、それが慈悲というものだ、とうそぶく。あなたはまんまと騙される。



Yet must it fail to understand the truth it uses thus. But you can learn to see these foolish applications, and deny the meaning they appear to have. 
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • foolish [fúːliʃ] : 「愚かな、馬鹿な」
  • application [æ̀pləkéiʃən] : 「適用、利用」
  • deny [dinái] : 「否定する、認めない」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、真意」
❖ "Yet must it ~ "「しかしエゴは、エゴがこのように利用している真実というものを理解し損なっているに違いない」。エゴは、罪を帳消しにするために罰が必要であると信じており、それが真実だと主張するが、それは真実を理解していない証拠だ。"But you can ~ "「しかし、あなたは、こんな愚かな(真実の)適用を見抜くことを学び、それがもっているかのように見える意味を否定できる」。罰せられることで罪が赦されるという、一見正しそうな理論は偽りだとあなたは見抜くことが出来る。そもそも罪は幻想であり、存在していないと知っているからだ。



3. Thus do you also teach your mind that you are not an ego. 
  • teach [tíːtʃ] : 「〜を教える、学ばせる」
❖ "Thus do you ~ "「こうしてあなたは、あなたがエゴではないこともあなたの心に教える」。



For the ways in which the ego would distort the truth will not deceive you longer. You will not believe you are a body to be crucified. 
  • distort [distɔ́ːrt] : 「歪める、歪曲する」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、騙す」
  • crucify [krúːsifài] : 「〜を十字架に張り付けにする」
❖ "For the ways ~ "「なぜなら、エゴが真実を歪めようとするやり方は、もはやあなたを騙すことは出来なくなるからだ」。"You will not ~ "「あなたは、あなたが十字架に張り付けにされる肉体だと信じることはなくなる」。罪も幻想なら罰も幻想で、肉体自体もまた幻想だと知ったからだ。



And you will see within today's idea the light of resurrection, looking past all thoughts of crucifixion and of death, to thoughts of liberation and of life. 
  • resurrection [rèzərékʃən] : 「よみがえり、復活」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを通り越して」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • crucifixion [krùːsəfíkʃən] : 「はりつけ、十字架刑」
  • liberation [lìbəréiʃən] : 「解放、自由化」
❖ "And you will ~ "「そしてあなたは、今日の考え方の中に復活の光を見ることになる」。"looking past ~ "「あなたは、十字架刑や死という考えのすべてを通り越し、解放と命という考えに目を向ける」。罪と罰という幻想を通り越して、その先に実在する復活と命という真実に目を向ける。



4. Today's idea is one step we take in leading us from bondage to the state of perfect freedom. 
  • lead [líːd] : 「〜を導く、連れて行く」
  • bondage [bάndidʒ] : 「隷属、束縛」
❖ "Today's idea ~ "「今日の考え方は、私達を束縛状態から完全な自由状態へと導くために私達がとる一歩である」。



Let us take this step today, that we may quickly go the way salvation shows us, taking every step in its appointed sequence, as the mind relinquishes its burdens one by one. 
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救済、救い」
  • appointed [əpɔ́intid] : 「指定された、約束の」
  • sequence [síːkwəns] : 「連続するもの、順序」
  • relinquish [rilíŋkwiʃ] : 「放棄する、手放す」
  • burden [bə́ːrdn] : 「荷物、重荷、責任」
  • one by one : 「一つずつ」
❖ "Let us take ~ "「この一歩を踏み出そう」。"that we may ~ "「そうすれば、救いが私達に示してくれる道を速やかに進むことが出来る」。"taking every ~ "「そして、約束された順序通りに一歩一歩進むつれ、心は一つ一つ重荷を手放していく」。ここの"appointed sequence(約束された順序)"とは、ホーリー・スピリットが指示してくれる手順通り、という意味合いだろう。解放への道しるべをホーリー・スピリットが与えてくれるわけだ。



It is not time we need for this. It is but willingness. For what would seem to need a thousand years can easily be done in just one instant by the grace of God. 
  • willingness [wíliŋnis] : 「意欲、やる気」
  • thousand [θáuzənd] : 「1000の」
  • easily [íːzili] : 「安易に、簡単に」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • grace [gréis] : 「恩寵、神の愛、恩恵」
❖ "It is not time ~ "「このために私達が必要とするのは時間ではない」。"It is but ~ "「必要なのは意欲である」。"For what would ~ "「なぜなら、千年は必要だと思えることも、神の恩恵によって、ほんの一瞬で容易に達成できるからだ」。時間は幻想だから、真実の現実化は一瞬にして成される。神の恩恵とは、ここでは、実相世界の非時間性と考えておこう。



5. The dreary, hopeless thought that you can make attacks on others and escape yourself has nailed you to the cross. 
  • dreary [dríəri] : 「陰鬱な、悲惨な」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • nail [néil] : 「〜をくぎで打ちつける」
  • cross [krɔ́s] : 「十字架」
❖ "The dreary ~ "「他者を攻撃しておいて自分自身は逃れられるという陰気で希望のない思いが、あなたを十字架に架けてしまった」。この世の地獄をあなたに強いている最大の原因はあなたの攻撃性だ。



Perhaps it seemed to be salvation. Yet it merely stood for the belief the fear of God is real. And what is that but hell? 
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • stand for : 「〜を表す」
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄」
❖ "Perhaps it ~ "「多分、攻撃は救いに思えるかもしれない」。奪われる前に奪い、殺される前に殺せと教えるエゴの思考システムは、この世を生き抜くための救いであるかのように見えるかもしれない。"Yet it merely ~ "「しかしそれは単に、神への恐れは現実的であると信じていることを表しているに過ぎない」。"And what is ~ "「それこそ、地獄というものではないのか」。エゴの思考システムに従って他者を攻撃し、奪い、殺し、この世の幸(救い)を得ようとしているが、心の中ではいつも神の報復(天罰)を恐れている。それこそ、精神的な地獄だと言えまいか。神を敵に回し、神の罰を恐れることこそ心の地獄だ。



Who could believe his Father is his deadly enemy, separate from him, and waiting to destroy his life and blot him from the universe, without the fear of hell upon his heart? 
  • deadly [dédli] : 「執念深い、破壊的な」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
  • destroy [distrɔ́i] : 「〜を破壊する」
  • blot [blάt] : 「隠す、ぼんやりさせる」
❖ "Who could believe ~ "「いったい誰が、父なる神は破壊的な敵であり、自分から離れていて命を奪おうと待ち構え、この宇宙から自分を消し去ろうとしているに違いないと、心に地獄の恐れを抱くことなく信じることが出来るだろうか」。神がそうであるなら、誰もが神を恐れる。逆に、神を恐れているなら、それは神から乖離している証拠だ。エゴという偶像を崇拝している証拠である。



6. Such is the form of madness you believe, if you accept the fearful thought you can attack another and be free yourself. 
  • madness [mǽdnis] : 「狂気、熱狂」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • fearful [fíərfəl] : 「恐ろしい、怖い」
❖ "Such is ~ "「もしあなたが、他者を攻撃することで自分を自由に出来るのだという恐ろしい考え方を受け入れるなら、あなたの信じる狂気の形とはそんなものだ」。あなたがエゴの思考システムを信じているなら、他者を攻撃することで自由を手に入れることが出来るという狂気の考えを受け入れていることになる。



Until this form is changed, there is no hope. Until you see that this, at least, must be entirely impossible, how could there be escape? 
  • entirely [entáiərli] : 「全く、完全に」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、あり得ない」
  • escape [iskéip] : 「逃亡、脱出、逃避」
❖ "Until this ~ "「この形を変えるまでは、希望はない」。思考システムを変更するまでは、真実に目覚める希望はない。"Until you see ~ "「あなたが、少なくとも、これは全く不可能だと気付くまでは、どうして逃れることなど出来るだろう」。他者を攻撃することで自分の自由を獲得することが出来るのだということが不可能だと気付くまでは、幻想から逃れることは不可能だ。



The fear of God is real to anyone who thinks this thought is true. And he will not perceive its foolishness, or even see that it is there, so that it would be possible to question it. 
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
  • foolishness [fúːliʃnis] : 「愚かさ」
  • so that : 「〜するために、その結果」
❖ "The fear of ~ "「この考えが本当だと思っている者は誰でも、神への恐れは現実的だ」。自由を得る方法は攻撃だと信じている限り、神を恐れる気持ちは消えることはない。罪が現実である限り、罰は必然だと信じてしまうからだ。"And he will ~ "「そして、彼はその愚かさに気付くことはない」。"or even see ~ "「愚かさがあると気付きさえすれば、それに対して疑問を発することが可能となるのだが」。自由を得る方法は攻撃だという愚かさに気付けば、その愚かさを誘発しているエゴの思考システムに向かって疑問を発することが出来るはずだ。



7. To question it at all, its form must first be changed at least as much as will permit fear of retaliation to abate, and the responsibility returned to some extent to you. 
  • at all : 「とにかく、仮にも、いやしくも」
  • at least : 「少なくとも、最少に見ても」
  • as much as : 「〜と同じ程度に」
  • permit [pərmít] : 「許可する、許す、容認する」
  • retaliation [ritæ̀liéiʃən仕返し、報復] : 「」
  • abate [əbéit] : 「〜を弱める、〜を排除する」
  • responsibility [rispὰnsəbíləti ] : 「責任、義務」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • extent [ikstént] : 「範囲、程度」
  • to some extent : 「ある程度」
❖ "To question it ~ "「仮にもそれに対して疑問を発するためには、」自由を得るには攻撃せよというエゴの思考システムに疑問を発するには、"its form must ~ "「少なくとも報復への恐れが弱められる程度に、その形がまず第一に変えられなくてはならず、恐れの責任はある程度あなたに帰されなければならない」。ここの "the responsibility returned to ~ " は、"the responsibility must be returned to ~ "のこと。エゴはあなたに罪があるから神が必ず報復すると言って、あなたに恐怖心を植え付けている。しかし、その恐れを生み出しているのは幻想のエゴを信じているあなた自身であって、あなたにある程度の責任がある。それをわきまえた上で、神は決して報復など行わないのだと信じて、恐れをある程度弱める必要がある。その上で、しっかりエゴの思考システムと対峙して疑問を発し、その幻想性を曝いて、赦し、消滅させるのである。



From there you can at least consider if you want to go along this painful path. 
  • consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
  • go along : 「進行する」
  • painful [péinfəl] : 「苦痛な、つらい」
❖ "From there ~ "「そこから、あなたは、この痛みに満ちた道を進んで行きたいのかどうか、少なくともよく考えてみることが出来る」。エゴの思考システムを掲げて痛みの道を歩むか、あるいはそれを捨てて、ホーリー・スピリットの思考システムを取り入れるか、よく考えて見ることが出来る。



Until this shift has been accomplished, you can not perceive that it is but your thoughts that bring you fear, and your deliverance depends on you. 
  • shift [ʃíft] : 「変更、転換」
  • accomplish [əkɑ́mpliʃ] : 「成し遂げる、果たす」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • deliverance [dilívərəns] : 「救出、解放」
  • depend [dipénd] on : 「〜によって決まる、〜次第である」
❖ "Until this ~ "「この変更が達成されるまでは、あなたに恐れを抱かせのは他でもないあなたの思いであり、あなたの解放はあなたによって決まるのだということを、あなたは悟ることが出来ない」。あなたがエゴを信じている限り、あなたは幻想から抜け出すことが出来ない。苦も痛みも恐れも、そしてエゴさえも、あなた自身が作り出した幻想なのだから。



8. Our next steps will be easy, if you take this one today. From there we go ahead quite rapidly. 
  • ahead [əhéd] : 「前方に、前途に」
  • rapidly [rǽpidli] : 「急速に、急激に」
❖ "Our next ~ "「もし、あなたが今日このステップをとるなら、次のステップは容易になる」。苦や痛みや恐れはあなた自身が作り出した幻想だと認識するステップを完了すれば、他の幻想も同様に赦すという次のステップは容易だ。"From there ~ "「そこから、私達は極めて速やかに前進して行く」。



For once you understand it is impossible that you be hurt except by your own thoughts, the fear of God must disappear. 
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、できない」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
  • disappear [dìsəpíər] : 「なくなる、消滅する」
❖ "For once you ~ "「なぜなら、ひとたびあなたが、あなた自身の思い以外のものによって傷つけられることは不可能だと理解すれば、神への恐れは消えてしまうからだ」。神があなたの罪を罰するなどという恐れは消滅してしまう。なぜなら、幻想を実在だと信じているあなたの心があなた自身に恐れを抱かせ、傷つけているからだ。



