●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.54.1:1 ~ W-pI.54-5:5

Lesson 54 



Review of Lessons 16 - 20


These are the review ideas for today:
  • review [rivjúː] : 「復習、再考、再吟味、再調査」
❖ "These are ~ "「これらは、今日のためのものの見方の復習である」。


1. I have no neutral thoughts. (私は、どっちつかずの思いを抱くことはない)

Neutral thoughts are impossible because all thoughts have power. They will either make a false world or lead me to the real one. 
  • neutral [njúːtrəl] : 「どっちつかずの、無彩色の、中間色、中性の」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • power [páuər] : 「力、能力、勢力、権限、権威」
  • either [íːðər] A or B : 「AかそれともB」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、虚偽の、本物でない、偽の」
  • lead [líːd] : 「〜を導く、案内する、連れて行く」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
❖ "Neutral thoughts ~ "「あらゆる思いはパワーをもっているので、どっちつかずの思いを抱くことは不可能だ」。ここの"power"は、現実化する力のこと。"They will either ~ "「思いは、誤った世界を作るか真実の世界を作るか、どちらかである」。虚偽の思いは虚偽の世界を作り、真実の思いは真実の世界を創る。幻想的な思いは幻想世界を作り、実相的な思いは実相世界を創る。



But thoughts cannot be without effects. As the world I see arises from my thinking errors, so will the real world rise before my eyes as I let my errors be corrected. 
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たずに」
  • effect [ifékt] : 「結果、影響、効果、効き目、効力」
  • arise [əráiz] : 「起こる、生じる、現れる、生まれる、発生する」
  • error [érər] : 「誤り、間違い」
  • rise [ráiz] : 「立ち上がる、起立する、増す」
  • before [bifɔ́ːr] : 「前に、前方に、〜の面前で」
  • correct [kərékt] : 「〜を訂正する、修正する、正す」
❖ "But thoughts ~ "「しかし、思いは結果なしに存在出来ない」。思いは必ず現実化する。結果を生み出すのだ。なぜなら、思いはそういうパワーを有しているから。"As the world ~ "「私が目にする世界が私の誤った思いから生じたように、私が過ちを修正したなら、真実の世界が私の目の前に立ち現れるだろう」。幻想を払拭出来たなら、黒雲が晴れて、眼前に真実の実相世界が立ち現れる。



My thoughts cannot be neither true nor false. They must be one or the other. What I see shows me which they are.
  • neither [níːðər] A nor B : 「AでもなくBでもない、AとBのどちらも〜ない」
  • true [trúː] : 「真の、真実の、本当の、本物の」
  • other [ʌ́ðər] : 「その他、ほかのもの、他方」
  • show [ʃóu] : 「示す、表す、表示する」
❖ "My thoughts ~ "「私の思いは、真実でもなく虚偽でもないということはあり得ない」。"They must be ~ "「それは、真実であるか、あるいは虚偽であるか、そのどちらかであるに違いない」。"What I see ~ "「私が目にしているものが、私の思いが真実か虚偽かを示している」。あなたが幻想世界ばかりを見ているようなら、あなたの思いは虚偽であり幻想だ。その黒雲の向こうに光を見始めたなら、あなたの思いは真実である。あなたの目覚めは近い。



2. I see no neutral things. (私は、どっちつかずのものを見ることはない)

What I see witnesses to what I think. If I did not think I would not exist, because life is thought. 
  • witness [wítnəs] : 「証言する、証明する」
  • exist [iɡzíst] : 「存在する、生きている、生存する」
  • life [láif] : 「命、生命、一生、生涯」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
❖ "What I see ~ "「私が目にしているものは、私が何を思っているのか証言している」。"If I did not think ~ "「もし、私が何も思っていないなら、私は存在してはいないだろう」。"because life ~ "「なぜなら、命とは想念だからだ」。実相世界は物質の世界ではない。想念の世界である。命もまた想念である。
余談を一つ。想念はエネルギーではない。もちろん、振動もしていない。なぜなら、想念は、時間も空間もない実相世界で永遠不変だからだ。しかし、想念をこの地上レベルで考えるとき、想念を振動として比喩し、その振動数を想定すると理解しやすい。たとえば、愛や命は非常に振動数の高い想念であって、そのパワーは絶大だ。想念の振動数がどんどん低くなっていくと、水蒸気が水に、水が氷に層転換するように、想念はパワーを失って物質へと層転換する。命が肉体の中に閉じこめられているように感じるのはそのためだ。しかし、あなたの想念の振動数がどんどん高くなっていくと、氷が水に、水が水蒸気に層転換するように、あなたの肉体は氷解し、命は純粋な想念として肉体から解放される。



Let me look on the world I see as the representation of my own state of mind. 
  • look on : 「〜を見る」
  • representation [rèprizentéiʃən] : 「表すこと、表現、描写」
  • state [stéit] : 「状態、形勢、情勢、状況」
❖ "Let me look ~ "「私が目にする世界を、私自身の心の状態を示すものとして見よう」。自分が目にする世界を、自分の心の状態を示す指標に利用しよう。



I know that my state of mind can change. And so I also know the world I see can change as well.
  • change [tʃéindʒ] : 「変わる、変化する、変遷する」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、おまけに、その上」
❖ "I know that ~ "「心の状態は変化し得ると、私は知っている」。"And so I also ~ "「したがって、私が目にする世界も同様に変化し得ると、私は知っている」。あなたの心が実相へと目覚めれば、その思いも実相へと目覚め、実相的な思いは現実化してあなたの目にする世界も実相化する。氷が水になり、水が水蒸気になるように、冷たい物質世界は氷解し、あなたの目の前に純粋な想念の世界が立ち現れる。振動数が非常に高い想念の世界である。真実の愛や命が沸き立ち、生き生きと踊る世界である。



3. I am not alone in experiencing the effects of my seeing. (私が見ることで影響を与えたものを経験するのは、私一人だけではない)

If I have no private thoughts, I cannot see a private world. Even the mad idea of separation had to be shared before it could form the basis of the world I see. 
  • alone [əlóun] : 「独りで、孤立して、独力で、単独で」
  • experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • private [práivət] : 「私的な、自分だけが持つ」
  • mad [mǽd] : 「気が狂って、怒って、頭にきて」
  • separation [sèpəréiʃən] : 「分離、区別、別居、別離、離脱」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
  • before [bifɔ́ːr] : 「以前に、前に、早く、先に」
  • form [fɔ́ːrm] : 「〜を形づくる、形成する」
  • basis [béisis] : 「土台、基礎、基盤、基準、原理、原則、根拠」
❖ "If I have no ~ "「もし私が、個人的な思いを抱くことがないなら、個人的な世界を見ることも不可能だ」。個人的な思いを抱けるなら、個人的な世界しか目にすることはない。"Even the mad idea ~ "「分離という狂った考えでさえ、それが、私が目にする世界の基盤を形作るためには、分かち合わなければならなかった」。元々、神の子は単一、たった一人である。その神の子が神から分離し、分離を象徴する二元論世界を作った。同時に、神の子は自ら(の心)を分裂させ、数多くの分身を作った。もちろん、幻想しただけなのだが。この神の子の多くの分身があなたであり、他者である。そして、多くの分身が各々に心を持ち、各々に個人的な思いを抱いていると感じている。つまり、勝手に互いに無関係な夢を見ていると思い込んでいるのだ。もしそれが事実なら、あなたの目にする世界と他者が目にする世界は異っており、あなたの世界にはあなた一人しか存在出来ない。しかし、現実は違う。この幻想世界は一つであり、したがって、あなたと他者は同じ思いを現実化し、同じ世界を幻想し、同じ夢を見ていることになる。あなたと他者は同じ夢を分かち合っているのだ。同じ考え、同じ思いを分かち合っているのである。分離という狂った考えでさえ、あなたと他者が分かち合っているからこそ、この一つの幻想世界にあなたと他者は共存しているのだ。



Yet that sharing was a sharing of nothing. I can also call upon my real thoughts, which share everything with everyone. 
  • sharing [ʃέəriŋ] : 「わかち合い、共有利用」
  • call upon : 「求める、要求する」
❖ "Yet that sharing ~ "「しかし、その分かち合いは、無の分かち合いであった」。分離という狂った考えを分かち合い、同じ思いを分かち合ってこの世界を作ったとは言え、それは夢という幻想を分かち合っているに過ぎない。実在しないものを分かち合っているのだ。つまり、無を分かち合っているのである。"I can also call ~ "「私は、実相的な思いもまた求めることが出来る」。"which share ~ "「その実相的な思いは、みんなとすべてを分かち合うのである」。夢を分かち合って作り上げた幻想世界に生きているあなたと他者であるが、その夢から目覚めて、実相世界に回帰することは可能である。その時、あなたの本当の思いは個人的な思いではなく、単一の神の子としての単一の実相的な思いであり、あたかもすべての真実をすべての神の子と共に分かち合っているかのように思えるだろう。自他一如であると知ったあなたは、あなたの思いも他者の思いも、神の子の単一の実相的な思いに収斂するのだと認識するのである。



As my thoughts of separation call to the separation thoughts of others, so my real thoughts awaken the real thoughts in them. 
  • call to : 「〜に声をかける」
  • awaken [əwéikən] : 「目を覚まさせる、呼び起こす」
❖ "As my thoughts ~ "「分離という私の思いが、分離という他者の思いを呼び起こしたように、私の実相的な思いは、他者の心の中に実相的な思いを目覚めさせる」。自他一如が真実だと気付けば、あなたの真の思いは必ず他者の真の思いに繋がる。なぜなら、真の思いは単一だからだ。単一の神の子は、単一の心をもち、単一の思いを抱いているからだ。そして、その思いのすべては神に包摂され、神の思いの中にある。あなたの真の思いは神の思いでもある。



And the world my real thoughts show me will dawn on their sight as well as mine.
  • dawn [dɔ́ːn] : 「明ける、分かり始める、見え出す」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界、景色、眺め」
  • as well as : 「〜と同様に」
  • mine [máin] : 「私のもの」
❖ "And the world ~ "「そして、私の実相的な思いが私に見せてくれる世界は、私の世界と同様に、他者の視野の上に展開し始める」。あなたと他者は、同じ実相世界を目撃することになる。



4. I am not alone in experiencing the effects of my thoughts. (私の思いがもたらす影響を、私一人だけが経験するのではない)

I am alone in nothing. Everything I think or say or do teaches all the universe. 
  • teach [tíːtʃ] : 「〜を教える、指導する、学ばせる、悟らせる」
  • universe [júːnəvə̀ːrs] : 「宇宙、銀河、全世界」
❖ "I am alone ~ "意訳する、「私は、どこにいても、一人きりではない」。あなたはこの幻想世界に生きて他者と分離(孤立)しているかのように思いっているかもしれないが、それは誤りだ。基本的に、あなたは他者とも、また神とも、分離することなど出来ない。"Everything I think ~ "「私が考え、言い、行うことのすべては、宇宙のすべてを教えている」。あなたの思いのすべて、行いのすべては世界に反映され、世界を形作り、また逆に、その世界のすべては、あなたの思いや行いに反映され、あなたの思いや行動を形作る。他者の思いや行動も同様であり、あたかも無数の『こだま』が響き合うように、世界という大交響曲を作り上げている。
その思いや行動が実相的であったなら、真実や美の世界を形作ったであろうが、実際は、神の子の思いや行動は幻想的であって、この混沌に満ちた苦と痛みの幻想世界を偽創造してしまったのだ。この世界という大交響曲はめちゃくちゃな雑音と化してしまった。



A Son of God cannot think or speak or act in vain. He cannot be alone in anything. 
  • act [ǽkt] : 「行動する、振る舞う」
  • in vain [véin] : 「無駄に」
❖ "A Son of God ~ "「神の子は、無駄に考えたり話したり行動したりすることは出来ない」。"He cannot be ~ "「神の子は、どこにいても、たった一人にはなれないのだ」。神の子であるあなたは、幻想的な関係性の中で生きるか、実相的な関係性の中で生きるか、そのどちらか一つの生き方しか出来ない。それは、あなたの自由選択に任されている。もしあなたが実相的な関係性の中で生きることを選んだなら、あなたは今の生活を革命的に変化させることが出来る。



It is therefore in my power to change every mind along with mine, for mine is the power of God.
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • power [páuər] : 「力、能力、勢力、権限、権威」
  • change [tʃéindʒ] : 「〜を変える、〜を変更する、〜を変換する」
  • along with : 「〜と一緒に、〜とともに、〜に加えて」
❖ "It is therefore ~ "「したがって、私の心に沿ってすべての心を変えることは、私のパワーのうちにある」。"for mine is ~ "「なぜなら、私の(心の)パワーは、神のパワーであるからだ」。あなたの心が実相的に目覚めたなら、それは世界に反映され、他者に反映され、世界も他者も変えられる。そういうパワーをあなたの心はもっている。あなたの実相的な心は神の心であり、あなたの実相的なパワーは神のパワーであるからだ。



5. I am determined to see. (私は、見ると心に決めている)

Recognizing the shared nature of my thoughts, I am determined to see. 
  • determine [ditə́ːrmin] : 「決定する、決心させる」
  • be determined to : 「〜することを固く決心している、決意している」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • shared [ʃέərd] : 「共用の、共有の、共通の」
  • nature [néitʃər] : 「本質、特質、本性」
❖ "Recognizing the shared ~ "「私の思いが自然に分かち合われることを認識しているので、私は、見ると心に決めている」。あなたが真実を見ようと決心したなら、あなたはヴィジョンをもって真実を見ることが出来る。真実を見たいというあなたの思いは、必ず自然に分かち合われ、他者も同様に真実を見たいと決心するようになる。そして、あなたのヴィジョンで見た真実と他者がヴィジョンで見た真実は、これまた分かち合われて、新しい世界をそこに映し出す。今まで目にしてきた世界は完全に変化するのだ。



I would look upon the witnesses that show me the thinking of the world has been changed. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、目撃者、証人」
❖ "I would look upon ~ "意訳する、「世界の見方が変わったのだと証言する証拠を、私は見ようと思う」。具体的には、次の文。



I would behold the proof that what has been done through me has enabled love to replace fear, laughter to replace tears, and abundance to replace loss. 
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • proof [prúːf] : 「証拠、立証、証明、証し」
  • done [dʌ́n] : 「doの過去分詞」
  • through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、手を通して」
  • enable [enéibl] : 「 〜を可能にする、〜に可能性を与える」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
  • laughter [lǽftər] : 「笑い、楽しそうな表情」
  • tear [tíər] : 「涙、悲しみ、悲嘆」
  • abundance [əbʌ́ndəns] : 「 多量、豊富、多数、潤沢、裕福」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失、紛失」
❖ "I would behold ~ "「私を通してなされたことが、恐れを愛に置き換え、涙を笑いに置き換え、喪失を豊饒に置き換えることを可能とした証拠を、私は見たいと思う」。あなたが幻想的な思いを実相的な思いに変えることで、世界は完全に逆転する。恐れは愛に、涙は笑いに、喪失は豊饒に、あなたの思いが置き換えてしまうのだ。



I would look upon the real world, and let it teach me that my will and the Will of God are one.
  • look upon : 「〜を見る」
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
❖ "I would look upon ~ "「私は実相世界を目撃したい」。"and let it teach ~ "「そして、私の意思が神の意思と一つであることを実相世界に教えてもらいたい」。お分かりと思うが、あなたが実相に目覚めれば、あなたと他者が単一の神の子であること、つまり自他一如であることが認識出来ると同時に、あなたと神もまた分離させることない同体だと認識出来るのだ。究極的に、人神一如なのである。
 
 
 



W-pI.53.1:1 ~ W-pI.53.5:7

Lesson 53 



Review of Lessons 11 - 15


Today we will review the following:
  • review [rivjúː] : 「もう一度見る、見直す、洗い直す、振り返る」
  • following [fάlouiŋ] : 「次に来る、次の、以下の」
❖ "Today we will ~ "「今日は、私たちは次の復習をする」。



