●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.57.1:1 ~ W-pI.57.5:6

Lesson 57 



Review of Lessons 31 - 35


Today let us review these ideas:
  • review [rivjúː] : 「もう一度見る、見直す、洗い直す」
❖ "Today let us ~ "「今日は、次のテーマを復習しよう」。


1. I am not the victim of the world I see. (私は、私が目にしている世界の犠牲者ではない)

How can I be the victim of a world that can be completely undone if I so choose? 
  • victim [víktim] : 「被害者、犠牲者」
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に、全く」
  • undone [ʌndʌ́n] : 「undoの過去分詞形」
  • undo [ʌndú] : 「元どおりにする、取り消す」
  • choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
❖ "How can I be ~ "「私は、もし私がそうすることを選択したなら、完全に取り消しに出来るような世界の犠牲者などではない」。あなたが、この世界の幻想を認識して、受け入れ赦したとき、この幻想世界は消滅する。したがって、あなたは、消滅させ得るような世界の犠牲者などではない。それはちょうど、あなたが夜見る夢の犠牲者ではないのと同じである。



My chains are loosened. I can drop them off merely by desiring to do so. The prison door is open. 
  • chain [tʃéin] : 「鎖、チェーン、連鎖、つながり」
  • loosen [lúːsn] : 「解く、ほどく、緩める、解放する」
  • drop [drɑ́p] : 「落とす、やめる、中断する」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • desire [dizáiər] : 「〜が欲しいと強く思う、〜を強く願う」
  • prison [prízn] : 「監獄、監禁」
❖ "My chains are ~ "「私の鎖はほどかれる」。あなたをこの幻想世界に縛りつけていた鎖はほどかれる。"I can drop ~ "「私がそうしたいと願うことで、私は鎖をほどいてしまえるのだ」。"The prison door ~ "「牢獄の扉は開いている」。その扉を抜けて、あなたは自由の世界へと解放される。幻想世界から実相世界へ舞い戻るのだ。



I can leave simply by walking out. Nothing holds me in this world. Only my wish to stay keeps me a prisoner. 
  • leave [líːv] : 「去る、退く」
  • simply [símpli] : 「造作なく、たやすく、簡単に」
  • walk out : 「退場する、離れる」
  • hold [hóuld] : 「維持する、保持する、持続する」
  • wish [wíʃ] : 「願い、望みの物、願望、希望」
  • keep [kíːp] : 「〜の状態にしておく」
  • prisoner [prízənər] : 「囚人、捕虜」
❖ "I can leave simply ~ "「私は、歩いて出るだけで、造作なくそこから離れることが出来る」。あなたを邪魔するものはいない。ただここから立ち去ればいいのだ。"Nothing holds ~ "「この世界に私を引き止めるものは何もない」。"Only my wish ~ "「ここに留まっていたいという私の願いだけが、私を囚人のままにしておく」。だから、牢獄から解放されたいと望まなくてはならない。あなたの自由意思で、それを選択しなくてはならない。その後のことは、すべてホーリー・スピリットに委ねてしまえばいいのだ。



I would give up my insane wishes and walk into the sunlight at last.
  • give up :  「あきらめる、断念する、降伏する」
  • insane [inséin] : 「ばかげた、愚かな、常軌を逸した、正気でない」
  • sunlight [sʌ́nlàit] : 「太陽の光、日の当たる所」
  • at last : 「最後に、ついに、とうとう、やっと、ようやく」
❖ "I would give up ~ "「私は、私の狂った願いを放棄し、ついには太陽に光の下に歩き出したいと思う」。



2. I have invented the world I see. (私は、目にしている世界をでっち上げてしまった)

I made up the prison in which I see myself. All I need do is recognize this and I am free. 
  • invent [invént] : 「〜をでっち上げる、〜を発明する、考案する」
  • make up : 「作り出す、捏造する、でっちあげる」
  • prison [prízn] : 「監獄、監禁」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • free [fríː] : 「自由な、捕われていない、独立した」
❖ "I made up ~ "「私は牢獄を作ってしまい、その中に私自身を見ていた」。あなたはこの世界を夢の中で作り出し、その夢に自分を閉じ込めていた。"All I need do ~ "「私がなすべきことは、この事実と私が自由であることを認識することである」。あなたは夢に束縛されていはいない。いつでも夢から目覚めることが出来るのだ。



