●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.4.1:1 ~ W-pI.4.6:2

Lesson 4


These thoughts do not mean anything. They are like 
the things I see in this room [on this street, 
from this window, in this place].
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想」
  • mean [míːn] : 「〜を意味する」
❖ "These thoughts ~ "「これらの思いは何の意味もない」。"They are like ~ "「これらの思いは、私がこの部屋で目にするもの、(あるいは、この通りで目にするもの、この窓から見えるもの、この場所にあるも)と似たようなものである」。前回までは、目に見える物体に対して、「意味はない、存在しない、幻想である、重要でない」という言葉を投げかけたのだが、今回は、心の中の思い、想念(あるいは雑念)に対して、同様の言葉をかける。頭脳による理性的判断がからむような、つまり、善悪、好悪、美醜、得失、愛憎、等々の対極概念のからむような思いに対して、「それは意味がない」と宣言するのである。
ACIMにおいては、意識や無意識、心、理性は、非常に微妙な位置関係にある。たとえば、心は実在なのだが、エゴの支配下にある心は非実在である。我々が単に心で思っている、その心は存在しないとする。幻想直下の心も、意識も無意識も理性も、それは非実在である。ACIMでは、二元論を超越した心、実相的な心だけが実在である。その心は、もはや自分と他人の分離を許さない。自他一如、多即一の心だけが実在であり、自分というプライベートな心は実相として存在はしない。幻想である。そういったプライベートな心が思う思い、意思、想念、雑念、等々もまた非実在なのだ。意味がないのである。
肉体的な感覚器官による知覚が嘘をつくように、幻想の心が思う思いもまた嘘をつく。それを排除していこうというレッスンが、このLesson4である。しかし、これは非常に難しいレッスンであり、一朝一夕にものに出来るものではない。回数を重ねて、徐々に達成していく種類のレッスンである。
仏教的に言うなら、無我、無欲の心、無念無想の心を養うということになるか・・・。般若心経では「受想行識亦復如是」、想いもまた空(くう)である、と言う。



1. Unlike the preceding ones, these exercises do not begin with the idea for the day. 
  • unlike [ʌnláik] : 「〜とは違って」
  • preceding [prisíːdiŋ] : 「〜に先行する、先立つ」
  • begin with : 「〜から始める」
❖ "Unlike the preceding ~ "「前のエクササイズとは違って、これらのエクササイズは、今日のものの見方をもって(すぐに)始めるわけではない」。今日のものの見方を実行する前に、準備が必要だ、ということ。何しろ、心の中を覗くので、すぐには目に見えてはこないのだ。



In these practice periods, begin with noting the thoughts that are crossing your mind for about a minute. 
  • practice [prǽktis] : 「練習、訓練、演習、実践、実行、履行」
  • period [píəriəd] : 「期間、時期」
  • note [nóut] : 「〜に注意する、〜を気に留める、〜に気を配る」
  • cross [krɔ́s] : 「〜を横断する、渡る、〜を横切る」
❖ "In these practice ~ "「これらを練習するに当たって、一分くらいの間、あなたの心を過(よぎ)る思いに注意を払うことから始めなさい」。「これらの思いは何の意味もない」と宣言する前に、心に浮かんでくる様々な思いに注意を向けて、観察しなさい。約一分間、それを実行すればいい。



Then apply the idea to them. If you are already aware of unhappy thoughts, use them as subjects for the idea. 
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
  • be aware [əwέər] of : 「〜に気付いている、〜を知っている」
  • unhappy [ʌnhǽpi] : 「不運な、不幸な、惨めな、悲しい、不満で」
  • subject [sʌ́bdʒikt] : 「題材、被写体、主題、題目、議題」
❖ "Then apply ~ "「その後に、それらの思いに、ものの見方を適用しなさい」。心に過(よぎ)った思いに注意を向け、その思いが何であるか知った後に、「これらの思いは何の意味もない」と宣言すればいい。"If you are already ~ "「もしすでに、あなたが幸せならざる思いに気付いているなら、ものの見方に適用する対象として、それらの思いを使いなさい」。心の中の思いを観察するまでもなく、すでに、悲しい思いや不幸な思い、怒り、恨みの感情を覚えるようであれば、それに対して、「これらの思いは何の意味もない」と宣言すればいい。



