●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.185.1:1 ~ W-pI.185.14:2

Lesson 185



I want the peace of God. 
  • peace [píːs] : 「平和、安らぎ、平安、静けさ」
❖ "I want the ~ "「私は神の平和を望む」。天の王国の平和、本当の安らぎ、真の静寂を望む。この世の平和を超越した実相的平和を望む。



1. To say these words is nothing. But to mean these words is everything. 
  • mean [míːn] : 「本気で〜と言っている、本気である」
❖ "To say these ~ "「この言葉を口にするのはたやすい」。口先だけで平和を求めるのはたやすい。"But to mean ~ "「しかし、この言葉を本気で言うことには、すべてが含くまれている」。神の平和のうちに生きることは、あなたがなすべきすべての事だ。この世の悪夢から目覚め、実相世界である天の王国に回帰し、神の下(もと)で平和な暮らしをすることがこのコースの最終目的である。



If you could but mean them for just an instant, there would be no further sorrow possible for you in any form; in any place or time. 
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • further [fə́ːrðər] : 「なお一層の、さらなる」
  • sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
  • in any form : 「いかなる種類のものであれ」
❖ "If you could ~ "「もしあなたが、一瞬たりともこの言葉を本気で言うことが出来たら、」"there would be ~ "「どんな形であれ、いかなる場所、いかなる時であれ、さらなる悲しみをあなたが持つ可能性はなくなるだろう」。この世の悲しみは幻想に過ぎない。天の王国の平和を手に入れたなら、二度と再び、悪夢(幻想)に過ぎない悲しみがあなたの目の前に現れることはない。そのために、神の平和を本気で求めなくてはいけない。口先だけの祈りでは願いは届かない。



Heaven would be completely given back to full awareness, memory of God entirely restored, the resurrection of all creation fully recognized. 
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全く」
  • awareness [əwéərnəs] : 「気付いていること、意識性」
  • entirely [entáiərli] : 「全く、完全に、全体に」
  • restore [ristɔ́ːr] : 「回復させる、修復する、復活させる」
  • resurrection [rèzərékʃən] : 「生き返り、よみがえり、復活」
  • fully [fúlli] : 「十分に、完全に、全く、すっかり」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
❖ "Heaven would ~ "「天の王国は、完全にはっきりと意識の中に戻って来るだろうし、神の記憶も修復され、創造されたあらゆるものが復活したと認識される」。創造されたあらゆるものとは、神が創造した真実のすべて、つまり、愛、平和、慈しみ、喜び、美、静寂、等々。それらが、神が創造した神の子の意識の中に復活し、神の子は神の愛を思い出す。



2. No one can mean these words and not be healed. He cannot play with dreams, nor think he is himself a dream. 
  • heal [híːl] : 「癒やす、救う、治す」
❖ "No one can ~ "「この言葉を本気で言って、ヒーリングされない者は誰もいない」。"He cannot play ~ "「夢と戯れることは出来ないし、自分自身を夢と思うこともない」。実相的平和は幻想からの目覚めを意味している。幻想からの目覚めは、ACIMの言うところのヒーリングである。したがって、ヒーリングされた者は幻想に戻ることはないし、自分の実在性を夢と思うこともない。



He cannot make a hell and think it real. He wants the peace of God, and it is given him. For that is all he wants, and that is all he will receive. 
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、本物の」
  • receive [risíːv] : 「受け取る、知る」
❖ "He cannot make ~ "「彼は地獄をでっち上げ、それが実在すると思うことは不可能だ」。この世という地獄をでっち上げ、そのリアルさに騙されていたのは私達だったが、そんな悪夢は終わる。"He wants the ~ "「彼が神の平和を望み、それが彼に与えられる」。"For that is ~ "「なぜなら、それは彼が望むすべてであり、それが与えられるすべてだからだ」。与えることと得ることが同一となるのは真実だけだ。神の平和は真実であり、神があなたに平和を与えることとあなたが平和を得ることは同一の現象である。言い換えれば、あなたが神の平和を得ることは、神に平和を与えることになるとも言える。



Many have said these words. But few indeed have meant them. You have but to look upon the world you see around you to be sure how very few they are. 
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに」
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "Many have said ~ "「多くの人達がこの言葉を言ってきた」。平和を口にした者は数知れない。"But few indeed ~ "「しかし、本気でこの言葉を言ったものはほとんどいない」。"You have but ~ "「どんなに少ないか確認するために、あなたの回りの世界を見てみればいい」。二元論的平和、つまり、戦争に対する平和を口にする者は数多くいるが、一言論的な絶対平和、つまり、神の平和を本気で求める者はほとんどいない。回りを見ればすぐわかる。



