●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.62.1:1 ~ W-pI.62.5:7

Lesson 62



Forgiveness is my function as the light of the world.
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、作用、働き、効用、職務、役割」
❖ "Forgiveness is ~ "「赦しは、世界の光としての私の役割である」。この世界を幻想から救う光であるための実践は、赦しである。同胞の罪を幻想と認識し、受け入れて赦してあげるのだ。幻想は赦されることで消滅する。同胞の罪の意識は消え、救われる。もちろん、同時にあなた自身の幻想も赦され、あなたは救われる。光は反射してくるものなのである。



1. It is your forgiveness that will bring the world of darkness to the light. 
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • darkness [dάːrknis] : 「暗がり、暗闇」
❖ "It is your forgiveness ~ "強調構文、「闇の世界に光をもたらすのは、あなたの赦しである」。闇の幻想に真実の光を投げかけて、悪夢から目覚めさせることが赦しである。夢を夢と認め、夢を受け入れて赦すことで、世界を夢から目覚めさせるのである。ちょうど、母親が、悪夢にうなされる子供を『怖い夢を見ていたんだね』と言って悪夢から目覚めさせるようなものである。母親は子供の悪夢を否定したりしない。悪夢を見ていたという事実を認め、悪夢を見ていた子供を優しく赦すのである。子供は安心して目を覚まし、悪夢から救われるのだ。



It is your forgiveness that lets you recognize the light in which you see. 
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
❖ "It is your forgiveness ~ "「あなたが(真実を)見ることの出来る光をあなたに認識させるのは、あなたの赦しである」。あなたがあなたの幻想性を赦し、同胞の幻想性を赦し、世界の幻想性を赦したとき、あなたも同胞も世界も悪夢から目覚め、光が闇を払拭した結果、あなたの目に真実が見えてくる。正された目、それが心の目である。



Forgiveness is the demonstration that you are the light of the world. 
  • demonstration [dèmənstréiʃən] : 「証拠、証明、実演」
❖ "Forgiveness is ~ "「赦しは、あなたが世界の光であることの証拠である」。赦しが原因となり光が結果する。赦しと光は一体である。あなたの赦しは、あなたが世界の光であることの証拠なのだ。



Through your forgiveness does the truth about yourself return to your memory. Therefore, in your forgiveness lies your salvation.
  • through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、手を通して」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • return [ritə́ːrn] to : 「〜に帰る、〜戻る、〜帰還する」
  • memory [méməri] : 「記憶、思い出、出来事、事実」
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
❖ "Through your ~ "「あなたの赦しを通して、あなた自身に関する真実があなたの記憶に戻ってくる」。赦しを実行し、真実の光が輝き出すとき、あなたは自分が神の子であることを思い出す。遠い昔に失った記憶を呼び戻すのである。"Therefore, in your ~ "「したがって、あなたの赦しの中にこそ、あなたの救いが存在する」。赦しなくして救いはない。闇から救われたい、他者を救いたいと思うなら、まず第一に、自分に対しても他者に対しても、その幻想性を赦すのである。



2. Illusions about yourself and the world are one. That is why all forgiveness is a gift to yourself. 
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • gift [gíft] : 「贈り物、プレゼント、神からの贈り物、天賦の才」
❖ "Illusions about ~ "「あなたに関する幻想と世界に関する幻想は一つである」。"That is why ~ "「これが、あらゆる赦しはあなた自身への贈り物であるという理由だ」。世界や同胞を赦すことは、自分自身を赦すことと等しい。なぜなら、赦す対象は同じ幻想だからだ。赦しは真実なる行いであって、与えることと得ることは同一である。あなたが他者を赦せば、あなたが赦される。あなたへの贈り物である。あなたが放った光は、反射してあなた自身に戻ってくる。



Your goal is to find out who you are, having denied your Identity by attacking creation and its Creator. 
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • find [fáind] : 「気付く、理解する、発見する、見いだす」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、否認する、拒む、拒絶する」
  • identity [aidéntəti] : 「正体、身元、独自性、固有性、アイデンティティー」
  • attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する、〜を非難する」
  • creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
❖ "Your goal is ~ "「あなたの目的は、あなたが誰なのか、それを見出すことである」。"having denied ~ "意訳する、「そんなあなたはずっと、神が創造した神の子とその創造者である神を攻撃することで、あなたの本当の姿を否定してきたのだ」。他者や神を否定し攻撃することで、あなたは自分が神の子であることを拒絶してきた。今、その攻撃を赦しに置き換えるのである。赦すことで、あなたは自分が誰なのか見出すことが出来る。あなたは神が創造した神の子であり、光の子である。



