●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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W-pI.181.1-1 ~ W-pI.181.9-8

Lesson 181



I trust my brothers, who are one with me. 

  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
❖ "I trust my ~ "「私は同胞達を信頼する」。"who are ~ "「彼らは私と一体だから」。同胞達が他者に見えるのは、心が分裂の夢を見ているからだ。実相的には神の子は単一であり、心も一つ。自他一如である。



1. Trusting your brothers is essential to establishing and holding up your faith in your ability to transcend doubt and lack of sure conviction in yourself. 
  • essential [isénʃəl] : 「必須の、絶対必要な」
  • establish [istǽbliʃ] : 「確立する、成立させる」
  • hold up : 「持ち上げる、支える、支持する」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信じること、信念」
  • ability [əbíləti] : 「能力、才能、できること」
  • transcend [trænsénd] : 「超える、〜を超越する」
  • lack [lǽk] : 「不足、欠如、欠落」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
  • conviction [kənvíkʃən] : 「信念、確信」
❖ "Trusting your ~ "「あなたの同胞を信頼することは、あなた自身への確かな信頼を欠いたり疑うことを乗り越える能力を信じる気持ちを確立し維持するために絶対必要なことである」。簡単に言えば、他者とあなたは同一なのだから、他者を信じることは自分を信じることと同一だ。他者を信頼することで、あなたは自分を信頼する力を確保できる、ということ。



When you attack a brother, you proclaim that he is limited by what you have perceived in him. You do not look beyond his errors. 
  • attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する」
  • proclaim [proukléim] : 「〜を明白に示す、宣言する」
  • limit [límit] : 「〜を限定する、〜を制限する」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を見抜く」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • error [érər] : 「誤り、間違い」
❖ "When you ~ "「あなたが同胞を攻撃するなら、あなたが彼の中に知覚したものによって彼は制限されていると、あなたは宣言していることになる」。"You do not ~ "「あなたは、彼の誤りを越えて見てはいない」。他者が誤りを犯し、それに対してあなたが彼を攻撃するなら、あなたはあなたと同一である彼を、誤りを犯すことが可能な存在だとして彼を制限したことになる。他者があなたと同一の神の子であるという真実を見損なってしまった結果である。結局、誤りを犯したという罪によって同胞を制限することは、あなた自身を制限することと等しいのだ。



Rather, they are magnified, becoming blocks to your awareness of the Self that lies beyond your own mistakes, and past his seeming sins as well as yours. 
  • rather [rǽðər] : 「それどころか、もっと正確に言えば」
  • magnify [mǽgnəfài] : 「〜を大げさに見せる、〜を誇張する」
  • block [blɔ́k] : 「障害物、妨害物」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、意識性」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • mistake [mistéik] : 「ミス、誤り、過ち」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを通り越して」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、見せ掛けの、うわべの」
  • as well as : 「〜と同様に」
❖ "Rather, they ~ "「むしろ、誤りを拡大してしまう」。他者の誤りを信じてそれを現実化し、同時に自分の誤りをも現実化してしまうことになる。攻撃は誤りを拡大してしまうのだ。"becoming blocks ~ "「そして誤りは、あなた自身の誤りを越えて存在する本当の自分に気付く障害となり、あなたの誤り同様に同胞の見掛けの誤りを見過ごしてやる障害にもなってしまう」。あなたと同胞が単一の神の子であり、完全に無辜(むこ)であるという真実を知る障害となる。あなたの誤りも同胞の誤りも、ともに夢の中の出来事に過ぎない。本当は実在しない。



2. Perception has a focus. It is this that gives consistency to what you see. 
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、感じ方」
  • focus [fóukəs] : 「焦点、中心」
  • consistency [kənsístənsi] : 「一貫性、不変性」
❖ "Perception has ~ "「知覚は焦点をもっている」。自分の目を向ける対象を、当然ながら、人は知覚する(見る)。"It is this ~ "「これが、あなたの目にするものに一貫性を与えている」。実在する真実だけに焦点を当てようと意図すれば、あなたの知覚は真実だけを感受するようになって一貫性を維持する。意志が知覚に一貫性を与える。