1. My meaningless thoughts are showing me a meaningless world. (私の意味のない思いは、私に意味のない世界を見せている)

Since the thoughts of which I am aware do not mean anything, the world that pictures them can have no meaning. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「thinkの過去・過去分詞形」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて」
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
  • picture [píktʃər] : 「〜を描写する、絵に描く、心の中に描く」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義、意図、真意」
❖ "Since the thoughts ~ "「私が意識している思いは何も意味しないので、それを描き出している世界も意味を持ち得ない」。あなたの思いを空(くう)なるスクリーンに投影して出来たイメージがこの世界である。この世界は、したがって、あなたの思いを描き出している。あなたの思いが幻想で意味がないなら、その反映である世界もまた幻想で意味がない。



What is producing this world is insane, and so is what it produces. 
  • produce [prədjúːs] : 「〜を作り出す、生産する、産む」
  • insane [inséin] : 「ばかげた、愚かな、常軌を逸した、正気でない」
❖ "What is producing ~ "「この世界を生み出したものは狂っている」。"and so is what ~ "「したがって、世界が生み出すものも狂っている」。この世界をイメージとして描き出しているあなたの心は正気を失っている。そんな世界が生み出すものもまた、正気を失っている。正気を失っているとは、実在しない幻想なのに、あたかも実在する現実だと錯覚していること。



Reality is not insane, and I have real thoughts as well as insane ones. 
  • reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
  • as well as : 「〜と同様に」
❖ "Reality is not ~ "「実相は狂っていない」。実相的な真実は確実に実在し、錯覚を誘うようなことはない。"and I have real ~ "「私は、狂った思いも持っているが、実相的な思いも同様に持っている」。あなたの心の中のエゴに支配された部分が狂った思いを抱いているのであって、あなたの心の奥底の最も純粋で神聖な部分にホーリー・スピリットが宿り、そこだけは正気な思いを抱き続けている。狂った思いとは、エゴの思考システムから生まれる思いであり、正気な思いはホーリー・スピリットの思考システムから生じる思いである。



I can therefore see a real world, if I look to my real thoughts as my guide for seeing.
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • look to : 「〜に目を向ける、〜に注意を向ける」
  • guide [ɡáid] : 「指導者、案内人、指針」
❖ "I can therefore ~ "「したがって、もし私が、実相的な思いを、(真実を)見るためのガイド役として見なすなら、私は実相世界を見ることが出来る」。"real world"は真実だけが実在する世界である。ホーリー・スピリットの思考システムに則った実相的な思いをガイド役としてそれに従えば、あなたは実相世界を見ることが出来る。あなたはヴィジョンを獲得して真実を目撃出来るのだ。



2. I am upset because I see a meaningless world. (私が意味のない世界をみているから、私は動揺しているのだ)

Insane thoughts are upsetting. They produce a world in which there is no order anywhere. 
  • upsetting [ʌpsétiŋ] : 「動揺させるような」
  • order [ɔ́ːrdər] : 「指令、命令、 順、順序、順番」
  • anywhere [énihwὲər] : 「どこでも、どこかに、どこへでも」
❖ "Insane thoughts ~ "「狂った思いが動揺させる」。"They produce ~ "「狂った思いが、秩序がどこにもない世界を生み出すのだ」。エゴの思考システムに支配された思いが、混沌とした世界を生み出す。混沌としているから、どこにも秩序はない。



Only chaos rules a world that represents chaotic thinking, and chaos has no laws. 
  • chaos [kéiɑs] : 「混沌、大混乱、カオス」
  • rule [rúːl] : 「統治する、支配する、牛耳る」
  • represent [rèprizént] : 「〜を表す、描く、描写する、意味する」
  • chaotic [keiɑ́tik] : 「大混乱の、無秩序状態の、混沌とした」
  • thinking [θíŋkiŋ] : 「考え、考えること、思考」
  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規、法令」
❖ "Only chaos rules ~ "「混沌だけが、混沌とした思いを表す世界を支配している」。"and chaos has ~ "「混沌は法を決してもたない」。秩序も法もルールももたないから混沌である。夜見る夢の混沌さを考えれば理解出来よう。夢にルールがあるだろうか? 秩序ある思考が夢の中で可能であろうか?



I cannot live in peace in such a world. I am grateful that this world is not real, and that I need not see it at all unless I choose to value it. 
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
  • grateful [ɡréitfəl] : 「感謝する、感謝している」
  • at all : 「全く〜ない、全然〜ない、少しも〜ない」
  • unless [ənlés] : 「〜でない限り、〜である場合を除いて」
  • choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
  • value [vǽljuː] : 「〜を高く評価する、〜を尊重する」
❖ "I cannot live ~ "「私はそんな世界で平和に生きてはいけない」。"I am grateful ~ "「私は、この世界が実在しないことに感謝する」。"and that I need ~ "「また、私がこの世界に価値を認めない限り、この世界を見る必要はないことに感謝する」。この世界が夢であることに感謝し、その夢に存在価値を認めない限り、夢など見る必要はないことに感謝する。



And I do not choose to value what is totally insane and has no meaning.
  • totally [tóutəli] : 「全く、完全に、全体的に、全体として」
❖ "And I do not ~ "「私は、完全に狂っていて意味などまったくないものに価値を認める選択はしない」。夢にも幻想にも価値を認めない。だから、あなたは幻想を見る必要はないのだ、この世界を見る必要はない。夢に過ぎない世界から目覚めることこそが必要なのだ。



3. A meaningless world engenders fear. (意味のない世界が恐れを生み出す)

The totally insane engenders fear because it is completely undependable, and offers no grounds for trust. 
  • totally [tóutəli] : 「全く、完全に、全体的に、全体として」
  • engender [endʒéndər] : 「〜を生じさせる、発生させる」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、懸念、心配、不安」
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に、全く」
  • undependable [ʌndipéndəbl] : 「頼りにならない」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、〜を提供する、〜を勧める」
  • ground [ɡráund] : 「根拠、原因、理由、基礎、基盤」
  • trust [trʌ́st] : 「信頼、信用」
❖ "The totally insane ~ "「完全に狂ったものはまったく頼りにならず、真実にとって何ら基盤を与えるものではないので、完全に狂ったものは恐れを生み出すのだ」。正気を失った思考は混沌とした世界を生み出し、狂った世界は真実が拠り所とする基盤を持たないので、あなたの不安を煽り、あなたの恐れを生み出す。


Nothing in madness is dependable. It holds out no safety and no hope. But such a world is not real. 
  • madness [mǽdnis] : 「狂気、熱狂、熱中」
  • dependable [dipéndəbl] : 「信頼できる、頼りになる」
  • hold out : 「差し出す、提供する、提出する」
  • safety [séifti] : 「安全、無事、無難なもの」
  • hope [hóup] : 「希望、願い」
❖ "Nothing in madness ~ "「狂気の中にあるものは、頼りにならない」。"It holds out ~ "「それは、安全性や希望を差し出すことは決してない」。だから、不安や恐れが生み出されてしまうのだ。"But such a ~ "「しかし、そんな世界は実在しない」。実在しているかに見えるが、単なる幻想である。



I have given it the illusion of reality, and have suffered from my belief in it. 
  • given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる、不快な経験をする」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
❖ "I have given it ~ "「私はそんな世界に、現実に見える幻想を与えてしまい、その存在を信じることで苦痛を強いられてきた」。"illusion of reality"を「現実に見える幻想」と訳してみた。この世界は圧倒的にリアルに見えるが、本当は幻想である。その世界に生きながら、あなたは苦と痛みを経験するのみであった。心の平和は得られなかった。



Now I choose to withdraw this belief, and place my trust in reality. 
  • withdraw [wiðdrɔ́ː] : 「取りやめる、やめる、断つ、引っ込める」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • trust [trʌ́st] : 「信頼、信用」
  • place one's trust in : 「〜を信頼する、〜に信頼を置く」
❖ "Now I choose to ~ "「今私は、世界の実在を信じることを止め、実相を信じる選択をする」。あなたは嘘の生き方を捨て、本当の生き方に回帰する選択をする。この選択をもって、あなたはホーリー・スピリットの力にすがる資格が出来たのである。絶対他力性の前提条件は、あなたが自由意思でそれを選択することだからだ。



In choosing this, I will escape all the effects of the world of fear, because I am acknowledging that it does not exist.
  • escape [iskéip] : 「逃げる、ずらかる、脱出する、抜ける」
  • effect [ifékt] : 「結果、影響、効果、効き目、効力」
  • acknowledge [æknάlidʒ] : 「認める、承認する、認識する」
  • exist [iɡzíst] : 「存在する、生きている、生存する」
❖ "In choosing this ~ "「これを選択することで、私は、恐れの世界のあらゆる影響から逃れることになる」。幻想から目覚めるのだから、幻想の恐れからも逃れられる。悪夢から目覚めるのだ。悪夢が与えた恐れから救われるのである。



4. God did not create a meaningless world. (神は、意味のない世界を創造したのではない)

How can a meaningless world exist if God did not create it? He is the Source of all meaning, and everything that is real is in His Mind. 
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義、意図、真意」
❖ "How can a meaningless ~ "「神が意味のない世界を創造したりしなかったのに、どうして意味のない世界が存在し得ようか」。意味のないこの幻想世界は神が創造したものではない。神の子が夢に描いている幻に過ぎない。神が世界を創造したのなら存在も出来ようが、そうではないのだから、この世界は存在していないのだ。"He is the Source ~ "「神は、あらゆる意味の源である」。"all meaning"「あらゆる意味」とは、あらゆる実在、あらゆる真実、ということ。"and everything ~ "「そして、実在するものはすべて、神の心の中にある」。神はすべてを包摂する存在である(all-encompassing)。神は実相のすべてを包み込んでいる。あらゆる実在する真実は神の心の中にあるのだ。



It is in my mind too, because He created it with me. Why should I continue to suffer from the effects of my own insane thoughts, when the perfection of creation is my home? 
  • create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
  • continue [kəntínjuː] : 「〜を続ける、継続する」
  • perfection [pərfékʃən] : 「完全、完璧、完成」
  • creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
❖ "It is in my mind ~ "「それは私の心の中にもある」。"because He ~ "「なぜなら、神は私と一緒に、それを創造したからだ」。あなたの真実のすべては、あなたが神と共に創造した真実である。それは永遠不変であり、今もあなたの心の中に存在する。"Why should I ~ "「創造の完全性が私の住み家だというのに、なぜ私は、私自身の狂った思いの影響に苦しめ続けられる必要があろう」。"perfection of creation"「創造の完全性」とは、神の創造した完全な真実性、ということ。つまり、神の心の中、ということ。神の心の中こそがあなたの故郷なのだから、あなたの狂った思いが生み出した結果であるこの世界に苦しめられ続ける必要はない。神の心の中に回帰すればいいのだ。



Let me remember the power of my decision, and recognize where I really abide.
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • decision [disíʒən] : 「決定、決断、決心」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」 
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
❖ "Let me remember ~ "「私の決断のパワーを思い起こそう」。あなたが真実に回帰しようと決断したことは、あなたの心がもつ強い力がなせる業(わざ)である。"and recognize ~ "「そして、私が本当に住んでいる場所を認識しよう」。あなたは神の子として、神の住む実相世界に住んでいるのだ。その事実を、心のパワーをもって信じよう。



5. My thoughts are images that I have made. (私の思いは、私が作ったイメージである)

Whatever I see reflects my thoughts. It is my thoughts that tell me where I am and what I am. 
  • whatever [hwʌtévər] : 「〜するのは何でも、どんなものが〜でも」
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、示す、反映する」
  • tell [tél] : 「〜に話す、言う、告げる、教える、伝える」
❖ "Whatever I see ~ "「私が目にするものは何でも、私の思いを反映する」。あなたは、見たいと思うもの見ている。"It is my thoughts ~ "「私の思いが、私がどこにいて、私は何者なのか、私に伝えている」。しかし、あなたは、「私は、美人(美男)になりたい、お金持ちになりたい、有名になりたい、尊敬されたい、人の上に立ちたい、と思っているのに、そんな思いは一つもこの世界に反映されずに、惨めな自分のままではないか」と反論するかもしれない。しかし、実は、あなたのこういう思いはこの世界に確実に反映されている。
あなたの狂った思いは、この世界を分離した二元論の世界として偽創造した。自分と他者は完全に分離し、美と醜、多と少、有名と無名、上と下、等々の序列が作られた。あなたは自分をこの序列のある一点に位置させ、序列の先を見て、そこに位置したいと欲を出しているに過ぎないのだ。世の美人でさえ、もっと美しくなりたいと欲を出し、世の金持ちも、もっと金を貯めたいと欲を出す。あなたと変わりないのである。分離を象徴する二元論世界にあっては、欲は避けて通れない。
ところが、もしあなたが一元論世界にあったらどうだろう。あなたと他者は自他一如であり、美と醜という区別は存在しないのだから、あなたは美しくなりたいと思うだろうか。あなたと同胞は同一であるのに、その同胞の上に立ちたいと思うだろうか。
あなたが「私は、美人(美男)になりたい、お金持ちになりたい、有名になりたい、尊敬されたい、人の上に立ちたい」と思っている限り、あなたの思いはこの世界に反映され、二元論の序列の中で生きていくしかないのだ。欲の世界に生きていくしかない。それはとても惨めで、苦であり痛みである。ならば、二元論世界を捨てて、分離も序列もない一元論世界へ移り住めばいい。幻想世界から実相世界へ目覚めて生まれ変わればいいだけの話しである。あなたがそれを意思し、選択すれば、その思いは確実に反映されて現実化する。ホーリー・スピリットがあなたを導いてくれるのだ。



The fact that I see a world in which there is suffering and loss and death shows me that I am seeing only the representation of my insane thoughts, and am not allowing my real thoughts to cast their beneficent light on what I see. 
  • fact [fǽkt] : 「事実、真相、現実、実際」
  • suffering [sʌ́(əriŋ] : 「苦しむこと、苦しみ、苦痛、苦難」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失、紛失」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
  • show [ʃóu] : 「示す、表す、表示する」
  • representation [rèprizentéiʃən] : 「表すこと、表現、描写」
  • allow [əláu] : 「許す、許可する」
  • cast [kǽst] : 「〜を投げる、投じる」
  • beneficent [bənéfəsənt] : 「慈悲深い、情け深い」
  • light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
"The fact that I ~ "「私が苦痛と喪失と死の存在する世界を目にしているという事実は、私が私の狂った思いの表れを見ているに過ぎないこと、そして、私の実相的な思いが私の見ているものの上に慈悲の光を投げかけるのを許していないということを示している」。あなたが実相的な思いを抱いて世界を見るなら、あなたの心は世界に対して愛の光を投げかけることが出来る。しかし、あなたが狂った思いで世界を見ている限り、世界は苦と痛みで満たされた世界としてあなたの目の前に展開する。



Yet God's way is sure. The images I have made cannot prevail against Him because it is not my will that they do so. My will is His, and I will place no other gods before Him.
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
  • prevail [privéil] against : 「〜に打ち勝つ、〜をしのぐ」
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
❖ "Yet God's way ~ "「しかし、神の業(わざ)は確実だ」。神の愛に満たされた思いは確実に現実化する。"The images I have ~ "「私がでっち上げたイメージは神に勝ることは出来ない」。幻想が実相に勝ることは不可能だ。"because it is ~ "「私のイメージが神に勝って欲しいというのは私の意思ではないからだ」。あなたの正しい心が意思することは、神と共に生きることであって、神を駆逐して神の上に立とうとすることではない。"My will is ~ "「私の意思は神の意思であり、私は神の前に、他のどんな神も置くことはしまい」。
 
 
 



W-pI.52.1:1 ~ W-pI.52.5:7

Lesson 52 



Review of Lessons 6 - 10


Today's review covers these ideas:
  • review [rivjúː] : 「復習、再考、再吟味、再調査」
  • cover [kʌ́vər] : 「取り上げる、取り扱う、対象にする、含める」
❖ "Today's review ~ "「今日の復習は、次のものの見方を取り上げる」。

