●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



Lesson 154



I am among the ministers of God.

  • among [əmʌ́ŋ] : 「〜の中の、〜の間で」
  • minister [mínəstər] : 「聖職者、僕、代理人」
❖ "I am among ~ "「私は、神の神聖な役割を担う者達の一員である」。同胞をこの幻想世界から救うという役割をあなたは担っている。その役割は、神によってあなたに与えられた神聖な使命である。



1. Let us today be neither arrogant nor falsely humble. We have gone beyond such foolishness. 
  • neither [níːðər] A nor B : 「AでもなくBでもない」
  • arrogant [ǽrəɡənt] : 「尊大な、傲慢な」
  • falsely [fɔ́ːlsli] : 「偽って、不誠実に、不当に」
  • humble [hʌ́mbl] : 「謙虚な、謙遜する」
  • foolishness [fúːliʃnis] : 「愚かさ」
❖ "Let us today ~ "「今日は、尊大になることも、誤って謙虚になることもしないようにしよう」。"We have gone ~ "「私達はすでに、そんな愚かさを越えた所まで来ている」。



We cannot judge ourselves, nor need we do so. These are but attempts to hold decision off, and to delay commitment to our function. 
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
  • hold off : 「寄せ付けない、遅らせる」
  • decision [disíʒən] : 「決定、決断、決心」
  • delay [diléi] : 「遅れる、〜を遅らせる」
  • commitment [kəmítmənt] : 「約束、義務、献身」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、働き、職務、役割」
❖ "We cannot judge ~ "「私達は、私達自身を判断することは出来なし、そうする必要もない」。"These are but ~ "「自分で自分を判断することは、決断を遅らせ、私達の役割に献身することを遅延させる試みに過ぎない」。



It is not our part to judge our worth, nor can we know what role is best for us; what we can do within a larger plan we cannot see in its entirety. 
  • part [pάːrt] : 「役割、責任、義務」
  • worth [wə́ːrθ] : 「価値」
  • role [róul] : 「役、役割、役目、任務」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • entirety [intáiərti] : 「全体、全部」
  • in its entirety : 「全体として、そっくりそのまま」
❖ "It is not our ~ "「私達の価値を判断することは私達の役割ではないし、どんな役割が私達にとってベストなのか、私達は知ることが出来ない」。"what we can ~ "「より大きな計画の中で、私達は何が出来るのか、その全体を私達は見ることが出来ないのだ」。より大きな計画とは、神の子を幻想から救い出すという神の計画のこと。その全体像を、まだ夢の中にいる私達は知ることは出来ない。そして、自分の役割は何なのか、自己判断することも不可能だ。自分で判断することは出来ないが、神から与えられた役割を担うという決断は、もちろん私達自身の役割である。



Our part is cast in Heaven, not in hell. And what we think is weakness can be strength; what we believe to be our strength is often arrogance.
  • cast [kǽst] : 「〜に役を与える、割り当てる」
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄、修羅場」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、虚弱、脆弱性」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
  • arrogance [ǽrəɡəns] : 「尊大、横柄、傲慢」
❖ "Our part is ~ "「私達の役割は天の王国で割り当てられるのであって、地獄で与えられるのではない」。ここの地獄とは、この幻想世界、つまり世俗という意味合い。"And what we ~ "「そして、弱さだと思っていたものは強さになり得るし、」"what we believe ~ "「強さだと信じていることが、時には尊大であることもあり得る」。



2. Whatever your appointed role may be, it was selected by the Voice for God, Whose function is to speak for you as well. 
  • whatever [hwʌtévər] : 「どんな〜が〜でも」
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
  • select [səlékt] : 「〜を選択する、〜を選ぶ」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、おまけに、その上」
❖ "Whatever your ~ "「あなたが定めた役割がどんなものであれ、それは神に代わって話す声によって選択されたものであって、その声の役割は、あなたに代わって話すことでもある」。もちろん、ホーリー・スピリットのこと。ホーリー・スピリットは神に代わって神の意志をあなたに伝え、同時に、心の本当の意志をあなたに代わってあなたの意識に伝える。



