●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.182.1:1 ~ W-pI.182.12:9

Lesson 182



I will be still an instant and go home. 
  • still [stíl] : 「静かな、穏やかな、平穏な」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
❖ "I will be ~ "「私は一瞬静まり、そして故郷へ帰る」。雑事に追われる日常の騒々しい心を一瞬静めて、穏やかな心を抱きながら、心の故郷である実相世界へ帰る。ACIMは殊更に瞑想を推奨してはいないが、ここでの心は深い瞑想の状態だ。深い瞑想の状態で無時間無空間をたださまようのではなく、帰るべき確かな目的地を意識して道を進むのである。



1. This world you seem to live in is not home to you. And somewhere in your mind you know that this is true. 
  • somewhere [sʌ́mhwὲər] : 「どこかに」
❖ "This world you ~ "「あなたが生きているかに見えるこの世界は、あなたにとって故郷ではない」。この世界は、あなたが生まれ生活している場所に見えるが、本当の故郷ではない。あなたが本当に創造された場所ではない。"And somewhere ~ "「そして、あなたの心の中のどこかで、これは本当だと、あなたは知っている」。この世は仮の住まいであって、自分が創造された場所はどこか違う世界だと、心のどこかで知っている。



A memory of home keeps haunting you, as if there were a place that called you to return, although you do not recognize the voice, nor what it is the voice reminds you of. 
  • memory [méməri] : 「記憶、思い出」
  • haunt [hɔ́ːnt] : 「〜に出没する、付きまとう」
  • as if : 「〜と言わぬばかりに」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • although [ɔːlðóu] : 「〜ではあるが、〜だけれども」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
  • remind A of B : 「AにBのことを思い出させる」
❖ "A memory of ~ "「故郷の記憶があなたの心に浮かんだり消えたりし続ける」。"as if there ~ "「まるで、あなたの帰郷を呼びかける場所があるかのようであり、しかし、その声を認識することは出来ず、その声があなたに何を思い出させようとしているかも分からない」。ホーリー・スピリット(あるいは本当の自分自身)の呼びかけの声がおぼろげながら聞こえて来るように感じるが、はっきりと認識するまでには至らない。しかし、どうやら、あなたが返って来ることを呼びかけているらしい。



Yet still you feel an alien here, from somewhere all unknown. Nothing so definite that you could say with certainty you are an exile here. 
  • alien [éiljən] : 「外国人、異邦人」
  • definite [défənit] : 「明確な、的確な、確かな」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性、間違いないこと」
  • exile [éɡzail] : 「亡命者、国外追放者」
❖ "Yet still you ~ "「しかしあなたは、ここでまだ、まったく知らないどこかからやって来た異邦人のように感じている」。帰郷を促すホーリー・スピリットの声をはっきりと認識することは出来ないが、今生きているこの世界にあって、自分は何か場違いの場所にいるような、あるいは自分が異邦人であるかのような、そんな違和感を抱いている。"Nothing so definite ~ "「ここではあなたは亡命者なのだと、確信をもって言えるほどの明確なものがあるわけではない」。確信はないが、薄々感じている。あなたはこの幻想世界の住人ではあるが、本当の住み家ではない。



Just a persistent feeling, sometimes not more than a tiny throb, at other times hardly remembered, actively dismissed, but surely to return to mind again. 
  • persistent [pərsístənt] : 「持続性の、いつまでも続く」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな」
  • throb [θrάb] : 「動悸、鼓動、ズキズキ」
  • at other times : 「またある時には」
  • hardly [hάːrdli] : 「ほとんど〜ない、とても〜ない」
  • actively [ǽktivli] : 「活発に、積極的に、前向きに」
  • dismiss [dismís] : 「追放する、退ける、却下する」
  • surely [ʃúərli] : 「確かに、確実に」
❖ "Just a persistent ~ "「しばらく執拗に持続するような感覚、時にはちょっとズキズキした感じというほどのものでもなく、またある時は、ほとんど思い出すこともなく、積極的に切り捨てることもあるが、確実に心に再び戻って来る感覚」。



2. No one but knows whereof we speak. Yet some try to put by their suffering in games they play to occupy their time, and keep their sadness from them. 
  • whereof [hweərʌ́v] : 「何の、何について、だれの」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、悩み」
  • occupy [άkjupài] : 「占領する、占拠する、塞ぐ」
  • keep from : 「〜を避ける」
  • sadness [sǽdnis] : 「悲しさ、悲しみ、不幸」
  • put [pút] : 「言葉に置き換える、表現する、言う」
❖ "No one but ~ "「私達が何について話しているのか、知らない者は誰もいない」。心の奥底から微かに聞こえて来る声、その声が何を語っているのか、本当は誰もが知っている。"Yet some try ~ "意訳する、「しかし、時間を埋めるためにやっているゲームのような世事に苦痛を感じたり、そこから生じる悲しみを避けようとして、何人かは聞こえないふりをする」。幻想世界における営みは、いわばバーチャル・リアリティ(仮想現実)のゲームのようなものだ。この世の苦と痛みに追われ、悲しみを忘れて生活しなくてはならない。心の中の声に耳を傾ける余裕はない。



Others will deny that they are sad, and do not recognize their tears at all. 
  • deny [dinái] : 「否定する、認めない」
  • sad [sǽd] : 「悲しげな、悲しい」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認める、受け入れる」
  • tear [tíər] : 「涙、悲しみ、悲嘆」
❖ "Others will ~ "「ある者は、自分が悲しみ抱いていることを否定するだろう」。"and do not ~ "「涙の存在をまったく認めない」。弱肉強食のこの世を生き抜き勝つためには、悲観的になってなどいられない。女々しく生きることは負けを意味する。競争し、攻撃することは幻想なのだという心の声に耳を傾けるようではいけない。その時点で負け犬になってしまう。



Still others will maintain that what we speak of is illusion, not to be considered more than but a dream. 
  • maintain [meintéin] : 「〜を保持する、主張する」
  • consider [kənsídər] : 「〜とみなす、よく考える」
❖ "Still others will "「さらにある者は、私達が語ることは幻想だと主張するだろう」。心の奥から聞こえて来る声は幻覚に違いないと主張する。"not to be considered ~ "「そんなものは、夢に過ぎないと思うこと以上に考える必要はないとする」。心の声は気の迷いに過ぎない。くよくよ考える必要はない。



Yet who, in simple honesty, without defensiveness and self-deception, would deny he understands the words we speak? 
  • simple [símpl] : 「簡素な、易しい」
  • honesty [άnisti] : 「正直、誠実、公正」
  • defensiveness [difénsivnis] : 「防御、防衛」
  • self-deception [disépʃən] : 「自己欺瞞、自分を騙すこと」
❖ "Yet who, in ~ "「しかし、素朴に正直になれば、いったい誰が、防御や自己欺瞞なしに、私達が語る言葉を理解することを拒否したいと思うだろうか」。自分を守ろうとしたり騙そうとせずに正直な気持ちに立ち返り、自分の心の奥底から聞こえて来る声に耳を傾けてみれば、誰だって、その声が語る真実を理解したいと思うはずだ。



3. We speak today for everyone who walks this world, for he is not at home. 
  • speak for : 「〜に代わって話す」
❖ "We speak ~ "「私達は今日、この世界に暮らすすべての人達に代わって話す」。"for he is ~ "「なぜなら、彼らは自分の家にいないからだ」。実相世界を離れてこの幻想世界に暮らす人達のために、実相世界に住むホーリー・スピリットが真実を語る。