I have deluded myself into believing it is possible to imprison the Son of God. 
  • delude [dilúːd] : 「だます、欺く、惑わす」
  • delude oneself : 「勘違いする、思い違いをする」
  • believe [bilíːv] : 「信じる、確信する、信頼する」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る」
  • imprison [imprízn] : 「監禁する、拘置する、投獄する」
❖ "I have deluded ~ "「私は、勘違いをして、神の子を投獄出来ると信じてきた」。実相世界に住む神の子を幻想の中に閉じこめて置くことが可能であると信じてきた。



I was bitterly mistaken in this belief, which I no longer want. The Son of God must be forever free. 
  • bitterly [bítərli] : 「激しく、苦々しく、ひどく」
  • mistaken [mistéikən] : 「mistake の過去分詞形」
  • mistake [mistéik] : 「思い違いする、間違える」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
  • no longer : 「もはや〜でない」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "I was bitterly ~ "「私は、苦々しくも、こんなことを信じる間違いを犯したのだが、もはやそんなことは望んでいない」。"The Son of God ~ "「神の子は永遠に自由であらねばならない」。それが本来の自然な姿だから。



He is as God created him, and not what I would make of him. 
  • create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
❖ "He is as God ~ "意訳する、「神の子は、神が創造したままの存在であり、私が作り上げた虚像ではない」。幻想に束縛された神の子の姿は、あなたが作り上げが虚像である。



He is where God would have him be, and not where I thought to hold him prisoner.
  • hold [hóuld] : 「〜の状態にしておく」
❖ "He is where God ~ "ここも意訳する、「神の子は、神がいて欲しいと思うところにいるのであって、私が神の子を囚人として拘束している場所にいるのではない」。神は神の子を実相世界に住まわせたのであるから、あなたが神の子を幻想世界にずっと閉じこめて置くことなど不可能である。



3. There is another way of looking at the world. (世界を見る、また別の見方がある)

Since the purpose of the world is not the one I ascribed to it, there must be another way of looking at it. 
  • since [síns] : 「〜なので、〜だから」
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
  • ascribe [əskráib] : 「ものとみなす、帰する、せいにする」
  • another [ənʌ́ðər] : 「もう一つの、別の、ほかの」
❖ "Since the purpose ~ "「この世界の目的は私が思っているようなものではないので、世界を見るまた別な見方があるはずだ」。世界はあなたに苦と痛みを強いる目的をもっているかのように見えるだろうが、そうではない。それが幻想に過ぎないのだとあなたが見破るために世界は存在する。学びのための補助装置として世界は存在するのだ。それが、世界の裏に隠された神の意思である。



I see everything upside down, and my thoughts are the opposite of truth. I see the world as a prison for God's Son. 
  • upside down : 「逆さまに」
  • opposite [άpəzit] : 「反対、正反対、逆」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
❖ "I see everything ~ "「私はあらゆるものを逆さまに見ており、私の思いは真実と正反対である」。"I see the world ~ "「私は世界を、神の子の牢獄だと見ている」。幻想世界は確かに神の子の牢獄なのだが、見方をその一点に留めてはいけない。牢獄である幻想世界の裏に隠された神の意思を見て取らなくてはいけないのだ。つまり、幻想を認識した後には、その幻想に隠された真実をヴィジョンで見抜かなくてはいけない。



It must be, then, that the world is really a place where he can be set free. 
  • really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」 
  • place [pléis] : 「場所、個所」
  • be set free : 「自由の身となる、釈放される」
❖ "It must be ~ "「したがって世界は、本当は、神の子が解放され得る場所でなければいけない」。ここが重要。なぜなら、これが神の意思だから。



I would look upon the world as it is, and see it as a place where the Son of God finds his freedom.
  • look upon : 「〜を見る」
  • as it is : 「そのままに、ありのままに」
  • find [fáind] : 「発見する、見いだす、気付く、理解する」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、自主、独立」
❖ "I would look upon ~ "「私は世界をありのままに見ようと思う」。世界の幻想性の裏に隠された神の意思をありのままに見ようと思う。"and see it ~ "「そして世界を、神の子が自由を見出す場所として見よう」。