Seeing your strengths exactly as they are, and equally aware of where they can be best applied, for what, to whom and when, He chooses and accepts your part for you. 
  • exactly [iɡzǽktli] : 「正確に、厳密に」
  • equally [íːkwəli] : 「同じように、同様に」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて」
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、当てはめる」
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
❖ "Seeing your strengths ~ "「あなたの力をありのままに正確に知っており、その力をどこに、何に、誰に、いつ適用するのが一番良いか、同様に気付いているので、ホーリー・スピリットは、あなたに代わってあなたの役割を選択し受け入れている」。普段、あなたはホーリー・スピリットの声に気付いていないかもしれないが、あなたはホーリー・スピリットの声にいつも導かれている。ふと、これは天命だと感じた時、それはホーリー・スピリットが選択し、承認したあなたの役割だと思えばいい。



He does not work without your own consent. But He is not deceived in what you are, and listens only to His Voice in you.
  • consent [kənsént] : 「承諾、承認、同意」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
❖ "He does not ~ "「ホーリー・スピリットは、あなた自身の同意なしでは働くことが出来ない」。ホーリー・スピリットが選択したあなたの役割を最終的に採用するのはあなた自身である。あなたには完全に自由な選択権がある。"But He is ~ "「しかし、ホーリー・スピリットは、あなたが何であるか、騙されることはないし、」ホーリー・スピリットは本当のあなた(神の子)を知っているので、あなたがホーリー・スピリットの選択に同意しなくても、それに騙されることはないし、"and listens ~ "「あなたの心の中の神の声だけに耳を傾けている」。ここの"His Voice"はホーリー・スピリットの声なのだが、神に代わって話すホーリー・スピリットの声なので、神の声と解釈した。次の文章で、その詳細がわかる。



3. It is through His ability to hear one Voice which is His Own that you become aware at last there is one Voice in you. 
  • ability [əbíləti] : 「能力、才能、できること」
  • aware [əwέər] : 「気が付いて」
  • at last : 「最後に、ついに」
❖ "It is through ~ "「それは、ホーリー・スピリット自身の声であるたった一つの声を聞くというホーリー・スピリットの能力を通してなされるものであり、あなたはあなたの心の中にたった一つの声しかないのだと、ついに気付くことになる」。再三にわたって、ホーリー・スピリットは神と神の子の間をとりもつ仲介者だと言ってきたが、実は、ホーリー・スピリットと神の子であるあなたは究極的に同一なのだ。ホーリー・スピリットの声はあなた自身の声であり、あなたがホーリー・スピリットの声に耳を傾けることで、あなたは自分自身の正しい声を聞くことなる。その声は神からのメッセージを伝えている。
 ヘレンが内奥の声を聞き始めた当初、ヘレンにはその声が本当にナザレのイエスの声なのか、ヘレンの無意識が作り出す単なる自分自身の声なのか、困惑と疑いに翻弄された。信じるべき声なのか、否定すべき声なのか、判断しかねたヘレンは、内奥の声に対する『反抗』という形をとった。しかし、本文を読んでわかるように、ヘレンの聞いた内奥の声は、ホーリー・スピリット(イエス)の声でもあり、ヘレン自身の声でもある。そこに区別を付ける必要はない。したがって、ACIMの著者はイエスであり、同時にヘレンである。ACIMはヘレンの創作であり、イエスの伝言である。



And that one Voice appoints your function, and relays it to you, giving you the strength to understand it, do what it entails, and to succeed in everything you do that is related to it. 
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
  • relay [riléi] : 「〜を中継する」
  • entail [entéil] : 「〜を伴う、引き起こす」
  • succeed [səksíːd] : 「成功する」
  • be related to : 「〜に関連している」
❖ "And that one ~ "「そして、単一の声はあなたの役割を指定し、それをあなたに伝え、あなたがそれを理解しそれがもたらす事柄を実行する力を与え、それに関連してあなたがなすすべてのことが成功するように計らう」。これがホーリー・スピリットの役割である。同時に、それは神の意志でもある。そして、神の意志はあなたの意志になるのだ。



God has joined His Son in this, and thus His Son becomes His messenger of unity with Him.
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する」
  • messenger [mésəndʒər] : 「使者、メッセンジャー」
  • unity [júːnəti] : 「単一性、一つである状態、調和」
❖ "God has joined ~ "「こうして、神は神の子と結ばれ、神の子は神と結びついた神のメッセンジャーとなる」。あなたの心はスピリットに昇華し、神と結ばれたホーリー・スピリットになる。ホーリー・スピリットは神のメッセンジャーである。"spirit(スピリット)"とは蒸留された酒のことであり、不純物を含んだ醸造酒が浄化されたものであることを思い出せば、あなたとホーリー・スピリットの関係性のイメージが湧く。



