●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.24.1:1 ~ W-pI.24.7:2

Lesson 24



I do not perceive my own best interests.
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • best [bést] : 「最高の、最も良い、最善の、絶好の」
  • interest [íntərəst] : 「興味、関心、趣味、利益、利害」
❖ "I do not perceive ~ "「私にとって最も有益なことを、私は知覚していない」。あなたにとって最も有益で大切なこと、すなわち真実や実相を、あなたはまだ知らない。あなたが有益だと思っているもの、利益に繋がると思っているものは、金であったり、地位であったり、権力であったりするかも知れない。しかし、それはこの幻想世界における幻想であり、虚偽である。物質レベルの望みに翻弄されて、精神レベルの大切なものをないがしろにしているのだ。



1. In no situation that arises do you realize the outcome that would make you happy. 
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • arise [əráiz] : 「起こる、生じる、現れる、生まれる、発生する」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • outcome [áutkʌ̀m] : 「結果、結末、成果、所産」
  • make [méik] : 「〜の状態を作り出す、〜にする」
  • happy [hǽpi] : 「幸福な、満足な、幸せな」
❖ "In no situation that ~ "「どんな状況が生じても、そこに、あなたは、あなたを幸せにする結果を認識することはない」。「幸せにする結果」とは、「最も有益なこと」、すなわち、真実。どんな状況が生じても、幻想の中に埋もれている限り、その状況の結果が真実を結果として生み出すかどうかさえ認識することが出来ない。眠っていては何もわからないのだ。『まどろむは愚なり』とはそういうこと。幻想の中でまどろんでいるのだ。



Therefore, you have no guide to appropriate action, and no way of judging the result. 
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • guide [ɡáid] : 「指導者、案内人、指針」
  • appropriate [əpróupriət] : 「適した、適切な、適当な、妥当な」
  • action [ǽkʃən] : 「活動、行動、活力、動き、動作」
  • way [wéi] : 「方法、やり方、手段、方途、様式」
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
  • result [rizʌ́lt] : 「結果、結末、成り行き、効果、成果、成績」
❖ "Therefore, you have ~ "「したがって、あなたは、適切な行動をとるための指針をもっていないし、」"and no way ~ "「結果を判断する方法ももっていない」。真実も認識出来ないし、幻想を見ていることさえわからない状態で、どうして適切な行動をとることが出来るだろう。ましてや、行動の結果がどうなるか、その判断も出来ない。つまり、行き当たりばったりの生き方しか出来ないわけだ。行き当たりばったりの欲望に走り、行き当たりばったりの結果を招いて失望するのである。



What you do is determined by your perception of the situation, and that perception is wrong. 
  • determine [ditə́ːrmin] : 「決定する、決心させる」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • wrong [rɔ́ːŋ] : 「間違った、誤っている、不適切な、悪い」
❖ "What you do ~ "「あなたがなすことは、あなたが状況を知覚することで決定されるが、その知覚は誤っている」。あなたが状況をどう見るかで、あなたの行動は決まる。しかし、その状況の見方が誤っているから、適切な行動がとれないのだ。たとえば、あなたは貧しいという状況を、それは金がないせいだと知覚する。そこで、あなたは金儲けが貧しさを解消し、あなたを幸せにしてくれと思う。しかし、その知覚は誤りだ。物や金で本当の幸せは得られないし、心の貧しさが金で解決されるわけがない。幻想的な状況を幻想の視点で眺めているから誤る。幻想の状況を、実相的な視点で眺めて、その状況を幻想として認識し、受け入れ受け流して赦すことで、その幻想的状況を消滅させなくては意味がない。ガラス玉のきらびやかさに目を奪われている限り、ダイヤを手に入れることは出来ないのだ。



It is inevitable, then, that you will not serve your own best interests. 
  • inevitable [inévətəbl] : 「防げない、避けられない、当然の」
  • serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、果たす、〜に仕える」
  • interest [íntərəst] : 「興味、関心、趣味、影響力、利益、利害」
❖ "It is inevitable ~ "「そこで、あなたが、あなた自身にとって最も有益なことに寄与しないということは避けられない」。難しい言い回しをしているが、要するに、自分の置かれた状況を幻想的視点から知覚してばかりいるから、いつもはずれクジを引いてばかりいる、ということ。あなたにとって最も有益な、真実という当たりクジを引けないのだ。あなた自身を、ガラス玉を捨ててダイヤに向かわせることが出来ないのだ。