Do not, however, select only the thoughts you think are "bad." 
  • however [hauévər] : 「けれども、しかしながら、また一方」
  • select [silékt] : 「〜を選択する」
  • bad [bǽd] : 「悪い、ひどい、ろくでもない、不良な、偽の」
❖ "Do not, however, select ~ "「しかし、あなたが『悪い』と思っている思いだけを選択してはいけない」。悪い思いや不幸な思いだけを選び出そうとせずに、うきうきした気持ちや幸福感や楽しい思いもまた、差別することなく、ものの見方の対象に選びなさい。



You will find, if you train yourself to look at your thoughts, that they represent such a mixture that, in a sense, none of them can be called "good" or "bad." This is why they do not mean anything.
  • find [fáind] : 「見つける、探し出す、出会う、出くわす」
  • train [tréin] : 「〜をしつける、教え込む、訓練する、養成する」
  • represent [rèprizént] : 「表す、示す、描く、意味する」
  • mixture [míkstʃər] : 「混合すること、混合物、入り交じり」
  • in a sense : 「ある意味で、ある程度まで、一面では」
❖ "You will find, if ~ "「もしあなたが、あなた自身にあなたの思いを見る訓練をさせたなら、あなたはthat以下を見出すだろう」。"that they represent ~ "「あなたの思いは、交じり合ったものとして表れ、ある意味で、『良きもの』とか『悪しきもの』と呼ぶことの出来るものなど何もない」とわかるだろう。"This is why they ~ "「これが、思いは意味がないという理由である」。二元論世界の思いだから、対極概念の両者が交じり合った思いとして、あなたの思いは観測されるのだ。たとえば、私は彼を憎む、なぜなら、悪いのは彼であり、私は正当であって、憎むのが当然だ、という具合である。愛しているが憎らしい、醜いがどこか愛らしい、不幸だがどこか安心だ、得をしたが後ろめたい、善を施したが偽善的だ、等々、幻想的な心の思いは、ある意味で複雑であり、両面価値を持っているかに見える。しかし、対極概念が入り交じっている限り、それは幻想である証拠であって、幻想である以上、意味はない。いわば、夜見る夢の中で、あなたは喜怒哀楽を感じて、その思いを弄(もてあそ)んでいるだけなのだ。



2. In selecting the subjects for the application of today's idea, the usual specificity is required. Do not be afraid to use "good" thoughts as well as "bad." 
  • application [æ̀pləkéiʃən] : 「適用、応用、活用、利用」
  • usual [júːʒuəl] : 「通常の、通例の、普通の、いつもの」
  • specificity [spèsəfísəti] : 「特異性、選択性」
  • require [rikwáiər] : 「〜を必要とする、求める、要求する」
  • afraid [əfréid] : 「恐れて、心配して、怖がって」
  • as well as : 「〜と同様に」
❖ "In selecting ~ "「今日のものの見方を適用するための対象を選び出すときは、いつもの選択のやり方が求められる」。前のレッスンでも、区別や差別をすることなく、対象を選択するようにと求められたが、今日も同じように、選り好みしてはいけない。"Do not be afraid ~ "「『悪しきもの』と同様に、『良きもの』を利用することを恐れてはいけない」。良い思いに対しても、それは意味はない、と宣言するので、少々尻込みしてしまうが、それを恐れてはいけない。区別、差別はご法度である。