He goes uncertainly about in endless search, seeking in darkness what he cannot find; not recognizing what it is he seeks. 
  • uncertainly [ʌ̀nsə́ːrtnli] : 「不確実に、当てもなく」
  • go about : 「歩き回る、生活する」
  • endless [éndlis] : 「終わりのない」
  • darkness [dάːrknis] : 「暗がり、暗闇」
❖ "He goes uncertainly ~ "「彼は、終わりのない物探しをしながら当てもなく歩き回っている」。"seeking in darkness ~ "「暗闇の中で見出すことの不可能なものを探しているが、いったい何を探しているのか認識していない」。幻想世界に埋没した者は、夢の中で捜し物をして歩いているようなものだ。何を探しているのかさえ分からず、たとえ分かったような気になっても、夢の中でそれを発見することは不可能だ。実体のない世界にいながら、実体のあるものを得ることは不可能なのだ。



A thousand homes he makes, yet none contents his restless mind. 
  • thousand [θáuzənd] : 「1000の、無数の」
  • content [kάntent] : 「〜を満足させる」
  • restless [réstlis] : 「落ち着けない、眠れない」
❖ "A thousand homes ~ "「彼は何千もの家を作るが、どの家も、彼の休まることのない心を満足させることは出来ない」。世俗的な成功や豊かな生活を夢に見るが、心は安まることはない。苦と痛みは続く。



He does not understand he builds in vain. The home he seeks can not be made by him. 
  • build [bíld] : 「建てる、築く」
  • in vain [véin] : 「無駄に」
❖ "He does not ~ "「彼は、無駄に家を建てているのだと理解することはない」。仮想現実の中にいて、実体のある建物を作り出すことは不可能なのだとは気付いていない。"The home he ~ "「彼が探している家は、彼によって建てられ得るものではないのだ」。神の子が住む家は神の住む家であって、それは実相世界にある。この世に本当の家はない。あるいは、この幻想世界に実相の家を一人で作り出すことは不可能だ。



There is no substitute for Heaven. All he ever made was hell. 
  • substitute [sʌ́bstətjùːt] : 「代わりのもの、代用品」
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄、修羅場」
❖ "There is no ~ "「天の王国に代わり得るものは存在しない」。この幻想世界の中に、天の王国の代わりになるような本当の世界を作り出すことは不可能だ。"All he ever ~ "「彼がでっち上げたものすべては、地獄だけであった」。この幻想世界にあって、彼は苦と痛みに満ちた現実だけを作り出した。



4. Perhaps you think it is your childhood home that you would find again. 
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • childhood [tʃáildhùd] : 「子ども時代、幼児期」
❖ "Perhaps you ~ "「もしかすると、あなたが再び見出そうと思っているのはあなたが子供だった頃の家かもしれないと、あなたは思っている」。遠い記憶の中に、あなたが幼かった頃の故郷の光景がおぼろげに浮かんでくるが定かではない。



The childhood of your body, and its place of shelter, are a memory now so distorted that you merely hold a picture of a past that never happened. 
  • shelter [ʃéltər] : 「避難所、シェルター」
  • distort [distɔ́ːrt] : 「歪める、歪曲する」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
❖ "The childhood of ~ "「肉体的に幼かった頃、そして、肉体のシェルターであった場所、それらが今ではあまりにも歪められた記憶になってしまったので、決して起きなかった過去の光景を保持しているに過ぎない」。遠い過去を理想化するあまり、実際には起きなかった出来事をあたかも起きたかのように思い込んでしまう。個人的な出来事に限らず、古今東西の歴史を見れば、過去の理想化という歪曲は世の常だ。



Yet there is a Child in you Who seeks His Father's house, and knows that He is alien here. 
  • alien [éiljən] : 「性質の異なる、異質な」
❖ "Yet there is ~ "「とは言え、あなたの心の中に父の家を探し求める子供がいる」。"and knows ~ "「そして、その子供はこの地上では異質であると知っている」。あなたの心の中で眠っている本当のあなた自身、神の子としてのあなた自身がいる。しかし、それはこの幻想世界では異質な存在だ。



This childhood is eternal, with an innocence that will endure forever. Where this Child shall go is holy ground. 
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、不滅の」
  • innocence [ínəsəns] : 「無罪、潔白、無垢」
  • endure [endjúər] : 「耐える、持続する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • holy ground : 「聖域、聖地」
❖ "This childhood is ~ "「この子供時代は永遠であり、永遠に維持される無辜性を備えている」。あなたの心の中の神の子は永遠不変の存在であり、永遠に無辜(むこ)だ。"Where this Child ~ "「この子供が向かう先は、神聖な地である」。あなたの心の中の神の子が向かおうとしている故郷は神聖な神の世界、天の王国である。



It is His Holiness that lights up Heaven, and that brings to earth the pure reflection of the light above, wherein are earth and Heaven joined as one. 
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
  • light [láit] : 「〜を明るくする、〜を照らす」
  • pure [pjúər] : 「純粋な、清潔な、清らかな」
  • reflection [riflékʃən] : 「反射、反映、反射光」
  • above [əbʌ́v] : 「上に、上へ」
  • wherein [hwweərɪ́n] : 「そこで、その場所で」
❖ "It is His Holiness ~ "「天の王国を照らし出すものは神の子の神聖さであり、天上から純粋な光の反映をこの地上にもたらす」。"wherein are ~ "「その時、地上と天の王国が一つに結ばれるのだ」。天の王国の真実の光がこの地上に降り注ぐ。幻想世界は光で満たされ、幻想は消滅して地上と天上が実相世界として融合する。



5. It is this Child in you your Father knows as His Own Son. It is this Child Who knows His Father. He desires to go home so deeply, so unceasingly, His voice cries unto you to let Him rest a while. 
  • desire [dizáiər] : 「〜であることを強く願う」
  • deeply [díːpli] : 「奥深く、徹底的に、完全に」
  • unceasingly [ʌ̀nsíːsiŋli] : 「絶え間なく」
  • cry [krái] : 「叫ぶ、大声で言う」
  • rest [rést] : 「休む、静止する」
  • a while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
❖ "It is this ~ "「あなたの父が彼自身の子供だと知っているのは、この子供である」。神は神の子を自分の子供だと知っている。"It is this Child ~ "「自分の父だと知っているのも、この子供である」。神の子は神を自分の父親だと知っている。"He desires to ~ "「この子供は、心から故郷に帰りたいと絶えず願っているので、彼の声は、しばらく間休ませてほしいとあなたに向かって叫んでいる」。あなたの心の中に住まう本当のあなた自身、神の子としてのあなた自身は、生まれ故郷である天の王国へ回帰したいと願っている。天の王国へ回帰し、神の下(もと)で休息したいのだ。



He does not ask for more than just a few instants of respite; just an interval in which He can return to breathe again the holy air that fills His Father's house. 
  • ask for : 「〜を求める、〜を要求する」
  • more than : 「〜より多い、〜を上回る」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • respite [réspət] : 「小休止、中休み」
  • interval [íntərvl] : 「間隔、隔たり、合間」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • breathe [bríːð] : 「呼吸する、息をする」
❖ "He does not ~ "「彼は、ほんの一瞬の休息以上のものを求めてはいない」。"just an interval ~ "「そのほんの一瞬の休息の間に、父なる神の家に満ちている神聖な空気を再び吸い込むために帰ることが出来るのだ」。あなたは神の子という自分をずっと抑圧してきた。一瞬でもいいから彼を解放し、天の王国の空気を吸わせてあげればいい。