Yet they are your only goal in any situation which is correctly perceived. Otherwise, you will not recognize what they are.
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • correctly [kəréktli] : 「正しく、正確に、正確に言えば」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を理解する、〜を把握する」
  • otherwise [ʌ́ðərwàiz] : 「さもなければ、そうしないと」
❖ "Yet they are your ~ "「しかし、あなたにとって最も有益なことは、正しく知覚された状況にあっては、唯一の目的である」。あなたが置かれた状況を正しく知覚出来たなら、あなたにとって最も有益なこと、すなわち、幻想(ガラス玉)ではなく真実(ダイヤ)こそが、あなたにとって唯一の目的として認識される。"Otherwise, you will ~ "「さもなければ、あなたは、それらが何であるか、認識することはないであろう」。状況を正しく知覚出来ないなら、何があなたにとって最も有益な真実(ダイヤ)なのか、あなたは認識することさえ出来ない。



2. If you realized that you do not perceive your own best interests, you could be taught what they are. 
  • taught [tɔ́ːt] : 「teachの過去・過去分詞形」
  • teach [tíːtʃ] : 「〜を教える、指導する、学ばせる、悟らせる」
❖ "If you realized that ~ "「もし仮に、あなたが、あなた自身の最も有益なことを知覚出来ないと認識したなら、あなたはそれが何なのか、あなたは教えてもらうことが出来るのだ」。あなたにとって最も有益な真実が何なのか、あなたが知覚出来ないと認識出来たなら、いつでも、ホーリー・スピリットが、それは何なのか、あなたに教えてくれる。自分の知覚に誤りがあると自覚出来たなら、いつでもホーリー・スピリットがその知覚を修正してくれるのだ。



But in the presence of your conviction that you do know what they are, you cannot learn. 
  • presence [prézns] : 「存在すること、存在、居ること」
  • in the presence : 「存在下で、面前で、いるところで」
  • conviction [kənvíkʃən] : 「信念、確信」
  • learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる、〜を覚える」
❖ "But in the presence ~ "「しかし、最も有益なことが何なのか知っていると確信する心が存在すれば、あなたは学ぶことは不可能だ」。有益な真実なんてもう知っていると、頑固に信じているうちは、あなたはホーリー・スピリットから学ぶことは出来ない。学んで知るためには、まず第一に、自分が無知であることを素直に認め、第二に、学んで知ることを求めなくてはならない。無知であることに心を閉ざしてしまえば、いったいどこから真実は入り込めるだろう。



The idea for today is a step toward opening your mind so that learning can begin.
  • step [stép] : 「段、階段、一歩、歩み、ステップ」
  • toward [təwɔ́ːd] : 「〜の方へ、〜に向かって」
  • so that : 「〜できるように、〜するために、その結果」
  • begin [biɡín] : 「 始まる、始める、開始する」
❖ "The idea for today ~ "「今日のものの見方は、あなたが学びをスタート出来るようにするために、あなたの心を解放の方向に向かわせるステップである」。無知であることに心を閉ざしてしまわずに、その心を解放して、真実に向けた一歩を踏み出さなくてはいけない。それが、最も有益なものを手に入れるための第一のステップなのだ。無知を知って、知を得るのである。誤りを知って、正すのである。



3. The exercises for today require much more honesty than you are accustomed to using. 
  • exercise [éksərsàiz] : 「練習、訓練、課題、学課」
  • require [rikwáiər] : 「〜を必要とする、求める、〜に要求する」
  • much more : 「さらに多くの、いっそう多くの」
  • honesty [άnisti] : 「正直、誠実、公正」
  • accustomed [əkʌ́stəmd] : 「〜に慣れて、習慣の」
❖ "The exercises for ~ "「今日のエクササイズは、いつにも増して、より正直であることが求められる」。ごまかしは禁物、ということ。正直に、自分の無知を認め、知覚の誤りを認めることが求められる。その地点に立って初めて、修正への道が開かれる。