You cannot then believe that fear is caused without. And God, Whom you had thought to banish, can be welcomed back within the holy mind He never left. 
  • cause [kɔ́ːz] : 「〜を引き起こす、〜の原因になる」
  • without [wiðáut] : 「外で、外側に」
  • banish [bǽniʃ] : 「追い出す、追放する」
  • welcome [wélkəm] : 「歓迎する、喜んで受け入れる」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • left [léft] : 「leaveの過去・過去分詞形」
❖ "You cannot ~ "「そしてあなたは、恐れは心の外で引き起こされると信じることは出来なくなる」。"And God, Whom ~ "「また、消し去ったとあなたが思っていた神は、神が決して去ることのなかった神聖な心の中で再び歓迎され得るようになる」。あなたの心の最も神聖で純粋な部分に神の祭壇があり、そこにホーリー・スピリットは住まう。この祭壇が神とのコミュニケーションを司る唯一のチャンネルになっている。



9. Salvation's song can certainly be heard in the idea we practice for today. 
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救済、救い」
  • certainly [sə́ːrtnli] : 「確実に、確かに、必ず 」
  • heard [hə́ːrd] : 「hearの過去・過去分詞形」
❖ "Salvation's song ~ "「私達が今日のために実践する考え方の中に、救いの歌を確かに聞くことが出来る」。



If it can but be you you crucify, you did not hurt the world, and need not fear its vengeance and pursuit. 
  • crucify [krúːsifài] : 「〜を十字架に張り付けにする」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • vengeance [véndʒəns] : 「復讐、報復」
  • pursuit [pərsúːt] : 「追撃、追求」
❖ "If it can ~ "「もし、あなたを十字架に張り付けに出来るのはあなただけだとしたら、あなたは世界を傷つけたことはなかったし、世界に追いかけられて報復される恐れを抱く必要もなかった」。世界を攻撃し、世界から復讐を受けているように感じるのは錯覚であって、あなたの心が描いた幻想だ。あなたの幻想があなたを傷つけ、恐れを抱かせているだけだ。



Nor need you hide in terror from the deadly fear of God projection hides behind. 
  • hide [háid] : 「隠れる、身を潜める」
  • terror [térər] : 「恐怖」
  • deadly [dédli] : 「恐ろしく、ひどく」
  • projection [prədʒékʃən] : 「投影、投射、映写」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する」
  • behind [biháind] : 「〜の後ろに、〜の陰に」
❖ "Nor need you ~ "「投影がその背後に隠している死ぬほど怖い神への恐れを、恐怖の中に隠す必要はない」。神の子が神を裏切って神から分離した罪に対して、神は罰をもって報復するに違いないという考えが恐れの原型である。神への恐れに耐えきれなくなった神の子は恐れを心の外に投影して、世界を恐れ、世界を攻撃するようになった。神と世界をすり替えたのだ。世界を恐れることで神への恐れを忘れようとしているわけだ。



The thing you dread the most is your salvation. You are strong, and it is strength you want. And you are free, and glad of freedom. 
  • dread [dréd] : 「〜を恐れる」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ」
  • glad [ɡlǽd] : 「満足して、喜ばしい」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放」
❖ "The thing you ~ "「あなたが最も恐れているものは、あなたの救いだ」。投影によって抱く幻想から救われることで、あなたを罰するであろう神と対峙しなくてはならないと恐れている。しかし、"You are strong ~ "「あなたは強いし、あなたは強さを求めている」。"And you are ~ "「そして、あなたは自由であり、自由に喜びを感じている」。救いを恐れるには当たらない。神の罰もまた幻想だと知ることが出来るからだ。それを知る強さをあなたはもっているし、強さによって自由になる喜びを知っている。



You have sought to be both weak and bound, because you feared your strength and freedom. Yet salvation lies in them. 
  • sought [sɔ́ːt] : 「seek の過去・過去分詞形」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な」
  • bound [báund] : 「縛られた」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
❖ "You have sought ~ "「あなたはずっと、弱さと束縛を探し求めてきた」。神への恐れという幻想にしがみつき、自分を小さな殻の中に閉じ込めてきた。"because you ~ "「なぜなら、あなたは自分の強さと自由を恐れたからだ」。幻想の殻を打ち破る強さと、そこから解放される自由を恐れてきた。自分を罰するであろう神と直接に対峙しなくてはならないと思ったからだ。"Yet salvation ~ "「しかし、救いは強さと自由の中に存在する」。幻想という殻を打ち破る強さをもち、その小さな世界から解放される自由を得ることで、あなたは本当に救われる。神への恐れもまた単なる夢であったと気付いて、実相的な真実に目覚めることが出来るのだ。



10. There is an instant in which terror seems to grip your mind so wholly that escape appears quite hopeless. 
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • grip [ɡríp] : 「〜をしっかりつかむ」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全体的に」
  • escape [iskéip] : 「逃亡、脱出」
  • appear [əpíərəns] : 「〜と思われる」
  • hopeless [hóuplis] : 「見込みのない、不可能な」
❖ "There is an ~ "「恐怖があまりにも完全にあなたの心を掴んでいるので、脱出はまったく望みのないことのように思える瞬間がある」。恐れがあまりにもリアルな現実に思え、幻想からの脱出は不可能に思える瞬間がある。



When you realize, once and for all, that it is you you fear, the mind perceives itself as split. 
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、自覚する」
  • once and for all : 「きっぱりと、決定的に」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を理解する」
  • split [splít] : 「割れた、分割した、分裂した」
❖ "When you realize ~ "「あなたが恐れているのはあなたなのだと、きっぱりと自覚する時、心はそれ自体を分裂したものとして知覚する」。恐れを作り出しているのはエゴに支配された自分であり、そんな自分とは別に、恐れを幻想と見破ってそこから脱出しようとする自分がいることに気付く。脱出を促してくれるのがホーリー・スピリットであって、自分はエゴとホーリー・スピリットに分裂している。



And this had been concealed while you believed attack could be directed outward, and returned from outside to within. 
  • conceal [kənsíːl] : 「隠す、隠蔽する」
  • direct [dirékt] : 「〜を…へ向かわせる」
  • outward [áutwərd] : 「外側へ、外へ」
❖ "And this had ~ "「攻撃は外部に向けられてなされ、そして外部から内部へと返ってくるものだとあなたが信じているうちは、これは隠されている」。あなたが外部世界の他者を攻撃し、その報復として他者があなたを攻撃する、そういう形で恐れが生み出されていると信じているうちは、自分がエゴとホーリー・スピリットに分裂した存在であることに気付かない。



It seemed to be an enemy outside you had to fear. And thus a god outside yourself became your mortal enemy; the source of fear. 
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
  • mortal [mɔ́ːrtl] : 「死すべき、生かしておけないほどの」
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
❖ "It seemed to ~ "「あなたが恐れなければならないのは外にいる敵だと思えてしまう」。"And thus a ~ "「こうして、あなた自身の外にいる神が、あなたにとって生かしておけないほどの敵となる;恐れの元凶となる」。神から分離した神の子は神の罰を恐れるのだが、神は外から神の子を攻撃するかのように見えるので、神の子は神を最大の敵だと思ってしまう。エゴにとっての最大の敵は神であって、神を殺してしまいたいと思っているわけだ。エゴの唆(そそのか)しである。



11. Now, for an instant, is a murderer perceived within you, eager for your death, intent on plotting punishment for you until the time when it can kill at last. 
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • murderer [mə́ːrdərər] : 「殺人者、人殺し」
  • eager [íːɡər] : 「〜を切望した」
  • intent [intént] : 「断固とした、決意が固い」
  • plot [plɑ́t] : 「たくらむ、企てる」
  • punishment [pʌ́niʃmənt] : 「罰すること、罰」
  • at last : 「最後に、ついに」
❖ "Now, for an ~ "「今や一瞬にして、あなたの心の中いる殺人者があなたの死を切望し、ついにあなたを殺すことが出来る時まであなたを罰し続けようと企む決意をもった殺人者が知覚される」。今やあなたは、あなたの心の中に神を殺そうと企むエゴの存在を知ることになる。エゴは神を敵に回し、神があなたを殺す前にあなたが神を殺せとせがむ。しかし、神を殺すことは神の子であるあなた自身を殺すことを意味するので、結局、死ぬのはあなた自身ということになる。こうして、幻想の死はあなたにとって逃れられない運命となる。



Yet in this instant is the time as well in which salvation comes. For fear of God has disappeared. 
  • as well : 「同じに、同様に、その上」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • disappear [dìsəpíər] : 「なくなる、消滅する」
❖ "Yet in this ~ "「しかし、この瞬間は同時に、救いが訪れる瞬間でもある」。"For fear of ~ "「なぜなら、神への恐れは消滅してしまうからだ」。あなたがエゴのからくりを知る時、あなたが本当に恐れなくてはならないのは神ではなく、神への恐れをたき付けてきたエゴだと知る。神への恐れは幻想だと知り、その恐れは赦されて消滅する。



And you can call on Him to save you from illusions by His Love, calling Him Father and yourself His Son. 
  • call on : 「求める、要求する」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "And you can ~ "「そしてあなたは、神の愛によって幻想から救い出してもらおうと神に求めることが出来る」。"calling Him ~ "「神を父と呼び、あなた自身を神の子と呼ぶことが出来るようになる」。



Pray that the instant may be soon,--today. Step back from fear, and make advance to love. 
  • pray [préi] : 「祈る、嘆願する」
  • step back from : 「〜から一歩下がる」
  • make advance [ædvǽns] : 「進歩する、進む」
❖ "Pray that the ~ "「その瞬間が間近であることを、あるいは今日であることを祈りなさい」。"Step back ~ "「恐れから退き、愛へ向かって前進しなさい」。



12. There is no Thought of God that does not go with you to help you reach that instant, and to go beyond it quickly, surely and forever. 
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • quickly [kwíkli] : 「速く、すぐに」
  • surely [ʃúərli] : 「確かに、確実に」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "There is no ~ "「あなたがその一瞬にたどり着き、そこをすばやく、そして永遠に越えて行く手助けをするためにあなたと共に歩みを進めようとしない神の思いなどない」。神があなたを思う思いは、常にあなたと共にある。



When the fear of God is gone, there are no obstacles that still remain between you and the holy peace of God. 
  • obstacle [άbstəkl] : 「障害物、妨害物」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
  • between [bitwíːn] A and B: 「AとBとの間に」
❖ "When the fear ~ "「神への恐れが消えた時、あなたと神の神聖な平和の間には何の障害物も残されていない」。神への恐れが消えたとき、あなたに本当の平和が訪れる。それは実相世界の平和であり、神聖な平和をあなたは神と分かち合うことになる。



How kind and merciful is the idea we practice! Give it welcome, as you should, for it is your release. 
  • merciful [mə́ːrsifl] : 「慈悲深い、情け深い」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
❖ "How kind ~ "「私達が実践する考え方の、なんと優しく慈悲深いことだろう」。"Give it welcome ~ "「あなたはきっとそうすべきなのだが、その考え方を歓迎して受け入れなさい」。"for it is ~ "「なぜなら、それはあなたの解放なのだから」。苦と痛みと恐れの幻想世界から、神聖な平和に満たされた実相世界へとあなたは解放される。



It is indeed but you your mind can try to crucify. Yet your redemption, too, will come from you. 
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに」
  • redemption [ridémpʃən] : 「罪の贖い、贖罪」
❖ "It is indeed ~ "「本当に、あなたを十字架に架けようとするのはあなたの心である」。"Yet your ~ "「しかし、あなたの贖罪もまた、あなたからやって来るだろう」。あなたの心が幻想の中で勝手に恐れを生み出し、苦と痛みを自らに強いているのだが、それが幻想だと気付き、赦して幻想を消滅させるという贖罪もまた、あなたの心がなす行いだ。あなたは神から分離し、身を切り裂く飢えを経験したが、あなたは自らの足で神に回帰できる。神はあなたの帰りをじっと待っている。







W-pI 195.1-1 ~ W-pI.195.10-6

Lesson 195 



Love is the way I walk in gratitude. 
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
❖ "Love is the ~ "「愛は、感謝の気持ちを抱きながら私が歩む道である」。あなたは神に愛されている神の子であることに感謝しつつ、同時にあなたも神を愛し、神の子として同胞である他者を愛する。それがあなたの生きる道だ。