4. I could see peace instead of this. (私は、これに代えて平和を見ることが出来る)

When I see the world as a place of freedom, I realize that it reflects the laws of God instead of the rules I made up for it to obey. 
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、示す、反映する」
  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規、法令」
  • instead [instéd] of : 「〜の代わりに」
  • rule [rúːl] : 「規則、ルール、規定、法則、規範」
  • obey [oubéi] : 「〜に従う、〜の言うことに従う」
❖ "When I see ~ "「私が世界を自由の場所と見るとき、世界は、私が世界に対して従うようにと作り上げたルールの代わりに、神の法を反映するのだと認識する」。あなたがこの世界を、あなたが自由になれる場所だと見ることが出来たとき、あなたがそれまで世界に与えてきたエゴの思考システムに準じたルールを放棄して、ホーリー・スピリットの思考システムである神の法を世界に対して適用させることになる。
具体的に言えば、この世界は弱肉強食の世界であって、得るために奪え、奪われる前に奪え、殺される前に殺せ、というエゴのルールが支配しているが、あなたが幻想から解放されて自由を得たとき、与えることと得ることは同一であり、誰も傷つくことは不可能であるというホーリー・スピリットの思考システムに則った神の法が行われるのだ。



I will understand that peace, not war, abides in it. And I will perceive that peace also abides in the hearts of all who share this place with me.
  • understand [ʌ̀ndərstǽnd] : 「理解する、分かる、把握する」
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • heart [hάːrt] : 「心、胸の内、気持ち」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "I will understand ~ "「私は、戦争ではなく平和が、世界の中に宿ると理解するようになる」。"And I will perceive ~ "「そして、平和もまた、この平和を私と分かち合ってくれるすべての人々の心の中に宿っていると感じるようになる」。平和を与えることは平和を得ることと等しいと知ることになるから、平和は分かち合われる。さらに、あなたは他者と自他一如であると知ることになるから、あなたの平和は他者の平和でもあるのだ。



5. My mind is part of God's. I am very holy. (私の心は神の心の一部、だから、私はとても神聖だ)

As I share the peace of the world with my brothers, I begin to understand that this peace comes from deep within myself. 
  • begin [biɡín] : 「〜を始める、〜するようになる」
  • deep [díːp] : 「深い、深さがある」
  • within [wiðín] : 「中、内部、内側」
  • deep within : 「〜の深部」
❖ "As I share ~ "「私が私の同胞と世界の平和を分かち合うにしたがい、私は、この平和が私自身の心の奥深くからやって来るのだと理解し始める」。あなたはエゴの思考システムを捨て、ホーリー・スピリットの思考システムに従った。そのホーリー・スピリットは、あなたの心の中の最も純粋で神聖な部分に宿っていると、あなたは感じるようになる。あなたはもうすぐ、ホーリー・スピリットの声を聞くことが出来ようになるだろう。



The world I look upon has taken on the light of my forgiveness, and shines forgiveness back at me. 
  • take on : 「呈する、帯びる、持つようになる、獲得する」
  • light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • shine [ʃáin] : 「〜を磨く、〜を光らせる」
❖ "The world I ~ "意訳する、「私が目にする世界は、私の赦しの光を帯び始め、その世界は私に赦しを投げ返してくれる」。あなたは、この世界が幻想であると認識し、その事実を受け入れて世界の幻想性を赦すのである。つまり、世界に対してあなたの赦しの光を与えるのだ。そうすると、与えることと得ることは同じだから、今度は世界があなたに対して、あなたの存在の幻想性を赦してくれるのである。ここは、"world"「世界」を"brothers"「同胞」に置き換えて読み直してみると理解しやすいだろう。



In this light I begin to see what my illusions about myself kept hidden. 
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • kept [képt] : 「keepの過去・過去分詞形」
  • keep [kíːp] : 「〜の状態にしておく」
  • hidden [hídn] : 「hide の過去分詞形、隠された、秘密の」
❖ "In this light ~ "「この光の中で、私は、私自身に関する私の幻想がずっと隠し続けていたものを見始めることになる」。つまり、あなたは神が創造した神の子であるという真実があなたの目に見え始めるようになる。この事実を、あなたはずっと隠し続けて来たのだ。幻想の黒雲の中に隠して来たのである。



I begin to understand the holiness of all living things, including myself, and their oneness with me.
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ、高潔」
  • living [líviŋ] : 「生きた、生きている」
  • include [inklúːd] : 「含める、含有する、包含する」 
  • oneness [wʌ́nnis] : 「単一性、同一性」
❖ "I begin to understand ~ "意訳する、「私は、私自身を含めて、命あるすべてのものの神聖さと、その命が私の命と一つだということを理解し始める」。分離していたかに見えたすべての命は実は単一の命だとあなたは気付き始める。神が創造した神聖な一つの命だと理解し始めるのだ。
 
 
 




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