1. I am upset because I see what is not there. (そこにないものを見ているから、私は動揺している)

Reality is never frightening. It is impossible that it could upset me. Reality brings only perfect peace. 
  • upset [ʌpsét] : 「混乱して、動揺して、気が動転して、取り乱して」
  • reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
  • frightening [fráitniŋ] : 「恐ろしい、怖い、ゾッとするような」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • upset [ʌpsét] : 「動揺させる、苦しめる、困らせる」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「申し分がない、完全な、完璧な」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
❖ "Reality is never ~ "「実相は、決して怖いものではない」。"It is impossible ~ "「実相が私を動揺させるなんて不可能だ」。"Reality brings ~ "「実相は完璧な平和だけをもたらしてくれる」。幻想はこの逆である。幻想は怖いものであり、あなたを動揺させることが可能で、完璧な混乱をもたらす。



When I am upset, it is always because I have replaced reality with illusions I made up. 
  • always [ɔ́ːlweiz] : 「いつも、以前からずっと、常にいつでも」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • make up : 「作り上げる、作り出す、考え出す、捏造する」
❖ "When I am upset ~ "「私が動揺するとき、それはいつも、私が実相を私がでっち上げた幻想に置き換えてしまったからだ」。レベル・コンフュージョンを起こしてしまって動揺するのだ。幻想を実在だと勘違いしてしまうところに動揺が生まれる。



The illusions are upsetting because I have given them reality, and thus regard reality as an illusion. 
  • upsetting [ʌpsétiŋ] : 「動揺させるような」
  • given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
  • thus [ðʌ́s] : 「それ故に、従って、このようにして」
  • regard [riɡάːrd] : 「見なす、思う、考える」
❖ "The illusions are ~ "「私が幻想に実在性を与え、したがって、実相を幻想と見なしてしまったから、幻想は動揺させるのだ」。あなたは、夜見る夢の中の出来事を実在だと信じるとき、夢の中で動揺するのである。単なる夢に過ぎないと認識出来さえすれば、動揺することも恐れることもない。



Nothing in God's creation is affected in any way by this confusion of mine. I am always upset by nothing.
  • creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
  • affect [əfékt] : 「影響を与える、〜に作用する」
  • in any way : 「何らか、多少なりとも、形はどうあれ」
  • confusion [kənfjúːʒən] : 「混乱状態、混乱、混同、当惑」
  • mine [máin] : 「私のもの」
❖ "Nothing in God's ~ "「神が創造したものは何ものも、私がでっち上げたものによるこの混乱によって、多少なりとも影響を受けることはない」。神が創造するものは真実であり実在である。その実相が、あなたのでっち上げた夢の産物が実在だと信じることで生じる混乱に影響を受けることはない。夜見る夢が実在だと信じて混乱や動揺を起こしても、目覚めれば、何の影響もないことと同じだ。神の創造はこの夢の世界のものではなく、実在する目覚めた実相世界の現実なのだから。



2. I see only the past. (私は過去だけを見ている)

As I look about, I condemn the world I look upon. I call this seeing. 
  • past [pǽst] : 「過去、昔、過ぎたこと、過去のこと」
  • look about : 「周りを見回す、周囲に気を付ける、目を配る」
  • condemn [kəndém] : 「〜を非難する、責める」
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "As I look about ~ "「私は周りを見渡しながら、目にする世界を非難する」。"I call this ~ "「これを、私は見ることだと呼んでいる」。あなたに苦と痛みを強いる世界をあなたは目にして非難する。それをあなたは、自分は世界を見ていると呼んでいる。つまり、非難に値する幻想世界を目にしていることを、あなたは見るという行為に結びつけている。本当は幻想を見ているだけで、何も見てはいないのだ。夜見る夢の苦と痛みをあなたは非難し、その惨状を確かに見ていると主張するだろうが、本当はあなたは目を閉じて眠っているだけなのだ。閉じられた目は何も見てはいない。



I hold the past against everyone and everything, making them my enemies. 
  • hold [hóuld] : 「〜の状態にしておく、維持する、保持する」
  • hold against : 「〔敵など〕に抵抗する」
  • against [əɡéinst] : 「〜に反対して、〜に逆らって、〜にそむいて」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵国、かたき」
❖ "I hold the past ~ "意訳する、「私は過去において、あらゆる人々、あらゆる物事に抵抗してきた」。"making them ~ "「そして、それらを私の敵に仕立て上げてきた」。あなたは、エゴの思考システムに則って、奪われる前に奪い取り、得るために奪い、嘘でも自己正当化し、嘘でも他者を非難してきた。これが、あなたの過去であり、過去の生き方であった。他者はあなたの敵であった。



When I have forgiven myself and remembered Who I am, I will bless everyone and everything I see. 
  • forgiven [fərɡívn] : 「forgiveの過去分詞」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する、勘弁する」
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • bless [blés] : 「〜を祝福する、〜を神聖にする、〜を賛美する」
❖ "When I have ~ "「私が私自身を赦し、私が誰であるか思い出したとき、私は目にするあらゆる人達とあらゆるものを祝福するだろう」。目にする世界が幻想だと認識し、それを受け入れて幻想を赦すとき、あなたは幻想を消滅させることが出来る。その結果、真実が見えてくる。あなたが本当は神の子であると思い出すのだ。もちろん、同胞達も同様に神の子であると認識出来、互いに祝福し合えるのである。



There will be no past, and therefore no enemies. And I will look with love on all that I failed to see before.
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • before [bifɔ́ːr] : 「以前に、前に、早く、先に」
❖ "There will be ~ "「過去はどこにもなくなるだろうし、したがって敵も存在しなくなる」。幻想が消滅するのだから、過去もなくなり、敵もなくなる。"And I will look ~ "「そして、以前は見るのが怖かったすべてに対して、愛をもって見ることが出来るだろう」。



3. My mind is preoccupied with past thoughts. (私の心は、過去の思いに夢中になっている)

I see only my own thoughts, and my mind is preoccupied with the past. What, then, can I see as it is? 
  • preoccupied [priάkjupàid] : 「夢中になった、頭がいっぱいで」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • as it is : 「そのままに、ありのままに」
❖ "I see only my ~ "「私は、私自身の思いだけに目を向けている」。"and my mind is ~ "「そして、私の心は、過去に夢中だ」。"What, then, can ~ "「そんな私が、ありのままに見ることが出来るだろうか」。過去の経験を基準にして物事を評価判断してばかりいるので、物事の現在の本当の姿が見えない。過去の幻想に心が捕われているので、現在の真実が見えてこないのだ。



Let me remember that I look on the past to prevent the present from dawning on my mind. 
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • look on : 「〜を見る」
  • prevent [privént] A form B : 「AにBをさせない」
  • present [préznt] : 「今、現在」
  • dawn [dɔ́ːn] : 「明ける、分かり始める、見え出す」
❖ "Let me remember ~ "意訳する、「現在の物事が私の心に見え出して来るのを妨げようとして、私は過去ばかりを見ているのだと覚えておこう」。現在の真実を目にするのが怖いので、それから目を背けようとして過去ばかりを見ている。



Let me understand that I am trying to use time against God. 
  • understand [ʌ̀ndərstǽnd] : 「理解する、分かる、把握する」
  • against [əɡéinst] : 「〜に反対して、〜に逆らって、〜にそむいて」
❖ "Let me understand ~ "「私は神に反して時間を使おうとしていることを理解しよう」。時間は学びのための補助装置である。したがって、「神に反して」とは、実相に目覚めるための学びに時間を利用せずに、といった意味合いになる。



Let me learn to give the past away, realizing that in so doing I am giving up nothing.
  • learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる、〜を覚える、知る」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • give up :  「あきらめる、断念する、降伏する」
❖ "Let me learn to ~ "「過去を駆逐することを学ぼう」。"realizing that ~ "「そして、過去を駆逐する中で、無なるものを諦めているのだと知ろう」。"nothing"「無なるもの」とは、もちろん存在しない幻想のこと。空(くう)である。過去それ自体も無であり、空である。それを払拭して(諦めて)、実在をヴィジョンで見ようと願うのである。



4. I see nothing as it is now. (私は、今あるがままに、何も見てはいない)

If I see nothing as it is now, it can truly be said that I see nothing. I can see only what is now. 
  • truly [trúːli] : 「全く、本当に、真に、正確に」
❖ "If I see nothing ~ "「もし私が、今あるがままに何も見ていないなら、私は何も見てはいないと確かに言える」。幻想に騙されて見ているように感じているだけで、本当は何も見てはいない。"I can see ~ "「私は、今あるものだけを見ることが出来るのだ」。過去は幻想であるから、過去を見ることは何も見ていないことを意味する。あなたが見ることが出来るのは、したがって、今しかない。今ある事実しか見ることは出来ないのだ。



The choice is not whether to see the past or the present; the choice is merely whether to see or not. 
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
  • whether [hwéðər] : 「〜かどうか、〜であろうとなかろうと」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
❖ "The choice is ~ "「選択は、過去を見るか現在を見るかということではない」。"the choice is ~ "「選択は、ただ単に、見るか見ないかなのだ」。見ることを選択したなら、過去を排除して今現在だけに視線を注がなくてはいけない。



What I have chosen to see has cost me vision. Now I would choose again, that I may see.
  • chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
  • cost [kɔ́st] : 「〜に負担をかける、犠牲を払わせる、〜に…を失わせる」
  • vision [víʒən] : 「先見の明、洞察力、想像力、視覚、視力」
  • again [əɡéin] : 「再び、かさねて、この場合もやはり」
❖ "What I have chosen ~ "「私が選んでいたことは、私にヴィジョンを犠牲にさせた」。あなたは今までずっと過去を見ることを選択してきたので、真実を見抜くヴィジョンを得ることが出来なかったのだ。幻想にばかり目を向けて、ヴィジョンを犠牲にしてきたのだ。"Now I would ~ "「今私は、再び選択し直そう」。今度こそ、現在を見ることを選択するのだ。"that I may ~ "「そうすれば、見ることが出来るだろう」。



5. My thoughts do not mean anything. (私の思いは、何も意味してはいない)

I have no private thoughts. Yet it is only private thoughts of which I am aware. What can these thoughts mean? 
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
  • private [práivət] : 「私的な、自分だけが持つ」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて」
❖ "I have no private ~ "「私は、個人的な思いを抱くことはない」。神から孤立したあなただけの思いも、神の子として自他一如である同胞から孤立したあなただけの思いも、あなたは持つことは出来ない。"Yet it is only ~ "意訳する、「しかし、私は個人的な思いを抱いていると思っているだけだ」。"What can these ~ "「そんな思いとは、いったい何を意味するのだろう」。意味はない。実相から孤立した思いは、何も意味してはいないのだ。実相から孤立するとは、すなわち幻想であるから、そんな思いはそもそも存在しないのである。



They do not exist, and so they mean nothing. Yet my mind is part of creation and part of its Creator. 
  • exist [iɡzíst] : 「存在する、生きている、生存する」
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
  • creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
❖ "They do not ~ "「そんな思いは存在しない」。"and so they ~ "「したがって、何も意味しない」。"Yet my mind ~ "「しかし、私の心は創造されたものの一部であり、創造主である神の一部である」。あなたの心は、それを創造した神の一部であって、神から決して分離出来るようなものではない。



Would I not rather join the thinking of the universe than to obscure all that is really mine with my pitiful and meaningless "private" thoughts?
  • rather [rǽðər] than : 「〜よりはむしろ、かえって」
  • join [dʒɔ́in] : 「参加する、交わる、一緒になる、結合する」
  • universe [júːnəvə̀ːrs] : 「宇宙、銀河、全世界」
  • obscure [əbskjúər] : 「〜を曖昧にする、見えなくする」
  • really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」 
  • mine [máin] : 「私のもの」
  • pitiful [pítifəl] : 「哀れな、惨めな、かわいそうな」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無益な、価値のない」
❖ "Would I not rather ~ "「私の惨めで意味のない『個人的な』思いで本当の私の思いを曖昧にすることよりも、むしろ天の王国の思いと一緒になりたいと、私は思わないだろうか」。切実に思う、ということ。"universe"「宇宙」を、ここでは天の王国と意訳した。神の住む実相世界のことだ。したがって、"thinking of the universe"は「神の思い」と解釈していい。
 
 
 



W-pI.51.1:1 ~ W-pI.51.5:6

Lesson 51



Review of Lessons 1 - 5


The review for today covers the following ideas:
  • review [rivjúː] : 「復習、再考、再吟味、再調査」
  • cover [kʌ́vər] : 「取り上げる、取り扱う、対象にする、含める」
  • following [fάlouiŋ] : 「次に来る、次の、以下の」
❖ "The review for ~ "「今日の復習は、以下のものの見方をカバーしている」。


1. Nothing I see means anything. (私が目にするものは何の意味ももたない)

The reason this is so is that I see nothing, and nothing has no meaning. It is necessary that I recognize this, that I may learn to see. 
  • reason [ríːzn] : 「理由、動機、原因、根拠」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義、意図、真意」
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる、〜を覚える、知る」
❖ "The reason this ~ "「こうである理由は、私は何も見ていなし、何も意味をもたないからである」。あなたが圧倒的なリアルさで見ているものは幻想であり、あなたは夢を見ている過ぎないから、現実的には本当は何も見てはいない。見ていると思っているものは実在せず、したがって、何の意味ももたない。"It is necessary ~ "「私はこのことを認識し、(真に実在するものを)見ることを学ぶ必要がある」。幻想を実在だと錯覚する知覚を修正し、真実を見抜くヴィジョンを獲得する必要がある。



What I think I see now is taking the place of vision. I must let it go by realizing it has no meaning, so that vision may take its place.
  • take the place of : 「〜の代わりをする、〜に取って代わる」
  • vision [víʒən] : 「先見の明、洞察力、想像力、視覚、視力」
  • let go : 「放す、手放す、解放する、捨てる、あきらめる」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
❖ "What I think I ~ "「今私が見ていると思っているものは、ヴィジョンに取って代わったものである」。実在を黒雲で覆い隠して、非実在の幻想を見ているに過ぎない。空(くう)なるキャンバスに心を投射することによって、イメージを描いているだけだ。"I must let it ~ "「ヴィジョンが自分の位置を確保するために、私は、目にするものは意味をもたないのだと認識することで、目にしているもの(幻想)を手放さなくてはならない」。知覚を修正しヴィジョンを獲得するために、目にしているものが実在せず、したがって意味を持たないのだと認識する必要がある。



2. I have given what I see all the meaning it has for me. (私は、私が目にするものに対して、それが私にとってもつべき意味のすべてを与えた)

I have judged everything I look upon, and it is this and only this I see. 
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "I have judged ~ "「私は、見るものすべてを判断してきた」。"and it is this ~ "「これが、これだけが、私が見ているものである」。あなたが見ているものは、あなたの理性的な頭脳が判断評価した内容に従って心が描き出したイメージである。そしてあなたの知覚は、そのイメージを実在だと主張するのである。



This is not vision. It is merely an illusion of reality, because my judgments have been made quite apart from reality. 
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、意見、分別」
  • quite [kwáit] : 「すっかり、全く、完全に」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
❖ "This is not ~ "「これはヴィジョンではない」。"It is merely ~ "「それは単に、幻想的な現実に過ぎない」。"illusion of reality"「幻想的な現実」とは、心が描いたイメージ(幻想)を現実だと思うこと。幻想を実相と取り違える知覚はヴィジョンではない。"because my judgments ~ "「なぜなら、私の判断は、実相と完全に離れて下されてきたからだ」。真実を見抜くヴィジョンによって真偽の判断が出来ないものだから、理性による判断に頼ってきたのだ。