A few subjects, honestly and carefully considered in each of the five practice periods which should be undertaken today, will be more helpful than a more cursory examination of a large number. 
  • few [fjúː] : 「少ない、わずかの、少しの」
  • subject [sʌ́bdʒikt] : 「対象、題材、被写体、主題、題目」
  • honestly [άnistli] : 「正直に、誠実に、本当に、正当に」
  • carefully [kέərfəli] : 「注意深く、丁寧に、慎重に、入念に」
  • practice period : 「練習期間」
  • undertaken [ʌ̀ndərtéikn] : 「undertakeの過去分詞形」
  • undertake [ʌ̀ndərtéik] : 「企てる、〜に着手する、〜に取り掛かる」
  • helpful [hélpfəl] : 「役立つ、助けになる、有益な、参考になる」
  • cursory [kə́ːrsəri] : 「大急ぎで行う、いいかげんな、ぞんざいな」
  • examination [iɡzæ̀mənéiʃən] : 「検査、調査、試験」
  • large [lάːrdʒ] : 「大きい、広い、多い、多数の」
❖ "A few subjects, honestly ~ "「今日のものの見方を実行する5回の各練習において、より少ない対象を正直に注意深く考える方が、多くの対象をぞんざいに調べるよりもずっと有益である」。今日は数にこだわらずに、深さを意識して掘り下げていく。



Two minutes are suggested for each of the mind-searching periods which the exercises involve.
  • minute [mínit] : 「分、わずかな時間、寸刻」
  • suggest [səgdʒést] : 「〜を提案する、示唆する、暗示する」
  • searching [sə́ːrtʃiŋ] : 「捜査、検索、探索、検査」
  • period [píəriəd] : 「期間、時期、時間」
  • exercise [éksərsàiz] : 「練習、訓練、課題、学課」
  • involve [invɑ́lv] : 「〜を含む、伴う、巻き込む、関与させる」
❖ "Two minutes are ~ "「練習に含まれる心の各探査に、2分間を割り当てることが提案される」。固い言い回しは気にしないこと。心の中の探査に、2分間を費やしなさい、ということ。



4. The practice periods should begin with repeating today's idea, followed by searching the mind, with closed eyes, for unresolved situations about which you are currently concerned. 
  • begin with : 「〜から始める」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
  • follow [fάlou] : 「〜に続く、〜の次に来る」
  • closed [klóuzd] : 「閉ざされた、閉じた」
  • unresolved [ʌnrizάlvd] : 「決心していない、解決していない」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • currently [kə́ːrəntli] : 「現在は、現在のところ、今や、目下」
  • be concerned about : 「〜について心配している、〜に気遣っている」
❖ "The practice periods ~ "「練習は今日のものの見方を繰り返し述べることから始め、引き続いて、目を閉じて、あなたが現在心配している未解決の状況を心の中に探査する」。



The emphasis should be on uncovering the outcome you want. 
  • emphasis [émfəsis] : 「注目、重要視、重点を置くこと、強調」
  • uncover [ʌnkʌ́vər] : 「あらわにする、暴く、暴露する、〜から覆いをとる」
  • outcome [áutkʌ̀m] : 「結果、結末、成果、所産」
❖ "The emphasis should ~ "「あなたが望む結果を露(あらわ)にすることに重点を置くべきだ」。目的地が決まらなければ、出発のしようがない。あなたは本当はどうありたいのか、それを自覚すること。



You will quickly realize that you have a number of goals in mind as part of the desired outcome, and also that these goals are on different levels and often conflict.
  • quickly [kwíkli] : 「速く、すぐに」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • a number of : 「多数の、たくさんの、多くの、いくつかの」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
  • as part of : 「〜の一部として」
  • desired [dizáiərd] : 「望まれた、切望された、求められる」
  • different [dífərənt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • level [lévəl] : 「地位、階級、段階、レベル、高さ、高度、深さ」
  • often [ɔ́fən] : 「しばしば、たびたび、ちょくちょく」
  • conflict [kənflíkt] : 「対立する、矛盾する」
❖ "You will quickly ~ "「あなたはすぐにも、望まれる結果として多くの目的を心に抱いていると知ることになる」。"and also that ~ "「そしてまた、それらの目的が異るレベルにあり、時として対立していることを認識するだろう」。望みも目的も、あれもこれもで、いっぱいある。例えば、大金持ちになって何不自由なく暮らせれば幸せだろうと願い、しかし、本当の心の平和も得たいと望む。物質的レベルの望みと精神的レベルの望みが、時として衝突を起こす。幻想的視点から抜け出せないときの特徴だ。幻想レベルの目的と実相レベルの目的が、時としてコンフリクトを起こして、あなたは混乱することになる。エゴの思考システムとホーリー・スピリットの思考システムが対立するのだ。