The world would be completely changed, should any two agree these words express the only thing they want. 
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に」
  • should [ʃəd] : 「万一〜ならば」
  • agree [əɡríː] : 「同意する」
  • express [iksprés] : 「表す、示す、述べる」
❖ "The world would ~ "「もし誰か二人が、この言葉は二人が唯一求めるものを表していると同意するなら、世界は完全に変わるだろう」。神の平和を求める者がたった二人でもいたら、幻想世界は消滅し、実相世界が立ち現れるに違いない。なぜ二人なのかと言うと、暗に『神聖な関係性(holy relationship)』を示したかったからだろう。ACIMでは、ホーリー・スピリットの目的にそって協力し合う二人の関係性をホーリー・リレーションシップと呼んでいる。神の平和を求める関係性はまさにホーリー・リレーションシップであり、変化を引き起こすパワーは倍増する。神聖な関係性は、また創造的な関係性だとも言える。



3. Two minds with one intent become so strong that what they will becomes the Will of God. 
  • intent [intént] : 「意図、目的」
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する」
❖ "Two minds with ~ "「同一の意図を共有する二つの心はとても強い力をもつようになるので、心が望むことは神の意志となる」。真実は分かち合われることで拡張増大する。正しい意図を共有する二つの心も、真実を分かち合うことで強くなる。同時に神の心と共鳴し合い、心は神の意志と一つになる。



For minds can only join in truth. In dreams, no two can share the same intent. 
  • join [dʒɔ́in] : 「交わる、一緒になる、結合する」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "For minds can ~ "「なぜなら、心は、真実においてのみ、一体になれるからだ」。真実に満ちる実相世界においてのみ、心と心は通じ合い結ばれ得る。"In dreams ~ "「夢の中では、どんな二つの心も、同一の意図を分かち合うことは出来ない」。幻想世界における心は分離分裂しており、エゴが描く分裂した意図を二つの心が分かち合うことは不可能だ。同床異夢という言葉があるが、同じ幻想世界に生きているかのように錯覚している心は、他者の心とは別の夢を見ているわけだ。



To each, the hero of the dream is different; the outcome wanted not the same for both. 
  • hero [híərou] : 「主人公、英雄」
  • outcome [áutkʌ̀m] : 「結果、結末、成果」
❖ "To each, the ~ "「各々に、夢の主人公は異なる」。分裂した心は異なる夢を見、異なる意図を抱く。"the outcome ~ "「また、望まれる結果も両者にとって同じものとなることはない」。意図した結果も各々によって異なる。



Loser and gainer merely shift about in changing patterns, as the ratio of gain to loss and loss to gain takes on a different aspect or another form. 
  • loser [lúːzər] : 「敗者、負け犬」
  • gainer [ɡéinər] : 「勝利者、利得者」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
  • pattern [pǽtərn] : 「模様、パターン、様式」
  • ratio [réiʃou] : 「比率、割合」
  • gain [ɡéin] : 「得ること、獲得」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失」
  • take on : 「呈する、帯びる」
  • different [dífərənt] : 「相違する、異なる」
  • aspect [ǽspekt] : 「局面、状況、側面」
❖ "Loser and gainer ~ "「失う者も得る者も、変化するパターンのなかで単に移り変わるだけだ」。変化流動する幻想世界にあっては、時々の変化の局面がそのパターン(模様)を変えるたびに、人は成功者になったり失敗者になったりするだけだ。共に夢を見ていることに変わりはない。"as the ratio ~ "「損失に対する獲得の比率、あるいは獲得に対する損失の比率が、異なる局面であって、あるいは別の形をとりながら変化しているだけなのだ」。成功も失敗も、繁栄も衰退も、流れゆく時の中の局面局面において変化流動し、失敗が成功に変わったり成功が失敗に変わったりするだけだ。あたかも、両者の比率が変動しながら時が進行しているように見えるだけなのだ。『ただ春の夜の夢のごとし』と語る平家物語の冒頭を思い起こさせる。諸行無常である。なぜ無常か。単なる春の夜の夢に過ぎないからだ。