Change but this focus, and what you behold will change accordingly. 
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • accordingly [əkɔ́ːrdiŋli] : 「それに応じて」
❖ "Change but ~ "「この焦点を変えてしまえば、あなたが目にするものはそれに応じて変化する」。幻想へ向けられていた焦点を変えることが出来れば(その意志をもてば)、あなたは真実を実在として知覚することが出来るようになる。これがヴィジョンだ。



Your vision now will shift, to give support to the intent which has replaced the one you held before. 
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
  • give support to : 「〜を支持する、〜を援護する」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
  • replace [ripléis] : 「〜を交換する、置き換える」
❖ "Your vision ~ "「今や視覚はシフトし、あなたが以前に抱いていた意図とは違った意図を支持するようになる」。簡単に言えば、エゴの視点がホーリー・スピリットの視点に置き換わり、同時に思考システムもエゴからホーリー・スピリットのものに変わる。



Remove your focus on your brother's sins, and you experience the peace that comes from faith in sinlessness. 
  • remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る」
  • experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
❖ "Remove your ~ "「あなたの同胞の罪に向けられた焦点を外してしまいなさい」。"and you experience ~ "「そうすれば、あなたは、無辜(むこ)を信じるところからやって来る平和を経験するだろう」。あなたは他者の罪を実在すると勘違いし、そこだけに焦点を当ててきたが、それを変えるのだ。他者は神の子として無辜であると知覚することが出来れば、同時に自他一如であるあなたの罪も消え、完全な心の平和を得ることが出来る。



This faith receives its only sure support from what you see in others past their sins. 
  • receive [risíːv] : 「受け取る」
  • support [səpɔ́ːrt] : 「支持、支援、支え」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを通り越して」
❖ "This faith ~ "「これを信じることは、同胞達の罪を通り越した所にあなたが見ることの出来るものからやって来る確かな支えだけを受け取ることになる」。罪にまみれ、憎悪と攻撃の対象でしかなかった他者の中に、それを越えたところに実在する無辜性を感じ取ることが出来れば、他者が神の子として完全な存在だと知ることになり、あなたの知覚の正しさ、一貫性が支持される。



For their mistakes, if focused on, are witnesses to sins in you. And you will not transcend their sight and see the sinlessness that lies beyond. 
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、証人」
  • transcend [trænsénd] : 「超える、〜を超越する」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • beyond [bijάnd] : 「向こうに、かなたに」
❖ "For their mistakes ~ "「なぜなら、彼らの誤りは、それに焦点が当てられた時に、あなたの心の中に罪があるという証拠であるからだ」。他者は鏡に映したあなた自身である。あなたが鏡の中の他者に罪を見れることは、あなたの心の中に罪を見ていることになる。"And you will ~ "「そうなれば、あなたはその光景を越えることも出来ないし、その向こうに存在する無辜性を見ることも出来ない」。鏡に映ったあなた自身である他者の姿を越えて、鏡のさらに向こう側の実相を見ることは出来ない。無辜である神の子の姿を目撃することが出来ないのだ。



3. Therefore, in practicing today, we first let all such little focuses give way to our great need to let our sinlessness become apparent. 
  • give way to : 「〜に取って代わられる、〜に移行する」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
❖ "Therefore, in ~ "「したがって、今日行う練習においては、まずこんな小さな焦点を、私達の無辜性をはっきりさせるという大きな必要性に取って代えるようにする」。自分を卑小な存在だと見るような狭い焦点を捨てて、自分は神に愛されている罪のない神の子なのだとはっきり自覚する必要がある。



We instruct our minds that it is this we seek, and only this, for just a little while. We do not care about our future goals. 
  • instruct [instrʌ́kt] : 「〜に指示する、〜に教える」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • a little while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
  • care about: 「〜を気にする、〜を心配する」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来の、今後の」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的、目指すもの」
❖ "We instruct our ~ "「ほんのしばらくの間、私達は私達の心に、これこそが探し求めていたものであり、それしか求めてはいないと教えることになる」。"We do not ~ "「その後の目標に関しては気にかけない」。当面は、自分が無辜なる神の子であるという認識を得るという目標だけを掲げて練習する。過去を悔いたり、未来を案ずることは一切しない。