5. In applying the idea for today, name each situation that occurs to you, and then enumerate carefully as many goals as possible that you would like to be met in its resolution. 
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する、当てはめる」
  • name [néim] : 「〜に名前をつける、〜の名前を挙げる」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • occur [əkə́ːr] : 「起こる、発生する、生じる、現れる」
  • then [ðén] : 「その次に、それから、次に、その」
  • enumerate [injúːmərèit] : 「列挙する、一覧表にする、数える、数え上げる」
  • carefully [kέərfəli] : 「注意深く、丁寧に、慎重に、入念に」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る、なし得る」
  • as A as possible : 「できるだけAの」
  • would like to : 「〜したい」
  • met [mét] : 「meetの過去・過去分詞形」
  • meet [míːt] : 「合う、満足させる、かなえる、満たす」
  • resolution [rèzəlúːʃən] : 「決心、決意、解明、解消、決議」
❖ "In applying the idea ~ "「今日のものの見方を適用するに当たって、あなたの心に浮かんだ各状況の名前を挙げ、その後、その状況に適用させたいとあなた思う目的を出来るだけ沢山、注意深く列挙していきなさい」。心に浮かぶ状況把握と、その状況をどのようにしたいのか、着地点を注意深く考える。急がず、焦らず、じっくりと眺める。



The form of each application should be roughly as follows:

        In the situation involving ______, I would like ______ 
        to happen, and ______ to happen,

and so on. 
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ、姿、体つき」
  • application [æ̀pləkéiʃən] : 「適用、応用、活用、利用」
  • roughly [rʌ́fli] : 「粗雑に、大ざっぱに、おおよそ、大体、概略で」
  • as follows : 「次の通りで」
  • involve [invɑ́lv] : 「〜を含む、伴う、巻き込む、関与させる」
  • would like A to do : 「Aに(強制的に)〜させたい」
  • happen [hǽpən] : 「起こる、発生する、降り懸かる」
❖ "The form of each ~ "「適用形態は、およそ次のようにすればよい」。"In the situation ~ "「〜を含む状況にあって、私は〜が起きて欲しいと思うし、〜も起きて欲しい、等々」。たとえば、『会社で上司から嫌がらせを受けている状況にあるが、私は、その嫌がらせが終わって欲しいと思っているし、上司が私を誤解しているなら、その誤解を解いて欲しい』。『心に不安を感じている状況にあるが、私は、この不安の根源がどこにあるのか知りたいと思うし、不安の根源を断ち切りたいと思う』。『彼との関係がうまく行っていない状況にあって、何が原因なのか私は知りたいし、関係改善には何が必要なのか知りたい』。そして、望む結果がどうであればよいか、想像すればいい。上司と仲直りするとか、不安は単なる取り越し苦労に過ぎないと知るとか、彼と再びよりを戻すとか、そんな状況改善を想像すればよい。



Try to cover as many different kinds of outcomes as may honestly occur to you, even if some of them do not appear to be directly related to the situation, or even to be inherent in it at all.
  • try [trái] : 「試す、やってみる、試みる、企てる」
  • cover [kʌ́vər] : 「取り上げる、取り扱う、対象にする、含める」
  • different [dífərənt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • kind [káind] : 「種類」
  • honestly [άnistli] : 「正直に、誠実に、本当に、正当に」
  • occur [əkə́ːr] : 「起こる、発生する、生じる、現れる」
  • even if : 「たとえ〜でも」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • directly [diréktli] : 「直接に、真っすぐに、そのまま」
  • related [riléitid] to : 「〜に関連している、〜に結びついている」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
  • inherent [inhíərənt] : 「生まれつきの、生来の、特有の、固有の」
  • inherent in : 「〜につきものの、〜に固有の、生来の」
  • at all : 「全く〜ない、全然〜ない、少しも〜ない」
❖ "Try to cover as many ~ "「たとえ、(願う)結果のいくつかが状況とは直接関係がないように見えても、あるいは、まったく状況から導き出されたものではないように見えても、あなたの心に浮かんだ結果は浮かんだだけ全部、出来るだけ多くの異る種類の結果を、正直に露(あらわ)にするように努めなさい」。たとえば、先の例で、自分の仕事がうまく行って、おまけに同僚の彼女にもてたいという結果が心に浮かんだら、それが上司の嫌がらせと関係がないことだとしても、構わずに明白に受け止めればいい。不安を探査して、ふと旅行に行きたい心が生じたら、不安と無関係だと思っても構わずに、旅への思いを素直に受け止めればいい。こうすることで、あなたの思いがいかに行き当たりばったりがわかる。つまり、大して重大なことなど考えていないのだ。幻想的な思いは、それがどんなにあなたを悩ませているように感じても、幻想は幻想に過ぎず、大したことではないのである。