4. It is this joining, through the Voice for God, of Father and of Son, that sets apart salvation from the world. 
  • set apart : 「分離する、際立たせる」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "It is this joining ~ "「この世界から救いを引き出すのは、神に代わる声を通してなされる父なる神と神の子の、この結合である」。ホーリー・スピリットを介して神と神の子がその意志を結合することで、この幻想世界からの覚醒、すなわち救いがもたらされる。



It is this Voice which speaks of laws the world does not obey; which promises salvation from all sin, with guilt abolished in the mind that God created sinless. 
  • obey [oubéi] : 「〜に従う、〜の言うことに従う」
  • promise [prάmis] : 「〜を約束する」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • abolish [əbɑ́li] : 「〜を廃止する、撤廃する」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
❖ "It is this Voice ~ "「この世界が従うことのない法を語るのは、この声である」。この世界は神の法に従うことはなく、エゴの法に従っている。ホーリー・スピリットが語る法は、もちろん、神の法である。神の法に準じた考え方が、ホーリー・スピリットの思考システムである。"which promises ~ "「(ホーリー・スピリットが語る)その法は、あらゆる罪からの解放を約束し、神が無辜なるものとして創造した心の中の罪を撤廃してくれる」。



Now this mind becomes aware again of Who created it, and of His lasting union with itself. So is its Self the one reality in which its will and that of God are joined.
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて」
  • lasting [lǽstiŋ] : 「長続きする、持続的な」
  • union [júːnjən] : 「結合、結ばれること」
❖ "Now this mind ~ "「今やこの心は、誰が心を創造したのか、再び気付くようになるし、また、神が(神の子の)心自体といつまでも結ばれていることを知るようになる」。



5. A messenger is not the one who writes the message he delivers. 
  • deliver [dilívər] : 「配達する、伝える」
❖ "A messenger is ~ "「メッセンジャーは、彼が配達するメッセージを書いた本人ではない」。



Nor does he question the right of him who does, nor ask why he has chosen those who will receive the message that he brings. 
  • chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
  • receive [risíːv] : 「受け取る、聞く、知る」
❖ "Nor does he ~ "「またメッセンジャーは、メッセージを書いた人物の権利に疑問を持つことはないし、彼が届けるメッセージを受け取る人物をなぜメッセージの書き手が選んだかなどと問うこともない」。



It is enough that he accept it, give it to the ones for whom it is intended, and fulfill his role in its delivery. 
  • enough [inʌ́f] : 「十分な、足りる」
  • intend [inténd] : 「〜するつもりである、〜を意図する」
  • fulfill [fulfíl] : 「〜を実行する、〜を果たす」
  • delivery [dilívəri] : 「配達、引き渡し」
❖ "It is enough ~ "「メッセンジャーは、(依頼を)受け入れ、意図された通りの人にそれを届け、メッセージを配達するという役割を果たすだけで十分だ」。



If he determines what the messages should be, or what their purpose is, or where they should be carried, he is failing to perform his proper part as bringer of the Word.
  • determine [ditə́ːrmin] : 「決定する、決心させる」
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
  • carry [kǽri] : 「〜を持ち運ぶ」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • perform [pərfɔ́ːrm] : 「〜を行う、実行する」
  • proper [prάpər] : 「適した、適切な」
  • bringer [bríŋər] : 「持って来る人、もたらす人」
❖ "If he determines ~ "「もしメッセンジャーが、メッセージの内容はこうあるべきだとか、その目的は何であるか、それをどこに運ぶべきか、などを決定したなら、」"he is failing to ~ "「言葉を伝えるという者として、彼の適切な役割を果たし損ねることになる」。ここの"the Word(言葉)"は大文字になっているので、『神の言葉』というニュアンスが込められている。もちろん、ここのメッセンジャーはホーリー・スピリットのことである。