And what we saw an instant previous has no concern for us within this interval of time wherein we practice changing our intent. 
  • saw [sɔ́ː] : 「seeの過去形」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • previous [príːviəs] : 「前の、先の」
  • concern [kənsə́ːrn] : 「関心事、心配、不安」
  • have no  :concern 「何の関係もない、関知しない」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • interval [íntərvl] : 「間隔、隔たり、合間」
  • wherein [hwweərɪ́n] : 「そこで、その場所で」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
❖ "And what we ~ "「ほんの一瞬前まで私達が目にしていたものは、私達が意図を変える練習をしていく時間の中では、私達が関与しなくてもよいものとなる」。これまでエゴの視点に立って物事を見てきたのだが、ホーリー・スピリットの視点に切り替えた今、以前の視点に関与する必要はまったくない。簡単に言えば、以前のことは忘れてしまうべきだ、ということ。



We seek for innocence and nothing else. We seek for it with no concern but now. 
  • innocence [ínəsəns] : 「無罪、潔白、無垢」
❖ "We seek for ~ "「私達は無辜性を探し求め、その他のものは求めない」。"We seek for ~ "「私達は、今だけに関心を集めて無辜性を探し求める」。過去も未来も考えず、今だけに集中して、今の自分が完全に無辜なる神の子であるという認識を得るように努める。その練習をする。



4. A major hazard to success has been involvement with your past and future goals. 
  • major [méidʒər] : 「主要な、重要な」
  • hazard [hǽzərd] : 「危険、冒険」
  • success [səksés] : 「成功、上出来、幸運」
  • involvement [invάlvmənt ] : 「かかわり、関与」
  • past [pǽst] : 「過去、昔、過去のこと」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来の、今後の」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的、目指すもの」
❖ "A major hazard ~ "「成功に対する主要な危険性は、あなたの過去や未来の目標に飲み込まれてしまうことである」。練習を成功に導くには、過去にこだわることなく、また同時に、未来の設計図にこだわらないことだ。今この瞬間を生きることが肝要。なぜなら、過去と未来は幻想であって、実在するのはこの一瞬、今しかないからだ。もっとも、夢を見ている今は、それもまた幻想に過ぎない。目覚めた今だけが実在だ。



You have been quite preoccupied with how extremely different the goals this course is advocating are from those you held before. 
  • preoccupied [priάkjupàid] : 「夢中になった、没頭している」
  • extremely [ikstríːmli] : 「極度に、極めて、非常に」
  • different [dífərənt] : 「違っている、異なる」
  • advocate [ǽdvəkèit] : 「主張する、推奨する、支持する」
❖ "You have been ~ "「このコースが推奨する目標はあなたが以前にもっていた目標と極端に異なることで、あなたの頭は完全にいっぱいになっている」。この世の目標、世俗的な成功、肉体的な安寧、快楽、安楽、いわゆる現世利益的な目標と比べると、このACIMの目標は完全に異なっている。あなたの戸惑いは大きい。



And you have also been dismayed by the depressing and restricting thought that, even if you should succeed, you will inevitably lose your way again. 
  • dismay [disméi] : 「がっかりさせる、動揺させる」
  • depressing [diprésiŋ] : 「元気を失わせる、憂鬱な」
  • restricting [ristríktiŋ] : 「拘束性の、窮屈な」
  • even if : 「たとえ〜でも」
  • inevitably [inévətəbli] : 「必然的に、必ず」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、なくす」
❖ "And you have ~ "「そしてあなたは、たとえ成功したとしても、必然的にあなたの道を再び失ってしまうだろうという陰鬱で制限の多い思いによってがっかりさせられている」。ACIMの目標達成に成功したとしても、現世利益的な目標は制限され、それらが得られないことで不幸な思いに駆られはしまいかと陰鬱な気分に陥ってしまう。再び真実へ向かおうとする自分の道を失ってしまうのではないと心配してしまう。



5. How could this matter? For the past is gone; the future but imagined. 
  • matter [mǽtər] : 「重要である、問題である」
  • imagine [imǽdʒin] : 「想像する、心に描く、推測する」
❖ "How could ~ "「このことは、どうして重要なのだろうか」。"For the past ~ "「なぜなら、過去は去ってしまったし、未来は想像されるだけなのだからだ」。過去は過ぎ去り、未来は想像の域を出ない。ならば、重要なのは今だ。過去や未来を軽んじろという意味ではなく、過去と未来にとらわれて今を軽んじてはいけない、ということだ。一番重要で、最も大切なのは今だから。