I am willing to recognize the lack of validity in my judgments, because I want to see. 
  • be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する、〜に前向きである」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • lack [lǽk] : 「不足、欠乏、欠如、欠落」
  • validity [vəlídəti] : 「妥当性、正当性、正しいこと」
❖ "I am willing to ~ "「私は、私の判断に正当性が欠けていると喜んで認めよう」。"because I want ~ "「なぜなら、私は見たいからだ」。もちろん、ヴィジョンによって見ることを切望している、ということ。



My judgments have hurt me, and I do not want to see according to them.
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • according [əkɔ́ːrdiŋ] to : 「〜に従って、〜と一致して」
❖ "My judgments ~ "「私の判断は私を傷つけてきた」。"and I do not ~ "「私は、私の判断に従ってものを見たいとは望まない」。肉体的な目はあなたの判断に支配されている。その結果、あなたは幻想世界の苦と痛みを見続けてきた。そんな肉体の目を離れて、あなたは心の目、すなわちヴィジョンでものを見たいと望んでいる。心の平和を切望している。



3. I do not understand anything I see. (私は、私が目にするものを何も理解していない)

How could I understand what I see when I have judged it amiss? What I see is the projection of my own errors of thought. 
  • amiss [əmís] : 「間違って、不適当に、場違いに」
  • projection [prədʒékʃən] : 「投影、射影、投射、映写」
  • error [érər] : 「誤り、間違い」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
❖ "How could I ~ "「私が誤って判断したというのに、どうして私は見たものを理解出来よう」。たとえば、あなたは物質は実在すると誤って判断したから、物質はあなたの心が描き出した幻想だと理解することが出来ない。"What I see is ~ "「私が目にするものは、私自身の思考の誤りの投影に過ぎない」。あなたの肉体も目にする物質も、すべては分離を象徴する偶像である。二元論世界を象徴する錯覚なのだ。これを支えているのがエゴの思考システムであり、エゴの思考システムに則った思考を心の外部に投射してイメージ化したものに過ぎない。



I do not understand what I see because it is not understandable. There is no sense in trying to understand it. 
  • understandable [ʌ̀ndərstǽndəbl] : 「理解できる、分かる、無理からぬ」
  • there is no sense in ~ing : 「〜することには意味がない」
❖ "I do not understand ~ "「それは理解不能なものなので、私は目にするものを理解出来ない」。"There is no sense ~ "「それを理解しようとすることには意味がない」。幻想には意味がない。意味のないものを理解することは不可能だ。理解しようと試みることも意味がない。夜見る夢の中に出てきた様々なものを、あなたは理解出来ないのと同様である。



But there is every reason to let it go, and make room for what can be seen and understood and loved. 
  • reason [ríːzn] : 「理由、動機、原因、根拠」
  • make room for : 「〜のためのスペースをあける、〜に席を譲る」
  • understood [ʌ̀ndərstúd] : 「understandの過去・過去分詞形」
❖ "But there is ~ "「しかし、それを手放し、見ることが可能なものに席を譲り、理解し、愛することには、十分な理由がある」。幻想を手放し、ヴィジョンが見ることの出来るものに席を譲れば、あなたは理解も可能だし、見たものを愛することも出来るのだ。「十分な理由」と訳したが、「十分に正当な理由」といった意味合い。ヴィジョンを得て、真実を見たいと望むことは十分に正当な理由となる。



I can exchange what I see now for this merely by being willing to do so. Is not this a better choice than the one I made before?
  • exchange [ikstʃéindʒ] : 「〜を交換する、〜を引き替える」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • better [bétər] : 「より良い、より望ましい」
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
  • before [bifɔ́ːr] : 「以前に、前に、早く、先に」
❖ "I can exchange ~ "「私は、単に喜んでそうしたいと思うことで、私が目にしているものをこれ(ヴィジョン)と交換することが出来る」。"Is not this ~ "「これは、私が以前になした選択よりもずっと良い選択ではないだろうか」。"one I made before"「以前になした選択」とは、知覚が捉えたイメージを実在だと判断する選択のこと。知覚をヴィジョンと交換することは良い選択だ。



4. These thoughts do not mean anything. (これらの思いは、何も意味しない)

The thoughts of which I am aware do not mean anything because I am trying to think without God. 
  • be aware [əwέər] of : 「〜を承知している、〜に気付いている、知っている」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たずに」
❖ "The thoughts of ~ "「私は神なしで考えようとしているので、私が意識している思いは何も意味しない」。「神なしで」とは、ここではヴィジョン抜きで、という意味合い。頭脳による理性的な思考は、ヴィジョンを欠いているので幻想である。幻想の思考は意味がない。



What I call "my" thoughts are not my real thoughts. My real thoughts are the thoughts I think with God. 
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
❖ "What I call ~ "「私が、『私の』思いと呼んでいるものは、私の本当の思いではない」。エゴの思考であり、幻想的な思いである。"My real thoughts ~ "「私の本当の思いは、私が神と共に考える思いである」。ヴィジョンをもって考えるとき、それがあなたの本当の実相的な思いである。



I am not aware of them because I have made my thoughts to take their place. 
  • be aware of : 「〜を承知している、〜に気付いている」
  • take one's place : 「〜の代わりをする、〜と交代する」
❖ "I am not aware of ~ "「私は私の本当の思いに気付いていない」。"because I have ~ "「というのも、私の思いを本当の思いと入れ替えてしまったからだ」。レベル・コンフュージョンを起こしてしまったのだ。実相と幻想がひっくり返ってしまった。



I am willing to recognize that my thoughts do not mean anything, and to let them go. 
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • let go : 「放す、手放す、解放する、捨てる、あきらめる」
❖ "I am willing to ~ "「私は、私の思いは何も意味しないと喜んで認識したいし、それを手放してしまおう」。



I choose to have them be replaced by what they were intended to replace. My thoughts are meaningless, but all creation lies in the thoughts I think with God.
  • choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
  • have [həv] : 「〜に〜させる」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する」
  • intend [inténd] : 「〜するつもりである、〜を意図する」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「 意味のない、無益な、価値のない」
  • creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
❖ "I choose to have ~ "意訳する、「私は、私の思いを本当の思いに置き換えることを選択する」。"My thoughts are ~ "「私の思いは意味がない」。"but all creation ~ "「しかし、あらゆる創造物は、私が神と共に考える思いの中に存在する」。あなたの思いは幻想であって、幻想の思いが作り出す物は存在しない。知覚に騙されて存在しているように見えるだけだ。しかし、あなたが神と共に考える本当の思いは、これは実相的な想念であって、想念は現実化し、実在の創造物を生み出す。実相世界には、あなたの本当の想念が創造した真実が至るところに存在するのだ。



5. I am never upset for the reason I think. (私は、私が思っている理由で動揺しているのではない)

I am never upset for the reason I think because I am constantly trying to justify my thoughts. 
  • upset [ʌpsét] : 「動揺して、気が動転して、取り乱して、狼狽して」
  • reason [ríːzn] : 「理由、動機、原因、根拠」
  • constantly [kάnstəntli] : 「絶えず、しきりに、絶え間なく、常に」
  • justify [dʒʌ́stəfài] : 「正当化する、正当だと説明する」
❖ "I am never upset ~ "「私は絶えず私の思いを正当化しているので、私が考える理由で動揺しているのでは決してない」。あなたは、常に自分の思いを正当化し、自分が正しいと思っているから、それを理由に動揺することはない。



I am constantly trying to make them true. I make all things my enemies, so that my anger is justified and my attacks are warranted. 
  • make [méik] : 「〜の状態を作り出す、〜にする」
  • true [trúː] : 「真の、真実の、本当の、本物の」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵国、かたき」
  • so that : 「〜できるように、〜するために、その結果」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • justify [dʒʌ́stəfài] : 「正当化する、正当だと説明する」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • warrant [wɔ́ːrənt] : 「〜を正当化する、保証する」
❖ "I am constantly ~ "「私は絶えず自分の思いを正しいものにしようとしている」。"I make all ~ "「私はすべてのものを私の敵に回している」。"so that my anger ~ "「それは、私の怒りを正当化し、私の攻撃性を正しいと保証するためである」。あなたは、あなたの理性的判断によって、自分の思いは正当であると主張し続けている。あなたが怒るのも当然であり、あなたが攻撃したくなるのも正当だと判断する。その結果、あなたは周りに多くの敵を作ってきた。



I have not realized how much I have misused everything I see by assigning this role to it. 
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • misuse [misjúːz] : 「誤用する、悪用する、乱用する」
  • assign [əsáin] : 「〜を割り当てる、指定する、任命する、与える」
  • role [róul] : 「役、役柄、役割、役目、任務」
❖ "I have not realized ~ "「私が目にするあらゆるものにこんな役割を割り当てることで、それをどんなに誤って使ってきたか、私は気付くことがなかった」。あなたが目にするものは幻想であるにもかかわらず、その実在性を信じて、あなたの思いを正当化する道具に使ってきたのだ。幻想に対して、そういう役割を与えてきたのだ。あるいは、あなたの思いが、目にするものの実在性を正当化してきたのである。どんなに誤用に誤用を重ねてきたか、それに気付くことさえ今までなかった。



I have done this to defend a thought system that has hurt me, and that I no longer want. I am willing to let it go.
  • done [dʌ́n] : 「doの過去分詞」
  • defend [difénd] : 「守る、防御する」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • no longer : 「もはや〜でない」
❖ "I have done this ~ "「私を傷つけ続ける思考システムを守るために、私はこんなことをし続けてきたのだ」。"and that I no ~ "「もう、そんな思考システムを望みはしない」。"I am willing ~ "「そんな思考システムは喜んで手放そう」。もちろん、この思考システムはエゴの思考システムである。幻想を実在だと信じさせ、攻撃の道具に使わせてきたのだ。得るためには奪え、奪われる前に奪い取れ、攻撃される前に攻撃せよ、殺される前に殺してしまえ、嘘でもいいから自己正当化せよ、嘘でもいいから他者を非難せよ、これがこの世の幻想を巡る争奪戦の基本原則である。エゴの思考システムがあなたに教えてきた鉄則である。その結果、あなたも他者も傷ついてきたのだ。もうそんなエゴの思考システムは捨て去って、ホーリー・スピリットの思考システムに回帰すべきである。
 
 
 



First Review



Introduction


1. Beginning with today we will have a series of review periods. 
  • beginning with : 「〜を発端に」
  • series [síəriːz] : 「連続、シリーズ、一組、連続試合、系」
  • review [rivjúː] : 「復習、再考、再吟味、再調査」
  • period [píəriəd] : 「期間、時期、時間」
❖ "Beginning with today ~ "「今日から私たちは、一連の復習期間に入る」。今まで練習してきてきたことを復習し、上塗りして、基礎固めを行うのだ。



Each of them will cover five of the ideas already presented, starting with the first and ending with the fiftieth. 
  • cover [kʌ́vər] : 「取り上げる、取り扱う、対象にする、含める」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
  • present [préznt] : 「渡す、提示する、伝える、述べる」
  • start with : 「〜から始める、〜に端を発する」
  • end with : 「〜で終了する、最後に〜が付いている」
❖ "Each of them ~ "「各復習は、既に述べられたものの見方を5つ取り上げる」。"starting with the first ~ "「一番目から初め、50番目で終わる」。今まで練習してきたレッスン1からレッスン50までを10分割して、1日に5レッスンを10日間に渡って復習するわけだ。



There will be a few short comments after each of the ideas, which you should consider in your review. 
  • few [fjúː] : 「少ない、わずかの、少数の」
  • short [ʃɔ́ːrt] : 「短い、短期間の」
  • comment [kɑ́ment] : 「論評、コメント、意見、解説、注釈」
  • after [ǽftər] : 「〜の後で、〜の後ろに、〜の後に」
  • consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
❖ "There will be ~ "「各ものの見方の後に、わずかの短いコメントを載せておいたので、あなたが復習するときにそれを熟考すべきである」。コメントもしっかり読んで、よく、考えなさい。



In the practice periods, the exercises should be done as follows:
  • practice period : 「練習期間」
  • exercise [éksərsàiz] : 「練習、訓練、課題、学課」
  • done [dʌ́n] : 「doの過去分詞」
  • as follows : 「次の通りに」
❖ "In the practice periods ~ "「練習に際しては、エクササイズは次のようになされるべきである」。



2. Begin the day by reading the five ideas, with the comments included. 
  • include [inklúːd] : 「含める、含有する、包含する」 
❖ "Begin the day ~ "「コメントを含めて、5つのものの見方を読むことから一日を始める」。



Thereafter, it is not necessary to follow any particular order in considering them, though each one should be practiced at least once. 
  • thereafter [ðὲərǽfər] : 「それ以来、その後」
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う、追随する」
  • particular [pərtíkjulər] : 「特定の、独特の、特段の、特有の、特殊な」
  • order [ɔ́ːrdər] : 「指令、命令、 順、順序、順番」
  • though [ðóu] : 「〜だけれども、〜だけど、そうは言うものの」
  • practice [prǽktis] : 「〜を実行する、順守する、実践する、実施する」
  • at least : 「少なくとも、最少に見ても」
❖ "Thereafter, it is ~ "「その後、ものの見方をよく考える時、特別な指示に従う必要はないが、各ものの見方は少なくとも一回は練習すべきである」。"order"を「指示」と訳したが、「順序」と考えてもいい。つまり、順序はどうでもいい、ということ。



Devote two minutes or more to each practice period, thinking about the idea and the related comments after reading them over. 
  • devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる、専念させる」
  • related [riléitid] : 「 関係のある、関連した」
  • read over :「 読み合わせをする、通読する、読み返す」
❖ "Devote two minutes ~ "「各練習に2分かそれ以上を充て、」"thinking about ~ "「読み終えたら、ものの見方や関連したコメントについて考える」。1回の復習に5つのテーマがあるから、1回の練習で最低10分は時間を要することになる。コメントを考える時間も入れれば、10分以上の時間を1回の練習に充てるわけだ。



Do this as often as possible during the day. If any one of the five ideas appeals to you more than the others, concentrate on that one. 
  • often [ɔ́fən] : 「しばしば、たびたび、ちょくちょく」
  • as A as possible [pάsəbl] : 「できるだけAの」
  • during [djúəriŋ] : 「〜の間ずっと、〜の期間に、〜の間に」
  • appeal [əpíːl] : 「気に入る、興味をそそる、魅力がある」
  • concentrate on : 「〜に集中する、〜に注意を向ける」
❖ "Do this as often as ~ "「一日を通して、出来るだけ頻繁にこれを実行しなさい」。"If any one of ~ "「もし、5つのものの見方の中で何かの1つが他のものよりあなたを引きつけたなら、その1つに集中しなさい」。



At the end of the day, however, be sure to review all of them once more.
  • sure [ʃúər] : 「きっと (〜する)」
  • be sure to : 「必ず〜しなさい、〜するように気を付けなさい」
  • review [rivjúː] : 「もう一度見る、見直す、洗い直す、振り返る」
  • once more : 「もう一度」
❖ "At the end of ~ "「しかし、一日の終わりには、もう一度すべてのものの見方を必ず復習するようにしなさい」。寝る前にでも、5つのテーマを全部実行すればいい。



3. It is not necessary to cover the comments that follow each idea either literally or thoroughly in the practice periods. 
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • cover [kʌ́vər] : 「取り上げる、取り扱う、対象にする、含める」
  • follow [fάlou] : 「〜に続く、〜の次に来る」
  • neither [níːðər] A nor B : 「AでもなくBでもない、AとBのどちらも〜ない」
  • literally [ítərəli] : 「文字どおり、本当に、まさに」
  • thoroughly [θə́ːrouli] : 「完全に、すっかり、徹底的に、じっくり」
❖ "It is not necessary ~ "「各ものの見方に続くコメントを、文字通りにも徹底的にも練習時間内にカバーする必要はない」。コメントはあくまでもコメントとして、気軽に受け入れるだけでいい。