You are His home as well. He will return. But give Him just a little time to be Himself, within the peace that is His home, resting in silence and in peace and love. 
  • as well : 「同じに、同様に、その上」
  • within [wiðín] : 「内部で、内側は」
  • silence [sáiləns] : 「静けさ、静寂、沈黙」
❖ "You are His ~ "「あなたもまた同様に彼の家である」。神の子としてのあなた自身は天の王国を故郷としているが、あなた自身の心もまた神の子の家である。したがって、He will ~ "「彼は帰ってくる」。しばらく休憩すれば、神の子はあなたの心の中に帰って来る。"But give Him ~ "「しかし、ちょっとの間だけでも、彼自身になれる時間を彼に与えてやりなさい」。"within the peace ~ "「彼自身の故郷である平和の中にあって、平和と愛、静寂の中で休息するのだ」。



6. This Child needs your protection. He is far from home. 
  • protection [prətékʃən] : 「保護、擁護、防御」
❖ "This Child ~ "「この子供は、あなたの保護を必要としている」。"He is far ~ "「彼は故郷を遠く離れている」からだ。神の子としてのあなた自身を、あなたは守ってあげなくてはいけない。



He is so little that He seems so easily shut out, His tiny voice so readily obscured, His call for help almost unheard amid the grating sounds and harsh and rasping noises of the world. 
  • easily [íːzili] : 「安易に、簡単に、楽に」
  • shut [ʃʌ́t] out : 「〜を中へ入れない、締め出す」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな」
  • readily [rédəli] : 「すぐに、容易に」
  • obscure [əbskjúər] : 「〜を曖昧にする、見えなくする」
  • call for : 「〜の求め、〜の要求」
  • unheard [ʌ̀nhə́ːrd] : 「聞こえない、耳に届かない」
  • amid [əmíd] : 「〜の真っ最中に」
  • grating [gréitiŋ] : 「耳障りな、きしむような」
  • harsh [hάːrʃ] : 「厳しい、耳障りな、とげとげしい」
  • rasping [rǽspiŋ] : 「きしむような、耳障りな」
❖ "He is so ~ "「彼はあまりにも小さいので、容易に閉め出されてしまうかもしれない」。神の子としてのあなた自身はあなたに気付かれないほど小さくて、あなたは彼を心の外に追い出してしまうかもしれない。"His tiny voice ~ "「彼の声も小さく、すぐにもかき消されてしまい、」"His call for ~ "「この世界の耳障りな音やとげとげしく軋むような雑音の中にあっては、彼の助けを求める声は聞こえて来ない」。だから、あなたが保護してやらなくてはいけない。



Yet does He know that in you still abides His sure protection. 
  • still [stíl] : 「まだ、いまだに、今もなお」
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な」
❖ "Yet does He ~ "「しかし彼は、あなたの心の中にいれば、今も彼が確実に守られていることを知っている」。なぜなら、神の子としてのあなたの家はあなたの心だから。



You will fail Him not. He will go home, and you along with Him. 
  • fail [féil] : 「〜を裏切る、〜を失望させる」
  • along with : 「〜と一緒に、〜とともに」
❖ "You will fail ~ "「あなたは彼を裏切ってはいけない」。"He will go ~ "「彼が故郷に帰るとき、あなたは彼と共に(天の王国)へ帰るのだから」。あなたの心はエゴに占領されて分裂してしまったが、心の奥底にホーリー・スピリットが宿る部分がある。それを、ここでは神の子としての本当のあなた自身、あなたの保護を必要としている子供、と表現しているわけだ。あなたが真実に目覚め、その子供が神の下(もと)に回帰するとき、当然、神の子として統一されたあなた自身も神の下へ回帰するのだ。



7. This Child is your defenselessness; your strength. He trusts in you. 
  • defenselessness [difénslisnis] : 「無防備なこと」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
  • trust in : 「〜を信頼する、〜を頼みにする」
❖ "This Child is ~ "「この子供は、防御しないあなた自身、あなたの力そのものである」。"He trusts ~ "「彼はあなたを信じ切っている」。神の子としてのあなた自身は小さな子供のようなものだから、あなたは保護してあげなくてはいけないが、その神の子はまったく防御ということを知らない。純粋無垢であり、無辜であるからだ。それこそが、防御を必要としない強さであり、親を信じ切る子供が持つ力だ。



He came because He knew you would not fail. He whispers of His home unceasingly to you. 
  • whisper [hwíspər] : 「ささやく」
  • unceasingly [ʌ̀nsíːsiŋli] : 「絶え間なく、ひっきりなしに」
❖ "He came because ~ "「彼は、あなたが裏切ることはないと知っていたからやって来た」。"He whispers ~ "「彼は、彼の故郷のことをひっきりなしにあなたにささやき続ける」。神の住む天の王国のことをあなたに話して聞かせる。しかし、あなたはその声に耳を傾けることを怠ってきた。か細い声だったので聞こえなかったのだと言い分けするだろう。



For He would bring you back with Him, that He Himself might stay, and not return again where He does not belong, and where He lives an outcast in a world of alien thoughts. 
  • bring [bríŋ] back : 「〜を連れ戻す、連れて帰る」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • belong [bilɔ́ːŋ] : 「属する、所属する」
  • outcast [áutkɑːst] : 「見捨てられた人、捨て猫」
  • alien [éiljən] : 「性質の異なる、異質な」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
❖ "For He would ~ "「なぜなら、彼はあなたを伴って帰りたいからだ」。あなたを天の王国へ連れ戻したいと願っているからだ。"that He Himself ~ "「そうなれば、彼自身がそこに止(とど)まることが出来、彼の居場所ではない所に再び戻って来ることはないだろう」。"and where He ~ "「居場所ではない所とは、異質な考えの世界をうろつく捨て猫のように生きて来た場所である」。苦と痛みに満ちた幻想世界、この世のこと。



His patience has no limits. He will wait until you hear His gentle Voice within you, calling you to let Him go in peace, along with you, to where He is at home and you with Him. 
  • patience [péiʃəns] : 「忍耐、我慢、辛抱強さ」
  • limit [límit] : 「限度、制限、限界」
  • wait [wéit] : 「待つ」
  • gentle [dʒéntl] : 「優しい、穏やかな」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • along with : 「〜と一緒に、〜とともに」
  • at home : 「くつろいで、気楽に」
❖ "His patience ~ "「彼の我慢強さに限界はない」。"He will wait ~ "「彼は、あなたの心の中でささやく彼の優しい声にあなたが耳を傾けるまで、ずっと待ち続けるだろう」。"calling you to ~ "「その声は、あなたを伴って心穏やかに家に帰らせて欲しいと呼びかける」。"to where He ~ "「彼がくつろげる場所にあなたを伴って一緒に行こうという呼びかけである」。



8. When you are still an instant, when the world recedes from you, when valueless ideas cease to have value in your restless mind, then will you hear His Voice. 
  • still [stíl] : 「静かな、穏やかな、平穏な」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • recede [risíːd] : 「退く、後退する、遠ざかる」
  • valueless [vǽljuːlis] : 「無価値な、価値のない」
  • cease [síːs] : 「〜をやめる、中止する」
  • restless [réstlis] : 「落ち着きのない」
❖ "When you ~ "「あなたが一瞬でもいいから心を静かにしたとき、世界があなたから遠ざかったとき、あなたのせわしない心の中で、価値のない考えが価値を持つの止めたとき、そのときこそ、あなたは彼の声を聞くことになる」。世俗的な思いが静まり、静寂の中に心が入って行ったとき、あなたは心の中に本当の自分であるあなたの子供の声を聞くことが出来る。それは神の子の声であり、同時にホーリー・スピリットの声でもある。