6. There is one major difference in the role of Heaven's messengers, which sets them off from those the world appoints. 
  • major [méidʒər] : 「主要な、重要な」
  • difference [dífərəns] : 「相違、相違点、区別」
  • set off : 「際立たせる、目立たせる」
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
❖ "There is one ~ "「天の王国のメッセンジャーの役割には、この世界が任命するメッセンジャーと比べて、際だった一つの大きな違いがある」。メッセンジャーとしてのホーリー・スピリットの役割は、神の意志を神の子に伝えること。その神の子が、今度はホーリー・スピリットの伝言を他者に伝えるメッセンジャーとなる。そこが大きな違いである。



The messages that they deliver are intended first for them. 
  • deliver [dilívər] : 「配達する」
  • intend A for B : 「AをBに提供するよう意図する」
❖ "The messages that ~ "「彼らが伝えるメッセージは、第一に、彼らのために意図される」。まず、あなたが自分自身のためのメッセージをホーリー・スピリットから受け取り、そのメッセージを他者に伝えるように意図されている。



And it is only as they can accept them for themselves that they become able to bring them further, and to give them everywhere that they were meant to be. 
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • be able to : 「〜することができる」
  • further [fə́ːrðər] : 「さらにまた、さらになお」
  • be meant to do : 「〜するように意図されている」
❖ "And it is only ~ "「彼らがそのメッセージを更に広く伝え、メッセージが伝えられるようにと意図された場所すべてに配ることが出来るようになるのは、彼らが自分自身のためにそのメッセージを受け入れることが出来るときだけに限る」。ホーリー・スピリットから伝えられたメッセージをあなたが受け入れたときに限って、あなたはメッセンジャーとなって、そのメッセージを多くの他者に伝えることが出来る。単に伝言をリレーするだけではいけないのだ。



Like earthly messengers, they did not write the messages they bear, but they become their first receivers in the truest sense, receiving to prepare themselves to give.
  • earthly [ə́ːrθli] : 「地上の、この世の」
  • bear [bέər] : 「負う、持つ」
  • receiver [risíːvər] : 「受取人、受信者」
  • sense [séns] : 「感覚、感触、感じ」
  • prepare [pripέər] : 「〜を準備する、用意する」
❖ "Like earthly ~ "「地上のメッセンジャーと同じく、受け持つメッセージを彼らが書いたのではない」。"but they become ~ "「そうではなく、彼らは、最も正しい意味で、最初の受取手となるのだ」。"receiving to ~ "「つまり、メッセージを自ら与えることが出来る準備のために受け取るのである」。回りくどい言い方をしているが、要するに、あなたは神のメッセージを自分で作成する必要はなく(もっとも、それは不可能なのだが)、ホーリー・スピリットから神のメッセージを受け取り、それを受け入れる時点で、今度はそのメッセージを他者に伝える心の準備をする必要がある、ということ。神のメッセージ(真実)を分かち合うことで、それを拡張増大させていくのである。これが、実相的創造である。あなたは、神の王国の創造に参加するのだ。



7. An earthly messenger fulfills his role by giving all his messages away. 
  • fulfill [fulfíl] : 「〜を実行する、〜を果たす」
  • give away : 「引き渡す、引き渡す」
❖ "An earthly messenger ~ "「地上におけるメッセンジャーは、メッセージをすべて引き渡すことで彼の役割を果たす」。メッセージを渡すことだけが、この地上におけるメッセンジャーの仕事である。



The messengers of God perform their part by their acceptance of His messages as for themselves, and show they understand the messages by giving them away. 
  • perform [pərfɔ́ːrm] : 「〜を行う、実行する」
  • part [pάːrt] : 「役割、責任、義務」
  • acceptance [əkséptəns] : 「受け入れること、受諾」
  • give away : 「引き渡す、引き渡す」
❖ "The messengers of ~ "「神のメッセンジャーは、神のメッセージを彼ら自身のためのものだと受け入れ、それらのメッセージを(他者に)渡すことでメッセージを理解したのだと示すことによって、彼らの役割を果たす」。



They choose no roles that are not given them by His authority. And so they gain by every message that they give away.
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • authority [əθɔ́ːrəti] : 「権力、権限、権力者」
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
❖ "They choose no ~ "「神のメッセンジャーは、彼らの権威者によって与えられた役割だけを選択する」。ここの"His authority"は神のことであるが、もちろん神は権威を振りかざすようなことはしない。あえて言うなら、真実を発信する権威をもった神、という意味合い。"And so they gain ~ "「それゆえ、彼らは、彼らが渡すメッセージのすべてによって、得るのだ」。神のメッセージを他者に伝え、分かち合うことで、さらなる真実を得ることが出来る。