Try, rather, to emphasize the central point, and think about it as part of your review of the idea to which it relates. 
  • rather [rǽðər] : 「それどころか、もっと正確に言えば、正しくは」
  • emphasize [émfəsàiz] : 「強調する、力説する」
  • central [séntrəl] : 「中心の、主要な、中心となる、重要な」
  • point [pɔ́int] : 「要点、核心、真意、特徴、特質」
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
  • relate [riléit] : 「結び付ける、関連付ける」
❖ "Try, rather, to ~ "「むしろ、中心となっているポイントに力を注ぎなさい」。"and think about ~ "「コメントは、中心ポイントに関連したものの見方の復習の一部として考えるように」。中心ポイントは、あなたを引きつけているものの見方。コメントはその理解を深めるための補助教材と思えばいいわけだ。



After you have read the idea and the related comments, the exercises should be done with your eyes closed and when you are alone in a quiet place, if possible.
  • after [ǽftər] : 「〜した後で、〜してから」
  • related [riléitid] : 「 関係のある、関連した」
  • alone [əlóun] : 「独りで、孤立して、独力で、単独で」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な、平穏な、穏やかな」
  • place [pléis] : 「場所、個所」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る、実行できる」
❖ "After you have read ~ "「ものの見方と関連したコメントを読み終えた後で、可能なら静かな場所で一人きりで、目を閉じながらエクササイズを実行するべきである」。



4. This is emphasized for practice periods at your stage of learning. 
  • stage [stéidʒ] : 「段階、局面」
  • learning [lə́ːrniŋ] : 「習うこと、学ぶこと、学習」
❖ "This is emphasized ~ "「このことは、あなたの学びのこの段階では、練習にとって(有益であると)強調しておいていいだろう」。一人、静かな場所で目を閉じてエクササイズすることは、今のあなたには非常に有益だ。



It will be necessary, however, that you learn to require no special settings in which to apply what you have learned. 
  • learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
  • require [rikwáiər] : 「〜を必要とする、求める、〜に要求する」
  • special [spéʃəl] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
  • setting [sétiŋ] : 「設定、背景、環境、背景」
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する、当てはめる」
❖ "It will be necessary ~ "「しかし、あなたが学んだとこを適用するために特別なセッティングを必要としないと学ぶ必要はあろう」。一人、静かな場所で目を閉じてエクササイズすることは有益なのだが、特にこのような特別なセッティングをする必要はないのだと学ぶことも必要。



You will need your learning most in situations that appear to be upsetting, rather than in those that already seem to be calm and quiet. 
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • upsetting [ʌpsétiŋ] : 「動揺させるような」
  • rather than : 「〜よりはむしろ、かえって」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
  • calm [kάːm] : 「穏やかな、静かな、落ち着いた、穏和な」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な、平穏な、穏やかな」
❖ "You will need your ~ "「すでに静かに落ち着いたと思える環境にあるよりも、気が動転したように思える状況下で学ぶことが最も必要があろう」。静かな環境下での学びから始めて、徐々に、逆境下でも学べるようにしていけばいい。逆境に負けない実相的なパワーがどんどん身に付いてくるだろう。



The purpose of your learning is to enable you to bring the quiet with you, and to heal distress and turmoil. 
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
  • enable [inéibl] : 「〜を可能にする、〜が〜できるようにする」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • heal [híːl] : 「癒やす、救う、治す、治癒する、治療する」
  • distress [distrés] : 「苦悩、悲嘆、苦痛、悩み」
  • turmoil [tə́ːrmɔil] : 「騒動、混乱、不安、騒ぎ、動揺」
❖ "The purpose of ~ "「学びの目的は、あなたに静けさをもたらし、苦痛や不安を癒すことが出来るようにすることである」。苦痛や不安をヒーリングする実相的なパワーを身に付けることが学びの目的である。



This is not done by avoiding them and seeking a haven of isolation for yourself.
  • avoid [əvɔ́id] : 「避ける、回避する、逃れる、敬遠する」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す、捜索する」
  • haven [héivən] : 「安息の地、安全な場所、安息所、避難所」
  • isolation [àisəléiʃən] : 「孤立(感)、分離性、隔離、孤独、孤立感」
❖ "This is not done ~ "「苦痛や不安を避けて、あなただけの孤立した安全な場所を求めることによって、苦痛や不安を癒そうとしてはいけない」。苦と痛みを回避せずに、それを直視し、それが幻想であると真実を見抜くことが真のヒーリングに繋がる。



5. You will yet learn that peace is part of you, and requires only that you be there to embrace any situation in which you are. 
  • yet [jét] : 「さらに、その上」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
  • require [rikwáiər] : 「〜を必要とする、求める、〜に要求する」
  • embrace [imbréis] : 「囲む、〜を抱き締める、包含する、快諾する」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
❖ "You will yet ~ "「あなたはさらに、平和はあなたの一部であり、あなたがいかなる状況にいても、それを受け入れるために、そこ(平和の内)にいることだけを求めていると学ぶことだろう」。下手な訳で申し訳ない。たとえ苦と痛みの状況にあっても、その場から逃げることなく、しっかりとその状況を受け入れ、幻想性を見抜いて苦と痛みを赦し、苦と痛みという幻想を消滅させて心の平和を取り戻すのである。その心の平和はあなたの一部であり、決して借り物でも消え去るものでもない。それを、あなたは学ぶことになる。



And finally you will learn that there is no limit to where you are, so that your peace is everywhere, as you are.
  • finally [fáinəli] : 「ついに、最後に、最終的に、とうとう」
  • limit [límit] : 「限度、制限、境界、限界」
  • so that : 「〜できるように、〜するために、その結果」
❖ "And finally you ~ "「そして、ついには、あなたはあなたが存在する場所には制限がなく、その結果、あなたがそうであるように、平和はいたるところにあると学ぶのである」。あなたは制限のある苦と痛みの幻想世界に生きてきたが、もはや幻想は消滅し、あなたは制限のまったくない実相世界に生きることになる。実相世界はいたるところ平和である。



6. You will note that, for review purposes, some of the ideas are not given in quite their original form. Use them as they are given here. 
  • note [nóut] : 「〜に気付く、〜に気が付く、〜に注意する」
  • given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
  • quite [kwáit] : 「すっかり、全く、完全に」
  • original [ərídʒənl] : 「最初の、初めての、初代の」
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ、姿、体つき」
  • use [juːz] : 「使う、利用する、生かす、働かせる」
❖ "You will note ~ "「復習の目的でもあるのだが、あなたは、いくつかのものの見方がまったくオリジナルの形で与えられるわけではないことに気付くだろう」。少し変形した形で与えられるかもしれない。それは、あなたの学びが初期段階から少し進んだという印だ。"Use them as ~ "「ここに与えられたままに、それらを用いなさい」。オリジナルの形にこだわらず、変形型のものの見方を採用しなさい。



It is not necessary to return to the original statements, nor to apply the ideas as was suggested then. 
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • statement [stéitmənt] : 「発言、意見、声明、陳述、供述」
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する、当てはめる」
  • suggest [səgdʒést] : 「〜を提案する、示唆する、暗示する」
❖ "It is not necessary ~ "「元々述べられた形に戻す必要はないし、その時示された形でものの見方を適用する必要もない」。オリジナルなものの見方から一歩進んだのだから、以前の形に戻る必要はない。



We are now emphasizing the relationships among the first fifty of the ideas we have covered, and the cohesiveness of the thought system to which they are leading you.
  • emphasize [émfəsàiz] : 「強調する、力説する」
  • relationship [riléiʃnʃìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い」
  • among [əmʌ́ŋ] : 「〜の中の、〜の間で」
  • cover [kʌ́vər] : 「取り上げる、取り扱う、対象にする、含める」
  • cohesiveness [kouhíːsiv] : 「密着、まとまり、結束」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • lead [líːd] : 「〜を導く、案内する、連れて行く」
❖ "We are now ~ "「今や私たちは、私たちが扱った最初の50のものの見方の間の関係性と、それらがあなたを導く思考システムとの関連性を強調していいだろう」。一見バラバラに見えた50のレッスンが、実は深い関係性をもち、しかもすべてがホーリー・スピリットの思考システムにあなたを導いて行くように配慮されていることに気付くこととなる。それは強調しておいていい。
 
 
 



W-pI.50.1:1 ~ W-pI.50.5:5

Lesson 50



I am sustained by the Love of God.
  • sustain [səstéin] : 「〜を持続する、維持する、〜を支える、支持する」
❖ "I am sustained ~ "「私は神の愛に支えられている」。あなたを支えているのは、この幻想世界の物質でも価値観でも偽信仰でもない。あなたの真実の心、すなわち命を支えているのは神の愛のみである。神の愛を代弁しているホーリー・スピリットの愛である。実相的なパワーがあなたを支えているのだ。



1. Here is the answer to every problem that will confront you, today and tomorrow and throughout time. 
  • answer [ǽnsər] : 「答え、回答、返事、応答」
  • problem [prάbləm] : 「問題、課題、困難な状況」
  • confront [kənfrʌ́nt] : 「直面する、対決させる」
  • tomorrow [təmɔ́ːrou] : 「明日、将来、未来」
  • throughout [θruːáut] : 「〜の間中、〜の初めから終わりまで」
❖ "Here is the answer ~ "「ここに、今日、明日、時間の続く限り、あなたが直面するであろうあらゆる問題に対する答えがある」。あなたが直面する問題の解決を、神の愛が支えてくれる。



In this world, you believe you are sustained by everything but God. 
  • believe [bilíːv] : 「信じる、確信する、信頼する」
❖ "In this world ~ "「この世界では、あなたは、神以外のあらゆるものに支えられていると信じている」。神以外のあらゆるものとは、物、金、地位、名誉、支配、等々の幻想のこと。



Your faith is placed in the most trivial and insane symbols; pills, money, "protective" clothing, influence, prestige, being liked, knowing the "right" people, and an endless list of forms of nothingness that you endow with magical powers.
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、自信、信念、確信」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • trivial [tríviəl] : 「ささいな、取るに足りない、さまつな」
  • insane [inséin] : 「ばかげた、愚かな、正気とは思えない」
  • symbol [símbəl] : 「象徴、シンボル」
  • pill [píl] : 「薬、錠剤、丸薬」
  • protective [prətéktiv] : 「保護する、保護用の、保護の」
  • clothing [klóuðiŋ] : 「衣類、衣料品、装身具」
  • influence [ínfluəns] : 「影響力、支配力、影響、感化」
  • prestige [prestíːʒ] : 「名声、威信、信望、威光」
  • right [ráit] : 「正しい、正当な、合っている、適切な」
  • endless [éndlis] : 「終わりのない、永遠の」
  • list [líst] : 「リスト、一覧表、表、目録、羅列」
  • nothingness [nʌ́θiŋnis] : 「存在しないこと、無、非実在、無価値」
  • endow [indáu] : 「授ける、与える」
  • magical [mǽdʒikəl] : 「魔術の、魔法の、奇術の」
❖ "Your faith is  ~ "「あなたの信仰は、最もつまらない狂気じみたシンボルの中に置かれている」。シンボルとは、すなわち幻想のこと。それは、"pills, money ~ "意訳する、「薬であり、お金であり、『プライバシーを保護してくれる』服であり、影響力、名声、好かれること、『正しいと思わしき』人々の知己であること、等々、あなたが魔法のパワーを与えた無意味な形の、尽きることのないリストである」。"forms of nothingness"「無意味なものの形」とは、あなたが価値ありと判断し、それを支えにしている幻想の様々な側面、ということ。



2. All these things are your replacements for the Love of God. All these things are cherished to ensure a body identification. 
  • replacement [ripléismənt] : 「交代、返却、交換、取り換え、差し替え」
  • cherish [tʃériʃ] : 「〜を大事にする、〜を大切にする、可愛がる」
  • ensure [inʃúər] : 「〜を確かにする、確実にする、保証する」
  • identification [aidèntifəkéiʃən] : 「同一であること、識別、同定」
❖ "All these things ~ "「これらはすべて、神の愛に代えて、あなたが差し替えたものである」。"All these things are ~ "「これらはすべて、肉体こそ自分自身なのだと保証するために大切にされている」。肉体こそが幻想の最大のシンボルなのだが、その肉体を実在だと思い、肉体と自己を同一化するところに、物、金、地位、名誉、支配、等々に価値があると信じる要因がある。



They are songs of praise to the ego. Do not put your faith in the worthless. It will not sustain you.
  • praise [préiz] : 「称賛、褒めること、賛美」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、自信、信念、確信」
  • put one's faith in : 「〜を信じる」
  • worthless [wə́ːrθlis] : 「価値のない、役に立たない」
  • sustain [səstéin] : 「〜を持続する、維持する、〜を支える、支持する」
❖ "They are songs of ~ "「それらは、エゴを称賛する歌である」。エゴへの賛歌だ。エゴは幻想の親玉のようなもので、偶像である。偶像のエゴは、あなたが幻想の中に埋没し続けることを何よりも望んでいる。なぜなら、あなたが真実に気付いたら、エゴの幻想性が暴れて、エゴは消滅してしまうからだ。"Do not put your ~ "「価値のないものを信じてはいけない」。幻想を信じることは愚かなことだ。"It will not  ~ "「それは、あなたを支えることはない」。幻想があなたを支えることは不可能なのだ。夢(幻想)を食って生きれるのは獏(ばく)だけであって、あなたは幻想を食べて生きてはいけない。



3. Only the Love of God will protect you in all circumstances. 
  • protect [prətékt] : 「保護する、守る、かばう」
  • circumstance [sə́ːrkəmstæ̀ns] : 「環境、状況、周囲の事情」
❖ "Only the Love ~ "「神の愛だけが、あらゆる環境にあっても、あなたを守ってくれる」。神の愛だけが、実相的な永遠不変の愛だから。変化流動するこの世の愛ではないからだ。



It will lift you out of every trial, and raise you high above all the perceived dangers of this world into a climate of perfect peace and safety. 
  • lift [líft] : 「持ち上げる、高める」
  • trial [tráiəl] : 「試練、苦難」
  • raise [réiz] : 「上げる、上昇させる、起こす」
  • above [əbʌ́v] : 「上に、上へ」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • danger [déindʒər] : 「危険、危機、危難」
  • climate [kláimit] : 「気候、風潮」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「申し分がない、完全な、完璧な」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
  • safety [séifti] : 「安全、無事、無難なもの」
❖ "It will lift you ~ "「神の愛は、あらゆる試練からあなたを持ち上げ、」"and raise you ~ "「あなたを、この世界の知覚されるあらゆる危険性の上方高く、完全な平和と安全性の空へと引き上げてくれる」。幻想という地上から実相という上空へあなたを引き上げる光景を想定して述べているので、"climate"という言葉を使っただけ。特に重要な意味はない。
ところで、蛇足になるが、一時『神は、越えられない試練を与えることはない』というセリフが流行して、神の与えた試練を乗り越えることに意味があると信じる風潮があった。しかし、この考えは完全に誤りである。そもそも、神は人に試練を与えることなど決してない。どんな種類の試練も、神は与えない。神には、試練と概念がないのだ。だから、あなたが人生の中で試練を感じたなら、それは神とは全く無関係だと思わなくてはいけない。無関係ではあるが、必ず、神が助けてくれる。そのために神はあなたにホーリー・スピリットを遣わしたのだから。
さらなる蛇足。お気付きと思うが、試す神で最も有名なのは旧約聖書のヨブ記に登場する神だろう。サタンの策略にまんまと騙されて、ヨブの信仰心を試すために、これでもかというほどにヨブに試練を与える。本当の神は決して、いかなる種類の試練も与えることはない。したがって、ヨブ記に登場する神は本当の神ではない。グノーシスでは、この種の神を低級な神であるデミウルゴスと呼んでいる。世の神学者や哲学者の中には、ヨブ記には信仰上の深遠な真理が隠されてあると説く者もいるが、鵜呑みにしてはいけない。あなたの心の中のホーリー・スピリットにヨブ記に対する答えを求めるべきだ。何と答えてくれるだろう?