So poignantly He calls to you that you will not resist Him longer. 
  • poignantly [pɔ́injənt] : 「痛烈に、身を切るように」
  • resist [rizíst] : 「〜に抵抗する、〜に反抗する」
❖ "So poignantly ~ "「彼はあまりにも切実にあなたに呼びかけるので、あなたはもはやそれ以上、彼に抵抗することはしないだろう」。今までは心の声を無視して来たが、もう聞こえない振りは出来ない。



In that instant He will take you to His home, and you will stay with Him in perfect stillness, silent and at peace, beyond all words, untouched by fear and doubt, sublimely certain that you are at home. 
  • stillness [stílnis] : 「静けさ、静止、平静」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • untouched [ʌ̀ntʌ́tʃt] : 「触れられていない」
  • sublimely [səbláimli] : 「気高く、崇高に」
  • certain [sə́ːrtn] : 「〜を確信している」
❖ "In that instant ~ "「その瞬間、彼はあなたを故郷に連れて行くだろう」。あなたを伴って実相世界へ回帰する。"and you will ~ "「そしてあなたは彼とともに、完全な平穏、静寂、そして平和の中、あらゆる言葉を超越し、恐れや疑いに触れられることもない状態に止まり、あなたは故郷にいるのだという確信を気高く抱くことになる」。



9. Rest with Him frequently today. For He was willing to become a little Child that you might learn of Him how strong is he who comes without defenses, offering only love's messages to those who think he is their enemy. 
  • rest [rést] : 「休む、休息する、休憩する」
  • frequently [fríːkwəntli] : 「頻繁に、たびたび」
  • be willing to : 「進んで〜する、〜に前向きである」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
❖ "Rest with ~ "「今日は頻繁に、彼と休息を取りなさい」。本当のあなた自身と一緒に過ごせばいい。"For He was ~ "「なぜなら、彼は進んで小さな子供になりたいと望んでおり、防御することを考えずにやって来て、彼は敵であると思い込んでいる人達に愛のあるメッセージだけを提供する者はどんなに強いか、彼から学ぶことが出来るからだ」。本当のあなたは、他者を自他一如と知っている。あなたが本当のあなたを子供のように思うとき、あなたは他者に対して、同様に、愛をもって接することが出来るようになる。



He holds the might of Heaven in His hand and calls them friend, and gives His strength to them, that they may see He would be Friend to them. 
  • mighty [máiti] : 「強力な、強大な、巨大な」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ」
❖ "He holds the ~ "「彼は手に天の王国の力を保持しており、彼らを友達と呼ぶ」。天の王国の力とは、攻撃や防御に使われる力ではない。攻撃や防御を放棄したときに現れる実相的な愛の力のことだ。他者を自他一如と認識するのだから、攻撃や防御は不必要となる。したがって、他者を友達と呼ぶようになる。"and gives His ~ "「そして、彼の力を彼らに与える」。攻撃や防御を超越した愛という力を友達である他者に与える。"that they may ~ "「その結果、彼らは、彼が彼らにとって友達になれると見なすことが出来るだろう」。



He asks that they protect Him, for His home is far away, and He will not return to it alone. 
  • far away : 「遠く離れて」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • alone [əlóun] : 「独りで、独力で、単独で」
❖ "He asks that ~ "「彼は彼らが彼を守ってくれるように頼んでいる」。守ると言っても、敵から防御して欲しいと頼んでいるのではない。見捨てることなく、愛をもって見守ってほしいと言っているだけだ。"for His home ~ "「なぜなら、彼の故郷ははるか彼方であり、彼一人ではそこに帰れないからだ」。神の子をあなたの子供として擬人化してしるので、子供をたった一人で旅させるわけにはいかないということ。あなたがその子を保護し、あなたはその子と一緒に生まれ故郷の天の王国へ回帰するのである。



10. Christ is reborn as but a little Child each time a wanderer would leave his home. 
  • reborn [ribɔ́ːrn] : 「生き返った、生まれ変わった」
  • wanderer [wάndərər] : 「放浪者、さまよい歩く人」
  • leave [líːv] : 「〜から離れる、〜と別れる」
❖ "Christ is reborn ~ "「さまよい歩く者が故郷を離れるたびに、キリストは小さな子供として生まれ変わる」。あなたが実相世界から離れてこの世をさまようようになると、あなたの心の中のホーリー・スピリット(キリスト)が小さな子供として蘇って、あなたに保護を求める。一緒に故郷に回帰するためだ。あなたを実相世界に回帰させるためである。



For he must learn that what he would protect is but this Child, Who comes defenseless and Who is protected by defenselessness. 
  • defenseless [difénslis] : 「無防備の」
  • defenselessness [difénslisnis] : 「無防備なこと」
❖ "For he must ~ "「なぜなら、さまよい歩く者は、守るべきはこの子供であると学ばなくてはならず、その子供は防御なしでやって来て、防御しないことで守られているのだと学ぶためだ」。純粋無辜であるその子供は、無辜であるがゆえに誰からも傷つけられることはなく、したがって防御する必要はない。その子供の純粋無辜性をあなたが守るには、あなた自身が純粋無辜な自分に生まれ変わる必要がある。そのとき、あなたとその子供の実相世界への回帰は達成される。



Go home with Him from time to time today. You are as much an alien here as He. 
  • from time to time : 「時々」
❖ "Go home with ~ "「今日は時折、その子供と一緒に故郷へ帰りなさい」。"You are as ~ "「この世では、その子供と同じく、あなたは異質な者である」。この世はあなたの故郷ではない。あなたの命をすり減らす異国である。



11. Take time today to lay aside your shield which profits nothing, and lay down the spear and sword you raised against an enemy without existence. 
  • take time : 「時間をかける」
  • lay aside : 「のけておく、放棄する」
  • shield [ʃíːld] : 「保護物、防御物」
  • profit [prɑ́fət] : 「益する、役に立つ」
  • lay down : 「捨てる、明け渡す、投げ出す」
  • spear [spíər] : 「槍」
  • sword [sɔ́ːrd] : 「剣」
  • raise [réiz] : 「上げる、立てる」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵対者」
  • existence [igzístns] : 「存在、実存、実在」
❖ "Take time ~ "「今日は、何の役にも立たない防御物を放棄し、存在さえしない敵に対して振りかざした槍と剣を投げ捨てるために時間を使いなさい」。あなたが敵だと思っている他者は、本当はあなたと同じ神の子である。自他一如を知るために攻撃心を鎮めなさい。



Christ has called you friend and brother. He has even come to ask your help in letting Him go home today, completed and completely. 
  • complete [kəmplíːt] : 「〜を完了する、仕上げる、終える」
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に」
❖ "Christ has called ~ "「キリストは、あなたを友達だと、あるいは兄弟だと呼んできた」。"He has even ~ "「キリストは、今日故郷に帰るためにあなたの手助けを求めにやって来た」。" completed and ~ "意訳する、「それによって、帰郷を完全に完了させることが出来るのだ」。あなたの手助けとは、あなたがキリストともに故郷に帰ることである。あなたとキリストが共に天の王国へ帰ることによって帰郷は完全に完了する。