These concerns are but defenses against present change of focus in perception. Nothing more. 
  • concern [kənsə́ːrn] : 「懸案、心配、不安」
  • defense [diféns] : 「防衛、防御」
  • present [préznt] : 「現在の、今の」
  • focus [fóukəs] : 「焦点」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、感じ方」
❖ "These concerns ~ "「過去や未来を心配することは、知覚の焦点を今変えてしまうことへの防衛である」。今という瞬間に関心を集中させること(知覚の焦点を変えること)を避けるために、過去や未来にこだわって、今を見て見ぬ振りをする。今という瞬間への懸念から自己を守ろうとする防衛策だ。怖いものから視線をそらす作戦である。



We lay these pointless limitations by a little while. We do not look to past beliefs, and what we will believe will not intrude upon us now. 
  • lay [léi] : 「置く、横たえる」
  • pointless [pɔ́intlis] : 「無意味な」
  • limitation [lìmətéiʃən] : 「制限、制約」
  • a little while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
  • intrude [intrúːd] : 「侵入する、押し入る、立ち入る」
❖ "We lay these ~ "「私達はしばらくの間、このような無意味な制限を脇に置いてしまう」。知覚の焦点を過去と未来に限定するという、意味のない防衛策をしばらく放棄する。今という瞬間に目を向ける。"We do not ~ "「私達は過去に信じていたことに目を向けないし、(未来に)信じるであろう事が、今、私達に侵入して来ることもない」。



We enter in the time of practicing with one intent; to look upon the sinlessness within. 
  • enter [énter] : 「〜に入る、〜に参加する」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
  • look upon : 「〜を見る」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • within [wiðín] : 「内部で、内側は、精神的に」
❖ "We enter in ~ "「私達はたった一つの意図をもって、練習のための時間に入って行く」。"to look upon ~ "意訳する、「それは、私達は心の中に罪というものをもっていないと見極めるという意図である」。無辜なる神の子としての自分を見出すという目的をもって練習を開始する。



6. We recognize that we have lost this goal if anger blocks our way in any form. 
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • block [blάk] : 「妨害する、阻む、妨げる」
  • in any form : 「いかなる種類のものであれ」
❖ "We recognize ~ "「もし怒りが、どんな形であれ、私達の進むべき道の妨げになれば、私達はこの目標を見失ってしまったと認めざるを得ない」。自分の無辜性を見出す目標をもっていながら、たとえば他者に対して怒りを感じてしまえば、それは鏡に映った自分自身への怒りなのだから、自分の無辜性を否定したことになる。



And if a brother's sins occur to us, our narrowed focus will restrict our sight, and turn our eyes upon our own mistakes, which we will magnify and call our "sins." 
  • occur [əkə́ːr] : 「頭に浮かぶ、思い付く、気付く」
  • occur to : 「〜の心に浮かぶ」
  • narrow [nǽrou] : 「〜を狭くする、狭める」
  • restrict [ristríkt] : 「制限する、限定する」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • magnify [mǽɡnəfài] : 「大きく見せる、拡大する」
❖ "And if a brother's ~ "「もし私達の心に、同胞に罪があるという思いが浮かんだなら、私達の狭められた焦点は私達の視野を制限してしまい、私達の目を私達自身の誤りに向けさせてしまうだろう」。"which we will ~ "「私達はそれを拡大し、私達の『罪』と呼ぶようになってしまう」。焦点を今という時間に限定し、過去と未来を視野から外すのはいいとしても、その焦点を他者の罪に限定して向けてしまえば、視野はさらに狭まり、他者と自他一如であるあなたは自分の罪の意識に苛まれる結果になる。したがって、視野から過去と未来を外して今に限定し、さらに、赦しをもって他者の罪と自分の罪の意識を解放することが肝要となる。



So, for a little while, without regard to past or future, should such blocks arise we will transcend them with instructions to our minds to change their focus, as we say: 