6. If these exercises are done properly, you will quickly recognize that you are making a large number of demands of the situation which have nothing to do with it. 
  • exercise [éksərsàiz] : 「練習、訓練、課題、学課」
  • done [dʌ́n] : 「doの過去分詞」
  • properly [prάpərli] : 「適切に、ちゃんと、正確に、正しく」
  • a large number of : 「多数の、多くの、たくさんの」
  • demand [dimǽnd] : 「求めるもの、要求、要望、必要、需要」
  • have nothing to do with : 「〜と関係がない、〜と関係関連がない」
❖ "If these exercises ~ "「これらのエクササイズが適切に行われたなら、あなたはすぐに、that以下であることを認識するだろう」。"that you are making ~ "「状況とまったく関係のない多くの要求を状況に求めている」ことを確認するだろう。状況に対する要求が多過ぎるだけでなく、その方向性が狂っているのだ。本当に必要なもの、本当に向かいたい方向がわかっていない。見えていないのだ。だから、たとえば、心が死にかけているのに、薬物に走る愚か者がいる。



You will also recognize that many of your goals are contradictory, that you have no unified outcome in mind, and that you must experience disappointment in connection with some of your goals, however the situation turns out.
  • also [ɔ́ːlsou] : 「〜もまた、同様に、また」
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • contradictory [kὰntrədíktəri ] : 「相反する、矛盾する、正反対の」
  • unified [júːnəfàid] : 「一つにまとめられた、統一された」
  • experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • disappointment [dìsəpɔ́intmənt] : 「失望、落胆、失意」
  • in connection [kənékʃən] with : 「〜に関連して」
  • however [hauévər] : 「けれども、しかしながら、また一方」
  • turn out : 「〜になる、〜に進展する、〜に成り行く」
❖ "You will also recognize ~ "「あなたはまた、あなたがもつ多くの目的が対立していることに気付くであろうし、」"that you have no ~ "「一つに統一された結果を心に抱いていないともわかるだろうし、」"and that you must ~ "「たとえ状況に進展があっても、あなたの目的に関して、あなたは失望を経験せずにはいられないと認識するだろう」。幻想レベルの要求とその目的、結果、そして、実相レベルの要求とその目的、結果とが、互いにコンフリクトを起こし、一番大切な目的は何なのかという正しい目的意識を失ってしまうのだ。あなたの置かれた状況に変化が生じても、あなたは失望するのが関の山だ。なぜなら、行きたい方向性が定かでないからだ。



7. After covering the list of as many hoped-for goals as possible, for each unresolved situation that crosses your mind say to yourself:

        I do not perceive my own best interests in this situation,

and go on to the next one.
  • list [líst] : 「リスト、一覧表、表、目録、羅列」
  • hoped-for : 「待ち望まれた」
  • unresolved [ʌnrizάlvd] : 「決心していない、解決していない」
  • cross [krɔ́s] : 「〜を横断する、渡る、〜を横切る」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • interest [íntərəst] : 「興味、関心、趣味、影響力、利益、利害」
  • go on: 「〜を続ける、〜し続ける、続いて〜する」
❖ "After covering ~ "「あなたの心に過(よぎ)る解決されていない各状況に対して、可能な限り多くの望まれる目的のリストをカバーした後に、次のように、あなた自身に言いなさい」。"I do not perceive ~ "「この状況下にあって、私にとって最も有益なことを、私は知覚していない」。"and go on ~ "「そして、次に移りなさい」。
 
 
 


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