Now you are learning how to remember the truth. For this attack must be replaced by forgiveness, so that thoughts of life may replace thoughts of death.
  • learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる、〜を覚える、知る」
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
  • so that : 「〜できるように、〜するために、その結果」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
❖ "Now you are ~ "「今あなたは、どうやって真実を思い出すか学んでいる」。もちろん、赦しによって真実を思い出すのだ。"For this attack ~ "「なぜなら、この攻撃性は赦しによって置き換えられなくてはならず、その結果、死の思いが命の思いと置き換えられるからだ」。言うまでもないが、命の思いが実相的な思考であり、死の思いが幻想的思考である。死へ向かう思いを命に繋がる思いと交換しなくてはいけない。それを可能にするのが、攻撃性と真逆の赦しである。



3. Remember that in every attack you call upon your own weakness, while each time you forgive you call upon the strength of Christ in you. 
  • call upon : 「求める、要求する、招く」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、弱いこと、虚弱、脆弱性」
  • while [hwáil] : 「〜なのに、〜とはいえ、しかし一方」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する、勘弁する」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
❖ "Remember that ~ "「攻撃するたびに、あなたは自分の弱さを呼び起こし、一方、あなたが赦すたびに、あなたはあなたの心の中にあるキリストの力を呼び起こしているのだと、覚えておくように」。攻撃性はあなたの心の中の弱さの表れである。他者から攻撃されることで傷つくと思い、攻撃される前に攻撃しようとする心の弱さである。エゴの思考システムはあなたの弱さの象徴なのだ。



Do you not then begin to understand what forgiveness will do for you? 
  • begin [biɡín] : 「 始まる、始める、開始する」
  • understand [ʌ̀ndərstǽnd] : 「理解する、分かる、把握する」
❖ "Do you not then ~ "「では、あなたは、どんな赦しがあなたのためになるか理解し始めないだろうか」。もちろん、理解し始める。自分を赦すのはもちろんだが、あなたの心の中にキリストの力を呼び覚ます赦しとは、他者を赦すことなのである。



It will remove all sense of weakness, strain and fatigue from your mind. It will take away all fear and guilt and pain. 
  • remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る、取り外す、除去する」
  • sense [séns] : 「感覚、知覚、感触、感じ」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、弱いこと、虚弱、脆弱性」
  • strain [stréin] : 「緊張、精神的緊張、緊張の色、負担、重圧」
  • fatigue [fətíːɡ] : 「疲れ、疲労、けん怠感」
  • take away : 「奪い去る、連れ去る、持ち去る」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、懸念、心配、不安」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、苦痛」
❖ "It will remove ~ "「それは、あらゆる弱さの感覚、緊張感、倦怠感を、あなたの心から取り除くだろう」。"It will take ~ "「それは、あらゆる罪や過ちや痛みを奪い去る」。幻想をすべて払拭してしまうのだ。弱さの感覚、緊張感、倦怠感はすべて幻想である。夢の中で感じているだけだ。



It will restore the invulnerability and power God gave His Son to your awareness.
  • restore [ristɔ́ːr] : 「〜を元の状態に戻す、回復させる、修復する」
  • invulnerability [invʌ̀lnərəbíləti] : 「傷つかないこと」
  • gave [ɡéiv] : 「giveの過去形」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、意識性 」
❖ "It will restore ~ "「それは、傷つかない強さと神が神の子に与えたパワーをあなたの意識の下(もと)に取り戻してくれるだろう」。他者を赦すことで幻想は払拭され、あなたは傷つけられ得ぬ強さと神から継承したパワーを取り戻すことが出来る。あなたの意識はそれをしっかりと確認する。



4. Let us be glad to begin and end this day by practicing today's idea, and to use it as frequently as possible throughout the day. 
  • glad [ɡlǽd] : 「満足して、うれしく思う」
  • practice [prǽktis] : 「〜を実行する、順守する、実践する」
  • frequently [fríːkwəntli] : 「頻繁に、しばしば、たびたび」
  • as A as possible [pάsəbl] : 「できるだけAの」
  • throughout [θruːáut] : 「〜の間中、〜の初めから終わりまで」
❖ "Let us be glad ~ "「今日のテーマを練習することで今日という日を始めたり終わらせたりし、一日を通して出来るだけ頻繁に今日のテーマをレッスンすることに喜びを覚えよう」。