        It is not this that I would look upon. 
        I trust my brothers, who are one with me. 
  • without regard to : 「〜を気にせずに、〜を顧みずに」
  • should [ʃəd] : 「万一〜ならば」
  • arise [əráiz] : 「起こる、生じる、発生する」
  • transcend [trænsénd] : 「超える、〜を超越する、しのぐ」
  • instruction [instrʌ́kʃən] : 「指図、指示、命令」
  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
❖ "So, for a little ~ "「そこで、しばらくの間、過去と未来を顧みず、もしそんな障害が起きるようなら、次の様に唱えて、私達の心に焦点を変えるようにと指示を出し、その障害を乗り越えることにする」。他者の誤りや罪が目に付いたなら、それが自分の障害にならないようにするために、他者をどう見るかという見方を変えるのだ。つまり、自他一如を意識することになる。"It is not ~ "「これは、私が目にしたいと望んだものではない」。罪のある他者を見たいなどと望んだことはない。"I trust my ~ "「私は同胞を信頼しているし、その同胞は私と一体である」。他者はあなたと同一の神の子であり、実相的に分離した存在ではない。他者を信頼することは、自分を信頼することと同一だ。



7. And we will also use this thought to keep us safe throughout the day. We do not seek for long-range goals. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • throughout [θruːáut] : 「〜の間中」
  • seek for : 「〜を探し求める」
  • long-range [réindʒ] : 「長期にわたる」
❖ "And we will ~ "「そして私達は一日を通して、私達を安全に保つために、この思いを利用する」。この思いとは、他者があなたと同一であるという思い。自他一如に気付けば、他者からの攻撃を恐れる必要はなくなり、安心感が広がる。"We do not ~ "「長期にわたる目標を探し求めることはしない」。幻想から目覚め実相世界へ回帰することが長期にわたる目標なのだが、しばらくはそれを脇に置いて、恐れを消滅させることを当座の目標とする。



As each obstruction seems to block the vision of our sinlessness, we seek but for surcease an instant from the misery the focus upon sin will bring, and uncorrected will remain. 
  • obstruction [əbstrʌ́kən] : 「障害(物)、邪魔」
  • block [blάk] : 「妨害する、阻む、妨げる」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • surcease [səːsíːs] : 「停止、休止」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、苦痛、惨めさ」
  • focus [fóukəs] : 「焦点」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • uncorrected [ʌ̀nkəréktid] : 「訂正されていない」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
❖ "As each obstruction ~ "「障害物一つ一つが、私達は罪がないというヴィジョンを妨げてしまうように見えたときは、」エゴが仕掛けた幻想という障害物に出くわすたびに、自分が無辜なる神の子であるという真実のヴィジョンを忘れてしまいがちになるが、そのときは、"we seek but ~ "「罪に焦点を当てることがもたらし、修正されずにそのままなっている悲しみを停止させる一瞬だけを探し求めることにする」。長期の目標は脇に置いて、悲しみや恐れを一瞬でも取り除くことを目標にする。悲しみや恐れを一瞬でも忘れるために、この世の快楽に走れという意味ではない。世俗的な快楽こそがエゴの仕掛けた障害物なのだと見て取って、その幻想性を知り、悲しみや恐れもまた幻想なのだと見破るのだ。



8. Nor do we ask for fantasies. For what we seek to look upon is really there. 
  • fantasy [fǽntəsi] : 「空想、妄想、幻覚」
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "Nor do we ~ "「また私達は、ファンタジーを求めることもしない」。たとえば、幸せはお金で買える、などというファンタジーを求めない。お金で買えるのは快楽であり、実相的な幸せではない。私達は実在しない幻想を追い求めたりしない。"For what we ~ "「なぜなら、私達が目にしたいと探し求めているものは、実際に存在するものだからだ」。実在する真実だけを目撃したいと願う。



And as our focus goes beyond mistakes, we will behold a wholly sinless world. 
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
❖ "And as our ~ "「そして、私達の焦点が誤りを越えてその先に進むにしたがい、」存在しない幻想を通り越して、その先の真実を見ようとするとき、"we will behold ~ "「私達は、完全に罪のない世界を目にすることになるだろう」。罪という幻想の存在しない実相世界を目撃することになる。