8. Would you receive the messages of God? For thus do you become His messenger. You are appointed now. 
  • receive [risíːv] : 「受け取る、聞く、知る」
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
❖ "Would you ~ "「神のメッセージを受け取ってみたいとは思わないだろうか」。神のメッセージを是非受け取ってほしいという気持ち。"For thus do ~ "「なぜなら、こうしてあなたは神のメッセンジャーになるのだから」。"You are appointed ~ "「今、あなたは指名されているのだ」。あなたは、神のメッセンジャーに指名されている。それを受け入れればいい。



And yet you wait to give the messages you have received. And so you do not know that they are yours, and do not recognize them. 
  • wait [wéit] : 「待つ」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
❖ "And yet you wait ~ "「しかしあなたは、あなたが受け取ったメッセージを(他者に)与えることを渋っている」。受け取ったまま、ぐずぐずして他者と分かち合おうとしていない。"And so you ~ "「だから、あなたは、神のメッセージがあなたのものであると知ることがないし、それを(正しく)認識することもない」。神からのメッセージを受け取っただけでは、それが自分のものであることも、内容を完璧に理解することも出来ない。他者に伝え、分かち合うという創造行為に及ばない限り、神のメッセンジャーは不完全なのだ。



No one can receive and understand he has received until he gives. For in the giving is his own acceptance of what he received.
  • until [əntíl] : 「〜する時まで」
❖ "No one can ~ "意訳する、「誰も、(神からの)メッセージを(他者に)伝えるまでは、自分が神のメッセージを受け取ったとは言えないし、それを理解することも不可能だ」。"For in the giving ~ "「なぜなら、メッセージを伝えることで、彼が受け取ったものを彼自身が受け入れたことになるからだ」。ACIMが何度も繰り返し言っているように、教えることと学ぶことは一体であって、学んだことは教えなくてはいけない。教えて初めて、学んだことになる。受け取り学んだだけでは、実相的創造とは言えないのだ。



9. You who are now the messenger of God, receive His messages. For that is part of your appointed role. 
  • appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
❖ "You who are ~ "「今や神のメッセンジャーとなったあなたよ、神のメッセージを受け取りなさい」。"For that is ~ "「なぜなら、それがあなたに定められた役割だから」。



God has not failed to offer what you need, nor has it been left unaccepted. 
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、〜を提供する」
  • left [léft] : 「leaveの過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜を残す、ある状態のままにしておく」
  • unaccept [ʌ̀næksépt] : 「受け入れない、認めない」
❖ "God has not ~ "「神は、あなたが必要とするものを与え損ねたことはないし、それが受け入れられなかったこともない」。



Yet another part of your appointed task is yet to be accomplished. 
  • another [ənʌ́ðər] : 「もう一つの、別の、ほかの」
  • task [tǽsk] : 「仕事、職務、役割」
  • accomplish [əkɑ́mpliʃ] : 「成し遂げる、果たす、成就する」
❖ "Yet another part ~ "「しかし、あなたに割り当てられた役割の他の部分は、今から達成されることになる」。神からのメッセージを受け取り、その後、それを同胞に伝えることが、あなたに割り当てられた役割の別の部分。



He Who has received for you the messages of God would have them be received by you as well. For thus do you identify with Him and claim your own.
  • as well : 「同じに、その上」
  • identify [aidéntəfài] : 「〜を同一視する、同定する」
  • claim [kléim] : 「主張する、言い張る、要求する」
❖ "He Who has ~ "「神のメッセージをあなたのために受け取ったホーリー・スピリットは、そのメッセージをあなたによって同様に受け取ってもらいたいと思っている」。



10. It is this joining that we undertake to recognize today. We will not seek to keep our minds apart from Him Who speaks for us, for it is but our voice we hear as we attend Him. 
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する」
  • undertake [ʌ̀ndərtéik] : 「企てる、〜に着手する」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
  • attend [əténd] : 「参加する、注意を向ける」
❖ "It is this joining ~ "「今日私たちが受け入れることに着手するのは、この結びつきである」。神のメッセンジャーとして、あなたとホーリー・スピリットは連携して事に当たることになる。それを今日、認識する。"We will not ~ "「私達のために語ってくれるホーリー・スピリットから私達の心を離したままにしておこうなどとしない」。"for it is but ~ "「なぜなら、私達がホーリー・スピリットの声に注意を向けるとき、私達は私達の声を聞いていることになるからだ」。あなたの心の奥の声であるホーリー・スピリットの声は、今や、あなた自身の声と同一となった。あなたとホーリー・スピリットが融合するのである。