It will help to make the day as happy for you as God wants you to be. 
  • help [hélp] : 「助ける、手助けする、手伝う、救う、救済する」
❖ "It will help ~ "「それは、今日という一日を、神があなたがそうであって欲しいと望むような幸せな一日とする手助けをする」。



And it will help those around you, as well as those who seem to be far away in space and time, to share this happiness with you.
  • around [əráund] : 「〜の周りに、〜の周囲に」
  • as well as : 「〜と同様に」
  • far away : 「遠く離れて」
  • space [spéis] : 「空間、余白、場所、スペース、空き地」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
  • happiness [hǽpinis] : 「幸福、喜び、幸せ」
❖ "And it will help ~ "意訳する、「そしてそれは、あなたの周りの者達も、時間と空間によって遠く隔てられているように見える者達も、あなたとこの幸せを分かち合うことが出来るように、手助けをしてくれるだろう」。真実は分かち合われることで拡張増大する。赦しも幸せも真実であるから、あなたの赦しと幸せは周りに拡張し分かち合われるのだ。それは空間や時間を超越する。たとえば、過去に憎んだ者を赦すことで、あなたもその他者も、時間を超越した今、共に幸せになれる。



5. As often as you can, closing your eyes if possible, say to yourself today:

        Forgiveness is my function as the light of the world. 
        I would fulfill my function that I may be happy.
  • often [ɔ́fən] : 「しばしば、たびたび、ちょくちょく」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る」
  • fulfill [fulfíl] : 「(約束を)実行する、(使命を)果たす」
❖ "As often as ~ "「今日は、出来るだけ頻繁に、可能なら目を閉じて、あなた自身に向かって次のように言う」。"Forgiveness is ~ "「赦しは、世界の光としての私の役割である」。"I would fulfill ~ "「私は私の役割を実行することで幸せになれる」。ここの"that"は"so that"の略で、「〜するために、その結果」。"would"は意思を表し、「是非、実行したい」という意味合いになる。



Then devote a minute or two to considering your function and the happiness and release it will bring you. 
  • devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる、専念させる」
  • consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
❖ "Then devote ~ "「その後、1〜2分間を、あなたの役割やそれがあなたにもたらす幸せや解放についてよく考える時間に充てなさい」。



Let related thoughts come freely, for your heart will recognize these words, and in your mind is the awareness they are true. 
  • related [riléitid] : 「 関係のある、関連した」
  • freely [fríːli] : 「束縛を受けずに、制限されずに、自由に、惜しみなく」
  • heart [hάːrt] : 「心、胸の内、気持ち」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
❖ "Let related ~ "「関連する思いが自由に浮かんでくるようにしなさい」。"for your heart ~ "「なぜなら、あなたの心はそれらの言葉を認識するであろうし、あなたの心の中で、それらが真実であると意識されるだろうからだ」。"heart"と"mind"の2語を使い分けているが 、"mind"のもつ意識性を"heart"と言い換えているのだろう。厳密な区別を考える必要はない。ACIMでは"heart"を用いることは珍しい。ともかく、今日のテーマと関連する思い、たとえば、『私はキリストである』という思いが湧いてきたら、それを自由に受け入れてやればいい。あなたのハートはその思いの意味をちゃんと認識し、その思いが真実であると心の中で意識出来るはずだから。



Should your attention wander, repeat the idea and add:

        I would remember this because I want to be happy.
  • attention [əténʃən] : 「注意、留意、注目」
  • wander [wɑ́ndər] : 「さまよう、迷う、横道にそれる」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
  • add [ǽd] : 「加える、付け足す、言い足す、書き加える」
❖ "Should your ~ "「万一あなたの注意が散漫になったら、今日のテーマを繰り返し、次のように付け加えなさい」。ここの"Should"は、"If your attention should wander"のことで、Ifが省略され倒置された形、仮定法、「万が一〜なら」。"I would remember ~ "「私は幸せになりたいと望むから、私はこのことを覚えておこう」。
 
 
 




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