1. Gratitude is a lesson hard to learn for those who look upon the world amiss. The most that they can do is see themselves as better off than others. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • amiss [əmís] : 「間違って、不適当に」
  • better off : 「暮らし向きがより良い」
❖ "Gratitude is a ~ "「感謝は、世界を誤って見ている者にとっては難しいレッスンである」。自分と他者が分離した存在だと信じ込み、自他一如であることを否定する者にとっては、実相的な感謝は理解しがたい。"The most that ~ "「彼らが出来ることはせいぜい、自分の暮らし向きが他人よりもましだと思うことぐらいだ」。他者と比較して自分の方がまだましだと思い、かろうじて安心しているだけだ。



And they try to be content because another seems to suffer more than they. How pitiful and deprecating are such thoughts! 
  • content [kəntént] : 「〜に満足している」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • pitiful [pítifəl] : 「哀れな、惨めな」
  • deprecate [déprikèit] : 「軽視する、見下す」
❖ "And they try ~ "「他者が自分より苦しんでいるように見えるから、そのことに満足しようとしている」。"How pitiful and ~ "「そんな考えの、なんと惨めで他者を軽視したものであることか」。



For who has cause for thanks while others have less cause? And who could suffer less because he sees another suffer more? 
  • cause [kɔ́ːz] : 「原因、要因」
❖ "For who has ~ "「というのも、感謝すべきものを他者が自分より少ししかもっていないというのに、いったい誰が感謝すべき要因を(沢山)もっていると言えるだろうか」。感謝すべきものや自分の幸せは、他者のそれと比較して、多い少ないと評価されるべきものではない。"And who could ~ "「他者が自分より苦しんでいるからといって、いったい誰が自分は少ししか苦しんでいないと言えるだろうか」。他者の苦しみや不幸と比較して自分の方がまだましだと思い、そこに安心を得ようとしてはいけない。



Your gratitude is due to Him alone Who made all cause of sorrow disappear throughout the world. 
  • due [djúː] to : 「〜に当然与えられるべき」
  • sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
  • throughout [θruːáut] : 「〜の至るところに」
❖ "Your gratitude ~ "「あなたの感謝は、世界中の悲しみのあらゆる原因を消滅させる唯一の存在に向けられるべきだ」。他者と比較して安心感や幸福感を得ようとするのではなく、愛という真実に目覚める道を教えてくれるホーリー・スピリットに対してこそ、つまり、神に対してこそ、感謝の念を捧げるべきだ。



2. It is insane to offer thanks because of suffering. But it is equally insane to fail in gratitude to One Who offers you the certain means whereby all pain is healed, and suffering replaced with laughter and with happiness. 
  • insane [inséin] : 「愚かな、正気でない」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
  • because of : 「〜のために、〜のせいで」
  • equally [íːkwəli] : 「同じように、同様に」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
  • certain [sə́ːrtn] : 「確実な、信頼できる」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • whereby [hweərbáɪ] : 「それによって〜するところの」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、置き換える」
❖ "It is insane ~ "「苦しみゆえに感謝を捧げるなどということは狂っている」。"But it is equally ~ "「しかし同様に、あらゆる痛みを癒やし、苦しみを笑いと幸せに置き換えてくれる確かな方法をあなたに差し出してくれるホーリー・スピリットに対して感謝し損なうことも愚かである」。



Nor could the even partly sane refuse to take the steps which He directs, and follow in the way He sets before them, to escape a prison that they thought contained no door to the deliverance they now perceive. 
  • partly [pɑ́ːrtli] : 「部分的に、一部は」
  • sane [séin] : 「正気の、分別ある」
  • refuse [rifjúːz] : 「断る、拒絶する」
  • direct [dirékt] : 「指示命令する、定める」
  • follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う」
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • prison [prízn] : 「監獄、監禁」
  • contain [kəntéin] : 「含む、包含する」
  • deliverance [dilívərəns] : 「救出、解放」
❖ "Nor could the ~ "意訳する、「一部に正気を保っている者ならなおさら、ホーリー・スピリットが指示するステップをとり、ホーリー・スピリットが彼らの目の前に示してくれた道に従って、脱出するためのドアさえないと思い込んでいたそのドアを今や見ることが可能となって、その幽閉状態から逃れることを拒絶するなど不可能だ」。苦と痛みの幻想世界から脱出するために、ホーリー・スピリットの導きに従うべきだ。



3. Your brother is your "enemy" because you see in him the rival for your peace; a plunderer who takes his joy from you, and leaves you nothing but a black despair so bitter and relentless that there is no hope remaining. 
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
  • rival [ráivəl] : 「競争相手、敵」
  • plunderer [plʌ́ndərə] : 「略奪者」
  • leave [líːv] : 「〜を残す」
  • black [blǽk] : 「悲観的な、不吉な」
  • despair [dispέər] : 「絶望、失望」
  • bitter [bítər] : 「苦々しい、悲惨な」
  • relentless [riléntlis] : 「無慈悲な、容赦ない」
  • remain [riméin] : 「残る、残存する」
❖ "Your brother ~ "「あなたは同胞を、あなたの平和にとっての競争相手と見ているので、彼はあなたの『敵』となる」。"a plunderer who ~ "「あなたから喜びを奪って自分のものとする略奪者であり、不吉な絶望だけをあなたに残し、それがあまりにも苦く無慈悲なので、希望は一切残っていない」。奪われる前に奪え、殺される前に殺せ、というエゴの思考システムそのものである。同胞がそのように見えるのは、あなたもそうだからだ。



Now is vengeance all there is to wish for. Now can you but try to bring him down to lie in death with you, as useless as yourself; as little left within his grasping fingers as in yours. 
  • vengeance [véndʒəns] : 「復讐、仕返し、報復」
  • wish for : 「〜を望む、〜を願う」
  • bring down : 「破壊する、打ちのめす」
  • lie [lái] : 「横たわる、寝る」
  • useless [júːslis] : 「役に立たない、無用な」
  • grasp [ɡrǽsp] : 「〜を握る、つかむ」
❖ "Now is vengeance ~ "「今や復讐したいという思いだけが残される」。"Now can you ~ "「今や、同胞を打ちのめしてあなたとともに死の床につかせようとすることしか出来ない」。"as little left ~ "「同胞はあなたと同様に無用な者となり、あなたがそうであるように彼の手の中には何も残されていない」。これが、あなたの望む復讐だ。



4. You do not offer God your gratitude because your brother is more slave than you, nor could you sanely be enraged if he seems freer. Love makes no comparisons. 
  • slave [sléiv] : 「奴隷の」
  • sanely [séinli] : 「健全に、正気で」
  • enraged [inréidʒid] : 「激怒した、立腹した」
  • comparison [kəmpǽrisn] : 「比較、比べること」
❖ "You do not ~ "「あなたの同胞があなたよりも奴隷的だとして、あなたは神に感謝することはないし、」"nor could you ~ "「同胞がより自由に見えても、あなたは正気のままで激怒することもない」。"Love makes ~ "「愛は比較しない」。心に愛があれば、他者と比較して自分の幸不幸を判断することはない。



And gratitude can only be sincere if it be joined to love. We offer thanks to God our Father that in us all things will find their freedom. 
  • sincere [sinsíər] : 「誠実な、心の底からの」
  • join [dʒɔ́in] : 「参加する、交わる、一緒になる」
❖ "And gratitude ~ "「感謝の気持ちが愛と結びついたときだけ、感謝は心からのものになり得る」。"We offer thanks ~ "「私達の中にあって、あらゆるものがその自由を見出すことを、私達は父なる神に感謝する」。私達神の子の中の、すべての同胞が幻想という束縛から解放されて自由になる日が来ることを神に祈り、感謝する。



It will never be that some are loosed while others still are bound. For who can bargain in the name of love? 
  • loose [lúːs] : 「解き放す」
  • bound : 「bind の過去・過去分詞形」
  • bind [báind] : 「〜を束縛する、拘束する」
  • bargain [bάːrɡən] : 「取引する」
❖ "It will never ~ "「他者がまだ束縛されているというのに、誰かが解放されたなどということはない」。すべての神の子がエゴから解放されない限り、実相的な自由はあり得ない。神の子は単一の存在だから、その一部が自由になっただけでは意味がないのだ。"For who can ~ "「なぜなら、いったい誰が愛の名の下(もと)に取り引きなど出来るだろう」。神の子の単一性に気付かせてくれるのは他者に向けられるあなたの愛であり、憎しみという対立概念をもたない純粋な愛だ。愛と憎しみを取り引きの材料に使って、束縛からの自由を獲得することは出来ない。それは幻想世界の取り引きであって、そんな愛も自由も偽物に過ぎない。



5. Therefore give thanks, but in sincerity. And let your gratitude make room for all who will escape with you; the sick, the weak, the needy and afraid, and those who mourn a seeming loss or feel apparent pain, who suffer cold or hunger, or who walk the way of hatred and the path of death. 
  • sincerity [sinsérəti] : 「誠実、真実、誠意」
  • make room for : 「〜のための場所をあける」
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な、元気のない」
  • needy [níːdi] : 「貧しい、困窮している」
  • afraid [əfréid] : 「恐れて、怖がって」
  • mourn [mɔ́ːrn] : 「嘆き悲しむ」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、うわべの」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失 [] : 「」」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • hunger [hʌ́ŋɡər] : 「飢え、空腹」
  • hatred [héitrid] : 「憎悪、嫌悪」
❖ "Therefore give ~ "「したがって、誠実さをもって感謝しなさい」。"And let your ~ "「そして、あなたと一緒に逃れる人達すべてのために、感謝の場所を空けておきなさい」。神やホーリー・スピリットに誠実さをもって感謝するのはもちろんだが、解放を望んであなたと共に歩む同胞に対しても感謝しなさい。"the sick, the ~ "「彼らは病んでいる者であったり、弱い者、貧しい者、恐れを抱いている者かもしれないし、」"and those who ~ "意訳する、「何かを失ったかもしれないと思ったり、明らかに痛みを感じると言って嘆いている者、」実相的には何一つ失うことはないのだが、何かを、あるいは誰かを失ってしまったと思って嘆いている者や、肉体的な痛みや精神的な痛みが明らかに存在すると言って嘆いている者、"who suffer cold ~ "「寒さや飢えに苦しむ者、憎しみの道や死への道を歩む者、そういう者達かもしれない」。幻想世界の苦と痛みに苛まれた同胞達であるが、あなたは解放の道を選択し、彼らと共にその道を歩む。学びのチャンスを与えてくれた同胞に感謝の場所を与えておくべきだ。



All these go with you. Let us not compare ourselves with them, for thus we split them off from our awareness of the unity we share with them, as they must share with us. 
  • compare [kəmpéər] A with B : 「AをBと比較する」
  • split off : 「分離する、裂く」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、意識性」
  • unity [júːnəti] : 「単一性、一つである状態」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "All these go ~ "「こういった同胞すべてが、あなたと共に歩む」。"Let us not ~ "「私達自身と彼らを比較したりすまい」。他者と比較して自分の幸不幸を計ってはいけない。"for thus we ~ "「なぜなら、そんなことをしたら、私達が彼らと分かち合っている一体感、あるいは彼らが私達と分かち合わなければならない一体感から、彼らの意識を剥ぎ取ってしまうからだ」。神の子は単一の存在であり(自他一如)、私達と他の同胞は元々一体である。その一体感を感じながら解放への道を共に歩まねばならないのに、他者と比較して優劣を競うようなまねをしてはいけない。



6. We thank our Father for one thing alone; that we are separate from no living thing, and therefore one with Him. 
  • alone [əlóun] : 「独りで、単独で」
  • separate [sépərət] : 「分離した、別々になった」
❖ "We thank our ~ "「私達は父なる神に、ただ一つ感謝する」。それは、"that we are ~ "「私達は生きとし生けるものと一切分離しておらず、したがって、神とも分離していない」ということだ。命は分離して散在するものではなく、単一の存在だ。純粋一元論である。



And we rejoice that no exceptions ever can be made which would reduce our wholeness, nor impair or change our function to complete the One Who is Himself completion. 
  • rejoice [ridʒɔ́is] : 「うれしがる、喜ぶ」
  • exception [iksépʃən] : 「例外、特例」
  • reduce [ridjúːs] : 「減らす、減じる」
  • wholeness [hóulnis] : 「完全であること」
  • impair [impέər] : 「損なう、害する」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、働き、役割」
  • complete [kəmplíːt] : 「〜を完了する、完成する」
  • completion [kəmplíːʃən] : 「完成、完了、完全さ」
❖ "And we rejoice ~ "「私達の完全性を減ずるような例外が作られた例(ため)しは一切なく、神自体は完全ではあるが、それを完成させるという私達の役割を損なったり変えたりする例外もまったくないということを、また私達は嬉しく思う」。神はそれ自体完全ではあるが、天の王国において、神と神の子とホーリー・スピリットの三位が一体となって初めて、神の完全性は完成する。その役割を担っているのが私達神の子である。