None of them represents your real thoughts, which are being covered up by them. The "good" ones are but shadows of what lies beyond, and shadows make sight difficult. 
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
  • cover up : 「隠す、身をくるむ、着込む、すっかり覆う」
  • shadow [ʃǽdou] : 「影」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて、〜を過ぎて、〜のかなたに」
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界、景色、眺め」
  • difficult [dífikʌ̀lt] : 「困難な、厳しい、難しい」
❖ "None of them ~ "「(良きものも悪しきものも)それらは、あなたの実相的な思いを表してはいない」。良きものも悪しきものも、それらは心の幻想的な側面の思いであって、神の子としての本当の思いではない。実相世界の単一の心が発した思いではない。"which are being ~ "「実相的な思いは、それらによって覆い隠されて続けているのだ」。ただし、良き思いは無価値ではない。"The "good" ones ~ "「『良き』思いは、カバーを越えた所にあるものの影であり、影は、眺めを困難にしているのだ」。この幻想世界における『良き思い』は、確かに幻想に過ぎないのだが、しかし、その実体は実相世界にあり、この世の『良き思い』はその影である。幻想の黒雲が実体を覆い、見えにくくしているのだ。たとえば、あなたは誰かを愛しているとしよう。その愛は、ややもすれば憎悪に変わってしまうような、二元性をもった幻想の愛であるかも知れないが、その愛の実体、愛の本体は、実相世界に確かに存在しており、今あなたが感じる愛は、実相的愛の影のようなものである。二元性という幻想の黒雲が、あなたの愛を曖昧に見せているのである。



The "bad" ones are blocks to sight, and make seeing impossible. You do not want either.
  • block [blɔ́k] : 「障害物、妨害物」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • either [íːðər] : 「どちらの〜でも、どちらの〜も」
❖ それに対して、"The "bad" ones are ~ "「『悪しき』思いは、眺めを遮断する障害物であり、見ることを不可能にしている」。実相世界は一元論世界であり、『悪しきもの』は存在しない。したがって、影すら出来ない。この幻想世界の『悪しき思い』は単なる障害物に過ぎず、真実や実在を見極めることを不可能にしているだけである。"You do not want ~ "「あなたは、どちらも必要としない」。影も、障害物も、どちらもあなたには必要ない。知覚の捉える幻想を越えて、その向こうに実在する真実を見抜くヴィジョンが必要なのだ。その実相的なヴィジョンえを獲得するためのレッスンであり、エクササイズである。



3. This is a major exercise, and will be repeated from time to time in somewhat different form. 
  • major [méidʒər] : 「重要な、主要な、一流の」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す」
  • from time to time : 「時々、折りに触れて」
  • somewhat [sʌ́mhwʌ̀t] : 「いくらか、少々、いくぶんか、やや」
  • different [dífərənt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造」
❖ "This is a major ~ "「これが、主要なエクササイズである」。真実を曇らす影や障害物を取り除くことが、このエクササイズの主要な目的である。"and will be repeated ~ "「(この主要な)エクササイズは、折りに触れて、様々な形で繰り返されることになる」。だから、今日一日のレッスンで終わるわけではないので、気楽に取り組めばいい。先は長いのだ。焦る必要はない。



The aim here is to train you in the first steps toward the goal of separating the meaningless from the meaningful. 
  • aim [éim] : 「目標、目的」
  • step [stép] : 「段、階段、一歩、歩み」
  • toward [təwɔ́ːd] : 「〜の方へ、〜に向かって」
  • goal [目標、目的地、目的、目指すもの] : 「」
  • separate [sépərèit] : 「離す、分ける、分離する」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味が分からない、無意味な」
  • meaningful [míːniŋfəl] : 「意味のある、意味深長な、重要な」
❖ "The aim here is ~ "「ここでの目的は、意味のないものと意味のあるものを分別する目的に向けた第一歩を、あなたに訓練してもらうことである」。"meaningless"「意味のないこと」とは、この幻想世界の幻想性のこと。"meaningful"「意味のあること」とは、実相世界の実相性、真実のこと。その見極めが出来るようになる訓練をしていくのである。実相的なヴィジョンを得る訓練である。今日は、その第一歩なのだ。



It is a first attempt in the long-range purpose of learning to see the meaningless as outside you, and the meaningful within. 
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
  • long-range [réindʒ] : 「長期にわたる」
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
  • learning [lə́ːrniŋ] : 「習うこと、学ぶこと、学習」
  • outside [áutsáid] : 「〜の外に、〜の外部に」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
❖ "It is a first attempt ~ "「今日のものの見方は、意味のないものはあなたの心の外にあるものとして、意味のあるものはあなたの心の中にあるものとして見極めるための学びの、長期間に渡る目的の最初の試みである」。あなたの心の外にある現象のすべては、あなたの心が外部に投射して作った、意味のない幻想である。実在する真実のすべて、意味のある実体は、すべてあなたの心の中にある。その見極めを、長期間に渡って学んでいくのである。