He alone can speak to us and for us, joining in one Voice the getting and the giving of God's Word; the giving and receiving of His Will.
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
❖ "He alone can ~ "「ホーリー・スピリットだけが、私達のために私達に語りかけることが出来る」。"joining in one ~ "「一つの声の中で、神の言葉を受け取ることと与えこと、神の意志を受け取ることと与えることを結合するのである」。あなたの声とホーリー・スピリットの声が融合するとき、神のメッセージを受け取ったり、それを他者に与えたりすることが融合する。得ることと与えること、学ぶことと教えること、それらの区別は消滅する。神の意志を伝えるメッセージを軸として、あなたとホーリー・スピリットが一体化するからだ。



11. We practice giving Him what He would have, that we may recognize His gifts to us. 
  • practice [prǽktis] : 「練習する、実践する、実施する」
❖ "We practice ~ "「神がもっていたいと思うものを神にあげる練習をする」。"that we may ~ "「その結果、私達は神が私達に与えた贈り物を認識できる」。ここの"that"は"so that"で、「〜するために、その結果」。また、"what He would have"は、神が神の子にしてほしいと思うことという意味合い。ホーリー・スピリットを介して神の子が神の意志を知ることを神は望んでいる。それを知れば、神が神の子に与えてくれた神の属性という贈り物はもちろんのこと、神の愛を知ることが出来る。



He needs our voice that He may speak through us. He needs our hands to hold His messages, and carry them to those whom He appoints. 
  • through [θrúː] : 「〜の手を経て、手を通して」
❖ "He needs our ~ "「神が私達を通して語ることが出来るために、神は私達の声を必要としている」。"He needs our ~ "「神のメッセージを受け取り、神が定めた人達にそれを届ける手を神は必要としている」。つまり、私達がホーリー・スピリットの役割を担うことを神は望んでいるわけだ。私達の心が幻想から目覚め、浄化されて純粋なスピリットとなることを私達は求められている。その結果、私達は神のメッセンジャーとなるのである。



He needs our feet to bring us where He wills, that those who wait in misery may be at last delivered. 
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、惨めさ」
  • deliver [dilívər] : 「配達する、解放する」
❖ "He needs our ~ "「神が意図した場所に私達を運ぶための足を神は必要としている」。"that those who ~ "「そうすれば、惨めさの中で待ち望んでいる人々は、ついに解放されるだろう」。必要とされる場所に赴いて神のメッセージを伝え、世界を救え、ということ。



And He needs our will united with His Own, that we may be the true receivers of the gifts He gives.
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
  • unite [junáit] : 「一体化する、結合する」
❖ "And He needs ~ "「そして、神自身の意志と結合した私達の意志を神は必要としている」。"that we may ~ "「その結果、私達は、神が与えてくれた贈り物の本当の受け手となることが出来るだろう」。



12. Let us but learn this lesson for today: We will not recognize what we receive until we give it. 
  • learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
❖ "Let us but learn ~ "「今日のための次のレッスンだけを学ぼう」。"We will not ~ "「私達は、受け取ったものを与えるまでは、その受け取ったものを受け入れたことにはならない」。



You have heard this said a hundred ways, a hundred times, and yet belief is lacking still. 
  • heard [hə́ːrd] : 「hearの過去・過去分詞形」
  • hundred [hʌ́ndrəd] : 「100の、100個の」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信用、信頼」
  • lacking [lǽkiŋ] : 「欠けている、足りない」
❖ "You have heard ~ "「あなたはこのことを、何百回も、何百通りにも聞いてきたが、まだ信じる気持ちに欠けている」。