When seeing this is all we want to see, when this is all we seek for in the name of true perception, are the eyes of Christ inevitably ours. 
  • in the name of : 「〜の名において、〜という名目で」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
  • inevitably [inévətəbli] : 「必然的に、必ず、不可避的に」
❖ "When seeing ~ "「これを目にすることが、私達が見たいと願うすべてであるとき、」"when this is ~ "「そして、これが、本当の知覚という名の下(もと)に私達が探し求めているもののすべてであるとき、」"are the eyes ~ "「キリストの目が必然的に私達のものとなる」。実相世界を求め、自分の無辜性を知ろうとするとき、そして、存在しないものが存在しているかのように感じていた知覚が修正され、その本当の知覚という名の下に、つまり、実相的な知覚としてのヴィジョンという名の下に、私達が探し求めているものがまさに実相そのものだと知るとき、ホーリー・スピリットと同様のヴィジョンを通して真実が見えて来る。幻想世界からの救いという目的に焦点を当てるキリストの目が私達の目となる。



And the Love He feels for us becomes our own as well. This will become the only thing we see reflected in the world and in ourselves. 
  • as well : 「同じに、その上」
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、反映する」
❖ "And the Love ~ "「そして、キリストが私達に対して感じている愛は、同様に、私達自身の愛となる」。キリストとしてのホーリー・スピリットを、キリストの愛と同様の実相として、私達は愛することが出来るようになる。"This will become ~ "「これが、世界の中、私達自身の中に反映されるのを目にすることになる唯一のものとなる」。実相的なキリストの愛だけが世界を満たし、私達の心を満たすことになる。愛だけが存在し、愛という真実だけがこの瞬間に湧き上がる。



9. The world which once proclaimed our sins becomes the proof that we are sinless. 
  • proclaim [proukléim] : 「宣言する、宣告する」
  • proof [prúːf] : 「証拠、証明、証し」
❖ "The world which ~ "「かつて私達の罪を宣言していた世界は、私達は無辜であるという証拠になる」。世界は幻想から実相に変わる。私達は罪深いと宣告していたエゴは消滅し、今やホーリー・スピリットは私達は完全に無辜である証言する。



And our love for everyone we look upon attests to our remembrance of the holy Self which knows no sin, and never could conceive of anything without Its sinlessness. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • attest [ətést] : 「証言する、証明する」
  • attest to : 「証言する、証明する、立証する」
  • remembrance [rimémbrəns] : 「記憶、思い出、回想」
  • conceive [kənsíːv] of :「〜を想像する、〜を心に描く」
❖ "And our love ~ "「私達が目にするすべての人達への愛は、罪をまったく知らない神聖な自分自身を思い出させるものなのだと証言し、その無辜性なくして何も考えることは出来ない」。真実の愛を他者に感じることが出来れば、自分自身の真実も記憶の中に蘇る。あなたは神聖な神の子であり、完全に無辜である。もはや、自分の無辜性を否定するような考えを抱くことは不可能だ。



We seek for this remembrance as we turn our minds to practicing today. 
  • turn [tə́ːrn] : 「〜の方向を変える」
❖ "We seek for ~ "「今日、私達の心を練習に向かわせながら、この記憶を探し求めることになる」。



We look neither ahead nor backwards. We look straight into the present. And we give our trust to the experience we ask for now. 
  • neither [níːðər] A nor B : 「AとBのどちらも〜ない」
  • ahead [əhéd] : 「前方に、前途に」
  • backwards [bǽkwərdz] : 「= backward」
  • backward [bǽkwərd] : 「後方へ」
  • look straight into : 「〜をまっすぐ見る、直視する」
  • present [préznt] : 「今、現在」
❖ "We look neither ~ "「私達は、前方も後方も見ない」。過去へも未来にも目を向けない。"We look straight ~ "「私達は現在だけをまっすぐ見る」。"And we give ~ "「そして私達は、今求めている経験だけを信頼する」。今現在経験する真実だけを信頼する。つまり、自分の無辜性を信じる。



Our sinlessness is but the Will of God. This instant is our willing one with His. 
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する」
❖ "Our sinlessness ~ "「私達には罪がないということは、神の意志である」。神は私達を無辜なる神の子として創造した。それは神の意志であり、愛である。"This instant ~ "「この瞬間、私達は神の意志と一体になろうと意志する」。






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