We give thanks for every living thing, for otherwise we offer thanks for nothing, and we fail to recognize the gifts of God to us. 
  • otherwise [ʌ́ðərwàiz] : 「さもなければ」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める」
❖ "We give thanks ~ "「私達は、生きとし生けるものすべてに感謝を捧げる」。命あるものはすべて単一存在であり、すべてはつながっている。"for otherwise ~ "「なぜなら、さもなければ、私達は無なるものに感謝を捧げ、神が私達に与えてくれた贈り物を認識し損なうことになるからだ」。神からの贈り物とは、ここでは命と考えていいだろう。実在性である。その価値に気付かずに、存在することない幻想に感謝を捧げることは命の軽視である。



7. Then let our brothers lean their tired heads against our shoulders as they rest a while. 
  • lean [líːn] : 「〜に寄り掛かる」
  • tired [táiərd] : 「疲れた」
  • shoulder [ʃóuldər] : 「肩」
  • rest [rést] : 「休息する、休む」
❖ "Then let our ~ "「そこで、私達の同胞に、彼らの疲れ切った頭を私達の肩にもたれさせ、しばらくの間休んでもらうとしよう」。



We offer thanks for them. For if we can direct them to the peace that we would find, the way is opening at last to us. 
  • direct [dirékt] : 「〜に道案内させる」
❖ "We offer thanks ~ "「私達は彼らに感謝する」。"For if we can ~ "「なぜなら、私達が見出したい平和へと彼らが道案内してくれるなら、その道はついに私達に開かれるからだ」。神の子が神から分離し、自らをちりぢりに分裂させたことが、この世で道に迷った最大の原因である。自他一如であるはずの同胞と共に、歩んで来た道を逆に辿って天の王国に回帰することが必要だ。もちろんその時、ホーリー・スピリットが同伴してくれる。



An ancient door is swinging free again; a long forgotten Word re-echoes in our memory, and gathers clarity as we are willing once again to hear. 
  • ancient [éinʃənt] : 「古い、古びた」
  • swing [swíŋ] : 「揺れる」
  • forgotten [fərɡάtn] : 「forgetの過去分詞形」
  • echo [ékou] : 「こだまする、反響する」
  • gather [ɡǽðər] : 「集める」
  • clarity [klǽrəti] : 「明瞭さ」
  • be willing to : 「進んで〜する」
❖ "An ancient door ~ "「古い扉は再び自由に開閉する」。錆び付いていた扉は再び開閉するようになる。その扉をくぐって、解放への道を歩み出すことが出来る。"a long forgotten ~ "「長いこと忘れていた言葉は私達の記憶の中で再び響き出し、私達が耳を澄まそうとすれば、言葉はますますはっきりしてくる」。神の声であり、神を代弁するホーリー・スピリットの声である。耳を澄ませば聞こえてくる。



8. Walk, then, in gratitude the way of love. For hatred is forgotten when we lay comparisons aside. What more remains as obstacles to peace? 
  • in gratitude :「感謝して」
  • hatred [héitrid] : 「憎しみ、憎悪」
  • forgotten [fərɡάtn] : 「forgetの過去分詞形」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる」
  • comparison [kəmpǽrisn] : 「比べること、比較」
  • lay aside : 「捨てる、放棄する」
  • remain [riméin] : 「残る、残存する」
  • obstacle [άbstəkl] : 「障害物、邪魔」
❖ "Walk, then ~ "「では、感謝しながら愛の道を歩みなさい」。"For hatred is ~ "「なぜなら、比較することを放棄したとき、憎しみは忘れられるのだから」。他人と比較して自分の幸不幸を判断することを放棄し、一緒に愛の道を歩み始めたのだから、感謝し合って旅をすべきだ。"What more ~ "「それ以外にいったい何が、平和の障害物として残っているだろうか」。他者と比較することが分離を加速し、あなたが求める平和の邪魔をして来たのだ。そんなものは放棄するに限る。



The fear of God is now undone at last, and we forgive without comparing. Thus we cannot choose to overlook some things, and yet retain some other things still locked away as "sins." 
  • undone [ʌndʌ́n] : 「undoの過去分詞形」
  • undo [ʌndú] : 「元どおりにする、取り消す」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
  • comparing [kəmpέər] : 「比較、比較すること」
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • overlook [òuvərlúk] : 「見て見ぬふりをする」
  • retain [ritéin] : 「〜を保つ、持ち続ける」
  • lock away : 「しまい込む」
❖ "The fear of ~ "「神への恐れは今やついに取り消され、私達は比較することをせずに赦し合う」。分離は幻想だと認めてその誤りを赦し、自分と他者は同一(自他一如)なのだと認識できるようになる。"Thus we cannot ~ "「こうして私達は、何かを大目に見て見過ごしておきながら、他のものを『罪』だと決めつけてしまい込むなどという選択は出来ない」。自分と他者とを比較して、自分には誤りがないと大目に見ておきながら、他者にその誤りがあって罪深いなどと評価することは今や不可能だ。



When your forgiveness is complete you will have total gratitude, for you will see that everything has earned the right to love by being loving, even as your Self. 
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、容赦」
  • complete [kəmplíːt] : 「完全な、全部の」
  • total [tóutl] : 「完全な、全部の」
  • earn [ə́ːrn] : 「得る、獲得する」
❖ "When your ~ "「あなたの赦しが完結するとき、あなたは完全に感謝することが出来るようになる」。"for you will ~ "「なぜなら、あらゆるものは愛することによって愛の権利を得ているのであって、本当のあなた自身もそうだと理解できるようになるからだ」。実相的な存在は、愛することによって愛され得るのであって、実相に目覚めた本当のあなたもまた他者を愛し、他者に感謝を捧げる実相的な存在になる。



9. Today we learn to think of gratitude in place of anger, malice and revenge. We have been given everything. 
  • in place of : 「〜の代わりに」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • malice [mǽlis] : 「悪意、恨み」
  • revenge [rivéndʒ] : 「復讐心、報復」
❖ "Today we ~ "「今日私達は、怒りや恨み、復讐心に代えて、感謝の気持ちをもつことを学ぶ」。"We have ~ "「私達はすべてを与えられている」。真実のすべてが与えられている。すべての真実を見抜くヴィジョンも与えられている。そのヴィジョンをもって、何が存在し何が存在しないかを見抜かなくてはいけない。



If we refuse to recognize it, we are not entitled therefore to our bitterness, and to a self-perception which regards us in a place of merciless pursuit, where we are badgered ceaselessly, and pushed about without a thought or care for us or for our future. 
  • refuse [rifjúːz] : 「拒否する、拒絶する」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「認める、受け入れる」
  • entitle [entáitl] : 「〜に資格を与える」
  • bitterness [bítərnis] : 「苦しみ、敵意、恨み」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
  • self-perception : 「自己認識」
  • regard [riɡάːrd] : 「見なす、思う、考える」
  • merciless [mə́ːrsilis] : 「無慈悲な、無情な」
  • pursuit [pərsúːt] : 「追い求め、追求」
  • badger [bǽdʒər] : 「〜を困らせる、悩ます」
  • ceaselessly [síːslisli] : 「絶え間なく」
  • push about : 「振り回す、こき使う」
  • care [kέər] : 「世話、介護、配慮」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来、将来、今後」
❖ "If we refuse ~ "「もしそれを認識することを拒むなら、」自分には真実が与えられていないし、真実を知りたいとも思わないと言うなら、"we are not ~ "意訳する、「それ故に私達には、苦しみを口にする資格がない」。真実を拒否し、正しい見方が出来ないのだから、自分が苦しんでいると自己評価する資格はない。自分の苦しみは実在すると宣言する資格はない。"and to a ~ "「また、無情なまでに追い求めなくてはならない立場にあると見なす自己認識をする資格もない」。金が欲しい、名誉が欲しい、地位が欲しいと無情なまでに物欲に追われ、幸せや愛や平和を他者に求めてばかりいるが、そういう自己認識もまた、真実を拒否している限り、正しい認識だと宣言する資格はない。"where we are ~ "「そんな立場にあって、私達は、私達や自分の未来に対する思いやりの気持ちを奪われて、引っ切りなしに悩まされ振り回されている」。



Gratitude becomes the single thought we substitute for these insane perceptions. God has cared for us, and calls us Son. Can there be more than this? 
  • single [síŋɡl] : 「ただ一つの」
  • substitute [sʌ́bstətjùːt] : 「代用する、置き換える」
  • insane [inséin] : 「ばかげた、正気でない」
  • care for : 「〜を大事に思う、〜の世話をする」
❖ "Gratitude becomes ~ "「感謝は、このような狂った認識と置き換えることが出来る唯一の思いだ」。真実に目覚め、幻想に振り回されることから解放されるには、愛をもって他者に感謝することに限る。狂気から正気に戻る唯一の道は愛と感謝の道である。"God has cared ~ "「神は私達を大切に思い、私達を神の子と呼ぶ」。"Can there ~ "「これ以上のことがあろうか」。



10. Our gratitude will pave the way to Him, and shorten our learning time by more than you could ever dream of. 
  • pave [péiv] : 「〜を舗装する、敷く」
  • pave the way : 「道を開く」
  • shorten [ʃɔ́ːrtn] : 「短縮する、縮める」
❖ "Our gratitude ~ "「私達の感謝は神への道を開く」。"and shorten ~ "「そして、あなたが夢に見ることが出来る以上に学びのための時間を短くしてくれる」。感謝は、あなたが実相に目覚めるための学びの時間を、夢にも思わぬほど短縮してくれる。



Gratitude goes hand in hand with love, and where one is the other must be found. 
  • hand in hand : 「手をとり合って」
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
❖ "Gratitude goes ~ "「感謝は、愛と手に手を取って進み、その一方があるところに他方が見出せるに違いない」。感謝あるところに愛があり、愛があるところに感謝がある。



For gratitude is but an aspect of the Love which is the Source of all creation. 
  • aspect [ǽspekt] : 「局面、側面、特徴」
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作物、作品」
❖ "For gratitude is ~ "「なぜなら感謝は、あらゆる創造物の源であるところの愛の一側面に過ぎないからだ」。



God gives thanks to you, His Son, for being what you are; His Own completion and the Source of love, along with Him. 
  • give thanks to : 「〜感謝をささげる」
  • completion [kəmplíːʃən] : 「完成、完了」
❖ "God gives thanks ~ "「神は、本当のあなた自身であるところの神の子としてのあなたに感謝する」。"His Own completion ~ "意訳する、「あなたは神自身を完成させる神の子であり、愛の源となる神の子、神とともに歩む神の子である」。神はあなたとともに歩むことで自己を完成させ、神の子とともに愛を成就する。



Your gratitude to Him is one with His to you. For love can walk no road except the way of gratitude, and thus we go who walk the way to God. 
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
❖ "Your gratitude ~ "「神への感謝は、神があなたに与える感謝と一つだ」。"For love can ~ "「なぜなら、感謝の道を除いて愛が歩める道はないからだ」。"and thus we ~ "「こうして私達は神への道を歩んで行く」。愛と感謝を携えて、あるいは愛と感謝に導かれて、実相世界への回帰の旅を行く。






W-pI.194.1:1 ~ W-pI.194.9:6

Lesson 194



I place the future in the Hands of God 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来、将来」
❖ "I place the ~ "「私は未来を神の手に委ねる」。神の意志を自分の意志として受け入れ、神と調和して生きる未来を神に委ねる。



1. Today's idea takes another step toward quick salvation, and a giant stride it is indeed! 
  • toward [təwɔ́ːd] : 「〜の方へ、〜に向かって」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • giant [dʒáiənt] : 「巨大な、非凡な」
  • stride [stráid] : 「歩み、進歩、発展」
❖ "Today's idea ~ "「今日の考え方は、速やかな救いに向かうもう一つのステップであり、実に大きな一歩となる」。