It is also the beginning of training your mind to recognize what is the same and what is different.
  • beginning [biɡíniŋ] : 「初め、開始、始まり」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「認める、受け入れる、〜を認識する」
  • same [séim] : 「同じ、同一の」
❖ "It is also the beginning ~ "「これはまた、同じものと違うものを認識するための、あなたの心を訓練する最初となる」。たとえば、物欲に溺れて金儲けに奔走することと、他者を支配しようと権力に走ることは、ともに幻想的な徒労として同じものであり、他者を慈しみ愛することとは全く違うのである。また、本当の愛は喜びと同義であり、喜びは平和と同義である。幻想世界にあっては、物も現象も、形がどんなに異ろうとも、単なる夢であって、同一である。意味はないのだ。また、実相世界では、一元論を持ち出すまでもなく、実在するすべては単一の真実に集約される。つまり、究極、"God is"「神あり」という一つの真実に収斂(しゅうれん)するのだ。したがって、あなたが他者と異って見えているうちは、あなたは幻想に騙されている。あなたと他者は自他一如であり、存在のすべては一即一切、一切即一と見なせるようになることが、あるいは、神と自分が同一である(梵我一如)と見なせるようになることが、最大の目的ということになる。蛇足になるが、ちなみに、ホーリー・スピリットの思考システムでは、与えることと得ることは同一である。分かち合えば、減るどころか、拡張増大していくのである。



4. In using your thoughts for application of the idea for today, identify each thought by the central figure or event it contains; for example:

        This thought about _______ does not mean anything. 
        It is like the things I see in this room [on this street, 
        and so on].
  • identify [aidéntəfài] : 「〜を同一視する、確認する、同定する」
  • central [séntrəl] : 「中心の、中央の、主要な、重要な」
  • figure [fíɡjər] : 「姿、人影、人物」
  • event [ivént] : 「出来事、事件、事象」
  • contain [kəntéin] : 「含む、包含する」
  • for example [iɡzǽmpl] : 「例えば、例として」
❖ "In using your thoughts ~ "「今日のものの見方を適用するためのあなたの思いを用いるにあたって、その思いが含む中心的な人物や出来事によって、各々の思いを(具体的に)同定しなさい」。たとえば、憎しみという思いが浮かんできたら、具体的に、誰を憎んでいるのか、どんな出来事によって憎むようになったか、それを同定して、今日のものの見方、つまり、「それは意味がない」と宣言すればいい。"for example: ~ "「たとえば、〜についてのこの思いは意味はない。それは、この部屋の中で私が目にするもの、(あるいは、この通りで目にするもの、等々)、それと同じようなものである」。誰々を何々によって憎んでいるが、それは、目の前にあるランプと同様に意味がない、幻想である、実相的な真実を含んでいない、と宣言すればいい。良き思いに対しても、誰々を何々によって愛しているが、それは、目の前のコップと同様に意味がない、と宣言する。愛を否定しているような気持ちになるだろうが、愛の否定ではない。幻想世界に住むあなたの愛は、対極に憎悪という概念を隠し持った愛なので、いわば、実相的な愛の影に過ぎない。純粋無垢な愛ではない。したがって、愛の影は意味がない、という宣言である。



5. You can also use the idea for a particular thought that you recognize as harmful. 
  • particular [pərtíkjulər] : 「特定の、独特の、特段の、特有の」
  • harmful [hάːrmfəl] : 「有害な、害を及ぼす、害になる」
❖ "You can also use ~ "「また、あなたは、有害だと認識する特別な思いに対しても、今日のものの見方を使うことが出来る」。たとえば、薬に依存している状況を有害だと感じたなら、薬物依存を、それは意味がない、と宣言してみればいい。アルコール依存、パチンコ依存、ゲーム依存、買い物依存、セックス依存、物欲、金銭欲、権力欲、支配力、等々も、有害だと感じたら、意味がないと宣言する。