4. Yet compromise alone a dream can bring. Sometimes it takes the form of union, but only the form. 
  • compromise [kάmprəmàiz] : 「妥協、譲歩」
  • bring about : 「〜をもたらす、〜を引き起こす」
  • union [júːnjən] : 「結合、融合」
❖ "Yet compromise ~ "「しかし、夢がもたらすことが出来るのは妥協だけだ」。"Sometimes it ~ "「時には、夢は結合できるかのような形をとるが、形だけに過ぎない」。分離分裂した心が、夢の中で再結合したかのように思えるときがあるかもしれないが、それは形だけのことであって、いわば妥協の産物である。互いの利益に叶っているように思えたときだけ、夢の中の心は握手を交わすのだ。利益が反目し合えば、すぐにも憎しみ合う。



The meaning must escape the dream, for compromising is the goal of dreaming. 
  • escape [iskéip] : 「退ける、免れる」
  • compromise [kάmprəmàiz] : 「妥協する」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的」
❖ "The meaning must ~ "意訳する、「本当の意味は夢を退けるものだ」。本当に意味ある目的を共有する心は、決して夢の中の妥協を模索するようなことはしない。実相的な意味は夢を避ける。"for compromising ~ "「なぜなら、妥協することは夢を見ることの目的だからだ」。神の住む実相世界に代えて、妥協の産物として、自分に都合のいい幻想世界をでっち上げた神の子である。つまり神の子は、本物に代えて、偽物と妥協しているわけだ。夢と妥協は互いに手を取り合い、エゴの目的である幻想を維持しているのだ。



Minds cannot unite in dreams. They merely bargain. And what bargain can give them the peace of God? 
  • unite [junáit] : 「一体化する、結合する」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • bargain [bάːrɡən] : 「交渉で決める、駆け引きする」
  • bargain [bάːrɡən] : 「駆け引き、取引」
❖ "Minds cannot ~ "「心は夢の中では一体となれない」。夢は心の分裂を前提として成り立っているから、夢の中で心が再統一されることはない。"They merely ~ "「心は(夢の中では)取り引きするだけだ」。自分に都合良く、他者とくっついたり離れたりするだけだ。"And what bargain ~ "「いったいどんな取り引きが、心に神の平和を与えてくれるだろうか」。夢の中の取り引きが実相的な平和を心にもたらすことは出来ない。



Illusions come to take His place. And what He means is lost to sleeping minds intent on compromise, each to his gain and to another's loss. 
  • take one's place : 「〜の代わりをする、地位を占める」
  • intent [intént] : 「集中した、没頭した」
  • intent on : 「〜に没頭しているところの」
❖ "Illusions come ~ "「幻想が神の位置にとって代わる」。"And what He ~ "意訳する、「神が意図したことは、妥協に没頭する眠れる心には忘れられ、誰かが得をし、他の者が損をするということだけが関心の的となる」。弱肉強食の幻想世界が変化流動して行く。向かう先は崩壊である。



5. To mean you want the peace of God is to renounce all dreams. 
  • mean [míːn] : 「本気で〜と言っている、本気である」
  • renounce [rináuns] : 「放棄する、捨てる」
❖ "To mean you ~ "「神の平和を望むとあなたが本気で唱えることは、あらゆる夢を捨てることだ」。神の平和は実相であり、実在する。それを手に入れるには、幻想のすべてを放棄して悪夢から目覚める必要がある。



For no one means these words who wants illusions, and who therefore seeks the means which bring illusions. 
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
❖ "For no one ~ "「なぜなら、幻想を望む者、したがって、幻想をもたらす手段を探す者は、この言葉を本気で言うことはないからだ」。この世の中にあって繁栄や成功を追い求める者達は、夢の中でつかの間の幸せを求めているだけであって、夢から目覚めて本当の幸せや平和を欲しいとは思っていない。



He has looked on them, and found them wanting. Now he seeks to go beyond them, recognizing that another dream would offer nothing more than all the others. 
  • look on : 「〜を見る」
  • wanting [wάntiŋ] : 「欠けている、足りない」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
  • more than : 「〜を超える、〜を上回る」
❖ "He has looked ~ "「彼は幻想をずっと見てきて、幻想には欠けたものがあると分かった」。この世は夢に過ぎず、本当は存在しないのではないかと気付き始めた。"Now he seeks ~ "「今や彼は、幻想を越えて行こうと模索する」。"recognizing that ~ "「彼は、また別の夢は他のすべての夢が差し出す以上のものを差し出すことは出来ないと分かったからだ」。これも欲しいあれも欲しいと、欲が欲を呼び、あたかも多くを得たような気分になっているにもかかわらず、本当は何も手に入れることは出来なかったと気付いた。この幻想世界には、本当の平和はないと認識した。絵に描いた餅も団子もいっぱい手に入れたが、腹は空腹のままだった。