He has come as does a little child, who must beseech his father for protection and for love. 
  • beseech [bisíːtʃ] : 「〜を切望する、懇願する」
  • protection [prətékʃən] : 「保護、擁護、防御」
❖ "He has come ~ "「キリストは、小さな子供がするようにやって来た」。小さな子供が手助けを求めるように、あなたの下(もと)へやって来た。"who must beseech ~ "「その子供は、その子の父親に保護と愛を切望しなくてはならない」。



He rules the universe, and yet He asks unceasingly that you return with Him, and take illusions as your gods no more. 
  • rule [rúːl] : 「統治する、支配する」
  • unceasingly [ʌ̀nsíːsiŋli] : 「絶え間なく、ひっきりなしに」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • no more : 「それ以上〜ない」
❖ "He rules the ~ "「キリストは世界を導いているが、」キリストはこの幻想世界を支配しているわけではないが、神の子を真実へと導くために、たとえば時間をコントロールしているのだが、"and yet He ~ "「しかしキリストは、あなたが彼と一緒に帰るようにと、そして、幻想をこれ以上あなたの神だと思わないようにと絶えず頼んでいる」。幻想のエゴを偶像として信奉しないようにとあなたに願い、本当の神の下(もと)へ一緒に帰ろうとあなたを誘(いざな)っている。



12. You have not lost your innocence. It is for this you yearn. This is your heart's desire. 
  • lost [lɔ́st] : 「loseの過去・過去分詞形」
  • innocence [ínəsəns] : 「無罪、潔白、無垢」
  • yearn [jə́ːrn] : 「切望する、熱望する」
  • yearn for : 「〜を切に願う、〜を切望する」
  • desire [dizáiər] : 「熱望、切望、欲望」
❖ "You have not ~ "「あなたは、あなたの無辜性を失ってはいない」。あなたは神の子としての無辜性をなくしてはいない。神から継承した神の属性は、なくそうにもなくすことなど決して出来ない。ただ、忘れているだけだ。"It is for this ~ "「あなたが切望しているものはこれなのだ」。"This is your ~ "「これが、あなたが心から望んでいるものだ」。



This is the voice you hear, and this the call which cannot be denied. The holy Child remains with you. His home is yours. 
  • deny [dinái] : 「否定する、認めない」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、生き残る」
❖ "This is the ~ "「これが、あなたが耳にする声であり、否定することが出来ない呼び声である」。あなたは自分自身に向かって、自分には罪がないのだと呼びかけている。それはあなたの心の叫びであり、同時にホーリー・スピリットの声であり、キリストの声でもある。"The holy Child ~ "「神聖な子供はあなたとともに(あなたの心の中に)とどまっている」。神聖な子供とは、ホーリー・スピリットでありキリストである。もちろん、本当のあなた自身である神の子のことだ。"His home ~ "「その子供の故郷は、あなたの故郷でもある」。ホーリー・スピリットもキリストも神の子も、すべては天の王国において神が創造した真実の存在である。真実の存在とは、神の愛によって生まれた存在だということ。



Today He gives you His defenselessness, and you accept it in exchange for all the toys of battle you have made. 
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • exchange [ikstʃéindʒ] : 「換えること、交換」
  • in exchange for : 「〜と交換に、〜の代わりに」
  • toy [tɔ́i] : 「おもちゃ、玩具」
  • battle [bǽtl] : 「戦闘、戦い、闘争」
❖ "Today He gives ~ "「今日、その子供はあなたに防御しないことを教えてくれる」。あなたは神の子として完全に無辜なのだから決して傷つくことはなく、したがって防御の必要性はないことをその子供(キリスト)は教えてくれる。"and you accept ~ "「そしてあなたは、あなたがでっち上げた戦いのおもちゃのすべてと引き換えに、その非防御性を受け入れるのだ」。エゴが信じる攻撃性、争いのおもちゃのすべてを放棄し、防御を無効としてしまう無辜性に目覚めるのだ。



And now the way is open, and the journey has an end in sight at last. 
  • journey [dʒə́ːrni] : 「旅、旅行」
  • in sight : 「間近に」
  • at last : 「ついに、とうとう、やっと」
❖ "And now the ~ "「今や道は開かれ、旅はついにその目的地を視界に見せる」。進むべき道がはっきりわかり、最終目的地が目に見えるようになった。



Be still an instant and go home with Him, and be at peace a while. 
  • still [stíl] : 「静かな、穏やかな、平穏な」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • a while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
❖ "Be still an ~ "「一瞬、心を静め、彼と一緒に故郷へ行きなさい」。"and be at ~ "「そして、しばらくの間、平和の中で過ごしなさい」。






W-pI.181.1-1 ~ W-pI.181.9-8

Lesson 181



I trust my brothers, who are one with me. 

  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
❖ "I trust my ~ "「私は同胞達を信頼する」。"who are ~ "「彼らは私と一体だから」。同胞達が他者に見えるのは、心が分裂の夢を見ているからだ。実相的には神の子は単一であり、心も一つ。自他一如である。



1. Trusting your brothers is essential to establishing and holding up your faith in your ability to transcend doubt and lack of sure conviction in yourself. 
  • essential [isénʃəl] : 「必須の、絶対必要な」
  • establish [istǽbliʃ] : 「確立する、成立させる」
  • hold up : 「持ち上げる、支える、支持する」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信じること、信念」
  • ability [əbíləti] : 「能力、才能、できること」
  • transcend [trænsénd] : 「超える、〜を超越する」
  • lack [lǽk] : 「不足、欠如、欠落」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
  • conviction [kənvíkʃən] : 「信念、確信」
❖ "Trusting your ~ "「あなたの同胞を信頼することは、あなた自身への確かな信頼を欠いたり疑うことを乗り越える能力を信じる気持ちを確立し維持するために絶対必要なことである」。簡単に言えば、他者とあなたは同一なのだから、他者を信じることは自分を信じることと同一だ。他者を信頼することで、あなたは自分を信頼する力を確保できる、ということ。



When you attack a brother, you proclaim that he is limited by what you have perceived in him. You do not look beyond his errors. 
  • attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する」
  • proclaim [proukléim] : 「〜を明白に示す、宣言する」
  • limit [límit] : 「〜を限定する、〜を制限する」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を見抜く」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • error [érər] : 「誤り、間違い」
❖ "When you ~ "「あなたが同胞を攻撃するなら、あなたが彼の中に知覚したものによって彼は制限されていると、あなたは宣言していることになる」。"You do not ~ "「あなたは、彼の誤りを越えて見てはいない」。他者が誤りを犯し、それに対してあなたが彼を攻撃するなら、あなたはあなたと同一である彼を、誤りを犯すことが可能な存在だとして彼を制限したことになる。他者があなたと同一の神の子であるという真実を見損なってしまった結果である。結局、誤りを犯したという罪によって同胞を制限することは、あなた自身を制限することと等しいのだ。