It will transport you into a state of mind that nothing can threaten, nothing can disturb, and where nothing can intrude upon the eternal calm of the Son of God.
  • transport [trænspɔ́ːrt] : 「〜を運ぶ、輸送する」
  • state [stéit] : 「状態、形勢、情勢、状況」
  • threaten [θrétn] : 「 〜を脅す、脅迫する」
  • disturb [distə́ːrb] : 「〜を不安にさせる、乱す、動揺させる」
  • intrude [intrúːd] : 「侵入する、押し入る、立ち入る、邪魔をする」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
  • calm [kάːm] : 「静けさ、落ち着き、平穏」
❖ "It will transport ~ "「神の愛は、何ものの脅かすことが出来ない心の状態へとあなたを運んでくれるだろう」。"nothing can disturb ~ "「何一つ心を乱すことなど出来ず、何一つ、神の子の永遠の静けさに侵入することは出来ない」、そんな心の状態へとあなたを運んでくれる。



4. Put not your faith in illusions. They will fail you. Put all your faith in the Love of God within you; eternal, changeless and forever unfailing. 
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • fail [féil] : 「〜を裏切る、〜を失望させる」
  • within [wiðín] : 「〜の中の、〜の内側の」
  • changeless [tʃéindʒlis] : 「変化のない、不変」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • unfailing [ʌnféiliŋ] : 「信頼できる、失敗しない、確かな、常に変わらない」
❖ "Put not your ~ "「幻想を信じてはいけない」。"They will  ~ "「幻想はあなたを裏切るだろう」。"Put all your faith ~ "「あなたの心の中の神の愛を信じなさい」。"eternal, changeless ~ "「それは永遠で、変化することなく、永遠に裏切らない」。



This is the answer to whatever confronts you today. Through the Love of God within you, you can resolve all seeming difficulties without effort and in sure confidence. 
  • whatever [hwʌtévər] : 「〜するのは何でも、どんなものが〜でも」
  • confront [kənfrʌ́nt] : 「直面する、対決させる」
  • through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、手を通して」
  • resolve [rizάlv] : 「解決する、解消する、決心する、決意する」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外観上の、外見だけの、見せ掛けの、うわべの」
  • difficulty [dífikʌ̀lti] : 「困難、難事、難儀、面倒なこと、問題」
  • effort [éfərt] : 「努力、尽力、骨折り」
  • without effort : 「努力せずに、何の努力もせずに、骨を折らずに」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
  • confidence [kάnfədəns] : 「信頼、信用、信任、確かさ、確信、自信」
❖ "This is the answer ~ "「これが、今日あなたが直面するものが何であれ、それに対する答えである」。"Through the Love ~ "「あなたの心の中の神の愛を通して、あなたは、何の努力も必要とせず、確かな自信をもって、あらゆる困難に見えるものを解決出来る」。



Tell yourself this often today. It is a declaration of release from the belief in idols. It is your acknowledgment of the truth about yourself.
  • tell [tél] : 「〜に話す、言う、告げる、教える、伝える」
  • often [ɔ́fən] : 「しばしば、たびたび、ちょくちょく」
  • declaration [dèkləréiʃən] : 「公表、宣言、布告」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
  • idol [áidl] : 「偶像、崇拝の対象、虚像、幻想」
  • acknowledgment [æknάlidʒmənt] : 「承認、同意」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
❖ "Tell yourself this  ~ "「今日は、あなた自身に向かってこのことを頻繁に言いなさい」。"It is a declaration ~ "「それは、偶像への信仰からの解放を宣言することである」。お金や物に対する幻想的な信仰からの解放、偶像であるエゴからの解放だ。"It is your ~ "「それは、あなた自身ついての真実をあなたが承認することである」。あなたは神がこの上なく愛する神の子であり、どんな状況にあっても神の愛があなたを支えて救ってくれるのだと、あなたはその事実を認識し、承認するのである。



5. For ten minutes, twice today, morning and evening, let the idea for today sink deep into your consciousness. 
  • twice [twáis] : 「2回、2度」
  • sink [síŋk] : 「沈む、徐々に下がる、落ち込む、沈没する」
  • deep [díːp] : 「深く、深い位置に」
  • consciousness [kάnʃəsnis] : 「意識、正気、自覚、感情、思想」
❖ "For ten minutes ~ "「日に二回、朝と晩、10分の間、今日のものの見方をあなたの意識の奥深くに沈み込ませなさい」。もちろん、目を閉じて、あなたの心の奥深くに潜行し、今日のテーマを繰り返し唱えるのである。



Repeat it, think about it, let related thoughts come to help you recognize its truth, and allow peace to flow over you like a blanket of protection and surety. 
  • related [riléitid] : 「 関係のある、関連した」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • allow [əláu] : 「許す、許可する」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
  • flow [flóu] : 「流れる、自由に動く、満ちる」
  • blanket [blǽŋkit] : 「毛布」
  • protection [prətékʃən] : 「保護、擁護、防御」
  • surety [ʃúərəti] : 「自信、疑いのないこと、保証」
❖ "Repeat it, think ~ "「今日のテーマを繰り返し述べ、それについて考え、それが真実であることをあなたが認識する手助けにするために、関連する考えを思い起こしなさい」。たとえば、神の愛から、神の光、神の力、神の思い、等々を連想したら、それが神の愛を保証してくれるのだと思えばいい。"and allow peace ~ "「平和が、あなたを安全に保護してくれる毛布ように、あなたの上に溢れるのを許しなさい」。



Let no idle and foolish thoughts enter to disturb the holy mind of the Son of God. Such is the Kingdom of Heaven. 
  • idle [áidl] : 「動いていない、無意味な、無駄な」
  • foolish [fúːliʃ] : 「愚かな、分別のない、ばつが悪い、恥ずかしい」
  • enter [énter] : 「〜に入る、〜に参加する、〜に立ち入る」
  • disturb [distə́ːrb] : 「〜を不安にさせる、乱す、動揺させる」
  • holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
❖ "Let no idle ~ "「無意味で愚かな考えが、神の子の神聖な心を乱そうと入り込まなにようにしなさい」。"Such is the Kingdom ~ "意訳する、「天の王国には、無意味で愚かな考えなど侵入しないのだ」。



Such is the resting place where your Father has placed you forever.
  • rest [rést] : 「ある、休む、静止する、置かれている」
  • place [pléis] : 「場所、個所、地域、土地、広場、立場、境遇」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "Such is the resting  ~ "「あなたの父なる神があなたを永遠に住まわせた安らぎの場所とは、そういう所なのだ」。永遠の平和、安らぎ、安心、静けさ、喜び、等々に溢れる世界、そこが神の子の住む天の王国である。神が神の子を創造した実相世界である。
 
 
 


W-pI.49.1:1 ~ W-pI.49.5:3

Lesson 49



God's Voice speaks to me all through the day.
  • voice [vɔ́is] : 「声」
  • speak to : 「〜に話し掛ける」
  • all through : 「〜を通してずっと」
❖ "God's Voice speaks ~ "「神の声は、一日中私に話しかけている」。あなたの心の内奥の声である。厳密に言えば、神の代弁者であるホーリー・スピリットの声である。ホーリー・スピリットは、神の創造したいわば分身であるから、ホーリー・スピリットの声と神の声を区別して考える必要はない。
あなたが気付かなくても、常にホーリー・スピリットはあなたに話しかけている。その声に、あなたは気付く必要があるのだ。なぜなら、真実を語るのは、このホーリー・スピリットの声だからである。あなたは常に、エゴの声に騙されて続けているからだ。



1. It is quite possible to listen to God's Voice all through the day without interrupting your regular activities in any way. 
  • quite [kwáit] : 「すっかり、全く、完全に」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る、実行できる」
  • listen to : 「耳を傾ける、聴く、聞く」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たずに」
  • interrupt [ìntərʌ́pt] : 「中断する、遮断する、妨害する、邪魔する」
  • regular [réɡjulər] : 「習慣的な、いつもの」
  • activity [æktívəti] : 「活動、活発な動作」
  • in any way : 「何らか、多少なりとも、形はどうあれ」
❖ "It is quite possible ~ "「普段あなたがどんな活動をしていても、それを妨害することなく、一日中神の声を聞くことはまったく可能である」。普段仕事をしている時などは、神の声を意識しなくてもいい。意識はしなくても、あなたの心は確実に神の声を聞いている。しかし、今日のレッスンでは、意識して神の声を聞く練習をするわけだ。



The part of your mind in which truth abides is in constant communication with God, whether you are aware of it or not. 
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • constant [kάnstənt] : 「不変の、一定な」
  • communication [kəmjùːnəkéiʃən] : 「通信、やりとり、連絡、伝達」
  • whether [hwéðər] : 「〜かどうか、〜であろうとなかろうと」
  • be aware of : 「〜を承知している、〜に気付いている」
❖ "The part of your ~ "「真実が宿るあなたの心の部分は、あなたが気付いていようがいまいが、いつも神とコミュニケーションをとっている」。あなたの心の最も純粋で神聖な部分にホーリー・スピリットが宿り、そこに神の祭壇があって、そこが神へのチャンネルになっている。このチャンネルを通して神の声はあなたに届くのだ。あるいは、ホーリー・スピリットが神の声を受信し、あなたにその内容を伝える。しかも、このチャンネルは休止することなく常に接続されており、神とのコミュニケーションは常時なされている。



It is the other part of your mind that functions in the world and obeys the world's laws. 
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「 働く、機能する」
  • obey [oubéi] : 「〜に従う、〜の言うことに従う」
  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規、法令」
❖ "It is the other part ~ "強調構文、「この世界で機能し世界の法に従っているのは、あなたの心の別の部分である」。この世界に順応している理性的な心の部分は、ホーリー・スピリットの宿る心の部分ではない。いわゆる、エゴに支配された部分である。



It is this part that is constantly distracted, disorganized and highly uncertain.
  • constantly [kάnstəntli] : 「絶えず、しきりに、絶え間なく、常に」
  • distracted [distrǽktid] : 「気を散らされた、ボーッとして、注意散漫で」
  • disorganized [disɔ́ːrɡənàizd] : 「整理されていない、組織の乱れた」
  • highly [háili] : 「大いに、非常に、極めて」
  • uncertain [ʌnsə́ːrtn] : 「不確かな、不明確な、不安定な、変わりやすい」
❖ "It is this part that ~ "「常に気を散らし、整理されることなく、極めて変わりやすいのは、心のこの部分である」。気まぐれで、気分をころころ変えるのは、エゴの支配を受けた心の部分である。頭脳による理性的な判断に頼っているので、時間と共に評価判断が変化し、その度に心がころころ変わるのだ。



2. The part that is listening to the Voice for God is calm, always at rest and wholly certain. It is really the only part there is. 
  • calm [kάːm] : 「穏やかな、静かな、落ち着いた、穏和な」
  • always [ɔ́ːlweiz] : 「いつも、以前からずっと、常にいつでも」
  • at rest : 「安らいで、安心して」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体として、全体的に、すっかり」
  • certain [sə́ːrtn] : 「確実な、確かな、間違いのない、信頼できる」
  • really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」 
❖ "The part that is ~ "「神の声に耳を傾けている心の部分は静かで、いつも安らいでおり、完全に信頼の中にいる」。何があっても動ずることなく、神の力の中にある。神の光の中、穏やかな静寂の中にあり、神への信頼、自分への信頼が揺らぐことはない。



The other part is a wild illusion, frantic and distraught, but without reality of any kind. 
  • wild [wáild] : 「乱れた、狂気じみた、荒れ狂った」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • frantic [frǽntik] : 「取り乱した、半狂乱の、狂乱した」
  • distraught [distrɔ́ːt] : 「取り乱した、狂った、狂気の」
  • reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
  • of any kind : 「いかなる種類の」
❖ "The other part is ~ "「心の別の部分は、狂気じみた幻想である」。"frantic and distraught ~ "「半狂乱で、取り乱し、いかなる種類の現実性ももってはいない」。そもそもエゴは神の子が生み出した幻想に過ぎない。そのエゴを偶像に祭り上げて崇拝している心は、必然的に狂気的な幻想の中にいるのだ。



Try today not to listen to it. Try to identify with the part of your mind where stillness and peace reign forever. 
  • try [trái] : 「試す、やってみる、試みる、企てる」
  • identify [aidéntəfài] : 「 〜を同一に扱う、〜を同一視する、同定する」
  • stillness [stílnis] : 「静けさ、静止、沈黙、平静」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
  • reign [réin] : 「支配する、主権を握る、君臨する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "Try today not ~ "意訳する、「そんな狂気じみた心の部分に耳を傾けることがないように努めなさい」。"Try to identify ~ "「静けさと平和が永遠に主導するあなたの心の部分をあなた自身なのだと思うように努めなさい」。ホーリー・スピリットの宿る神聖で純粋な心の部分が本当のあなた自身の心なのだと気付きなさい。この部分が実相であり、実在であり、真実である。その他の部分は狂気じみた幻想なのだ。



Try to hear God's Voice call to you lovingly, reminding you that your Creator has not forgotten His Son.
  • lovingly [lʌ́viŋli] : 「かわいがって、愛情を込めて、優しく」
  • remind [rimáind] : 「〜に思い出させる、〜に気付かせる」
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
  • forgotten [fərɡάtn] : 「forgetの過去分詞形」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
❖ "Try to hear God's ~ "「神の声があなたに優しく呼びかけるのを聞くように努めなさい」。"reminding you that ~ "「神の声は、あなたの創造主である神は決して神の子を忘れたことなどないと、思い出せてくるくれるのだから」。神の子は神から分離し、神を忘れてしまったが、神は決して神の子を放棄したりしていない。ホーリー・スピリットを通して、常に神の愛を神の子に注いでいる。



3. We will need at least four five-minute practice periods today, and more if possible. 
  • need [níːd] : 「〜を必要とする、〜する必要がある」
  • at least : 「少なくとも、最少に見ても」
  • if possible : 「可能なら、できたら」
❖ "We will need ~ "「今日私たちは、5分間の練習を少なくとも4回は必要とする」。"and more if ~ "「出来れば、もっと多い方がいいのだが」。



We will try actually to hear God's Voice reminding you of Him and of your Self. 
  • actually [ǽktʃuəli] : 「実際は、本当は、実は、実のところ」
❖ "We will try actually ~ "「私たちは実際、神の声があなたに神とあなた自身を思い出させてくるのを聞くように努めることになる」。心の奥深くに潜行し、最も純粋で神聖な部分に到達して、そこに神の祭壇がありホーリー・スピリットが宿っているのだと思い出す試みを実行する。



We will approach this happiest and holiest of thoughts with confidence, knowing that in doing so we are joining our will with the Will of God. 
  • approach [əpróutʃ] : 「〜に近づく、〜に接近する」
  • holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • confidence [kάnfədəns ] : 「信頼、信用、信任、確かさ、確信、自信」
  • with confidence : 「胸を張って、自信を持って、敢然と」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する」
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
❖ "We will approach ~ "「私たちは自信をもって、この最も幸せで最も神聖な思いに近づくことになる」。"knowing that ~ "「そして、そうすることで、私たちは私たちの意思と神の意思を繋げるのだと知ることになる」。



He wants you to hear His Voice. He gave It to you to be heard.
  • gave [ɡéiv] : 「giveの過去形」
  • heard [hə́ːrd] : 「hearの過去・過去分詞形」
❖ "He wants you ~ "「神はあなたに、神の声を聞いて欲しいと望んでいる」。"He gave It ~ "「神は神の声を、それがあなたに聞かれるようにと、あなたに与えたのだ」。"gave"「与えた」と過去形になっていることからもわかるように、"His Voice"「神の声」とホーリー・スピリットは同一である。神の子が神から分離した後、神は神の声の代弁者としてホーリー・スピリットを神の子の下(もと)に遣わしたのだ。そして、神の子であるあなたがその声を聞いて欲しいとずっと願ってきたのである。