So great the distance is that it encompasses, it sets you down just short of Heaven, with the goal in sight and obstacles behind. 
  • distance [dístəns] : 「距離、間隔、隔たり」
  • encompass [inkʌ́mpəs] : 「包含する、取り囲む」
  • encompass with : 「〜で取り囲む」
  • set down : 「降ろす、座らせる」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的」
  • sight [sáit] : 「視覚、視野、視界」
  • in sight : 「間近に」
  • obstacle [άbstəkl] : 「障害物、妨害物」
  • behind [biháind] : 「〜の後ろに、後方に」
❖ "So great the ~ "「(救いへの道のりは)かなりの距離があるので、今日の考え方は、天の王国の少し手前まであなたを運び、目標を視野に入れ、障害物を後方に残してしまうことを含んでいる」。幻想からの目覚めはゆっくりであり、天の王国への旅は、幻想世界の時間軸で計ればその距離は長い。しかし、未来を神の手に委ねるという考え方をすれば、距離はずっと縮まり、目覚めを邪魔するものを排除してくれるし、天の王国という目的地の近くまであなたを運んでくれる。



Your foot has reached the lawns that welcome you to Heaven's gate; the quiet place of peace, where you await with certainty the final step of God. 
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く」
  • lawn [lɔ́ːn] : 「芝生、芝地」
  • welcome [wélkəm] : 「歓迎する、喜んで受け入れる」
  • gate [géit] : 「入り口、門」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、平穏な、穏やかな」
  • await [əwéit] : 「〜を待つ、待ち受ける」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性」
  • with certainty : 「確信を持って」
  • final [fáinl] : 「最後の、最終の、決定的な」
❖ "Your foot has ~ "「あなたの足は、天の王国の扉へ導いてくれる芝まで達した」。"the quiet place ~ "「そこは静かで平和な場所であり、神と遭遇する最後のステップを、確信をもって待つ所である」。



How far are we progressing now from earth! How close are we approaching to our goal! How short the journey still to be pursued! 
  • progress [prάɡres] : 「進む、前進する」
  • close [klóus] : 「近い、接近した」
  • approach [əpróutʃ] : 「近づく、接近する」
  • journey [dʒə́ːrni] : 「旅、旅行」
  • pursue [pərsúː] : 「〜を追いかける、追求する」
❖ "How far are ~ "「私達は地上から離れて、何と遠くまで進んで来れただろうか」。"How close are ~ "「何と近くまで、私達は目的地に近づいたことだろう」。"How short the ~ "「まだ進まねばならない旅は、何と短くなってしまったことか」。



2. Accept today's idea, and you have passed all anxiety, all pits of hell, all blackness of depression, thoughts of sin, and devastation brought about by guilt. 
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • pass [pǽs] : 「通り過ぎる、通過する」
  • anxiety [æŋzáiəti] : 「心配、不安、懸念」
  • pit of hell : 「地獄、奈落」
  • blackness [blǽknis] : 「黒さ、暗黒」
  • depression [dipréʃən] : 「落ち込み、絶望、鬱」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • devastation [dèvəstéiʃən] : 「荒廃、廃虚」
  • brought [brɔ́ːt] : 「bringの過去・過去分詞形」
  • bring about : 「〜をもたらす、〜を引き起こす」
  • guilt [ɡílt] : 「あやまち、罪」
❖ "Accept today's ~ "「今日のものの考え方を受け入れれば、あらゆる不安やあらゆる奈落、あらゆる憂鬱な暗い思い、罪の意識、罪がもたらす荒廃した思い、等々をあなたは通り越してしまう」。そのすべてが幻想に過ぎないからだ。



Accept today's idea, and you have released the world from all imprisonment by loosening the heavy chains that locked the door to freedom on it. 
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
  • imprisonment [impríznmənt] : 「投獄、幽閉」
  • loosen [lúːsn] : 「解く、ほどく、緩める」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、独立」
❖ "Accept today's ~ "「今日のものの考え方を受け入れれば、あなたは、自由への扉をロックする重い鎖をほどいて、世界をあらゆる幽閉状態から解放する」。あなた自身を解放すれば、あなたは世界も解放できる。



You are saved, and your salvation thus becomes the gift you give the world, because you have received. 
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
  • receive [risíːv] : 「受け取る、知る」
❖ "You are saved ~ "「あなたは救われ、こうして、あなたの救いはあなたが世界に与える贈り物になる」。"because you ~ "「なぜなら、あなたは受け取ったのだから」。あなたはホーリー・スピリットの手助けを得て自らを解放し救ってもらった。今度は、その贈り物を世界と分かち合うのだ。



3. In no one instant is depression felt, or pain experienced or loss perceived. 
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • depression [dipréʃən] : 「落ち込み、意気消沈、絶望」
  • experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
❖ "In no one ~ "「一瞬たりとも落ち込みを感じることはないし、痛みも喪失感も経験することはない」。



In no one instant sorrow can be set upon a throne, and worshipped faithfully. In no one instant can one even die. 
  • sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
  • throne [θróun] : 「王位、王座」
  • worship [wə́ːrʃip] : 「崇拝する、崇敬する」
  • faithfully [féiθfəli] : 「忠実に、誠実に」
  • die [dái] : 「死ぬ、死亡する」
❖ "In no one ~ "「一瞬たりとも、悲しみが王座に就き、忠実に崇拝され得ることもない」。



And so each instant given unto God in passing, with the next one given Him already, is a time of your release from sadness, pain and even death itself. 
  • passing [pǽsiŋ] : 「時の経過、流れ」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
  • sadness [sǽdnis] : 「悲しさ、悲しみ」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
❖ "And so each ~ "「一瞬一瞬が過ぎゆくたびに神に渡され、次の一瞬もすでに神に与えられ、その一瞬一瞬はあなたが悲しみや痛みや死自体からさえも救われる時間となる」。神の手に委ねられた未来は、幻想の悲しみや痛みや死からさえも解放される時間となる。



4. God holds your future as He holds your past and present. They are one to Him, and so they should be one to you. 
  • future [fjúːtʃər] : 「未来、将来、将来像」
  • past [pǽst] : 「過去、昔、過去のこと」
  • present [préznt] : 「今、現在」
❖ "God holds your ~ "「神があなたの過去や現在を握っているように、あなたの未来も握っている」。神があなたの時間を支配しているという意味ではなく、ホーリー・スピリットがタイミングを調整している、という意味合い。"They are one ~ "「過去、現在、未来は神にとっては一つであり、あなたにとっても一つであるべきだ」。時間の存在しない実相世界では、例えて言うなら、この一瞬だけが永遠に続く。



Yet in this world, the temporal progression still seems real. And so you are not asked to understand the lack of sequence really found in time. 
  • temporal [témpərəl] : 「時間の、時間的な」
  • progression [prəɡréʃən] : 「前進、進行」
  • lack [lǽk] : 「不足、欠如、欠落」
  • sequence [síːkwəns] : 「連続、順序、ひと続きのもの」
❖ "Yet in this ~ "「しかし、この世界にあっては、時間的に進行していくことがまだ現実であるかのように見える」。この幻想世界にあっては、事象が時間系列で進行していくかのように見える。"And so you ~ "「そこであなたは、時間の中にあっても本当は連続性などないのだと理解するように求められているわけではない」。過去、現在、未来という時間系列をばらばらに分解して、不連続な事象として取り扱え、などと求められているわけではない。未来を神の手に委ね、時間という幻想のしがらみから自由になるだけでいい。



You are but asked to let the future go, and place it in God's Hands. 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
❖ "You are but ~ "「あなたはただ、未来を手放し、それを神の手に委ねるように求められているだけだ」。時間の幻想性を知ったなら、時間と戦うことをしないで、未来という幻想を神に委ねてしまえばいい。



And you will see by your experience that you have laid the past and present in His Hands as well, because the past will punish you no more, and future dread will now be meaningless. 
  • experience [ikspíəriəns] : 「経験、体験」
  • laid [léid] : 「layの過去・過去分詞形」
  • lay [léi] : 「置く、横たえる」
  • punish [pʌ́niʃ] : 「〜を罰する、〜を懲らしめる」
  • no more : 「それ以上〜ない」
  • dread [dréd] : 「恐怖、不安」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無意味な」
❖ "And you will ~ "「そうすれば、あなたは経験的にthat以下が分かるだろう」。"that you have ~ "「過去も現在も同様に神の手に委ねられたのだと」分かるだろう。"because the past ~ "「なぜなら、過去はもはやあなたを罰することはないし、未来への恐怖も今や意味を失ってしまうからだ」。幻想の時間を神の手に委ねた今、過去の誤りや未来の不安をあれこれ悩む必要はない。



5. Release the future. For the past is gone, and what is present, freed from its bequest of grief and misery, of pain and loss, becomes the instant in which time escapes the bondage of illusions where it runs its pitiless, inevitable course. 
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
  • free [fríː] : 「〜を自由にする、解放する」
  • bequest [bikwést] : 「遺産、形見」
  • grief [ɡríːf] : 「悲しみ、嘆き、苦悩」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、惨めさ」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • bondage [bάndidʒ] : 「緊縛、束縛」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • pitiless [pítiləs] : 「情け容赦のない、無慈悲な」
  • inevitable [inévətəbl] : 「避けられない、当然の」
  • course [kɔ́ːrs] : 「進行、経過、進行、針路」
❖ "Release the ~ "「未来を解放しなさい」。未来にしがみつかず、神の手に委ねなさい。"For the past ~ "「なぜなら、過去は過ぎ去り、今起きていることは、悲しみや不幸、痛みや喪失という過去の遺産から自由になり、無慈悲で避けられないコースを時間が進むという幻想から逃れる一瞬となったからだ」。苦と痛みは過去の遺産から生み出された幻想であり、未来を神の手に委ねた今、過去も同時に解放され、幻想の時間もまた自由の一瞬へと生まれ変わる。時間は今、一直線をただひた走るという無慈悲な性質を失ってしまった。



Then is each instant which was slave to time transformed into a holy instant, when the light that was kept hidden in God's Son is freed to bless the world. 
  • slave [sléiv] : 「奴隷」
  • transform [trænsfɔ́ːrm] : 「〜を変形する、〜を変換する」
  • hidden [hídn] : 「hide の過去分詞形、隠された」
  • bless [blés] : 「〜を祝福する、清める」
❖ "Then is each ~ "「そして、時間の奴隷であった一瞬一瞬は、神聖な瞬間に姿を変え、」瞬間が積み重なっただけの時間という概念が、永遠性を帯びた神聖な一瞬へと姿を変える。"when the light ~ "「その時、神の子の心の中に隠れていた光は、世界を自由に祝福できるようになる」。神の子の心の中に隠されていた真実の光が解放され、世界へ向かって輝き出す。



Now is he free, and all his glory shines upon a world made free with him, to share his holiness. 
  • glory [ɡlɔ́ːri] : 「栄光、荘厳、誇り」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
  • share in : 「〜を分かち合う、〜を共有する」
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
❖ "Now is he ~ "「今や神の子は自由となり、神の子の栄光はすべて、神の子の神聖さを分かち合うために、神の子と一緒に自由にされた世界の上に輝く」。



6. If you can see the lesson for today as the deliverance it really is, you will not hesitate to give as much consistent effort as you can, to make it be a part of you. 
  • deliverance [dilívərəns] : 「出産、救出、解放」
  • hesitate [hézətèit] : 「ためらう、躊躇する」
  • consistent [kənsístənt] : 「一貫性のある、首尾一貫した」
  • effort [éfərt] : 「尽力、努力、試み」
❖ "If you can ~ "「もしあなたが、今日のレッスンは解放を本当に現実化させるものだと見なすことが出来れば、それを自分の一部とするためにも、出来る限りの一貫した努力を惜しむことはないだろう」。解放に向かうための一貫した努力を、自分の生活の一部のように習慣化させてしまう。



As it becomes a thought that rules your mind, a habit in your problem-solving repertoire, a way of quick reaction to temptation, you extend your learning to the world. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • rule [rúːl] : 「統治する、支配する」
  • habit [hǽbit] : 「習慣、癖、習性」
  • problem-solving : 「問題解決の」
  • repertoire [répərtwὰːr] : 「レパートリー」
  • reaction [riǽkʃən] : 「反応、応答」
  • temptation [temptéiʃən] : 「誘惑、衝動」
  • extend [iksténd] : 「広げる、拡張する、拡大する」
❖ "As it becomes ~ "「それがあなたの心を導く考えとなり、問題を解決するための習慣化した一つの方法となって、誘惑に対する即座の反応となれば、あなたはあなたの学びを世界へ広げることになる」。今日のレッスンがエゴの誘惑に立ち向かうための習慣化した解決策の一つとなればいい。