Rather, they are magnified, becoming blocks to your awareness of the Self that lies beyond your own mistakes, and past his seeming sins as well as yours. 
  • rather [rǽðər] : 「それどころか、もっと正確に言えば」
  • magnify [mǽgnəfài] : 「〜を大げさに見せる、〜を誇張する」
  • block [blɔ́k] : 「障害物、妨害物」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、意識性」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • mistake [mistéik] : 「ミス、誤り、過ち」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを通り越して」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、見せ掛けの、うわべの」
  • as well as : 「〜と同様に」
❖ "Rather, they ~ "「むしろ、誤りを拡大してしまう」。他者の誤りを信じてそれを現実化し、同時に自分の誤りをも現実化してしまうことになる。攻撃は誤りを拡大してしまうのだ。"becoming blocks ~ "「そして誤りは、あなた自身の誤りを越えて存在する本当の自分に気付く障害となり、あなたの誤り同様に同胞の見掛けの誤りを見過ごしてやる障害にもなってしまう」。あなたと同胞が単一の神の子であり、完全に無辜(むこ)であるという真実を知る障害となる。あなたの誤りも同胞の誤りも、ともに夢の中の出来事に過ぎない。本当は実在しない。



2. Perception has a focus. It is this that gives consistency to what you see. 
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、感じ方」
  • focus [fóukəs] : 「焦点、中心」
  • consistency [kənsístənsi] : 「一貫性、不変性」
❖ "Perception has ~ "「知覚は焦点をもっている」。自分の目を向ける対象を、当然ながら、人は知覚する(見る)。"It is this ~ "「これが、あなたの目にするものに一貫性を与えている」。実在する真実だけに焦点を当てようと意図すれば、あなたの知覚は真実だけを感受するようになって一貫性を維持する。意志が知覚に一貫性を与える。



Change but this focus, and what you behold will change accordingly. 
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • accordingly [əkɔ́ːrdiŋli] : 「それに応じて」
❖ "Change but ~ "「この焦点を変えてしまえば、あなたが目にするものはそれに応じて変化する」。幻想へ向けられていた焦点を変えることが出来れば(その意志をもてば)、あなたは真実を実在として知覚することが出来るようになる。これがヴィジョンだ。



Your vision now will shift, to give support to the intent which has replaced the one you held before. 
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
  • give support to : 「〜を支持する、〜を援護する」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
  • replace [ripléis] : 「〜を交換する、置き換える」
❖ "Your vision ~ "「今や視覚はシフトし、あなたが以前に抱いていた意図とは違った意図を支持するようになる」。簡単に言えば、エゴの視点がホーリー・スピリットの視点に置き換わり、同時に思考システムもエゴからホーリー・スピリットのものに変わる。



Remove your focus on your brother's sins, and you experience the peace that comes from faith in sinlessness. 
  • remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る」
  • experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
❖ "Remove your ~ "「あなたの同胞の罪に向けられた焦点を外してしまいなさい」。"and you experience ~ "「そうすれば、あなたは、無辜(むこ)を信じるところからやって来る平和を経験するだろう」。あなたは他者の罪を実在すると勘違いし、そこだけに焦点を当ててきたが、それを変えるのだ。他者は神の子として無辜であると知覚することが出来れば、同時に自他一如であるあなたの罪も消え、完全な心の平和を得ることが出来る。



This faith receives its only sure support from what you see in others past their sins. 
  • receive [risíːv] : 「受け取る」
  • support [səpɔ́ːrt] : 「支持、支援、支え」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを通り越して」
❖ "This faith ~ "「これを信じることは、同胞達の罪を通り越した所にあなたが見ることの出来るものからやって来る確かな支えだけを受け取ることになる」。罪にまみれ、憎悪と攻撃の対象でしかなかった他者の中に、それを越えたところに実在する無辜性を感じ取ることが出来れば、他者が神の子として完全な存在だと知ることになり、あなたの知覚の正しさ、一貫性が支持される。



For their mistakes, if focused on, are witnesses to sins in you. And you will not transcend their sight and see the sinlessness that lies beyond. 
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、証人」
  • transcend [trænsénd] : 「超える、〜を超越する」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • beyond [bijάnd] : 「向こうに、かなたに」
❖ "For their mistakes ~ "「なぜなら、彼らの誤りは、それに焦点が当てられた時に、あなたの心の中に罪があるという証拠であるからだ」。他者は鏡に映したあなた自身である。あなたが鏡の中の他者に罪を見れることは、あなたの心の中に罪を見ていることになる。"And you will ~ "「そうなれば、あなたはその光景を越えることも出来ないし、その向こうに存在する無辜性を見ることも出来ない」。鏡に映ったあなた自身である他者の姿を越えて、鏡のさらに向こう側の実相を見ることは出来ない。無辜である神の子の姿を目撃することが出来ないのだ。



3. Therefore, in practicing today, we first let all such little focuses give way to our great need to let our sinlessness become apparent. 
  • give way to : 「〜に取って代わられる、〜に移行する」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
❖ "Therefore, in ~ "「したがって、今日行う練習においては、まずこんな小さな焦点を、私達の無辜性をはっきりさせるという大きな必要性に取って代えるようにする」。自分を卑小な存在だと見るような狭い焦点を捨てて、自分は神に愛されている罪のない神の子なのだとはっきり自覚する必要がある。



We instruct our minds that it is this we seek, and only this, for just a little while. We do not care about our future goals. 
  • instruct [instrʌ́kt] : 「〜に指示する、〜に教える」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • a little while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
  • care about: 「〜を気にする、〜を心配する」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来の、今後の」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的、目指すもの」
❖ "We instruct our ~ "「ほんのしばらくの間、私達は私達の心に、これこそが探し求めていたものであり、それしか求めてはいないと教えることになる」。"We do not ~ "「その後の目標に関しては気にかけない」。当面は、自分が無辜なる神の子であるという認識を得るという目標だけを掲げて練習する。過去を悔いたり、未来を案ずることは一切しない。



And what we saw an instant previous has no concern for us within this interval of time wherein we practice changing our intent. 
  • saw [sɔ́ː] : 「seeの過去形」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • previous [príːviəs] : 「前の、先の」
  • concern [kənsə́ːrn] : 「関心事、心配、不安」
  • have no  :concern 「何の関係もない、関知しない」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • interval [íntərvl] : 「間隔、隔たり、合間」
  • wherein [hwweərɪ́n] : 「そこで、その場所で」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
❖ "And what we ~ "「ほんの一瞬前まで私達が目にしていたものは、私達が意図を変える練習をしていく時間の中では、私達が関与しなくてもよいものとなる」。これまでエゴの視点に立って物事を見てきたのだが、ホーリー・スピリットの視点に切り替えた今、以前の視点に関与する必要はまったくない。簡単に言えば、以前のことは忘れてしまうべきだ、ということ。



We seek for innocence and nothing else. We seek for it with no concern but now. 
  • innocence [ínəsəns] : 「無罪、潔白、無垢」
❖ "We seek for ~ "「私達は無辜性を探し求め、その他のものは求めない」。"We seek for ~ "「私達は、今だけに関心を集めて無辜性を探し求める」。過去も未来も考えず、今だけに集中して、今の自分が完全に無辜なる神の子であるという認識を得るように努める。その練習をする。



4. A major hazard to success has been involvement with your past and future goals. 
  • major [méidʒər] : 「主要な、重要な」
  • hazard [hǽzərd] : 「危険、冒険」
  • success [səksés] : 「成功、上出来、幸運」
  • involvement [invάlvmənt ] : 「かかわり、関与」
  • past [pǽst] : 「過去、昔、過去のこと」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来の、今後の」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的、目指すもの」
❖ "A major hazard ~ "「成功に対する主要な危険性は、あなたの過去や未来の目標に飲み込まれてしまうことである」。練習を成功に導くには、過去にこだわることなく、また同時に、未来の設計図にこだわらないことだ。今この瞬間を生きることが肝要。なぜなら、過去と未来は幻想であって、実在するのはこの一瞬、今しかないからだ。もっとも、夢を見ている今は、それもまた幻想に過ぎない。目覚めた今だけが実在だ。