Dreams are one to him. And he has learned their only difference is one of form, for one will bring the same despair and misery as do the rest. 
  • difference [dífərəns] : 「相違、相違点」
  • despair [dispέər] : 「絶望、失望」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、惨めさ」
  • rest [rést] : 「残り、残っているもの」
❖ "Dreams are ~ "「夢は、彼にとってどれも同じだ」。夢は多くの形をとって彼の目の前に展開するが、どの夢も夢は夢に過ぎず、その意味では同一だ。"And he has ~ "「そして彼は、夢の違いはただ、その形の違いだけだと学んだ」。餅の絵も団子の絵も、どちらも単なる絵に過ぎない。"for one will ~ "「なぜなら、一つの夢は、残りの夢と同じように、絶望と惨めさだけをもたらすからだ」。食べることの出来ない餅の絵も団子の絵も、空腹を満たすことはなくただ絶望を与えるだけだ。夢は変化流動し、崩壊と消滅に向かう。この世の繁栄も成功も、ただ春の夜の夢のごとし、というわけだ。



6. The mind which means that all it wants is peace must join with other minds, for that is how peace is obtained. 
  • join [dʒɔ́in] : 「参加する、交わる、一緒になる」
  • obtain [əbtéin] : 「手に入れる、得る」
❖ "The mind which ~ "「望むことは平和だけだと本気で思う心は他の心と必ず一体となる」。"for that is ~ "「なぜなら、それが平和を得る方法だからだ」。神の平和を願うという真実を分かち合うことになるので、心は一体化し、真実を具現化するパワーは増大する。



And when the wish for peace is genuine, the means for finding it is given, in a form each mind that seeks for it in honesty can understand. 
  • genuine [dʒénjuin] : 「本物の、心からの」
  • honesty [άnisti] : 「正直、誠実」
❖ "And when the ~ "「そして、平和への願いが本物であれば、それを見出す手段は、誠心誠意それを求める一つ一つの心が理解できる形をとって、与えられる」。真実を求めれば、その誠意をホーリー・スピリットに委ねることで、ホーリー・スピリットがあなたのために手段を用意してくれる。この世におけるあなたの役割がホーリー・スピリットによって与えられる。



Whatever form the lesson takes is planned for him in such a way that he can not mistake it, if his asking is sincere. 
  • mistake [mistéik] : 「思い違いする、間違える」
  • sincere [sinsíər] : 「誠実な、正直な、心の底からの」
❖ "Whatever form ~ "「レッスンがどんな形をとるか、それは、彼の求めが誠実であるなら、ミスを犯し得ないような形をとって彼のために計画される」。あなたがレッスンの方法などを計画する必要はない。誠実な心で真実(神の平和)を求めるなら、あなたがミスを犯すことがないように、ホーリー・スピリットがあなたのためにすべての計画を立ててくれる。



But if he asks without sincerity, there is no form in which the lesson will meet with acceptance and be truly learned. 
  • meet with : 「〜と会う」
  • acceptance [əkséptəns] : 「受け入れること、容認」
❖ "But if he asks ~ "「しかし、誠実さを欠いて求めるなら、」いい加減な気持ちで真実を求めるなら、「レッスンが受け入れられ、本当に学ばれるような形をとって与えられることはない」。誠実さを欠くなら、ホーリー・スピリットは本当のレッスンをあなたのために計画することはない。あなたはホーリー・スピリットを捨てて、エゴのレッスンを選択することになる。その方がずっと安易で、ご褒美がたっぷりもらえるように見えるからだ。



7. Let us today devote our practicing to recognizing that we really mean the words we say. 
  • devote [divóut] : 「充てる、向ける、専念させる」
❖ "Let us today ~ "「私達は口にする言葉を本当にそう思って言っているのだと自覚することに、今日、私達の練習を向けることにしよう」。いい加減な気持ちで神の平和を求めるなどと口にするのではなく、本気でそう思うことが出来るように、今日の練習に専念する。



We want the peace of God. This is no idle wish. These words do not request another dream be given us. 
  • idle [áidl] : 「動いていない、無意味な、無駄な」
  • require [rikwáiər] : 「求める、〜に要求する」
❖ "We want the ~ "「私達は神の平和を望む」。"This is no ~ "「これは無意味な望みではない」。これは幻想を追い求めるような願いではない。"These words do ~ "「この言葉は、他の夢を私達に与えてほしいと求めているのではない」。この世での成功や繁栄を求めて、この言葉を言っているのではない。