And as you learn to see salvation in all things, so will the world perceive that it is saved. 
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を理解する」
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "And as you ~ "「あなたがあらゆることの中に救いを見出すことを学んで行けば、世界は救われるのだと世界が知覚するようになる」。あなたが自分を救うことで、世界の同胞もまた、自分たちも救われるのだと気付くことになる。



7. What worry can beset the one who gives his future to the loving Hands of God? What can he suffer? 
  • worry [wə́ːri] : 「不安、心配、気掛かり」
  • beset [bisét] : 「悩ませる、困らせる」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来、将来、今後」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
❖ "What worry ~ "「いったいどんな不安が、神の愛に満ちた手に未来を委ねた者を悩ませることが出来るだろう」。"What can ~ "「彼は何を苦しむことが出来よう」。



What can cause him pain, or bring experience of loss to him? What can he fear? And what can he regard except with love? 
  • cause [kɔ́ːz] : 「〜を引き起こす、招く」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • experience [ikspíəriəns] : 「経験、体験」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失」
  • fear [fíər] : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
  • regard [riɡάːrd] : 「見なす、思う、考える」
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
❖ "What can cause ~ "「いったい何が、彼に痛みを起こさせ、喪失の経験をもたらすことが出来よう」。"What can ~ "「何が、彼を恐れさせることが出来よう」。"And what can ~ "「そして彼は、愛を除いていったい何を心に抱けるだろうか」。



For he who has escaped all fear of future pain has found his way to present peace, and certainty of care the world can never threaten. 
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性」
  • care [kέər] : 「保護、心づかい、用心」
  • threaten [θrétn] : 「〜を脅す、脅迫する」
❖ "For he who ~ "「なぜなら、未来の恐れのすべてから逃れた彼は、今という時の平和への道と、世界が決して脅かすことの出来ない確かな保護を見出したのだから」。未来を神の手に委ねることで、神による保護を確実にし、未来ではなく今という時の平和を得ることが出来る。



He is sure that his perception may be faulty, but will never lack correction. 
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
  • faulty [fɔ́ːlti] : 「欠点のある、誤った、欠陥のある」
  • lack [lǽk] : 「〜を欠く、〜が欠けている」
  • correction [kərékʃən] : 「訂正、修正、是正」
❖ "He is sure ~ "「彼の知覚は誤っていたかもしれないが、決して修正できないものではないと、彼は確信している」。この世界が実在する現実だと誤って知覚してきたが、その知覚を修正して正しく真実を見ることが出来るようになれると確信している。



He is free to choose again when he has been deceived; to change his mind when he has made mistakes. 
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
  • mistake [mistéik] : 「誤り、過ち」
❖ "He is free ~ "「騙(だま)されてきたと思えるときは、再び選択し直す自由が彼にはある」。"to change his ~ "「誤りを犯したときは、心を変える自由がある」。幻想に騙されてきたと知ったときは、それを捨てて実相を選択する自由がある。誤りを犯したことに気付いたときは、エゴに支配された心をホーリー・スピリットに委ねる心に変える自由がある。



8. Place, then, your future in the Hands of God. For thus you call the memory of Him to come again, replacing all your thoughts of sin and evil with the truth of love. 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • memory [méməri] : 「記憶、思い出」
  • replace [ripléis] : 「〜を交換する、置き換える」
  • evil [íːvəl] : 「悪、不正」
❖ "Place, then ~ "「そこで、神の手にあなたの未来を委ねなさい」。"For thus you ~ "「なぜなら、こうすることで、あなたは神の記憶を再び呼び戻し、罪と邪悪さという思いのすべてを愛の真実に置き換えることが出来るからだ」。



Think you the world could fail to gain thereby, and every living creature not respond with healed perception? 
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
  • thereby [ðὲərbái] : 「それによって、その結果」
  • creature [kríːtʃər] : 「生き物」
  • respond [rispɑ́nd] : 「反応する、対応する」
  • respond with : 「〜に反応する」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
❖ "Think you the ~ "「それによって、世界が何かを手に入れ損なうとか、すべての命あるものがヒーリングされた知覚をもって応えることがなくなるなどと、あなたは考えるだろうか」。あなたが神の愛の真実に満たされた時、世界もまた神の愛で満たされるのだから、世界が何かを失うことはない。世界中の命あるものの知覚がヒーリングされて真実を見ることが出来るようになれば、それはあなたに愛をもって応えるだろう。



Who entrusts himself to God has also placed the world within the Hands to which he has himself appealed for comfort and security. 
  • entrust [intrʌ́st] : 「任せる、委ねる」
  • appeal [əpíːl] : 「求める、懇願する」
  • comfort [kʌ́mfərt] : 「快適さ、癒やし、安らぎ」
  • security [sikjúərəti] : 「安全、無事、安心」
❖ "Who entrusts ~ "「自分を神に委ねた者は、自分自身の安らぎと安心を求めた神の手の中に世界をも委ねたことになる」。実相的な平和を求めたて神に未来を委ねたあなたは、世界をも神の手に委ね、世界の実相的な平和を神に託したことになる。



He lays aside the sick illusions of the world along with his, and offers peace to both. 
  • lay aside : 「やめる、捨てる、放棄する」
  • along with : 「〜と一緒に、〜とともに」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
❖ "He lays aside ~ "「神の子は、この世界の病んだ幻想を自分の幻想と一緒に捨て去り、両者に平和を差し出す」。神の子であるあなたは、自分も幻想から目覚め、同時に世界も幻想から目覚めさせることが出来る。実相的なヒーリングは自分だけに止(とど)まらない。



9. Now are we saved indeed. For in God's Hands we rest untroubled, sure that only good can come to us. 
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに」
  • rest [rést] : 「休む、休息する」
  • untroubled [ʌ̀ntrʌ́bld] : 「心の乱されていない」
  • sure [ʃúər] : 「確信して、固く信じて」
❖ ''Now are we ~ '「今、私達は本当に救われる」。"For in God's ~ "「なぜなら、神の手の中で私達は心乱されることなく安らぎ、良いことだけが私達に起こるのだと確信できるからだ」。



If we forget, we will be gently reassured. If we accept an unforgiving thought, it will be soon replaced by love's reflection. 
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
  • gently [dʒéntli] : 「優しく、穏やかに」
  • reassure [riːəʃúər] : 「〜を安心させる、〜を再確認する」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • unforgiving [ʌ̀nfərɡíviŋ] : 「許さない、容赦のない」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • reflection [riflékʃən] : 「反射、反映、反響」
❖ "If we forget ~ "「もしそれを忘れたとしても、私達は優しく再確認させられる」。"If we accept ~ "「もし赦しを伴わない思いを受け入れたとしても、それはすぐに愛の反映した思いに置き換えられる」。ホーリー・スピリットは辛抱強く、不安定な私達の目覚めに付き合ってくれるわけだ。



And if we are tempted to attack, we will appeal to Him Who guards our rest to make the choice for us that leaves temptation far behind. 
  • tempt [témpt] : 「〜を誘惑する、〜を唆す」
  • guard [ɡάːrd] : 「守る、保護する」
  • rest [rést] : 「休息、休養」
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
  • leave [líːv] : 「〜から離れる、〜と別れる」
  • behind [biháind] : 「〜の後ろに、後方に」
❖ "And if we ~ "「もし攻撃したい誘惑に駆られたら、私達は安らぎを守ってくれるホーリー・スピリットに願い出て、誘惑を遙(はる)か彼方に遠ざける選択を私達のためにしてもらう」。エゴの誘惑に負けないように、ホーリー・スピリットに願おう。



No longer is the world our enemy, for we have chosen that we be its friend. 
  • no longer : 「もはや〜でない」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
  • chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
❖ "No longer is ~ "「もはや世界は私達の敵ではない」。"for we have ~ "「なぜなら、私達は世界の友達となることを選択したのだから」。世界中の他者を同胞と認め、同じ神の子として自他一如なのだと知ったのだから、もはや他者は敵ではない。






W-pI.193.1:1 ~ W-pI.193.13:7

Lesson 193



All things are lessons God would have me learn.
  • have [həv] : 「〜に〜させる」
❖ "All things are ~ "「あらゆることは、神が私に学ばせようとするレッスンである」。夢の中にあって、夢から目覚めるためのチャンスを見逃さないようにしなくてはならない。すべては神があなたに与えた学びのレッスンだ。



1. God does not know of learning. Yet His Will extends to what He does not understand, in that He wills the happiness His Son inherited of Him be undisturbed; eternal and forever gaining scope, eternally expanding in the joy of full creation, and eternally open and wholly limitless in Him. 
  • know of : 「〜について知っている」
  • extend [iksténd] : 「広げる、拡張する、拡大する」
  • inherit [inhérət] : 「〜を引き継ぐ、継承する」
  • undisturbed [ʌ̀ndistə́ːrbd] : 「邪魔されない」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
  • scope [skóup] : 「範囲、領域」
  • eternally [itə́ːrnli] : 「永久に、永遠に」
  • expand [ikspǽnd] : 「拡大する、拡張する、展開する」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物、作品」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体的に」
  • limitless [límitlis] : 「制限のない、無限の」
❖ "God does not ~ "「神は学びということを知らない」。なぜなら、真実の総体である叡智を備えた神は学ぶ必要がないからだ。"Yet His Will ~ "「しかし神の意志は、神が理解しないことへと拡張する」。実相世界に住む神の思いは、神が理解し得ない幻想世界へと広がる。神の子への愛がそうさせる。具体的にはホーリー・スピリットを通して神の意志は伝えられる。"in that He ~ "「そうする中で、神の子が神から継承した幸せが邪魔されないことを神は意志する」。愛や幸せや平和という真実は、神の子が神から継承した神の属性である。夢の中で幻想世界を生きる神の子が幻想の苦や痛みによって邪魔されることなく幸せであるようにと、神は願っている。"eternal and ~ "「その幸せがいつまでも続き、永遠にその範囲を広げ、十全な創造の喜びの中に永遠に拡張するようにと、また、神の内にあって永遠に開け放され完全に無制限であるようにと神は意志する」。詩的表現を重ねている箇所なので、理屈を追うよりは、声に出して読んでみるといい。



That is His Will. And thus His Will provides the means to guarantee that it is done.
  • provide [prəváid] : 「供給する、与える」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • guarantee [gæ̀rəntíː] : 「保証する、請け合う」
❖ "That is ~ "「それが神の意志だ」。"And thus ~ "「こうして、神の意志はそれが果たされることを保証する手段を与える」。神の子が眠りから目覚めて実相的な幸せを得ることが出来るように、学びのチャンス(手段)を神の子に与える。神の意志を代弁するホーリー・スピリットによって、神の子は真実に導かれる。



2. God sees no contradictions. Yet His Son believes he sees them. 
  • contradiction [kὰntrədíkʃən] : 「矛盾、不両立」
❖ "God sees no ~ "「神は矛盾し合うものを見ることはない」。神は真実を目にするが、虚偽には目もくれない。神は実相を目撃するが、幻想を見ることはない。"Yet His Son ~ "「しかし、神の子は矛盾し合うものを見てしまう」。神の子は真実も虚偽も、実相も幻想も知覚してしまう。



Thus he has a need for One Who can correct his erring sight, and give him vision that will lead him back to where perception ceases. 
  • correct [kərékt] : 「〜を修正する、正す」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
  • cease [síːs] : 「終わる、やむ、止まる」
❖ "Thus he has ~ "意訳する、「そこで、神の子は、誤った視覚を修正し、知覚が役割を終える所まで彼を導いてくれるヴィジョンを与えることが出来るホーリー・スピリットを必要としている」。肉体的な知覚は夢に見ている対象を現実に実在するものだと信じ込ませる。その誤りを修正してくれるのがホーリー・スピリットであり、修正された知覚は役割を終え、実相化されてヴィジョンとなる。真実を見ることが出来る心の目である。



God does not perceive at all. Yet it is He Who gives the means by which perception is made true and beautiful enough to let the light of Heaven shine upon it. 
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を把握する」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
❖ "God does not ~ "「神は知覚することはまったくない」。神はもちろん肉体的な知覚をもたず、叡智をもってすべてを把握する。神のヴィジョンである。"Yet it is He ~ "「しかし、知覚を美しいまでに正し、天の王国の光を知覚したものの上に輝かせてくれる方法を与えてくれるのは神である」。知覚をヴィジョンへと修正してくれるのはホーリー・スピリット(神)である。正しい実相的な知覚によってとらえられてヴィジョンは、天の王国の光で満ちている。真実が放つ光である。