You have been quite preoccupied with how extremely different the goals this course is advocating are from those you held before. 
  • preoccupied [priάkjupàid] : 「夢中になった、没頭している」
  • extremely [ikstríːmli] : 「極度に、極めて、非常に」
  • different [dífərənt] : 「違っている、異なる」
  • advocate [ǽdvəkèit] : 「主張する、推奨する、支持する」
❖ "You have been ~ "「このコースが推奨する目標はあなたが以前にもっていた目標と極端に異なることで、あなたの頭は完全にいっぱいになっている」。この世の目標、世俗的な成功、肉体的な安寧、快楽、安楽、いわゆる現世利益的な目標と比べると、このACIMの目標は完全に異なっている。あなたの戸惑いは大きい。



And you have also been dismayed by the depressing and restricting thought that, even if you should succeed, you will inevitably lose your way again. 
  • dismay [disméi] : 「がっかりさせる、動揺させる」
  • depressing [diprésiŋ] : 「元気を失わせる、憂鬱な」
  • restricting [ristríktiŋ] : 「拘束性の、窮屈な」
  • even if : 「たとえ〜でも」
  • inevitably [inévətəbli] : 「必然的に、必ず」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、なくす」
❖ "And you have ~ "「そしてあなたは、たとえ成功したとしても、必然的にあなたの道を再び失ってしまうだろうという陰鬱で制限の多い思いによってがっかりさせられている」。ACIMの目標達成に成功したとしても、現世利益的な目標は制限され、それらが得られないことで不幸な思いに駆られはしまいかと陰鬱な気分に陥ってしまう。再び真実へ向かおうとする自分の道を失ってしまうのではないと心配してしまう。



5. How could this matter? For the past is gone; the future but imagined. 
  • matter [mǽtər] : 「重要である、問題である」
  • imagine [imǽdʒin] : 「想像する、心に描く、推測する」
❖ "How could ~ "「このことは、どうして重要なのだろうか」。"For the past ~ "「なぜなら、過去は去ってしまったし、未来は想像されるだけなのだからだ」。過去は過ぎ去り、未来は想像の域を出ない。ならば、重要なのは今だ。過去や未来を軽んじろという意味ではなく、過去と未来にとらわれて今を軽んじてはいけない、ということだ。一番重要で、最も大切なのは今だから。



These concerns are but defenses against present change of focus in perception. Nothing more. 
  • concern [kənsə́ːrn] : 「懸案、心配、不安」
  • defense [diféns] : 「防衛、防御」
  • present [préznt] : 「現在の、今の」
  • focus [fóukəs] : 「焦点」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、感じ方」
❖ "These concerns ~ "「過去や未来を心配することは、知覚の焦点を今変えてしまうことへの防衛である」。今という瞬間に関心を集中させること(知覚の焦点を変えること)を避けるために、過去や未来にこだわって、今を見て見ぬ振りをする。今という瞬間への懸念から自己を守ろうとする防衛策だ。怖いものから視線をそらす作戦である。



We lay these pointless limitations by a little while. We do not look to past beliefs, and what we will believe will not intrude upon us now. 
  • lay [léi] : 「置く、横たえる」
  • pointless [pɔ́intlis] : 「無意味な」
  • limitation [lìmətéiʃən] : 「制限、制約」
  • a little while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
  • intrude [intrúːd] : 「侵入する、押し入る、立ち入る」
❖ "We lay these ~ "「私達はしばらくの間、このような無意味な制限を脇に置いてしまう」。知覚の焦点を過去と未来に限定するという、意味のない防衛策をしばらく放棄する。今という瞬間に目を向ける。"We do not ~ "「私達は過去に信じていたことに目を向けないし、(未来に)信じるであろう事が、今、私達に侵入して来ることもない」。



We enter in the time of practicing with one intent; to look upon the sinlessness within. 
  • enter [énter] : 「〜に入る、〜に参加する」
  • intent [intént] : 「意図、目的」
  • look upon : 「〜を見る」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • within [wiðín] : 「内部で、内側は、精神的に」
❖ "We enter in ~ "「私達はたった一つの意図をもって、練習のための時間に入って行く」。"to look upon ~ "意訳する、「それは、私達は心の中に罪というものをもっていないと見極めるという意図である」。無辜なる神の子としての自分を見出すという目的をもって練習を開始する。



6. We recognize that we have lost this goal if anger blocks our way in any form. 
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • block [blάk] : 「妨害する、阻む、妨げる」
  • in any form : 「いかなる種類のものであれ」
❖ "We recognize ~ "「もし怒りが、どんな形であれ、私達の進むべき道の妨げになれば、私達はこの目標を見失ってしまったと認めざるを得ない」。自分の無辜性を見出す目標をもっていながら、たとえば他者に対して怒りを感じてしまえば、それは鏡に映った自分自身への怒りなのだから、自分の無辜性を否定したことになる。



And if a brother's sins occur to us, our narrowed focus will restrict our sight, and turn our eyes upon our own mistakes, which we will magnify and call our "sins." 
  • occur [əkə́ːr] : 「頭に浮かぶ、思い付く、気付く」
  • occur to : 「〜の心に浮かぶ」
  • narrow [nǽrou] : 「〜を狭くする、狭める」
  • restrict [ristríkt] : 「制限する、限定する」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • magnify [mǽɡnəfài] : 「大きく見せる、拡大する」
❖ "And if a brother's ~ "「もし私達の心に、同胞に罪があるという思いが浮かんだなら、私達の狭められた焦点は私達の視野を制限してしまい、私達の目を私達自身の誤りに向けさせてしまうだろう」。"which we will ~ "「私達はそれを拡大し、私達の『罪』と呼ぶようになってしまう」。焦点を今という時間に限定し、過去と未来を視野から外すのはいいとしても、その焦点を他者の罪に限定して向けてしまえば、視野はさらに狭まり、他者と自他一如であるあなたは自分の罪の意識に苛まれる結果になる。したがって、視野から過去と未来を外して今に限定し、さらに、赦しをもって他者の罪と自分の罪の意識を解放することが肝要となる。



So, for a little while, without regard to past or future, should such blocks arise we will transcend them with instructions to our minds to change their focus, as we say: 

        It is not this that I would look upon. 
        I trust my brothers, who are one with me. 
  • without regard to : 「〜を気にせずに、〜を顧みずに」
  • should [ʃəd] : 「万一〜ならば」
  • arise [əráiz] : 「起こる、生じる、発生する」
  • transcend [trænsénd] : 「超える、〜を超越する、しのぐ」
  • instruction [instrʌ́kʃən] : 「指図、指示、命令」
  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
❖ "So, for a little ~ "「そこで、しばらくの間、過去と未来を顧みず、もしそんな障害が起きるようなら、次の様に唱えて、私達の心に焦点を変えるようにと指示を出し、その障害を乗り越えることにする」。他者の誤りや罪が目に付いたなら、それが自分の障害にならないようにするために、他者をどう見るかという見方を変えるのだ。つまり、自他一如を意識することになる。"It is not ~ "「これは、私が目にしたいと望んだものではない」。罪のある他者を見たいなどと望んだことはない。"I trust my ~ "「私は同胞を信頼しているし、その同胞は私と一体である」。他者はあなたと同一の神の子であり、実相的に分離した存在ではない。他者を信頼することは、自分を信頼することと同一だ。