They do not ask for compromise, nor try to make another bargain in the hope that there may yet be one that can succeed where all the rest have failed. 
  • compromise [kάmprəmàiz] : 「妥協、譲歩」
  • bargain [bάːrɡən] : 「駆け引き、取引」
  • succeed [səksíːd] : 「成功する」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
❖ "They do not ~ "「この言葉は妥協を求めてはいないし、〜という希望を抱いて、別の取り引きをしようとすることもない」。"in the hope ~ "「残りのすべての取り引きが失敗に終わってしまったとしても、もう一つくらいは残されているかもしれないという希望を抱いて、」別の取り引きをしようとすることもない。幻想のすべてと妥協することなく、エゴとの取り引きに迷い込むこともしない。



To mean these words acknowledges illusions are in vain, requesting the eternal in the place of shifting dreams which seem to change in what they offer, but are one in nothingness. 
  • acknowledge [æknάlidʒ] : 「認める、認識する、受け入れる」
  • in vain [véin] : 「無駄に」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
  • nothingness [nʌ́θiŋnis] : 「無、非実在、無価値」
❖ "To mean these ~ "「この言葉を本当に唱えることは、幻想が無駄だと認識することであり、」"requesting the eternal ~ "「うつろう夢に代えて永遠を求めることだ」。"which seem to ~ "意訳する、「そんなうつろう夢は、その夢が提供するものは変化するように見えるかもしれないが、無意味である点においては同じものなのだ」。あれが欲しい、これが欲しいと、欲は限りなく変化し続けるだろうが、幻想を求めている限り、それが無意味だという点で、欲(幻想)はまったく変わりない。絵に描いた餅が絵に描いた団子に変わり、それが金銀財宝の絵に変わるだけだ。まったく意味はない。



8. Today devote your practice periods to careful searching of your mind, to find the dreams you cherish still. 
  • practice period : 「練習時間、練習期間」
  • careful [kέərfəl] : 「注意深い、用心深い」
  • cherish [tʃériʃ] : 「〜を大切にする、可愛がる」
❖ "Today devote ~ "「今日、あなたの練習時間を、あなたの心を注意深く探査することに向けなさい」。"to find the ~ "「あなたがまだかわいがっている夢を探し出すのだ」。



What do you ask for in your heart? Forget the words you use in making your requests. 
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
❖ "What do you ~ "「あなたは胸の中で何を求めているだろうか」。密かにエゴ的な夢を抱いているかもしれない。"Forget the words ~ "「あなたが願い事をするときに用いる言葉を忘れなさい」。この世の願い事を忘れなさい。



Consider but what you believe will comfort you, and bring you happiness. 
  • consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
  • comfort [kʌ́mfərt] : 「慰める、安心させる」
❖ "Consider but ~ "「あなたが信じることがあなたに安心をもたらすのだということだけをよく考えなさい」。"and bring you ~ "「そうすれば、あなたに幸せがもたらされる」。



But be you not dismayed by lingering illusions, for their form is not what matters now. 
  • dismay [disméi] : 「がっかりさせる、動揺させる」
  • linger [líŋɡər] : 「長居する、居残る」
  • matter [mǽtər] : 「重要である、問題である」
❖ "But be you ~ "「しかし、居残る幻想によって心が揺(ゆ)さぶられないようにしなさい」。世俗的な願い事によって心が動かされないように気をつけなさい。"for their form ~ "「居残る幻想の形は、今や重要ではないからだ」。繁栄や成功など、形ある願い事は幻想であって、それは今あなたが求めるべきものではない。そんな幻想は無意味だからだ。



Let not some dreams be more acceptable, reserving shame and secrecy for others. 
  • acceptable [ækséptəbl] : 「容認できる」
  • reserve [rizə́ːrv] : 「取っておく、蓄えておく」
  • shame [ʃéim] : 「恥、恥かしさ」
  • secrecy [síːkrəsi] : 「秘密にしていること」
❖ "Let not some ~ "「ある夢は受け入れやすく、他の夢は恥ずかしくて秘密にしておこうなど思ってはいけない」。心の中の幻想を探査する作業の中で、これくらいの幻想なら許そうとか、これは他者には言えない秘密の願い事だとか、幻想に区別を付けてはいけない。幻想はおしなべてみな等しいからだ。



They are one. And being one, one question should be asked of all of them, "Is this what I would have, in place of Heaven and the peace of God?" 
  • in place of : 「〜の代わりに」
❖ "They are ~ "「幻想は同一である」。"And being ~ "「幻想は一つなのだから、すべての幻想に向かってたった一つの疑問を向けるべきだ」。それは、"Is this what ~ "「これは、天の王国や神の平和と引き換えにしてまでも私が欲しいと思っているものだろうか」という問いかけだ。本当にこの幻想は、実相を捨ててまでも欲しいと思えるものだろうか? 夢を見続ける方が、夢から目覚めるより大切だろうか? 