This practice is useful, but is not a substitute for the more random procedures to be followed for the exercises. 
  • practice [prǽktis] : 「練習、訓練、演習」
  • useful [júːsfəl] : 「役立つ、便利な、有益な、価値ある」
  • substitute [sʌ́bstətjùːt] : 「代わりのもの、代用品、代替、代理人」
  • random [rǽndəm] : 「でたらめの、思い付きの、無作為の」
  • procedure [prəsíːdʒər] : 「手順、手続き、やり方、行動、行為」
  • follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う」
❖ "This practice is ~ "「この練習は有益ではあるが、エクササイズのために引き続き行う、ランダムなやり方の代用にはならない」。有害だと感じるものを選択的に対象とするやり方は有益ではあるが、それにこだわってはいけない。むしろ、心に自然に浮かんで来るものをランダムに対象として選んだ方がいい。つまり、価値判断を混入させない方がいいのだ。頭で考えてはいけない。浮かぶに任せた方がいい。



Do not, however, examine your mind for more than a minute or so. 
  • examine [iɡzǽmin] : 「〜を分析する、尋問する、観察する、調べる」
❖ "Do not, however ~ "「しかし、一分かそれ以上、あなたの心を調べようとしてはいけない」。分析し、価値判断を行ってしまうからだ。一分か二分、心に浮かんで来たものを対象とし、浮かんで来なくなったら止めればいいのだ。心の中を総ざらいしようなどと思ってはいけない。



You are too inexperienced as yet to avoid a tendency to become pointlessly preoccupied.
  • inexperienced [ìnikspíəriənst] : 「経験不足の、経験の浅い、未熟な」
  • as yet : 「今のところ」
  • avoid [əvɔ́id] : 「避ける、回避する」
  • tendency [téndənsi] : 「性向、傾向」
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
  • pointlessly [pɔ́intlisli] : 「要領を得ずに、とらえどころなく」
  • preoccupied [priάkjupàid] : 「夢中になった、没頭している、頭がいっぱいで」
❖ "You are too inexperienced ~ "「あなたは、今のところ経験不足なので、闇雲(やみくも)に没頭してしまう傾向を回避出来ない(からだ)」。あなたはまだ、意識的に対象を探し出してしまう傾向を回避出来ない。心に自然に浮かんでくる思いを、「それは意味はない」と感じて、やり過ごしてしまうことが肝要なのだ。つまり、幻想を幻想として認識し、受け入れて、受け流してしまうことが肝要。つまり、ACIMの「赦し」である。今は、赦しの基本を学んでいると思っていい。



6. Further, since these exercises are the first of their kind, you may find the suspension of judgment in connection with thoughts particularly difficult. 
  • further [fə́ːrðər] : 「さらにまた、さらになお、さらに深く」
  • since [síns] : 「〜なので、〜だから」
  • suspension [səspénʃən] : 「停止、延期、保留、差し止め」
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、意見、分別」
  • in connection [kənékʃən] with : 「〜に関連して」
  • particularly [pərtíkjulərli] : 「特別に、とりわけ」
❖ "Further, since these ~ "「さらに言えば、これらのエクササイズは、この種のエクササイズの最初であるから、思いに関連した判断を保留することが、とりわけ難しいと思われるかも知れない」。極力、理性的な判断を中断することが肝要である。善し悪し、有効かどうか、好きか嫌いか、等々の判断を中断するのだ。これが難しい。いつも、頭の中で、口うるさいヤツがごちゃごちゃと指示を出している。そいつを眠らせてしまうこと。座禅の修行者にとっても、非常に難しい作業である。ましてや、あなたにとっては至難の業だ。だから、時間をかけて、ゆっくり慣れていけばいい。焦ってはダメ。



Do not repeat these exercises more than three or four times during the day. We will return to them later.
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す」
  • during [djúəriŋ] : 「〜の期間に、〜の間に」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
  • later [léitər] : 「後で、後々」
❖ "Do not repeat these ~ "「一日に3〜4回以上も、このエクササイズを繰り返していけない」。それこそ、意味がないのだ。熱中し過ぎてはいけない。逆効果である。"We will return ~ "「後々、これらのエクササイズに立ち戻ることになろう」。同様のレッスンを、形を変えて、何度も練習することになる。焦る必要はない。気楽に、気長にレッスンしていけばいいのだ。
 
 
 



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