4. Listen in deep silence. Be very still and open your mind. 
  • deep [díːp] : 「深い、深さがある」
  • silence [sáiləns] : 「静けさ、静寂、沈黙」
  • still [stíl] : 「静かな、穏やかな、平穏な、平静な」
❖ "Listen in deep ~ "「深い静けさの中で耳を澄ましなさい」。"Be very still ~ "「とても静かな気持ちになり、あなたの心を開けなさい」。心の奥深くに潜行し、静かな気持ちになって、ホーリー・スピリットの宿る心の扉を開ければいい。



Go past all the raucous shrieks and sick imaginings that cover your real thoughts and obscure your eternal link with God. 
  • past [pǽst] : 「〜のそばを過ぎて、〜を過ぎ去って」
  • raucous [rɔ́ːkəs] : 「耳障りな、騒々しい」
  • shriek [ʃríːk] : 「甲高い声、金切り声」
  • sick [sík] : 「病気の、病気になった、病んだ、異常な」
  • imaginings [imǽdʒəniŋz] : 「想像上の物」
  • cover [kʌ́vər] : 「隠す、ごまかす」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • obscure [əbskjúər] : 「〜を曖昧にする、見えなくする」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
  • link [líŋk] : 「結び付けるもの、関連性、相互関係」
❖ "Go past all ~ "「あなたの実相的な思いを覆い隠し、あなたが永遠に神と結ばれていることを曖昧にしている、あらゆる耳障りな金切り声や病的な妄想をやり過ごして進みなさい」。あなたの心の中の世俗的な騒々しさを無視して、心の奥深くに潜行する。あなたの頭の中の騒々しいおしゃべりは真実を覆い隠す幻想の騒ぎに過ぎない。気に留めることなく、素通りすること。



Sink deep into the peace that waits for you beyond the frantic, riotous thoughts and sights and sounds of this insane world. 
  • sink [síŋk] : 「沈む、徐々に下がる、落ち込む、沈没する」
  • deep [díːp] : 「深く、深い位置に」
  • wait [wéit] : 「待つ」
  • wait for : 「〜を待つ」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて、〜を過ぎて」
  • frantic [frǽntik] : 「取り乱した、半狂乱の、狂乱した」
  • riotous [ráiətəs] : 「大騒ぎの、騒々しい」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界、景色、眺め」
  • sound [sáund] : 「音、物音、響き、声」
  • insane [inséin] : 「ばかげた、愚かな、常軌を逸した、正気とは思えない」
❖ "Sink deep into ~ "「この狂気的な世界の半狂乱、騒々しい思い、光景、音、それらを越えて、あなたを待っている平和へと深く沈んで行きなさい」。



You do not live here. We are trying to reach your real home. 
  • live [lív] : 「住む、居住する、生きている、生存する」
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く、〜に連絡する」
❖ "You do not ~ "「あなたはここに生きているのではない」。あなたはこの世界に生きていると錯覚しているだけ。幻想世界に実在することは不可能なのだ。"We are trying ~ "「私たちは、あなたの本当の家に到達しようと試みている」。"real home"「本当の家」、つまり、実相的な住み家であり、あなたの心の中のホーリー・スピリットが宿る神聖な部分である。



We are trying to reach the place where you are truly welcome. We are trying to reach God.
  • truly [trúːli] : 「全く、本当に、真に、正確に」
  • welcome [wélkəm] : 「歓迎する、喜んで受け入れる」
❖ "We are trying ~ "「私たちは、あなたが本当に歓迎される場所に到達しようとしている」。"We are trying to ~ "「私たちは、神へ到達しようとしているのだ」。あなたが最も純粋で神聖な心の部分に到達したとき、必ずホーリー・スピリットはあなたを歓迎してくれる。神がそれを意思してきたからだ。神の思いが実現したからである。



5. Do not forget to repeat today's idea very frequently. Do so with your eyes open when necessary, but closed when possible. 
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
  • frequently [fríːkwəntli] : 「頻繁に、しばしば、たびたび」
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る、実行できる」
❖ "Do not forget ~ "「かなり頻繁に、今日のテーマを繰り返し述べることを忘れないように」。"Do so with your ~ "「必要なら目を開けて、しかし、出来るなら目を閉じて繰り返しなさい」。



And be sure to sit quietly and repeat the idea for today whenever you can, closing your eyes on the world, and realizing that you are inviting God's Voice to speak to you.
  • sure [ʃúər] : 「確信して、確信している、固く信じている」
  • sit [sít] : 「座る、腰掛ける、着席する」
  • quietly [kwáiətli] : 「静かに、黙って、平穏に」
  • whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも、〜したときはすぐ」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • invite [inváit] : 「招待する、招く、案内する、〜を頼む、懇願する」
  • speak to : 「〜に話し掛ける」
❖ "And be sure to ~ "意訳する、「可能なら静かに座り、確実に今日のテーマを繰り返し述べるように」。"closing your eyes ~ "ここも意訳、「この世界に対しては目を閉じ、神の声があなたに話しかけることをあなたが望んでいるのだと自覚しなさい」。
蛇足になるが一言。神の声、つまりホーリー・スピリットの声を聞くと言っても、あなたの心の中から、まるでスピーカーから音が出てくるように声が聞こえてくるわけではない。そもそも想念は言葉を必要としない。神の声も同様に、言葉の音波として伝わってくるものでないのだ。たとえば、ホーリー・スピリットが『あなたを愛しています』という思いをあなたに伝えるときは、これが音声として心のスピーカーから聞こえてくるのではない。ホーリー・スピリットは、愛という想念を直接あなたに伝えるのである。愛は言葉を必要としないのだ。だから、もしあなたがホーリー・スピリットの声に耳を傾け、ホーリー・スピリットの愛を強く感じられたなら、それがホーリー・スピリットの言葉だと思えばいい。心が静まり、平和を感じたら、それが神の声なのだと知ればいいのだ。そのうち、そういったあなたの思いや感じがあなたのヴィジョンを通して翻訳され、あなたの使う言葉に置き換わって、まるでホーリー・スピリットが言葉を伝えたかのように思える時が来る。確実に、その時は来る。
 
 
 


W-pI.48.1:1 ~ W-pI.48.3:3

Lesson 48



There is nothing to fear.
  • fear [fíər] : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
❖ "There is nothing ~ "「恐れることは何もない」。この世界は幻想であり夢である。夜見る夢の中の出来事は何も恐れる必要がないように、この世界の出来事も何も恐れることはない。



1. The idea for today simply states a fact. It is not a fact to those who believe in illusions, but illusions are not facts. 
  • simply [símpli] : 「造作なく、たやすく、簡単に」
  • state [stéit] : 「述べる、はっきり言う、提示する」
  • fact [fǽkt] : 「事実、真相、現実、実際」
  • those who : 「〜する人々」
  • believe [bilíːv] : 「信じる、確信する、信頼する」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "The idea for today ~ "「今日のテーマは単純に真実を述べている」。"It is not a fact ~ "「幻想を信じている者達にとっては、今日のテーマは真実でない」。"but illusions ~ "「しかし、幻想とは決して真実ではない」。この世界も肉体も、圧倒的にリアルであるから実在だと信じてしまう。実在の肉体が実在の外部世界から攻撃を受ける可能性があるのだから、これは非常に恐ろしい。だが、真実は、それは錯覚である。知覚に騙されているのだ。この世界は、あなたが、空(くう)なるキャンバスに描いたイメージに過ぎない。実在しない絵空事である。



In truth there is nothing to fear. It is very easy to recognize this. But it is very difficult to recognize it for those who want illusions to be true.
  • in truth : 「実のところ、実際には」
  • easy [íːzi] : 「たやすい、容易な、困難がない」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
❖ "In truth there ~ "「本当は、恐れることなど何もない」。"It is very easy ~ "「これを認識することは非常に簡単だ」。"But it is very ~ "「しかし、幻想を真実だと思いたい者達にとっては、これを認識することはとても難しい」。真実を見抜くヴィジョンをもってすれば、この世界は恐れるに足らない幻想だと容易に認識出来るのだが、知覚が修正されていない者達にとっては、この世界が幻想だと認識することは非常に困難だ。だから、恐れるのである。



2. Today's practice periods will be very short, very simple and very frequent. Merely repeat the idea as often as possible. 
  • short [ʃɔ́ːrt] : 「短い、短期間の」
  • simple [símpl] : 「簡素な、簡略した、易しい、難しくない」
  • frequent [fríːkwənt] : 「たびたび起こる、よくある、常習的な」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
  • often [ɔ́fən] : 「しばしば、たびたび、ちょくちょく」
  • as A as possible [pάsəbl] : 「できるだけAの」
❖ "Today's practice ~ "「今日の練習はとても短く、とても単純で、かなり頻繁に行うことになる」。"Merely repeat ~ "「単に、出来るだけ頻繁に今日のテーマを繰り返し述べるだけでいい」。



You can use it with your eyes open at any time and in any situation. 
  • use [juːz] : 「使う、利用する、生かす、働かせる」
  • at any time : 「いつでも、常に、いつなりと、いつ何時、どんな時にも」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
❖ "You can use it ~ "「場合と状況によっては、目を開けて練習してもかまわない」。



It is strongly recommended, however, that you take a minute or so whenever possible to close your eyes and repeat the idea slowly to yourself several times. 
  • strongly [strɔ́ːŋli] : 「強く、強力に、積極的に」
  • recommend [rèkəménd] : 「〜を推薦する、〜を薦める」
  • whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも、〜したときはすぐ」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る、実行できる」
  • close [klóuz] : 「閉じる、閉める」
  • slowly [slóuli] : 「ゆっくり、のろのろと」
  • several [sévərəl] : 「数個の、いくつかの」
❖ "It is strongly ~ "「しかし、1分かそこらの時間を割いて、可能な時は目を閉じて、あなた自身に向かって数回、ゆっくりとテーマを繰り返すことを強く勧める」。目を開けて練習してもいいが、目を閉じた方が効果が上がるというわけだ。



It is particularly important that you use the idea immediately, should anything disturb your peace of mind.
  • particularly [pərtíkjulərli] : 「特別に、とりわけ、かなりの程度、非常に」
  • important [impɔ́ːrtənt] : 「重要な、重大な、大切な」
  • immediately [imíːdiətli] : 「すぐに、直ちに、早急に、即座に」
  • disturb [distə́ːrb] : 「〜を不安にさせる、乱す、動揺させる」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
❖ "It is particularly ~ "「万が一、何かがあなたの心の平和をかき乱したときは、すぐに今日のテーマを繰り返すことが特に大切である」。
なお、"should anything disturb ~ "は"if anything should disturb ~ "のこと。ifを省略した形で、「万が一〜であったら」という意味合い。



3. The presence of fear is a sure sign that you are trusting in your own strength. 
  • presence [prézns] : 「存在すること、存在」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、懸念、心配、不安」
  • sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
  • sign [sáin] : 「象徴、しるし、証拠、兆候」
  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
❖ "The presence of ~ "「恐れがあったら、それは、あなたがあなた自身の力を頼りにしているという確かな印である」。眠りの中で夢を見ているあなたが、自分の力を頼りに夢の中の出来事に対処しようとしているようなものなので、恐れが生じてくるのだ。夢から目覚めたあなたの、本当の力ではない。



The awareness that there is nothing to fear shows that somewhere in your mind, though not necessarily in a place you recognize as yet, you have remembered God, and let His strength take the place of your weakness. 
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
  • show [ʃóu] : 「示す、表す、表示する」
  • somewhere [sʌ́mhwὲər] : 「どこかに」
  • though [ðóu] : 「〜だけれども、〜だけど、そうは言うものの、しかし」
  • necessarily [nèsəsérəli ] : 「必ずしも〜でない」
  • place [pléis] : 「場所、個所」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • as yet : 「今のところは」
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • take the place of : 「〜の代わりをする、〜に取って代わる」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、弱いこと、虚弱、脆弱性」
❖ "The awareness that ~ "「恐れるものは何もないと意識することは、あなたの心のどこかに、それが心のどこなのか、今のあなたが認識する必要はないのだが、あなたは神を覚えており、神の力があなたの弱さに取って代わってもらいたいと思っていることを示している」。あなたの心の最も純粋で神聖な部分にホーリー・スピリットが宿っており、そこに、神の祭壇が祭られてある。あなたの心の深部である。ここが実相であり、神の力が宿る部分である。



The instant you are willing to do this there is indeed nothing to fear.
  • the instant : 「するとすぐ、〜するやいなや」
  • be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する、〜に前向きである」
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに、いかにも、実際には」
❖ "The instant you ~ "「あなたの弱さを神の力に代えたいとあなたが望んだ瞬間、本当に、恐れることなど何もなくなる」。幻想から目覚めて、神の力と一体化するのだから、この幻想世界に怖いものなど何一つなくなる。
 
 
 


W-pI.47.1:1 ~ W-pI.47.8:3

Lesson 47



God is the strength in which I trust.
  • strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
  • trust in : 「〜を信頼する、〜を信用する、〜を頼みにする」
❖ "God is the strength ~ "「神は力、神の力を私は信頼する」。"strength"「力」とは、少々漠然とした言葉ではあるが、創造する力、愛する力、慈しむ力、癒す力、奇跡をなす力、等々の、実相的なパワーのことである。
神は神の子を創造したとき、神の属性のすべてを神の子に継承したので、本来は、神の子は神の力、神のパワーを持っていたのだが、神の子が神から分離するとき、その力とパワーを神に投げ返してしまったのだ。その後、神の子が分離を象徴するこの二元論世界を偽創造するとき、力もまた二つに分裂させた。肉体的な力、攻撃する力、破壊する力、憎む力、呪う力、等々の幻想的な力を作り出したのだ。
しかし、神は分離した神の子を見捨てたりしない。神の力、神のパワーを失った神の子のために、ホーリー・スピリットを神の使者として神の子に遣わした。神の力を直接あなたに与えてくれるのは、このホーリー・スピリットである。



1. If you are trusting in your own strength, you have every reason to be apprehensive, anxious and fearful. 
  • reason [ríːzn] : 「理由、動機、原因、根拠」
  • apprehensive [æ̀prihénsiv] : 「恐れている、危惧している、気付いている」
  • anxious [ǽŋkʃəs] : 「心配した、気掛かりな、切望した」
  • fearful [fíərfəl] : 「恐ろしい、ものすごい、おびえている、心配そうな」
❖ "If you are trusting ~ "「もしあなたが、あなた自身の力を信頼しているなら、」"you have every ~ "「あなたは、危惧し、心配し、恐れる理由のすべてをもっていることになる」。"your own strength"「あなた自身の力」とは、肉体的な力、攻撃する力、破壊する力、憎む力、呪う力、等々の幻想的な力のこと。そんな力を頼りにするから、あなたは危惧し、心配し、恐れるのである。



What can you predict or control? What is there in you that can be counted on? 
  • predict [pridíkt] : 「〜を予測する、〜を予見する」
  • control [kəntróul] : 「操作する、制御する、支配する、統制する」
  • count on : 「〜を頼りにする、〜を当てにする」
❖ "What can you ~ "「あなたは何かを予測したり制御したり出来るだろうか」。ヴィジョンに根ざしたパワーがないから、先も読めないし、真実を現実化する操作も出来ない。"What is there ~ "「あなたの心の中に、頼りになるものがあるだろうか」。幻想的な力は、何の頼りにもならない。行き当たりばったりの、その場凌ぎの生き方しか出来ないのだ。



What would give you the ability to be aware of all the facets of any problem, and to resolve them in such a way that only good can come of it? 
  • ability [əbíləti] : 「能力、才能、できること、手腕」
  • be aware [əwέər] of : 「〜を承知している、〜に気付いている、〜を知っている」
  • facet [fǽsit] : 「ファセット、小平面、相、様相」
  • problem [prάbləm] : 「問題、課題、困難な状況」
  • resolve [rizάlv] : 「解決する、解消する、決心する、決意する」
  • come of : 「〜から生じる、〜の結果として生じる、〜の結果である」
  • in such a way that : 「that以下といった方法で、that以下となるように」
❖ "What would give ~ "「いったい何が、問題のあらゆる様相に気付かせ、良いことだけが起きるような方法で問題を解決させてくれる能力をあなたに与えてくれるだろうか」。