9. This is the choice you make. Be not deceived that it is otherwise. No compromise is possible in this. 
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
  • otherwise [ʌ́ðərwàiz] : 「別なように」
  • compromise [kάmprəmàiz] : 「妥協、譲歩」
❖ "This is the ~ "「これは、あなたがなすべき選択だ」。幻想をとるか実相をとるか、夢を見続けるか目覚めるか、エゴに従うかホーリー・スピリットに従うか、あなた自身が選択しなくてはいけない。"Be not deceived ~ "意訳する、「別の選択をせよ、というように騙されてはいけない」。エゴは様々な誘惑を駆使して、あなたがエゴを選択するように仕掛けてくる。それに騙されてはいけない。"No compromise ~ "「ここでは、どんな妥協も許されない」。半分エゴで半分ホーリー・スピリットを選択するとか、半分夢を見ながら半分実相に目覚める、などという妥協は許されない。



You choose God's peace, or you have asked for dreams. And dreams will come as you requested them. 
  • ask for : 「〜を求める、〜を要求する」
  • require [rikwáiər] : 「求める、〜に要求する」
❖ "You choose ~ "「神の平和を選択するか、夢を求めるかのいずれかだ」。あなたが夢を選択すれば、"And dreams will ~ "「夢は、あなたの求め通りに実現する」。あなたは見たいと思う夢を見ることになる。しかし、それが単なる夢であることには変わりない。



Yet will God's peace come just as certainly, and to remain with you forever. 
  • certainly [sə́ːrtnli] : 「確実に、確かに、必ず 」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "Yet will God's ~ "「しかし、同様の確実さをもって、神の平和は現実化し、あなたと共に永遠にとどまる」。こちらは夢として現実化するのでない。実相的な真実として永遠にとどまる平和だ。消えることはない。



It will not be gone with every twist and turning of the road, to reappear, unrecognized, in forms which shift and change with every step you take. 
  • twist [twíst] : 「曲がり、曲がりくねった部分」
  • turning [tə́ːrniŋ] : 「分岐点、曲がり角」
  • reappear [riːəpíər] : 「再び現れる」
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
❖ "It will not ~ "「神の平和は、道が曲がりくねったり角に差し掛かるたびに、あなたのとる歩みにしたがって移ろい変化するような形をとって、消えたりまた現れたり、気付かれずにいたりすることはない」。神の平和は、永遠不変にあなたと共にある。人生の紆余曲折によって変化することはないのだ。神の平和は春の夜の夢ではない。



10. You want the peace of God. And so do all who seem to seek for dreams. 
  • seek for : 「〜を探し求める」
❖ "You want ~ "「あなたは神の平和を望んでいる」。"And so do all ~ "「夢を追い求めているかのように見える人達もみんな同様だ」。この世の中で夢を追い求めている人達も、本心では永遠不変の神の平和を望んでいるに違いない。



For them as well as for yourself, you ask but this when you make this request with deep sincerity. 
  • as well as : 「〜と同様に」
  • request [rikwést] : 「頼むこと、依頼、要求」
  • sincerity [sinsérəti] : 「誠実、誠意、正直、率直さ」
❖ "For them as ~ "「あなた自身のためにも、また彼らのためにも、心からの誠実さをもって(何かを)求めるとき、あなたはこの神の平和を求めている」。表面上は幻想に過ぎないものを求めているように見えても、心から誠実に真実を求めようとするとき、行き着く先は神の平和である。