It is He Who answers what His Son would contradict, and keeps his sinlessness forever safe.
  • answer [ǽnsər] : 「答える、返事する」
  • contradict [kɑ̀ntrədíkt] : 「〜と矛盾する、〜を否定する」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • safe [séif] : 「安全に、無事に」
❖ "It is He ~ "「神の子が否定しようとすることに答え、神の子の無辜性(むこせい)を永遠に守ってくれるのは神である」。神の子は自分を、神を裏切った罪ある者だと思っているが、神はそれに答えて、夢を見ているだけだと答える。神の子は神が創造したままに永遠に無辜であることを神は保証する。



3. These are the lessons God would have you learn. His Will reflects them all, and they reflect His loving kindness to the Son He loves. 
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、示す、反映する」
❖ "These are the ~ "「これらは、神があなたに学ばせたいと思っているレッスンだ」。神の子が知覚を修正し、真実を見ることが出来るようになることを神は願っている。"His Will reflects ~ "「神の意志はそのすべてに反映しており、」"and they reflect ~ "「それらは、神の愛する神の子への愛のこもった優しさを表している」。真実を見ることが出来ないために幻想世界の苦と痛みを経験している神の子を案じて、神は神の子が真実に目覚める方法を学ぶことを願っている。



Each lesson has a central thought, the same in all of them. The form alone is changed, with different circumstances and events; with different characters and different themes, apparent but not real. 
  • central [séntrəl] : 「中心の、中心となる」
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ」
  • different [dífərənt] : 「違っている、異なる」
  • circumstance [sə́ːrkəmstæ̀ns] : 「状況、周囲の事情」
  • event [ivént] : 「出来事、事象、成り行き」
  • character [kǽriktər] : 「性格、個性、人柄」
  • theme [θíːm] : 「話題、論題、テーマ、主題」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
❖ "Each lesson ~ "「各レッスンには中心となる考え方があるが、そのすべては同じものだ」。"The form alone ~ "「形だけが変わる」。レッスンの表われ方は時と場所によって違うが、根本となる考え方はみな同じだ。"with different ~ "「状況や出来事によって形は異なり、性格の異なった人々や違うテーマを伴っており、明白に見えるが現実ではない」。幻想世界にあっては現象としての出来事は様々に異なるが、どんなにリアルに見えようともそれは幻想であって実相的な現実ではない。しかし、その裏に隠されたレッスンを学ぶ必要があるので、表面に表れる形に惑わされてはいけない。



They are the same in fundamental content. It is this:

        Forgive, and you will see this differently.
  • fundamental [fʌ̀ndəméntl] : 「基礎の、基本的な」
  • content [kɑ́ntent] : 「内容、中身」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
  • differently [dífərəntli] : 「異なって、違って」
❖ "They are the ~ "「根本となる内容においては、それらは同じだ」。"It is ~ "「それは次の様に言える」。"Forgive, and ~ "「赦しなさい、そうすれば違うように見ることが出来る」。目に見える現象は幻想に過ぎないと悟ってそれを赦せば、幻想は消滅する。消滅した後には真実が見えて来る。以前とはまったく異なった光景が展開する。心の目がとらえるヴィジョンだ。



4. Certain it is that all distress does not appear to be but unforgiveness. Yet that is the content underneath the form. 
  • certain [sə́ːrtn] : 「確実な、確かな」
  • distress [distrés] : 「苦悩、苦痛、悩み」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • unforgiveness [ʌ̀nfərɡívnis] : 「赦さないこと」
  • underneath [ʌ̀ndərníːθ] : 「下に、下部に」
❖ "Certain it is ~ "「確かに、あらゆる苦悩が、赦さないことに由来するようには見えないかもしれない」。この世の苦と痛みには種々雑多な原因があるように見える。健康問題であったり経済的なものであったり、人間関係の苦悩もあるだろう。"Yet that is ~ "意訳する、「しかし、それは形態があるという範疇下における内容だ」。それは形あるこの世における種々雑多な表れであって、この世の苦と痛みは、形という一皮を剥けば、幻想を認識して赦すことを拒否したことに起因したものであることがわかる。



It is this sameness which makes learning sure, because the lesson is so simple that it cannot be rejected in the end. 
  • sameness [séimnis] : 「同一性、類似」
  • reject [ridʒékt] : 「拒否する、拒む」
  • in the end : 「結局、ついに」
❖ "It is this ~ "「学びを確実にしているものは、この同一性だ」。この世の種々雑多な苦と痛みは、その幻想性を認識せずに赦すことをしないという同一の原因から派生している。だから、この世の幻想性を知り、赦すことを学べば、あらゆる苦と痛みは消滅する。単純な学びで確実に事足るのだ。"because the lesson ~ "「なぜなら、レッスンはあまりにもシンプルなので、ついには拒否できなものだからだ」。闇の中に生きていても、ついには光の世界に出て来ることになる。それは実に簡単なことだ。



No one can hide forever from a truth so very obvious that it appears in countless forms, and yet is recognized as easily in all of them, if one but wants to see the simple lesson there.
  • hide [háid] : 「隠れる、潜伏する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない」
  • countless [káuntlis] : 「数え切れないほどの」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
  • easily [íːzili] : 「気楽に、安易に、簡単に」
❖ "No one can ~ "「誰も真実から永遠に目を逸らし続けることは出来ない」。"so very obvious ~ "意訳する、「真実はあまりにも明白なので、それが無数の形をとっているように見えようとも、もしそこにシンプルなレッスンを見つけようと思うなら、あらゆる形の中に容易に真実は認識できるものなのだ」。苦と痛みは色々な形をとって表れるが、そこに隠された真実を見極めようと思うなら、実に容易に、苦と痛みの幻想性を認識することが出来る。苦と痛みは闇の中でうごめく悪夢に過ぎない。その闇に、ほんの小さな光を投げかけてやれば、闇は容易に消え悪夢は退散してしまう。



5.        Forgive, and you will see this differently.

These are the words the Holy Spirit speaks in all your tribulations, all your pain, all suffering regardless of its form. 
  • tribulation [trìbjuléiʃən] : 「苦痛、苦難、試練」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、悩み」
  • regardless [riɡάːrdlis] of : 「〜にかかわらず」
❖ "Forgive, and ~ "「赦しなさい、そうすればこれ(世界)を違うように見るようになるだろう」。"These are the ~ "意訳する、「この言葉は、表れる形が苦難であれ、痛みであれ、苦しみであれ、あなたがそれを経験しているとき、ホーリー・スピリットが語りかける言葉である」。神は決して試練を与えることはない。神は幻想の一切と関わりを持たないからだ。あなたが苦難を感じているなら、それは夢を見ているだけだ。あなたが現実だと思っている苦と痛みの世界に対する見方を変えるだけで、世界はまったく異なった様相を呈することになる。幻想世界を赦して消滅させれば、実相世界が立ち現れ、あなたはそれを目撃する。



These are the words with which temptation ends, and guilt, abandoned, is revered no more. 
  • temptation [temptéiʃən] : 「誘惑、衝動」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • abandon [əbǽndən] : 「捨て去る、断念する」
  • revere [rivíər] : 「崇敬する、あがめる」
❖ "These are the ~ "「この言葉は、誘惑を終わらせることが出来る言葉である」。エゴがあなたを幻想世界に止めておこうとする誘惑も消滅する。"and guilt ~ "「そして罪の意識は捨てられ、二度と崇められることはなくなる」。エゴは、あなたは神を裏切った罪深い裏切り者だと言うが、それは嘘だと知る。罪と罰の恐れは消滅し、神の愛があなたの心の中に蘇る。



These are the words which end the dream of sin, and rid the mind of fear. These are the words by which salvation comes to all the world.
  • rid [ríd] : 「取り除く、取り出す」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "These are the ~ "「この言葉は、罪の夢を終わらせ、恐れを心から取り除く言葉である」。"These are the ~ "「この言葉は、救いが世界の隅々まで届けられるようにする言葉である」。悪夢から目覚めさせる言葉であり、幻想世界からあなたを救ってくれる言葉だ。



6. Shall we not learn to say these words when we are tempted to believe that pain is real, and death becomes our choice instead of life? 
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
❖ "Shall we not ~ "「痛みは実在すると信じたい誘惑に駆られたり、命の代わりに死を選択したくなった時、この言葉を唱えることを学ばずにおられようか」。実在しない幻想に引きずり込まれそうになったら、『赦しなさい、そうすればこれ(世界)を違うように見るようになるだろう』と唱えなさい。



Shall we not learn to say these words when we have understood their power to release all minds from bondage? 
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
  • bondage [bάndidʒ] : 「緊縛、束縛」
❖ "Shall we not ~ "「私達が、その言葉はすべての心を束縛から解放するパワーがあると理解した時、この言葉を唱えることを学ばずにおられようか」。



These are words which give you power over all events that seem to have been given power over you. 
  • event [ivént] : 「出来事、事件、事象」
❖ "These are words ~ "「これは、あなたを支配するパワーを与えられたかに見える出来事のすべてを凌駕するパワーをあなたに与える言葉である」。あなたを支配する幻想のパワーを払拭する実相的なパワーをこの言葉はもっている。



You see them rightly when you hold these words in full awareness, and do not forget these words apply to everything you see or any brother looks upon amiss.
  • rightly [ráitli] : 「公正に、正しく」
  • awareness [əwéərnəs] : 「気付いていること、意識性」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる」
  • apply [əplái] : 「適用する、当てはめる」
  • amiss [əmís] : 「間違って、不適当に」
❖ "You see them ~ "「あなたがこの言葉を完全にはっきりした意識を抱いて理解し、この言葉が、あなたが目にするすべてのこと、またある同胞が誤って見ているすべてのことに当てはまることを忘れずにいれば、あなたはこの言葉を正しく理解していることになる」。あなたが幻想世界のあらゆる現象を目にするとき、たとえ同胞がその現象が実在する現実だと誤って理解していたとしても、『赦しなさい、そうすれば違うように見ることが出来る』と意識的に唱えることで、幻想は赦されて消滅し、目にする現実がまったく異なって見えて来る。



7. How can you tell when you are seeing wrong, or someone else is failing to perceive the lesson he should learn? 
  • tell [tél] : 「〜を見分ける、分かる」
  • wrong [rɔ́ːŋ] : 「誤って、不正に」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を把握する」
❖ "How can you ~ "「どんな時あなたは誤って見てしまうのか、あるいはどんな時他者は学ぶべきレッスンを知覚損ねるのか、それを見分けるにはどうすればいいだろう」。どんな時に幻想に翻弄されていると知覚することが出来るだろうか。



Does pain seem real in the perception? If it does, be sure the lesson is not learned. 
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
❖ "Does pain seem ~ "「痛みが実在しているかのように知覚されるだろうか」。"If it does ~ "「もしそうなら、まだレッスンが学ばれていないのは確実だ」。幻想に過ぎない痛みが現実に存在しているように感じるなら、このレッスンはまだ完了していない。



And there remains an unforgiveness hiding in the mind that sees the pain through eyes the mind directs.
  • remain [riméin] : 「残る、残存する」
  • unforgiveness [ʌ̀nfərɡívnis] : 「赦さないこと」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する」
  • direct [dirékt] : 「指示命令する」
❖ "And there remains ~ "「心が命ずる目を通して痛みを目にする心の中に、赦そうとしない気持ちが隠されて残っている」。あなたの心が見たいと思うものをあなたは視覚を通して見ている。あなたが痛みを感じているなら、あなたの心は痛みを赦して消滅させまいとする気持ちをまだ隠し持っている。赦しのレッスンは完了していない。



8. God would not have you suffer thus. He would help you forgive yourself. His Son does not remember who he is. 
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
❖ "God would not ~ "「神はあなたをこのように苦しませようとは思ってもいない」。"He would help ~ "「神はあなたがあなた自身を赦すことを手助けしようと思っている」。あなたが自身の幻想性をあなたが赦して、幻想を消滅させることが出来るように、神はホーリー・スピリットをあなたに遣わしてあなたの手助けをするように意図している。"His Son does ~ "「神の子は、自分が何者なのか覚えていないのだ」。あなたは自分が神の子であることを忘れている。夢の中で自分を見失っているのだ。