What is there in you that gives you the recognition of the right solution, and the guarantee that it will be accomplished?
  • recognition [rèkəɡníʃən] : 「認識、認証、真価を認めること」
  • right [ráit] : 「正しい、正当な、合っている、適切な」
  • solution [səlúːʃən] : 「解、解答 、解決法、解決策」
  • guarantee [gæ̀rəntíː] : 「保証、保証書、保証契約、保証人 」
  • accomplish [əkάmpliʃ] : 「成し遂げる、遂行する、果たす、成就する」
❖ "What is there ~ "「あなたの心の中に、正しい解決策を認識させ、それが達成されると保証してくれるものがあるだろうか」。



2. Of yourself you can do none of these things. To believe that you can is to put your trust where trust is unwarranted, and to justify fear, anxiety, depression, anger and sorrow. 
  • of oneself : 「ひとりでに、それ自体で」
  • believe [bilíːv] : 「信じる、確信する、信頼する」
  • put one's trust : 「信頼する、信頼を寄せる」
  • unwarranted [ʌnwɔ́ːrəntid] : 「保証されていない」
  • justify [dʒʌ́stəfài] : 「正当化する、正当だと説明する」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、懸念、心配、不安」
  • anxiety [æŋzáiəti] : 「心配、不安、懸念、悩み、心配事」
  • depression [dipréʃən] : 「落ち込み、意気消沈、絶望、鬱」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
❖ "Of yourself you ~ "「あなた一人では、このようなことは出来ない」。"To believe that ~ "「それが出来ると信じることは、信頼が保証されない場所に信頼を置き、恐れや不安や落ち込み、怒り、悲しみを正当化するようなものだ」。「恐れや不安や落ち込み、怒り、悲しみを正当化する」とは、そういったものが幻想ではなく実在すると信じること。幻想的な力だけを信じている限り、恐れや不安や落ち込み、怒り、悲しみは必然であり、その存在を信じざるを得なくなる。



Who can put his faith in weakness and feel safe? Yet who can put his faith in strength and feel weak?
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、自信、信念、確信」
  • put one's faith in : 「〜を信じる」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、弱いこと、虚弱、脆弱性」
  • feel [fíːl] : 「感じがする、感じる」
  • safe [séif] : 「安全な、無事な、まず間違いない」
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な、弱った、元気のない、低い、劣る」
❖ "Who can put his ~ "「いったい誰が、弱さを信じて安全だと感じるだろうか」。恐れや不安を感じさせる幻想的な力は弱さの象徴である。そんな信頼のおけない力を信じて安全な気持ちになれるわけがない。"Yet who can put ~ "「しかし、いったい誰が、(神の)力を信じて弱さを感じることが出来るだろうか」。



3. God is your safety in every circumstance. His Voice speaks for Him in all situations and in every aspect of all situations, telling you exactly what to do to call upon His strength and His protection. 
  • safety [séifti] : 「安全、無事、無難なもの」
  • circumstance [sə́ːrkəmstæ̀ns ] : 「環境、状況、周囲の事情」
  • speak for : 「〜の代弁をする、〜に代わって話す」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • aspect [ǽspekt] : 「局面、状況、側面、特徴」
  • exactly [iɡzǽktli] : 「正確に、厳密に、ぴったり、きっちり」
  • call upon : 「求める、要求する」
  • protection [prətékʃən] : 「保護、擁護、防御」
❖ "God is your safety ~ "意訳する、「神の力こそが、どんな環境にあってもあなたに安全性を保証してくれる」。"His Voice speaks ~ "「神の声が、あらゆる状況、あらゆる状況のすべての側面において、神を語り、」"telling you exactly ~ "「神の力と神の守りを求めるために何をすべきか正確に語ってくれる」。「神の声が神を語る」とは、ホーリー・スピリットが神に変わって神の意思を伝えてくれる、ということ。ホーリー・スピリットは神の代弁者である。



There are no exceptions because God has no exceptions. And the Voice which speaks for Him thinks as He does.
  • exception [iksépʃən] : 「例外、特例」
❖ "There are no exceptions ~ "意訳する、「神には例外という言葉がないので、ここにも例外はない」。"And the Voice ~ "「神に変わって語る声は、神と同様に考えている」。神の代弁者であるホーリー・スピリットは、神と同じ意思をもち、同じ考え方をする。



4. Today we will try to reach past your own weakness to the Source of real strength. 
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く、〜に連絡する」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを過ぎて、〜を過ぎ去って」
  • weakness [wíːknis] : 「弱さ、弱いこと、虚弱、脆弱性」
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
❖ "Today we will ~ "「今日、私たちは、あなた自身の弱さを通り越して、実相的な力の源に達しようと試みることになる」。「実相的な力の源」とは、もちろん、神の力であり、神自身である。具体的には、ホーリー・スピリットのパワーに到達することが、今日の目標である。



Four five-minute practice periods are necessary today, and longer and more frequent ones are urged. 
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • frequent [fríːkwənt] : 「たびたび起こる、よくある、常習的な」
  • urge [ə́ːrdʒ] : 「促す、要請する、勧める」
❖ "Four five-minute ~ "「今日は、5分間4回の練習が必要である」。" and longer and ~ "「加えて、より長めに、そしてより頻繁に練習することも勧められる」。



Close your eyes and begin, as usual, by repeating the idea for the day. Then spend a minute or two in searching for situations in your life which you have invested with fear, dismissing each one by telling yourself:

        God is the strength in which I trust.
  • as usual : 「いつもの通り、いつものように、常のごとく、例によって」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
  • spend [spénd] : 「使う、費やす」
  • search [sə́ːrtʃ] : 「探査する、調査する、探す、捜索する」
  • invest [invést] : 「〜に注ぎ込む、〜を投資する、出資する」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、懸念、心配、不安」
  • dismiss [dismís] : 「追放する、退ける、却下する、棄却する」
❖ "Close your eyes ~ "「いつものように、目を閉じて、今日のテーマを繰り返すことから始める」。"Then spend a minute ~ "「その後、1〜2分間を費やして、あなたの生活の中であなたが恐れを抱いている状況を探し、次のようにあなた自身に向かって言うことで、その一つ一つを追い出していく」。"God is the strength ~ "「神は力、神の力を私は信頼する」。



5. Now try to slip past all concerns related to your own sense of inadequacy. 
  • slip past : 「いつの間にか通る、気づかないうちに通過する」
  • concern [kənsə́ːrn] : 「関心事、懸案、心配、不安」
  • related [riléitid] to : 「〜に関連している、〜に結びついている」
  • sense [séns] : 「感覚、知覚、感触、感じ」
  • inadequacy [inǽdikwəsi] : 「不適切、不十分、力不足、不足、欠点」
❖ "Now try to slip past ~ "「あなた自身の不足感に関連したあらゆる懸念をすっと通り過ぎるように努める」。"sense of inadequacy"「不足感,欠落感」とは、具体的には、力やパワーのなさのことで、それによって恐れや不安や落ち込み、怒り、悲しみ、等々が生じてくる。

 

It is obvious that any situation that causes you concern is associated with feelings of inadequacy, for otherwise you would believe that you could deal with the situation successfully. 
  • obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない、見え透いた」
  • cause [kɔ́ːz] : 「〜を引き起こす、招く、〜の原因になる」
  • associate [əsóuʃièit] with : 「〜と付き合う、〜を連想する」
  • be associated with : 「〜と関係がある、〜と関連する」
  • feeling [fíːliŋ] : 「感じ、感触、感覚、感情、気持ち、印象、感じ」
  • otherwise [ʌ́ðərwàiz] : 「さもなければ、そうしないと」
  • believe [bilíːv] : 「信じる、確信する、信頼する」
  • deal with : 「〜を処理する、〜に対応する、〜を扱う」
  • successfully [səksésfəli] : 「首尾よく、うまく、成功裏に」
❖ "It is obvious ~ "「that以下は明白である」。 "that any situation ~ "「あなたに不安感をもたらすいかなる状況も、不足感と関連がある」ということは明白である。"for otherwise ~ "「なぜなら、さもなければ、あなたは、成功裏にその状況を処理出来ると信じられるだろうからだ」。本当の力があれば、どんな状況におかれても、何とか出来るという自信が湧いてくるだろうが、力がないと不安に駆られるだけだ。



It is not by trusting yourself that you will gain confidence. But the strength of God in you is successful in all things.
  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
  • confidence [kάnfədəns ] : 「信頼、信用、信任、確かさ、確信、自信」
  • successful [səksésfəl] : 「達成できた、思い通りになった、成功した」
❖ "It is not by trusting ~ "「あなたが自信を得るのは、あなた自身を頼ることによってではない」。幻想の世界で夢を見ている自分の力など、高が知れている。そんな力を信じても、自信や確信を得られるわけがない。"But the strength of ~ "「あなたの心の中の神の力こそが、すべてにおいて成功へ導くのだ」。



6. The recognition of your own frailty is a necessary step in the correction of your errors, but it is hardly a sufficient one in giving you the confidence which you need, and to which you are entitled. 
  • recognition [rèkəɡníʃən] : 「認識、認証、真価を認めること」
  • frailty [fréilti] : 「弱さ、もろさ、意志の弱さ、弱点」
  • correction [kərékʃən] : 「訂正、矯正、修正、是正」
  • error [érər] : 「誤り、間違い」
  • hardly [hάːrdli] : 「ほとんど〜ない、とても〜ない」
  • sufficient [səfíʃənt] : 「十分な、満足な、足りる」
  • entitle [entáitl] : 「〜に資格を与える、〜に権利を与える」
  • be entitled to : 「〜する資格がある、〜を得る資格がある」
❖ "The recognition of ~ "「あなた自身の弱さを認識することは、あなたの誤りを正す上での必要なステップなのだが、」"but it is hardly ~ "「あなたが必要とし、かつその資格のある自信をあなたに与えるには、それだけでは十分だと言い難い」。弱さの認識だけでは不十分で、その上に、神の力を受け入れることが必須なのだ。そこに、本当の自信や信頼が生まれる。



You must also gain an awareness that confidence in your real strength is fully justified in every respect and in all circumstances.
  • gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
  • fully [fúlli] : 「十分に、完全に、全く、すっかり、全体に」
  • justify [dʒʌ́stəfài] : 「正当化する、正当だと説明する」
  • respect [rispékt] : 「関連、関係」
  • in every respect : 「あらゆる点で、すべての点で」
  • circumstance [sə́ːrkəmstæ̀ns] : 「環境、状況、周囲の事情」
❖ "You must also gain ~ "「あなたは、that以下という意識をも得なければならない」。"that confidence in ~ "「あなたの実相的な力を信頼することが、あらゆる点で、あらゆる環境で、完全に正当化される」という意識を得なければならない。どんな状況や逆境にあっても、必ず成功裏の内に切り抜けられる(is fully justified)という自信が、神の力、つまり、実相的な力を通してあなたに与えられるのだと強く意識する必要がある。
あなたは、自分の弱さと戦う必要はない。弱さと真っ正面から戦えば、逆に、その弱さを現実化してしまう。そうではなく、自分の弱さは幻想だと認識して受け入れ、赦してしまうのだ。そのとき、あなたの弱さはヒーリングされ、消滅する。そして、あなたの心の中に神の力が復活し、あなたは実相的に強い存在となる。あなたはホーリー・スピリットという最強の友を得ることが出来るのだ。



7. In the latter phase of the practice period, try to reach down into your mind to a place of real safety. 
  • latter [lǽtər] : 「後の、終わりの、最近の、近頃の」
  • phase [féiz] : 「局面、段階、面、相 」
  • place [pléis] : 「場所、個所」
❖ "In the latter phase ~ "「練習の後半では、実相的な安全性のある場所に向かって、あなたの心の奥深くへ到達するように努めなさい」。"place of real safety"「実相的な安全性のある場所」、あるいは「本当に安心の出来る場所」とは、あなたの心の中の最も純粋で神聖な部分、ホーリー・スピリットの宿る場所であり、神の祭壇が祭られてある所である。エゴに支配された心を通り越して、ホーリー・スピリットの宿る場所に潜行して行くのである。



You will recognize that you have reached it if you feel a sense of deep peace, however briefly. 
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • sense [séns] : 「感覚、知覚、感触、感じ」
  • deep [díːp] : 「深い、深さがある」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
  • however [hauévər] : 「けれども、しかしながら、また一方」
  • briefly [bríːfli] : 「簡潔に、ちょっとの間、つまり、短く、簡単に」
❖ "You will recognize ~ "「もしあなたが、ほんの短い間でも、深い平和な気持ちを感じられたなら、あなたはそこに到達したのだとわかるだろう」。いわば、あなたの心の故郷に戻ったようなものであるから、当然、深い平和な気持ち、安心と安全を全身で感じるのだ。神の力に満ちた自分自身を感じることが出来る。



Let go all the trivial things that churn and bubble on the surface of your mind, and reach down and below them to the Kingdom of Heaven. 
  • let go : 「放す、手放す、解放する、捨てる、あきらめる」
  • trivial [tríviəl] : 「ささいな、取るに足りない、さまつな」
  • churn [tʃə́ːrn] : 「激しく揺れ動く」
  • bubble [bʌ́bl] : 「泡立つ」
  • surface [sə́ːrfis] : 「表面、面、水面」
  • below [bilóu] : 「〜より下に、〜の下方に」
  • kingdom [kíŋdəm] : 「王国、王領」
  • heaven [hévən] : 「天国、神、天」
❖ "Let go all the trivial ~ "「あなたの心の表層で揺れ動き泡立つささいなことすべてを手放してしまいなさい」。これが、あなたの頭脳的な意識のおしゃべりである。エゴの支配を受けた理性の無駄話しである。そのすべてを手放してしまい、心の奥底に潜行するのだ。"and reach down ~ "「そして、ささいなことの下方へ潜行し、天の王国へと到達しなさい」。



There is a place in you where there is perfect peace. There is a place in you where nothing is impossible. There is a place in you where the strength of God abides.
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「申し分がない、完全な、完璧な」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
❖ "There is a place ~ "「あなたの心の中には、完璧な平和が存在する場所がある」。"There is a place ~ "「あなたの心の中には、不可能なことなど何もない場所がある」。"There is a place ~ "「あなたの心の中には、神の力が宿る場所がある」。比喩を言っているのではない、現実を言っているのだ。実在する実相を語っているのである。



8. During the day, repeat the idea often. Use it as your answer to any disturbance. 
  • during [djúəriŋ] : 「〜の間ずっと、〜の期間に、〜の間に」
  • often [ɔ́fən] : 「しばしば、たびたび、ちょくちょく」
  • answer [ǽnsər] : 「答え、回答、返事、応答」
  • disturbance [distə́ːrbəns] : 「乱れた心、心の動揺、狼狽、騒ぎ、騒乱」
❖ "During the day ~ "「一日を通して、今日のテーマを頻繁に繰り返しなさい」。"Use it as your ~ "「心にどんな動揺が起きても、その答えとして、今日のテーマを使いなさい」。心が不安でさざ波立ったら、迷わず、"God is the strength in which I trust"「神は力、神の力を私は信頼する」と宣言すればいい。不安は嘘のように消えるだろう。なぜなら、不安は幻想だからだ。



Remember that peace is your right, because you are giving your trust to the strength of God.
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • right [ráit] : 「権利、利権」
  • trust [trʌ́st] : 「信頼、信用」
❖ "Remember that peace ~ "「平和はあなたの権利だと覚えておきなさい」。"because you are ~ "「なぜなら、あなたは神の力に信頼を寄せたのだから」。真実を求めた者には、それが権利として与えられる。神の力を求めた者には、神の力が権利として与えられ、心の平和が確実に達成される。聖書に言う『求めよさらば与えられん』とは、そういうことである。
 
 
 


Archive

Notification

My photo


❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

oohata_mnb@yahoo.co.jp
oohata.m@coda.ocn.ne.jp

Powered by Blogger.