For thus you reach to what they really want, and join your own intent with what they seek above all things, perhaps unknown to them, but sure to you. 
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
  • above [əbʌ́v] : 「上に、上へ」
  • above all things : 「中でもとりわけ、何にもまして」
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • unknown [ʌnnóun] : 「知られていない」
  • sure [ʃúər] : 「確信して、固く信じて」
❖ "For thus you ~ "「なぜなら、このようにして、彼らが本当に求めるものにあなたの手が届くのであり、彼らが何にもまして求め、多分彼らにさえ知られないものであっても、あなたには確信があることに対して、あなた自身の意図を結び付ける」。彼らはこの幻想世界で何かを必死に求めている。その中で一番に望んでいるものは、彼ら自身でさえそれが何なのか気付いていないかもしれないが、あなたは確かに知っている。しかも、あなたはその願いに手が届く。それは永遠不変の平和であり、神の平和である。彼らの求めるものと、あなたが意図するものは根底で一致している。



You have been weak at times, uncertain in your purpose, and unsure of what you wanted, where to look for it, and where to turn for help in the attempt. 
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な、弱った」
  • at times : 「時々、折々、時には」
  • uncertain [ʌnsə́ːrtn] : 「不確かな、不安定な」
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
  • unsure [ʌnʃúər] : 「確信のない、自信のない」
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
❖ "You have been ~ "「あなたは、時には弱々しく、あなたの目的に対して不確かな気持ちでいたし、何を望んでいるのか確信もなく、どこを探したらよいかも分からず、何かをなすときどこに手助けを求めてよいかも分からなかった」。これが過去のあなたの姿。



Help has been given you. And would you not avail yourself of it by sharing it? 
  • avail [əvéil] : 「役立つ、価値がある」
  • avail oneself of : 「〜を利用する」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "Help has been ~ "「手助けはもう与えられている」。ホーリー・スピリットがあなたを助けてくれる。"And would you ~ "「その手助けを分かち合うことで、(ホーリー・スピリットの)手助けを利用しようとは思わないだろうか」。幻想からの目覚めをホーリー・スピリットが手助けしてくれる。悪夢からの救いを教えてくれる。その教えを同胞と共に学び合い、分かち合うことで、実相世界へ覚醒することが実現するのだ。



11. No one who truly seeks the peace of God can fail to find it. 
  • truly [trúːli] : 「全く、本当に、真に」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
❖ "No one who ~ "「神の平和を本当に探す者は誰でも、それを見出し損なうことはない」。実相的な平和を求める者は、必ずそれが与えられる。むしろ、既に与えられていると言った方がいい。



For he merely asks that he deceive himself no longer by denying to himself what is God's Will. 
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
  • no longer : 「もはや〜でない」
  • deny [dinái] : 「否定する、認めない、信じない」
❖ "For he merely ~ "「なぜなら彼は単に、神が意志したものを自ら拒否することで、自分自身を騙すようなまねはもうしないと願っているだけだからだ」。エゴの誘惑や騙しを排除しようとしているので、ホーリー・スピリットが手助けしないわけがない。



Who can remain unsatisfied who asks for what he has already? 
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • unsatisfied [ʌ̀nsǽtisfàid] : 「満たされていない」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
❖ "Who can remain ~ "「既にもっているものを求めた者が、どうして満たされないままにおかれよう」。神の平和は、神の属性としてすでにあなたが継承しているものだ。ただ忘れているだけだ。それを本心から求めれば、あなたは神の平和を必ず思い出すことが出来る。神の平和はあなたのものなのだから。



Who could be unanswered who requests an answer which is his to give? The peace of God is yours. 
  • unanswered [ʌ̀nǽnsərd] : 「返答のない」
  • request [rikwést] : 「〜を依頼する」
❖ "Who could be ~ "「彼に与えられた彼のものである答えを求める者が、どうして答えられずにおかれようか」。なぜなら、"The peace of ~
"「神の平和はあなたのものである」からだ。



12. For you was peace created, given you by its Creator, and established as His Own eternal gift. 
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者」
  • establish [istǽbliʃ] : 「確立する、成立させる」
❖ "For you was ~ "「平和は、あなたのために神によって創造され、あなたに与えられ、神自身の永遠の贈り物として確立されたのだ」。実相的な神の平和は揺るぎない実体であり、それをあなたは神からの贈り物として既に与えられている。



How can you fail, when you but ask for what He wills for you? 
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する、命ずる」
❖ "How can you ~ "「神があなたのために意図したことだけをあなたが求めているとき、どうしてあなたは失敗などするだろうか」。



And how could your request be limited to you alone? No gift of God can be unshared. 