And God would have him not forget His Love, and all the gifts His Love brings with it. Would you now renounce your own salvation? 
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • renounce [rináuns] : 「放棄する、捨てる」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "And God would ~ "「神は、神の子が神の愛を忘れないように、また神の愛が愛と共にもたらした贈り物のすべてを忘れないようにと思っている」。神の愛や、神の子が継承した神の属性のすべてを思い出してほしいと神は願っている。"Would you now ~ "「今あなたは、自分の救いを放棄しようとするだろうか」。放棄してはならない。



Would you fail to learn the simple lessons Heaven's Teacher sets before you, that all pain may disappear and God may be remembered by His Son?
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
❖ "Would you fail ~ "「あなたは、天の王国の師(であるホーリー・スピリット)があなたの目の前に差し出した簡単なレッスンを学び損ねてしまおうと思うだろうか」。学びを回避してはならない。



9. All things are lessons God would have you learn. He would not leave an unforgiving thought without correction, nor one thorn or nail to hurt His holy Son in any way. 
  • leave [líːv] : 「〜を残す、ある状態のままにしておく」
  • correction [kərékʃən] : 「訂正、修正、是正」
  • thorn [θɔ́ːrn] : 「とげ、針」
  • nail [néil] : 「くぎ、びょう」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • in any way : 「多少なりとも、形はどうあれ」
❖ "All things are ~ "「あらゆることは、神があなたに学んでほしいと思っているレッスンだ」。"He would not ~ "「神は赦しを伴わない考え方を修正せずに放っておこうとは思っていないし、どんな形であれ神聖な神の子を傷つけかねない一本の棘も釘も取り残すことがないようにと思っている」。



He would ensure his holy rest remain untroubled and serene, without a care, in an eternal home which cares for him. 
  • ensure [inʃúər] : 「〜を確かにする、確実にする」
  • rest [rést] : 「休息、休養」
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • untroubled [ʌ̀ntrʌ́bld] : 「安らかな、静かな」
  • serene [səríːn] : 「静かな、穏やかな」
  • care [kέər] : 「心配、苦労」
  • care for : 「〜を大事に思う、〜の世話をする」
❖ "He would ensure ~ "「神の子の世話をしてくれる永遠の住み家にあって、神の子の神聖な安らぎが邪魔されることなく穏やかであり、また何の心配もいらないことを神は確実にしてくれる」。神の子の生まれ故郷である実相世界では、神の子は愛と喜びと平和に包まれて幸せに暮らす。神はそれを保証している。



And He would have all tears be wiped away, with none remaining yet unshed, and none but waiting their appointed time to fall. 
  • tear [tíər] : 「涙、悲しみ、悲嘆」
  • wipe [wáip] : 「〜を拭く、ぬぐう」
  • wipe away : 「〜を拭き取る、〜を取り除く」
  • unshed [ʌ̀nʃéd] : 「流し出されていない」
  • wait [wéit] : 「待つ」
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
  • fall [fɔ́ːl] : 「落ちる、落下する」
❖ "And He would ~ "「そして神は神の子すべての涙をぬぐい取りたいと思っている」。"with none ~ "意訳する、「まだ流されずに残っている涙を消し、流れ落ちると決められた時間を待つこともなくしてくれる」。



For God has willed that laughter should replace each one, and that His Son be free again.
  • laughter [lǽftər] : 「笑い声」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を置き換える」
❖ "For God has ~ "「なぜなら神は、笑い声が涙と入れ替わり、神の子が再び自由になることを意図してきたからだ」。神の子が苦と痛みの幻想に翻弄されて涙する代わりに、そんな夢から目覚めて笑いながら歓喜できるようにしてあげたいと神は思い続けている。



10. We will attempt today to overcome a thousand seeming obstacles to peace in just one day. 
  • attempt [ətémpt] : 「〜を試してみる、〜を企てる」
  • overcome [òuvərkʌ́m] : 「克服する、乗り越える」
  • thousand [θáuzənd] : 「1000の、1000個の」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、見せ掛けの」
  • obstacle [άbstəkl] : 「障害物、妨害物」
❖ "We will attempt ~ "「今日私たちは、平和の妨げになっているように見える多くのものをたった一日で乗り越えてしまおうと思う」。



Let mercy come to you more quickly. Do not try to hold it off another day, another minute or another instant. 
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け」
  • quickly [kwíkli] : 「速く、すぐに」
  • hold off : 「遅らせる」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
❖ "Let mercy come ~ "「慈悲がもっとすみやかにあなたの下(もと)にやって来るようにしよう」。神の慈悲をホーリー・スピリットが届けてくれるように祈ろう。"Do not try ~ "「一日、一分、一瞬たりとも、遅らせようとしてはいけない」。ぐずぐずせず、今すぐホーリー・スピリットの助けを得て、平和の邪魔をしている悪夢から目覚めるべきだ。



Time was made for this. Use it today for what its purpose is. 
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
❖ "Time was made ~ "「時間はそのために作られた」。時間は学びのための補助装置。"Use it today ~ "「時間のもつ目的のために、時間を使いなさい」。時間軸の今という瞬間に立って、学びのために今を生き、夢から目覚めて幻想の時間を消滅させてしまう。



Morning and night, devote what time you can to serve its proper aim, and do not let the time be less than meets your deepest need.
  • devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる」
  • serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、〜に仕える」
  • proper [prάpər] : 「適した、適切な」
  • aim [éim] : 「目標、目的」
  • less than : 「決して〜でない」
  • meet [míːt] : 「満足させる、かなえる、満たす」
  • deep [díːp] : 「深い、深さがある」
❖ "Morning and night ~ "意訳する、「朝な夕な、時間を適切な目的のために用いるように努め、あなたが最も必要とする目的に合致しないような時間の使い方をしてはいけない」。この世の雑事に追われるだけの生活を送るのではなく、せめて朝夕は時間を学びのために使いなさい。幻想から実相へと目覚めるという深い目的のために時間を利用しなさい。



11. Give all you can, and give a little more. For now we would arise in haste and go unto our Father's house. 
  • arise [əráiz] : 「起きる、立ち上がる」
  • in haste [héist] : 「急いで、慌てて」
❖ "Give all you ~ "「出来る限りのものをすべて、さらにもう少し多くのものを与えなさい」。"For now we ~ "「なぜなら、私達は今急いで起き上がり、父なる神の家に向かって行くのだから」。幻想世界で得たものは幻想世界に置いていけばいい。



We have been gone too long, and we would linger here no more. And as we practice, let us think about all things we saved to settle by ourselves, and kept apart from healing. 
  • linger [líŋɡər] : 「長居する、居残る」
  • practice [prǽktis] : 「〜を実行する、実践する」
  • save [séiv] : 「取っておく、残しておく」
  • settle [sétl] : 「解決する、処理する」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
❖ "We have been ~ "「長いこと離れていたので、これ以上ここに居残る必要はない」。長い間家を離れて夢を見続けてきたので、そろそろ目を覚まして神の下(もと)へ帰るべきだ。"And as we ~ "「そして実践しながら、自分で解決しようと、ヒーリングせずにとっておいたあらゆることについて考えよう」。真実に目覚めることを避け続け、幻想の中だけで解決しようとしてきたことを考え直してみる。



Let us give them all to Him Who knows the way to look upon them so that they will disappear. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
❖ "Let us give ~ "意訳する、「そのような問題を正しく見ることが出来るホーリー・スピリットにすべて委ねてしまえば、それらは消えてなくなってしまう」。自分一人で解決しようとせずに、真実を正しく見極めることが出来るホーリー・スピリットに問題を任せてしまえばいい。



Truth is His message; truth His teaching is. His are the lessons God would have us learn.
  • message [mésidʒ] : 「伝達、メッセージ」
❖ "Truth is His ~ "「ホーリー・スピリットのメッセージは真実であり、ホーリー・スピリットの教えも真実だ」。"His are the ~ "「ホーリー・スピリットの教えは、神が私達に学んで欲しいと願っているレッスンである」。



12. Each hour, spend a little time today, and in the days to come, in practicing the lesson in forgiveness in the form established for the day. 
  • spend [spénd] : 「使う、費やす」
  • in the days to come : 「今後」
  • establish [istǽbliʃ] : 「確立する、成立させる」
❖ "Each hour ~ "「今日から、そしてそれに続く毎日、一時間ごとに少しの時間をさいて、その日のために用意された形で赦しのレッスンを実践していきなさい」。毎日の生活の中で、赦しを必要とする場面が与えられる。そのつど一時間ごとに、これは赦しのレッスンなのだと自覚して赦しを実践する。



And try to give it application to the happenings the hour brought, so that the next one is free of the one before. The chains of time are easily unloosened in this way. 
  • application [æ̀pləkéiʃən] : 「適用、応用、利用」
  • happening [hǽpniŋ] : 「出来事」
  • brought [brɔ́ːt] : 「bringの過去・過去分詞形」
  • unloosen [ʌ̀nlúːsn] : 「緩める、解く」
  • in this way : 「このようにして、こんなふうに」
❖ "And try to ~ "「その一時間がもたらした出来事に対して、赦しを適用するように努めなさい」。"so that the ~ "「そうすれば、次の一時間は前の一時間から自由になれる」。赦すことで、時間の幻想性がだんだん消えていく。"The chains of ~ "「時間の鎖はこのようにして簡単にほどけて行く」。



Let no one hour cast its shadow on the one that follows, and when that one goes, let everything that happened in its course go with it. 
  • cast [kǽst] : 「〜を投げる、投じる」
  • shadow [ʃǽdou] : 「影」
  • follow [fάlou] : 「次に起きる、続いて起こる」
  • course [kɔ́ːrs] : 「成り行き、進行、経過」
❖ "Let no one ~ "「どの一時間も、それに続く一時間に影を落とさないようにしなさい」。"and when that ~ "「そして、その一時間が過ぎたら、一時間のコースで起きたことのすべてをその一時間とともに去らせなさい」。こうして、一時間ごとに出来事を赦していく。



Thus will you remain unbound, in peace eternal in the world of time.
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • unbound [ʌ̀nbáund] : 「解放された、縛られていない」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
❖ "Thus will you ~ "「このようにして、時間の存在する世界にいながら、永遠の平和の中であなたは束縛されないままでいることが出来る」。



13. This is the lesson God would have you learn: There is a way to look on everything that lets it be to you another step to Him, and to salvation of the world. 
  • look on : 「〜を見る」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救済、救い」
❖ "This is the ~ "「これは、神があなたに学んで欲しいと思っているレッスンだ」。"There is a ~ "「それは、すべてはあなたを神や世界の救いへと向かわせるまた別のスッテプになり得るという見方があるということだ」。すべては学びのためのチャンスとなり得る。苦と痛みの幻想から世界を救い、天の王国へ回帰するための学びのチャンスである。



To all that speaks of terror, answer thus:

        I will forgive, and this will disappear.
  • speak of : 「〜を口にする」
  • terror [térər] : 「恐怖」
  • answer [ǽnsər] : 「答える、返事する」
❖ "To all that ~ "「恐れを口にするすべてものに対して次の様に答えなさい」。"I will forgive ~ "「私は赦すのだから、この恐れは消滅する」。



To every apprehension, every care and every form of suffering, repeat these selfsame words. 
  • apprehension [æ̀prihénʃən] : 「不安、心配」
  • care [kέər] : 「心配、苦労」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、悩み」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返して言う」
  • selfsame [sélfseim] : 「sameの強調形」
❖ "To every apprehension ~ "「不安や心配、様々な苦痛を感じるたびに、これと同じ言葉を繰り返しなさい」。苦と痛みを幻想と認識し、悪夢を赦してしまうのだ。



And then you hold the key that opens Heaven's gate, and brings the Love of God the Father down to earth at last, to raise it up to Heaven. 
  • at last : 「ついに、とうとう」
  • raise [réiz] : 「上げる、上昇させる」
❖ "And then you ~ "「そうすれば、あなたは天の王国の門を開ける鍵を手にすることになり、ついには父なる神の愛を地上にもたらし、地上を天の王国へと持ち上げることが出来る」。



God will take this final step Himself. Do not deny the little steps He asks you take to Him.
  • final [fáinl] : 「最後の、最終の」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒絶する」
❖ "God will take ~ "「この最後のステップは神自らがとる」。天の王国の扉を開けてあなたを迎え入れるのは神自らだ。"Do not deny ~ "「神に向かって進んで欲しいと神が求めている一歩を拒んではいけない」。実相世界への回帰の旅を拒んではいけない。









Notification

My photo


❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

oohata_mnb@yahoo.co.jp
oohata.m@coda.ocn.ne.jp

Powered by Blogger.