7. And we will also use this thought to keep us safe throughout the day. We do not seek for long-range goals. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • throughout [θruːáut] : 「〜の間中」
  • seek for : 「〜を探し求める」
  • long-range [réindʒ] : 「長期にわたる」
❖ "And we will ~ "「そして私達は一日を通して、私達を安全に保つために、この思いを利用する」。この思いとは、他者があなたと同一であるという思い。自他一如に気付けば、他者からの攻撃を恐れる必要はなくなり、安心感が広がる。"We do not ~ "「長期にわたる目標を探し求めることはしない」。幻想から目覚め実相世界へ回帰することが長期にわたる目標なのだが、しばらくはそれを脇に置いて、恐れを消滅させることを当座の目標とする。



As each obstruction seems to block the vision of our sinlessness, we seek but for surcease an instant from the misery the focus upon sin will bring, and uncorrected will remain. 
  • obstruction [əbstrʌ́kən] : 「障害(物)、邪魔」
  • block [blάk] : 「妨害する、阻む、妨げる」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • surcease [səːsíːs] : 「停止、休止」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、苦痛、惨めさ」
  • focus [fóukəs] : 「焦点」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • uncorrected [ʌ̀nkəréktid] : 「訂正されていない」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
❖ "As each obstruction ~ "「障害物一つ一つが、私達は罪がないというヴィジョンを妨げてしまうように見えたときは、」エゴが仕掛けた幻想という障害物に出くわすたびに、自分が無辜なる神の子であるという真実のヴィジョンを忘れてしまいがちになるが、そのときは、"we seek but ~ "「罪に焦点を当てることがもたらし、修正されずにそのままなっている悲しみを停止させる一瞬だけを探し求めることにする」。長期の目標は脇に置いて、悲しみや恐れを一瞬でも取り除くことを目標にする。悲しみや恐れを一瞬でも忘れるために、この世の快楽に走れという意味ではない。世俗的な快楽こそがエゴの仕掛けた障害物なのだと見て取って、その幻想性を知り、悲しみや恐れもまた幻想なのだと見破るのだ。



8. Nor do we ask for fantasies. For what we seek to look upon is really there. 
  • fantasy [fǽntəsi] : 「空想、妄想、幻覚」
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "Nor do we ~ "「また私達は、ファンタジーを求めることもしない」。たとえば、幸せはお金で買える、などというファンタジーを求めない。お金で買えるのは快楽であり、実相的な幸せではない。私達は実在しない幻想を追い求めたりしない。"For what we ~ "「なぜなら、私達が目にしたいと探し求めているものは、実際に存在するものだからだ」。実在する真実だけを目撃したいと願う。



And as our focus goes beyond mistakes, we will behold a wholly sinless world. 
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
❖ "And as our ~ "「そして、私達の焦点が誤りを越えてその先に進むにしたがい、」存在しない幻想を通り越して、その先の真実を見ようとするとき、"we will behold ~ "「私達は、完全に罪のない世界を目にすることになるだろう」。罪という幻想の存在しない実相世界を目撃することになる。



When seeing this is all we want to see, when this is all we seek for in the name of true perception, are the eyes of Christ inevitably ours. 
  • in the name of : 「〜の名において、〜という名目で」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
  • inevitably [inévətəbli] : 「必然的に、必ず、不可避的に」
❖ "When seeing ~ "「これを目にすることが、私達が見たいと願うすべてであるとき、」"when this is ~ "「そして、これが、本当の知覚という名の下(もと)に私達が探し求めているもののすべてであるとき、」"are the eyes ~ "「キリストの目が必然的に私達のものとなる」。実相世界を求め、自分の無辜性を知ろうとするとき、そして、存在しないものが存在しているかのように感じていた知覚が修正され、その本当の知覚という名の下に、つまり、実相的な知覚としてのヴィジョンという名の下に、私達が探し求めているものがまさに実相そのものだと知るとき、ホーリー・スピリットと同様のヴィジョンを通して真実が見えて来る。幻想世界からの救いという目的に焦点を当てるキリストの目が私達の目となる。



And the Love He feels for us becomes our own as well. This will become the only thing we see reflected in the world and in ourselves. 
  • as well : 「同じに、その上」
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、反映する」
❖ "And the Love ~ "「そして、キリストが私達に対して感じている愛は、同様に、私達自身の愛となる」。キリストとしてのホーリー・スピリットを、キリストの愛と同様の実相として、私達は愛することが出来るようになる。"This will become ~ "「これが、世界の中、私達自身の中に反映されるのを目にすることになる唯一のものとなる」。実相的なキリストの愛だけが世界を満たし、私達の心を満たすことになる。愛だけが存在し、愛という真実だけがこの瞬間に湧き上がる。



9. The world which once proclaimed our sins becomes the proof that we are sinless. 
  • proclaim [proukléim] : 「宣言する、宣告する」
  • proof [prúːf] : 「証拠、証明、証し」
❖ "The world which ~ "「かつて私達の罪を宣言していた世界は、私達は無辜であるという証拠になる」。世界は幻想から実相に変わる。私達は罪深いと宣告していたエゴは消滅し、今やホーリー・スピリットは私達は完全に無辜である証言する。



And our love for everyone we look upon attests to our remembrance of the holy Self which knows no sin, and never could conceive of anything without Its sinlessness. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • attest [ətést] : 「証言する、証明する」
  • attest to : 「証言する、証明する、立証する」
  • remembrance [rimémbrəns] : 「記憶、思い出、回想」
  • conceive [kənsíːv] of :「〜を想像する、〜を心に描く」
❖ "And our love ~ "「私達が目にするすべての人達への愛は、罪をまったく知らない神聖な自分自身を思い出させるものなのだと証言し、その無辜性なくして何も考えることは出来ない」。真実の愛を他者に感じることが出来れば、自分自身の真実も記憶の中に蘇る。あなたは神聖な神の子であり、完全に無辜である。もはや、自分の無辜性を否定するような考えを抱くことは不可能だ。



We seek for this remembrance as we turn our minds to practicing today. 
  • turn [tə́ːrn] : 「〜の方向を変える」
❖ "We seek for ~ "「今日、私達の心を練習に向かわせながら、この記憶を探し求めることになる」。



We look neither ahead nor backwards. We look straight into the present. And we give our trust to the experience we ask for now. 
  • neither [níːðər] A nor B : 「AとBのどちらも〜ない」
  • ahead [əhéd] : 「前方に、前途に」
  • backwards [bǽkwərdz] : 「= backward」
  • backward [bǽkwərd] : 「後方へ」
  • look straight into : 「〜をまっすぐ見る、直視する」
  • present [préznt] : 「今、現在」
❖ "We look neither ~ "「私達は、前方も後方も見ない」。過去へも未来にも目を向けない。"We look straight ~ "「私達は現在だけをまっすぐ見る」。"And we give ~ "「そして私達は、今求めている経験だけを信頼する」。今現在経験する真実だけを信頼する。つまり、自分の無辜性を信じる。



Our sinlessness is but the Will of God. This instant is our willing one with His. 
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する」
❖ "Our sinlessness ~ "「私達には罪がないということは、神の意志である」。神は私達を無辜なる神の子として創造した。それは神の意志であり、愛である。"This instant ~ "「この瞬間、私達は神の意志と一体になろうと意志する」。






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