  1. limit [límit] : 「〜を限定する、〜を制限する」
  2. unshared [ʌ̀nʃέərd] : 「共有されていない」

❖ "And how could ~ "「そして、あなたの求めがあなた一人だけに制限されることなどあり得るだろうか」。あなただけに制限されず、誰でも神に求めれば、その願いが本物である限り、必ず与えられる。"No gift of ~ "「分かち合われることのない神の贈り物など存在しない」。真実の存在形態はその分かち合いである。神の贈り物を分かち合うことで、それは拡張増大していく。実相的な創造だ。



It is this attribute that sets the gifts of God apart from every dream that ever seemed to take the place of truth. 
  • attribute [ǽtribjùːt] : 「属性、特質、特性」
  • set apart : 「離す、分離する」
  • take the place of : 「〜に取って代わる」
❖ "It is this ~ "「今まで真実に取って代わっていたかに見えるあらゆる夢から神の贈り物を切り離すものはこの属性である」。神の贈り物は、与えることと得ることが同一となる属性をもつ。分かち合うことで拡張増大する属性をもつ。夢に過ぎないこの世では、得るために奪い、与えれば減り、分かち合えば分け前は減少する。実相世界の真実とまったく異なる属性をもつ。



13. No one can lose and everyone must gain whenever any gift of God has been requested and received by anyone. 
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、喪失する、なくす」
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
  • whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも」
❖ "No one can ~ "「どんな神の贈り物でも、それが求められ誰かによって受け取られたら、誰も失うことはなく、誰もがそれを得たことになる」。分かち合われるからだ。



God gives but to unite. To take away is meaningless to Him. 
  • unite [junáit] : 「一体化する、結合する」
  • take away : 「奪い去る、持ち去る」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無意味な」
❖ "God gives but ~ "「統一するためにのみ、神は与える」。分裂した神の子の再統一を願って、神は贈り物を与える。真実を分かち合うことで、神の子は再統一される。"To take away ~ "「奪うことは、神にとって意味はない」。神は与えることがあっても、奪うことは決してない。奪うことは真実ではないからだ。



And when it is as meaningless to you, you can be sure you share one Will with Him, and He with you. 
  • sure [ʃúər] : 「確信して、固く信じて」
❖ "And when it ~ "「奪うことがあなたにとっても意味がなくなったとき、あなたは単一の意志を神と分かち合っているのだと、あるいは神は単一の意志をあなたと分かち合っているのだと、確信がもてるようになる」。神の意志があなたの意志になり、あなたの意志が神の意志となる。意志が分かち合われのだ。したがって、神の子同士が再統一されて行くにしたがい、神の子は神の意志とも再統一されて行く。



And you will also know you share one Will with all your brothers, whose intent is yours. 
  • intent [intént] : 「意図、目的」
❖ "And you will ~ "「そしてあなたはまた、一つの意志をあなたの同胞全体で分かち合っているのだと知るようになる」。"whose intent ~ "「同胞が意図していることはあなたが意図していることでもあるのだ」。目的は一つ。幻想から目覚めて、神の下へ回帰することである。



14. It is this one intent we seek today, uniting our desires with the need of every heart, the call of every mind, the hope that lies beyond despair, the love attack would hide, the brotherhood that hate has sought to sever, but which still remains as God created it. 
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • desire [dizáiər] : 「熱望、切望」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • despair [dispέər] : 「絶望、失望」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ」
  • sought [sɔ́ːt] : 「seek の過去・過去分詞形」
  • sever [sévər] : 「切る、断つ」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る」
❖ "It is this ~ "「今日私たちが探すのはこの単一の意図である」。"uniting our ~ "「それは、みんなが心の中で必要だと思っている願いを一つにすることであり、みんなの心の呼びかけであり、絶望を越えて存在する希望、攻撃性が隠している愛である」。「またそれは、嫌悪のあまり関係を断ちたいと思っている同胞関係を統一することであるが、その関係性は神が創造したままに依然としてここに止まっている」。エゴが仕掛けた憎悪のワナにはまって他者を憎み、その関係性を断ちたいと思うこともあろうが、他者は神が創造した神の子の一面に過ぎず、本当はあなたと同一なのだと気付かなくてはいけない。



With Help like this beside us, can we fail today as we request the peace of God be given us? 
  • beside [bisáid] : 「〜のそばに、〜の傍らに」
❖ "With Help like ~ "「私達のすぐ側にあるこのような手助けを得て、今日私達は、私達に与えられた神の平和を求めていながら、それに失敗することがあり得るだろうか」。ホーリー・スピリットの導きにしたがって実相的な平和を得たいと願っているのだから、それに失敗することはない。神の平和は既に与えられているのだから。






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