But this is sure; until belief is given it, you will receive a thousand miracles and then receive a thousand more, but will not know that God Himself has left no gift beyond what you already have; nor has denied the tiniest of blessings to His Son. 
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な」
  • thousand [θáuzənd] : 「1000の、1000個の」
  • left [léft] : 「leaveの過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜を残す」
  • beyond [bijάnd] : 「〜を越えて、〜を過ぎて」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒む、拒絶する」
  • deny [dinái] A B : 「A に B を与えない 」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな」
  • blessing [blésiŋ] : 「祝福、恩恵、幸運」
❖ "But this is ~ "「しかし、次に言うことは確かなことだ」。"until belief is ~ "「信じる気持ちが与えられるまでは、あなたは何千という奇跡を受け、さらに何千という奇跡を重ねて受けても、神は、あなたが既にもっているもの以上の贈り物を与えずに残してしまったことなどなく、神の子にほんの小さな祝福さえ与えなかったことはないと、あなたは知ることは出来ないだろう」。神はあなたにすべてを与え、すべてを祝福してきた。取り残したものは何もない。しかし、あなたに信じる気持ちが欠けている限り、何度奇跡に出会っても、その神の愛を知ることは出来ない。



What can this mean to you, until you have identified with Him and with His Own?
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
  • identify [aidéntəfài] : 「〜を同一視する、同定する」
  • identify with : 「〜と同一であるとする、〜と一体感を持つ」
❖ "What can this ~ "「あなたが神と、あるいは神自身が創造したものと同一だと認識出来るまでは、このことはあなたにとって、いったいどんな意味があるだろうか」。あなたが神の創造した神の子であり、神と同等の神聖さをもった存在なのだと信じ切れない限り、神の贈り物も祝福も、あなたにとってはまったく意味がない。



13. Our lesson for today is stated thus:

        I am among the ministers of God, 
        and I am grateful that I have the means 
        by which to recognize that I am free.
  • state [stéit] : 「述べる、はっきり言う」
  • grateful [ɡréitfəl] : 「感謝する、感謝している」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
❖ "Our lesson for ~ "「今日の私達のレッスンは、次ぎのように述べることが出来る」。"I am among ~ "「私は、神の神聖な役割を担った者達の中の一人であり、私が自由であることを認識するための手段をもっていることに感謝する」。



14. The world recedes as we light up our minds, and realize these holy words are true. They are the message sent to us today from our Creator. 
  • recede [risíːd] : 「退く、弱まる」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る」
  • sent [sént] : 「sendの過去・過去分詞形」
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
❖ "The world recedes ~ "「私達が心を(真実の光で)照らし、この神聖な言葉が真実であると知るにつれて、世界は退いていく」。神聖な言葉とは、前出の"I am among the ministers ~ "のこと。心が真実に目覚め始めると、幻想のこの世界はどんどん薄らいでいく。"They are the ~ "「この神聖な言葉は、私達を創造してくれた神から私達に今日送られたメッセージである」。



Now we demonstrate how they have changed our minds about ourselves, and what our function is. 
  • demonstrate [démənstrèit] : 「実証する、実演する」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、作用、働き、効用、職務、役割」
❖ "Now we demonstrate ~ "「この神聖な言葉が私達自身について私達の心をどのように変えるのか、私達の役割が何であるか、今私達はそれを実証する」。



For as we prove that we accept no will we do not share, our many gifts from our Creator will spring to our sight and leap into our hands, and we will recognize what we received.
  • prove [prúːv] : 「証明する」
  • share in : 「〜を分かち合う、〜を共有する」
  • spring [spríŋ] : 「跳ねる、跳ぶ」
  • spring to : 「〜に向かって飛び付く」
  • sight [sáit] : 「視野、視界、眺め」
  • leap [líːp] : 「飛び跳ねる、跳ぶ」
  • leap into : 「〜に飛び込む」
❖ "For as we ~ "「なぜなら、私達が分かち合うことのない意志は決して受け入れないと証明するにしたがい、創造主である神からの多くの贈り物は私達の視野の中に、そして手の中に飛び込んで来て、私達が何を受け取ったのか認識するようになるからだ」。真実の属性の一つに、真実は必ず分かち合われ拡張増大するという性質がある。したがって、神や同胞と分かち合うことのない意志は幻想であり、虚偽である。そんな偽りの意志は排除するのだ。そうすれば、私達が神から継承した神の属性のすべて、神からの贈り物のすべてが今、私達の目の前に存在していることがはっきり認識出来る。つまり、神の愛を知ることになるのだ。






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